「家を買ってはいけない時期ってある?」
「今家を購入しても大丈夫かな?」
「後悔せずに家を買いたい!」
家を購入する際には、その時期についても考える必要があります。
お金が溜まっていなかったりライフプランが定まっていなかったりするタイミングで家を建てても、想定外のことが起こり生活が苦しくなるかもしれません。
後悔のない家づくりのポイントのひとつとなるのが家を買う時期です!
この記事では元ハウスメーカーの営業マンだった筆者が、以下について紹介します。
- 家を買ってはいけない時期
- 家を買うベストな時期
- 家を買う平均年齢・年収
- 時期に限らず家を買わないほうがよい人
家を買うタイミングに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
家を買ってはいけない7つの時期
家を買ってはいけない7つの時期は、以下のとおりです。
- ライフプランが定まっていない時期
- 経済的に自立していない時期
- 物価が上昇している時期
- 金利が上昇している時期
- 時間に余裕のない時期
- 縁起が悪い時期
- 補助金が少ない時期
それぞれ詳しく解説します。
1. ライフプランが定まっていない時期
ライフプランはその時々で変化するものです。そのため、ライフプランが十分に定まっていない時期に家を購入することは、後悔する原因となる可能性があります。
ライフプランとは生涯生活設計とも呼ばれ、お金も含めた生き方の具体的な計画のことを指します!
- 子どもは何人産むのか
- どんな仕事をいつまで続けるのか
- どこに住むのか
- どのタイミングで結婚のか
- 賃貸か持ち家か
とはいえ、定めたライフプラン通りに人生を歩めないことが多いのが現状です。
「ライフプランを確定させてから」と決めてしまうと、家を購入するタイミングを逃してしまうこともあるため注意が必要です。
2. 経済的に自立していない時期
家を購入すると、長期に渡りローンを支払っていく方がほとんどでしょう。また、ローンを組むために銀行から融資を受けられるかどうかの審査もあります。
働き始めたばかりや転職したばかり、貯蓄があまりないなど、経済的に自立していない時期に家を購入するのはリスクが大きいです。
住宅ローンの審査は、年収だけでなく勤続年数を含めた総合的な情報から、返済能力があるかどうかが見られます!
経済的に自立していないけれど、どうしても今家を購入したいとお考えの方は「【工夫次第】お金がないのに家を建てるときの3つの最低条件!住宅ローンの審査内容も解説」を参考にしてみてください!
3. 物価が上昇している時期
物価が上昇している時期には、家を建てる際に必要な資材の価格も高騰している可能性があります。資材の価格高騰により、家自体の価格が上がることが懸念されます。
この時期に無理をしても希望通りの家を建てられなかったり、住宅ローンを借りすぎてしまったりする原因になりかねません!
住宅ローンの借りすぎはのちのち自分を苦しめてしまう可能性があるため注意が必要です。
住宅ローンについては関連記事「【要チェック】住宅ローンの借りすぎで後悔しない7つのポイント!借り入れ額の目安や対処方法を解説」の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
4. 金利が上昇している時期
同じ金額の家を購入しても金利が上昇している時期に住宅ローンを組むと、返済額が大きくなってしまう可能性があります。
たとえば、3,000万円の家を購入した場合を見てみましょう。
※返済期間35年、元利均等型を想定して計算。融資保証料や手数料などは含んでいません。
- 金利1%:総返済額3,556万7,804円
- 金利2%:総返済額4,173万8,968円
金利が1%異なるだけで、返済額に600万円もの差が出てしまいます(条件によって変動します)。
家を購入する際には、直近の金利の動向も十分に把握しておきましょう。
なお、住宅ローン金利の動向を知るためにはモゲチェックがおすすめです!
金利をランキング形式で見られるので、一番返済負担の少ない組み方を実現できます。
モゲチェックの詳細は、関連記事「【金利0.1%の差が命取り】住宅ローンの負担を下げるにはモゲチェックがおすすめ!使い方をわかりやすく解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
5. 時間に余裕のない時期
家を購入する際はいろいろと決めることが多かったり、手続きがあったりでまとまった時間の確保が必要です。
とくに中文住宅の場合は、自分たちで間取りや住宅内の設備を決めていかなければなりません。そのため、時間に余裕のない時期は家の購入には向いていないと言えるでしょう。
共働き×子育て中だと時間の捻出が難しそうですね。毎回、ハウスメーカーに出向かないといけないとなるとしんどいかもしれません!
6. 縁起が悪い時期
厄年や大殺界など、縁起が悪い時期には家を購入するのは避けたほうがよいでしょう。ただし、気の持ちようが大きい部分もあるため、絶対に避けたほうがよいとは言えません。
どうしても気になる方は、避けることをおすすめします。
7. 補助金や減税制度が少ない時期
補助金や減税制度を活用することで、お得に家を購入することが可能です!
ただし、補助金や減税制度はその時々で異なるため、家を購入する際にはしっかりと情報収集しておきましょう。
- 住宅ローン控除
- こどもみらい住宅支援事業
- すまい給付金
- 地域型住宅グリーン化事業
- ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金
補助金や減税制度は年度ごとに異なるので、住宅購入時には情報を把握しておくことをおすすめします!
なお、家を買う時期がなかなか決まらない場合は、すーさんの相談窓口の利用を検討してみてください。
大手ハウスメーカーで15年間営業を務めた私が、そこで培った知識と経験を活かし、一人ひとりに最適なスケジュールを提案いたします。
家を建てる時期だけでなく住宅ローンの借り方や予算の組み方など、家づくりに関して総合的にアドバイスします。相談は無料なので、お気軽にご相談ください!
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家を買うベストな時期5選
反対に、家を買うのにベストな時期は以下の5つです。
- 子どもが生まれた時期
- 子どもが進学する時期
- 子どもが独立した時期
- 30歳後半〜40歳前半の時期
- 退職の時期
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 子どもが生まれた時期
子どもが生まれた時期に家を買うと、同じ環境で子育てができるためおすすめです。
実際に子どもが生まれると、賃貸が手狭になり住宅の購入を検討する人が多いですよ!
「保育園や小学校は近いか?」「周辺にスーパーや公園などの施設はあるのか?」など、子育てのしやすさを考慮したうえで家が買えるのもメリットです。
2. 子どもが進学する時期
子どもが小学生になると、保育園や幼稚園と違い自分の力で通学しなければなりません。また、転校は避け、なるべく友達の多い学校に通わせてあげたいと思っている方もいるでしょう。
これらを考慮して、子どもが進学するタイミングで家を買う方も珍しくありません!
この時期に家を買う際は、校区や小学校からの距離を考慮できるのがメリットです。
小学校から近いほうが親としては安心ですよね!
3. 子どもが独立した時期
子どもが独立すると、広い居住スペースが必要なくなることがほとんどです。
このタイミングで終の棲家として家の購入を検討される方もいますね!
すでに持ち家がある方は、そちらを売却し改めて家を買うという選択肢もあります。
4. 30歳後半〜40歳前半の時期
30歳後半〜40歳前半の時期は、ライフプランや収入が安定している方が多いでしょう。そのため、家を買うには最適の時期であると言えます。
実際に家を購入している人はこの年代が多いですね!
5. 退職の時期
退職金を頭金にし、終の棲家として家を買うのもおすすめです。
高齢者は賃貸物件を借りにくいという現状は間違いなくあります!
退職の時期は、子どもも巣立ち夫婦2人で住む家を想定されている方も多いでしょう。部屋数や部屋の広さを抑えることで、低価格で家を購入できる可能性もあります。
夫婦2人で住む家の設計も楽しそうですよね!
家を買う平均年齢・年収
ここでは、国土交通省住宅局の結果に基づいて、家を買う平均年齢・年収を紹介します。
家を買うタイミングを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
平均年齢
国土交通省住宅局が実施した「令和3年度住宅市場動向調査報告書」によると、初めて住宅を取得した際の年齢は30代がもっとも多いことがわかりました。次いで、40代、20代となっています。
ちなみに、2回目以降の住宅取得者は60代が多いです!
退職を機に終の棲家として、再購入される方が多いんですね!
家を購入する平均年齢については関連記事「【まだ間に合う】マイホーム購入の平均年齢は30代!年代別メリット・デメリットや返済シミュレーションも紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
平均年収
国土交通省住宅局が実施した「令和3年度住宅市場動向調査報告書」によると、初めて家を取得した際の世帯年数の平均は733万円です。三大首都圏に絞ると、世帯年収が816万円であることがわかります。
家の購入には建物の他に土地代や税金などの費用も必要になります。そのため、世帯年収は多いほうが返済の負担を軽減できるでしょう。
なお、家を建てる際の年収については関連記事「【イメージあり】家を建てる際の平均年収は600万円!借り入れ可能額や頭金も解説」で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください!
時期に限らず家を買わないほうがよい人の3つ特徴
ここでは、時期に限らず家を買わないほうがよい人の特徴を3つ紹介します。
- 収入が安定しない人
- 転勤が多い人
- ローンを多く抱えている人
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 収入が安定しない人
住宅ローンの返済は、収入の有無にかかわらず毎月請求されます。
収入が安定しない人が無理して家を買うと、住宅ローンの返済に苦しむ可能性があり、最悪の場合自己破産に陥ってしまうこともあります。
収入が安定していないと住宅ローンの審査に通るかどうかも難しいところです!
2. 転勤が多い人
転勤が多い人は、そのたびに住まいを考えなければなりません。転勤の際は単身赴任をすると考えているのなら問題ありませんが、家族全員で住みたい場合には、家の購入は一旦踏みとどまったほうがよいと言えるでしょう。
転勤が決まった際に、やっぱり家族全員で引っ越すといったパターンもよく聞きますね!
3. ローンを多く抱えている人
家を買う段階でローンを多く抱えている場合、支払いが重なるのはもちろん、そもそも住宅ローンの審査に通らない可能性があります。
住宅ローンの審査には、現時点での負債額も影響します!
ローンを多く抱えている状態での家の購入はあまりおすすめできません。
家を買ってはいけない時期を避けて後悔のない家づくりをしよう
家を買う際には、その時期についても考慮する必要があります。後悔しない家づくりのために、この記事で紹介した時期について十分理解したうえで購入を検討することをおすすめします。
自分は本当に家を買っても問題ないのか不安を抱えている方は、すーさんの相談窓口を活用するのがおすすめです。
元営業マンだった私が、スケジュールから予算管理まで幅広いお悩みに回答します!
相談は無料なので、お気軽にご質問ください!