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【克服できる】中二階のある家のデメリット5選!対策法やおすすめ間取りを住宅のプロが紹介

「中二階のデメリットを知りたい」
「後悔することは何?」
「中二階がある間取りの具体例が知りたい」

中二階とは1階と2階などのあいだに設けられるスペースのことで、スキップフロアとも呼ばれます。床面積を確保できない狭小住宅などで採用されています。

ただし、中二階がある家にはデメリットもあるので、注意点を把握しておかないと建ててから後悔するかもしれません。

この記事では、中二階の家を建てるデメリットについて、家づくりのプロである筆者が以下の内容について解説します。

  • 中二階の構造について
  • 採用する際のデメリット
  • 対策方法
  • おすすめ間取り
すーさん

対策法についても解説するので、最後まで読んで参考にしてください。

目次

中二階構造についてサクッと解説!

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まずは中二階の構造と、ロフトとの違いについて解説します。

  • 中二階の概要
  • ロフトとの違い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

中二階の概要

中二階は1階と2階の間に設けられるスペースのことです。「1.5階」や「スキップフロア」とも呼ばれます。

あき

平屋につくると二階建てのように過ごせますね!

建物の高さを制限されている土地や、広い床面積を確保できないときに、中二階は採用されることが多いです。

ロフトとの違い

中二階と似ている構造にロフトがあります。

すーさん

ロフトは、天井を高くして部屋の一部を2層式にした上部空間のことです。


中二階とロフトは、どちらも同じ階層に高さの違う空間をつくることを意味します。明確に区別されているわけではありません。ただし、空間の利用目的が異なります。

  • ロフト:収納スペースなど物置として利用する
  • 中二階:書斎やワークスペースなど居住スペースとして人が過ごす

ロフトは建築基準法では、天井高を1.4m以下、床面積を直下の階の2分の1未満に収めるといった制限があります。家を建てる際には中二階とロフトとの違いを把握しておきましょう。

中二階のある家の5つのデメリット

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中二階のある家のデメリットを把握しておくと、家を建ててからの後悔を減らせます。

  1. 冷暖房効率が悪くなる
  2. 完全なバリアフリー構造にできない
  3. 建築費用がかかる
  4. 固定資産税が高くなることがある
  5. 施工会社が限られる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.冷暖房効率が悪くなる

すーさん

複数のフロアがつながる中二階をつくると、空間が広くなるため、冷暖房効率が悪くなります。

中二階はほかの部屋との高低差が生まれて、吹抜けがある分天井が高くなってしまいます。そのため、冷暖房がいきわたらない部分が出てしまうでしょう。

例えば、夏の冷房使用時には冷たい空気は下降する特徴があるため一階部分はよく冷えますが、中二階は暑くなります。

また、冬の暖房使用時には暖かい空気は上昇する特徴があるため、中二階や吹抜け部分は暖かいですが、一階部分は寒くなってしまいます。

室温管理について対策しないと、中二階では快適に過ごせないことには注意が必要です。

2.完全なバリアフリー構造にできない

中二階では上下階に移動することになるので、完全なバリアフリー構造にはできません。

年齢を重ねると階段の上り下りに負担を感じる可能性があります。そのため、完全なバリアフリーを希望する方には向いていないでしょう。

バリアフリー構造にしたいと考えている方は、どのような用途で中二階を利用するか、一階の間取りをどのようにするかを考えておくのがおすすめです。

あき

年を取ってからの生活をイメージしておく必要がありますね!

3.建築費用がかかる

中二階住宅は通常の住宅と比較して構造が複雑になるため、建築費用が高くなります。

耐震性を保つ工夫や、柱や壁を減らしても安定性を保つ構造が必要になるからです。

すーさん

中二階をつくる場合には住宅メーカーの高い技術が必要になります!

材料費や人件費がかかることを把握して、中二階のある家を建てるようにしましょう。

4.固定資産税が高くなることがある

中二階の部分を床面積と判断されると、固定資産税が高くなってしまうことには注意が必要です。

固定資産税の概要
  • その年の1月1日時点で土地や家屋などを所有している人に、市町村が課税する地方税のこと
  • 固定資産税は延べ床面積に基づいて算出される

中二階の条件が以下の場合には、床面積に含まれない場合が多くなります。

  • 天井までの高さが1.4m以下
  • 設置されている床面積の、2分の1未満の面積である

ただし、自治体によって条件が異なるため、事前に確認しておくと安心です。

床面積を増やしたくて中二階をつくっても、広すぎると固定資産税が高くなってしまうのですね!

固定資産税については、関連記事【相場を紹介】持ち家の固定資産税はいくら?シミュレーションを使った計算方法や節税のコツを解説で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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5.施工会社が限られる

中二階のある家は、すべての会社で施工可能とは限らない点もデメリットです。中二階をつくるには、高い技術力が必要だからです。

すーさん

中二階建築の施工実績が多い会社を選ぶのがおすすめです!


ここまで、中二階のある家のデメリットを紹介してきました。中二階のある家を建てるかどうか悩んでいる方は、すーさんに相談するのがおすすめです。

大手ハウスメーカーに15年間勤務してきたすーさんに相談すれば、失敗例も含めてアドバイスしてくれるので注文住宅を建てる際の参考になります。相談は無料なので、気軽に相談してみくださいね!

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中二階のある家のデメリットへの対策法5選

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中二階のある家のデメリットへの対策法は以下の5つです。

  1. 室温管理を工夫する
  2. 間取りを工夫する
  3. 建築費用を把握する
  4. 固定資産税がかかるかどうか確認する
  5. 施工会社を複数見学する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.室温管理を工夫する

あき

中二階で快適に過ごせるように室温管理が必要ですね!

空間が広くなることで冷暖房の効率が悪くなってしまうため、室温管理を工夫しましょう。

室温管理を工夫する方法には以下の5つがあります。

  • 建物自体の断熱性・気密性を高める
  • 冷暖房の配置や種類を工夫する
  • シーリングファンやサーキュレーターを設置する
  • 換気設備の設置場所を配慮する
  • 24時間全館空調を導入する

建物自体の断熱性や気密性が高いと、屋外の温度の影響を受けにくくなり、室内温度を一定に保ちやすくなるでしょう。

また、冷暖房を設置する場所や種類についても検討するのがおすすめです。

すーさん

床暖房を導入することで、一階部分が寒くなることを避けられます。

ほかにも、24時間空調を導入することで、1年中室温を一定に保てます。家じゅうどこでも快適に過ごせるのでおすすめです。

24時間全館空調については、関連記事【超快適】全館空調のおすすめハウスメーカー10選!比較ポイントやメリット・デメリットも解説で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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2.間取りを工夫する

老後に階段の昇降が困難になる可能性を考えて、間取りを工夫しましょう。生活に必要な水回り(トイレ、お風呂、キッチン)や寝室を一階部分に集約しておくのがおすすめです。

また、中二階を寝室として利用する場合には、将来的には一階へ移動できるようにスペースを確保しておくとよいでしょう。

あき

中二階がなくても生活できるようにしておくと安心ですね!

3.建築費用を把握する

中二階住宅を建築するために、どれくらいの費用がかかるのかを知っておく必要があります。

すーさん

一般的には、通常の平屋の建築にかかる費用に加えて100〜200万円必要です。

建築会社によっても価格は異なるので、複数の業者に見積もりを依頼しておくのがおすすめです。

4.固定資産税がかかるかどうか確認する

中二階のある家を建てる際には、固定資産税がかかるかどうかを確認しておきましょう。

以下に該当する場合は、一般的には固定資産税がかかりません。

  • 天井高が1.4m以下
  • 設置されている床面積の、2分の1未満の面積である

ただし、各自治体によって条件が異なるため、事前に確認しておくのがおすすめです。

あき

住んでいる自治体によって条件が異なるので、確認しておくと安心ですね!

5.施工会社を複数見学する

中二階の家を建てる際には、実績豊富な施工会社を選ぶようにしましょう。

すーさん

複数見学して中二階が得意な会社を探すのがおすすめです!

モデルルームやオープンハウスなども見学して、自分のイメージに合った中二階を建てられる会社を探しましょう。

ハウスメーカーの選び方については、関連記事【元住宅営業マンが力説】ハウスメーカーの選び方7選!失敗しないための5つの注意点を紹介で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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中二階のおすすめ間取り5つ

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ここでは、中二階のおすすめの間取りを紹介します。

  1. 寝室を一階または中二階にする
  2. テレワークスペースにする
  3. 勉強スペースにする
  4. 子育てスペースとして利用する
  5. 収納スペースにする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.寝室を一階または中二階にする

あき

二階を子ども部屋にしておけば、将来的にも一階と中二階で生活ができますね!

二階建てを建築予定なら、夫婦の寝室を一階か中二階にするのがおすすめです。子どもの独立後も変わらず一階を中心に生活でき、とくに老後は階段の上り下りが困難に感じることが少ないでしょう。

そのため、普段の生活で必要な水回りなどを一階にまとめておくことをおすすめします。

2.テレワークスペースにする

中二階を活用すれば、仕事に集中できるワークスペースがつくれます。

すーさん

土地や間取りの関係で個室をつくれなかったとしても、中二階に仕事部屋をつくれる可能性があります。

また、中二階であればほかの階とは高さが異なるため、Web会議の際に生活感が映り込むことも少なくなります。在宅での仕事に集中したい人におすすめの間取りです。

3.勉強スペースにする

中二階を子どもの勉強スペースにするのもおすすめです。リビングから近い中二階であれば、子どもが勉強している様子を見守りやすいでしょう。

あき

子どもが独立した後は、パソコンを置いて作業スペースに転用できますね!

4.子育てスペースとして利用する

子どものおもちゃを置いて遊び場にすれば、秘密基地のような空間をつくれます。

あき

中二階は一階からも二階からも見えやすく、会話がしやすいですね!

キッチンで家事をしながら、中二階にいる子どもとコミュニケーションを取りやすいのが特徴です。子育て中の方や、これから家族が増える予定の方にぴったりの間取りです。

5.収納スペースにする

すーさん

狭小住宅の場合には、中二階を収納スペースにするのもよいでしょう。

普段あまり使わないものを中二階に置くことで、生活空間がすっきりとします。また、本や楽器などの趣味で使用する物を収納するのもおすすめです。

中二階をつくる目的を明確にしておくと、建ててから後悔するリスクを減らせます。誰が使うのか、何を置くのかなどを家族で話し合っておくといいでしょう。

中二階のある家のデメリットは克服できる!後悔のない家づくりをしよう

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中二階のある家にデメリットはありますが、対策法を知ることで克服できます。室温管理については、24時間空調を採用したり、サーキュレーターを設置することで快適に過ごせるでしょう。

また、中二階をつくる技術や実績がある施工会社を選ぶことで、自分の希望に合った住宅を建てられます。

あき

とはいえ、ライフスタイルに合わせた間取りを設計するのは難しいですよね…

そのような方は「すーさんの相談窓口」がおすすめです!住宅のプロ「すーさん」がマイホームに関するあらゆる相談にのっています。中二階のある家のデメリットや対策方法、おすすめの間取りまで丁寧にアドバイスしてくれます。

すーさん

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この記事を書いた人

失敗&後悔しない家づくりに関する情報を発信|家づくりが楽しすぎて家オタクと化した30代主婦|家づくり中に会いたい女No.1と呼ばれるまでに|Instagramアカウントはフォロワーさん6.8万人超え|家づくりの事を徹底リサーチして分かりやすく伝えます

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