「理想のマイホームを購入できる年齢はどのくらい?」
「自分の年齢で購入して後悔しないか判断できない!」
「自分の年齢で購入するときのメリット・デメリットを知りたい!」
マイホームの購入をしたいと思ったものの、自分の年齢で買って後悔しないかと不安な気持ちになっていないでしょうか。

周りがどのくらいの年齢でマイホームを購入しているのかを知って、自分の最適なタイミングを探りたいですよね!
この記事では、マイホームを購入するときの年齢について、以下のポイントに沿って解説します。
- マイホーム購入の平均年齢・年収・貯蓄額
- 年齢以外でマイホーム購入を考えるタイミング
- マイホーム購入のメリット・デメリット
- 年齢別返済シミュレーション
- マイホーム購入時のポイント



自分がいまマイホームを買うべきかの判断ができるようになりますので、ぜひ最後までお読みください!


マイホーム購入年齢の平均は30代!データをもとに年収や資金も紹介


周りがどのような状況でマイホームを購入しているのかを知るためには、以下の3つのデータが役立ちます。
- 平均年齢
- 平均年収
- 平均貯金額
それぞれ詳しく見ていきましょう。
平均年齢


引用:国土交通省
国土交通省による令和4年度の調査では、マイホーム購入時の年齢は30代がもっとも多く、全体の36.9%を占めています。
30代は、結婚や子どもの誕生など、マイホーム購入を考えるきっかけが多いのが特徴です。



ライフスタイルの変化によるものが大きいので、マイホームの購入に踏み出すタイミングは人それぞれといえますね!
平均年収


引用:国土交通省
平均年収は、600~800万円未満の世帯がもっとも多く、25.7%です。



次いで、400~600万円未満が22.0%と近い数値を出しています!
上図で表しているのは、世帯年収です。家族全員の収入を計算したものであり、夫婦で働いていれば年収を合算して考えられます。



どんな家を建てるかにより購入価格はさまざまのため、年収が低いからといって諦める必要はありません!
平均貯金額
2021年度の「2021年度フラット35利用調査」によると、マイホーム購入時の平均貯蓄額は596万円です。
貯蓄額が多ければ、住宅ローン借り入れ時に購入費の一部として支払う自己資金を用意できます。



自己資金があると月々の返済額を減らせるため、マイホーム購入がしやすくなるでしょう!
貯蓄額が少なくとも、毎月の支払い計画ができていればマイホームは手に入れられます。
年齢以外にマイホーム購入を考える4つのタイミング


年齢以外でも、以下のようなタイミングでマイホームを購入する方が多いです。
- 結婚や子どもが誕生したとき
- 定年までの住宅ローン返済を考えたとき
- 家賃の支払いがもったいないと感じたとき
- 収入の安定を感じたとき
マイホーム購入は、年齢だけではなく、ライフスタイルの変化もきっかけになります。
1. 結婚や子どもが誕生したとき
結婚や子どもの誕生などで家族が増えると、共同生活に必要なスペースが欲しくなり、賃貸住宅では狭く感じるかもしれません。
広いリビングや大容量の収納スペースなど、マイホームであればライフスタイルに合わせた間取りを手に入れられます。



住宅ローンを借りるときも、家族の状況に応じた資金計画が立てられます!
2. 定年までの住宅ローン返済を考えたとき
住宅ローンは、借り入れ期間が長ければ長いほど毎月の返済額を抑えられるため、最長の35年を選択している方がほとんどです。
老後の生活への不安から、定年後に住宅ローンの支払いを残したくないと思うケースが考えられます。



定年を65歳とした場合、30歳で借り入れをすればちょうど返済が終わる計算ですね!
40歳でマイホームの購入をすると、35年ローンでは完済が75歳になってしまいますが、心配する必要はありません。
毎月の支払い額を上乗せする繰上げ返済の制度を活用すれば、借り入れ期間を早めて、定年前の完済も可能です。



子どもが大きくなって、生活に余裕が出てきたタイミングで繰上げ返済を選ぶことも可能ですね!
3. 家賃の支払いがもったいないと感じたとき
アパートやマンションで支払う家賃は資産にはならないため、支払い続けるのがもったいないと感じる場合があります。



賃貸契約の更新月が近づくと、マイホームの購入が頭をよぎります…
マイホームであれば、住宅ローンが完済すれば毎月の支払いは発生しません。そのため、家賃分を早くマイホーム購入資金に充て、将来への投資をする選択肢が生まれるのです。
なお、賃貸とマイホームのどちらがお得なのかを知りたい方は、関連記事「【シミュレーション有り】賃貸と持ち家の生涯コストを比較!どちらがお得なのか解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


4. 収入の安定を感じたとき
社会人経験を積んでいくと、昇給や昇進により収入の安定を感じます。



結婚して共働きであれば、世帯年収も上がっていきます!
これからも収入が安定していくと判断できたタイミングであれば、マイホーム購入に踏み出せるでしょう。



住宅ローンの支払いは家賃よりも増えるケースが多いので、収入の安定さは重要です!
【年齢別】マイホームを購入するメリット・デメリット


マイホームを購入するメリット・デメリットは、年齢によって変化していきます。
- 20代
- 30代
- 40代
- 50代
将来に目を向けるきっかけになるため、自分の年齢以外も見ておきましょう。
20代
メリット | デメリット |
---|---|
・定年退職前に住宅ローンを完済できる ・返済期間を最長35年に設定でき、月々の返済額を抑えられる | ・ライフプランを想定しにくく、間取りで後悔する可能性がある ・住宅ローンの借り入れ限度額が低い傾向がある |
20代のうちにマイホームを購入しておけば、アパートやマンションに支払う家賃を、早いうちから住宅ローンの返済に充てられます。



子どもが小さいうちから、快適な住環境を整えられるのも強みです!
また、20代の場合は、家族がどのくらい増えるのか想定できない場合がほとんどです。そのため、部屋や収納が足りなくなるなど、間取りで後悔する場面もあるでしょう。
しかし、将来的にリフォームをすれば対策ができるケースがあるので、大きな心配をする必要はありません。
そのほか、収入が低い傾向にあるため、住宅ローンの借り入れ額が低くなる可能性があります。



プランを組んでみたら、そこまで予算がかからない場合もあるので、まず見積もりを取ってみるのは有効な手段です!
30代
メリット | デメリット |
---|---|
・家族構成に合わせた家づくりができる ・収入の安定により、家に予算をかけられる | ・ライフスタイルが変化する可能性がある ・子どもが学生の場合は、転校が必要になるケースがある |
30代は、家族構成の予想がしやすいうえに、収入の安定を感じる時期でもあります。そのため、ある程度家づくりの希望を叶えつつ、現状と将来をふまえた間取りにもできるでしょう。



30代でマイホームを購入する人が多いのも納得ですね!
また、20代よりは安定するものの、ライフスタイルの変化が考えられる年齢です。転居をともなう転勤になった場合、マイホームに住めなくなる可能性があります。
子どもが義務教育期間の場合が多く、状況によっては転校が必要になるでしょう。



子どもの大切な時期に広いマイホームがあれば、生活の質が向上しますよ!
40代
メリット | デメリット |
---|---|
・ライフスタイルが変化しにくく、理想の家づくりができる ・自己資金の用意ができ、返済額を軽減できる | ・45歳以上だと住宅ローンが通らないケースがある ・住宅ローンの完済が定年後になる可能性がある |
40代は生活の基盤ができているため、部屋数や間取りなどで後悔する可能性は大きく減るでしょう。



貯蓄額も十分なことが多く、資金計画も立てやすいのが魅力です!
ただ、住宅ローンの借り入れは、80歳までの完済を条件としているのが一般的です。そのため、45歳以上だと、35年ローンが組めないケースがあります。
年齢に応じて借り入れ期間を短く設定すれば、審査に通る可能性が上がるでしょう。



完済も定年後になることがほとんどですが、資金計画ができていれば問題ありませんよ!
50代
メリット | デメリット |
---|---|
・老後の生活を考慮した家づくりができる ・40代よりもさらに資金の余裕ができる | ・住宅ローンを組むハードルが高くなる ・健康状態の不安が出てくる |
50代は、マイホームで老後を過ごす計画を立てやすいのが魅力です。バリアフリーを意識したり、子どもとの2世帯住宅を検討したりできる時期といえるでしょう。



子どもが大きくなっていれば、夫婦だけで暮らすコンパクトな家を設計するのもありですね!
住宅ローンの完済期限は80歳と定められていることが多く、返済期間を短くしなければ借り入れは難しいでしょう。
また、健康に不安が出てくる時期でもあるため、状態によっては希望の団体信用生命保険に加入できないケースも考えられます。



自己資金を多く投入すれば、返済期間が短くても問題ないケースがありますよ!
もし自分の年齢で購入して後悔がないのか不安な場合は、すーさんの相談窓口の利用をおすすめします。
すーさんは、15年間大手ハウスメーカーに所属し、現在も住宅営業の講師をしている家づくりのプロです。
豊富な知識と経験をもとにして、年齢別の後悔談や成功体験を教えてくれるため、ぜひお気軽にご相談ください。



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【シミュレーション】マイホーム購入時の返済額を年齢別に比較


マイホームを購入するか迷っている方のために、年齢別のシミュレーションを用意しました。
- 20代
- 30代
- 40代
- 50代
返済額は、借り入れ限度額や自己資金の有無などにより大きく異なります。年齢別の特徴をふまえて、マイホーム購入の参考にしてみてください。
20代
借り入れ条件 | 月々の返済額 |
---|---|
・借り入れ金額:3,500万円 ・自己資金:0円 ・返済期間:35年 ・金利:1.8% | 11万2,381円 |
・借り入れ金額:3,800万円 ・自己資金:0円 ・返済期間:35年 ・金利:1.8% | 12万2,014円 |
借り入れできる金額が低くなる可能性と、自己資金を用意できないケースを想定したシミュレーションです。
賃貸に比べ月々のコストが高い傾向にありますが、完済後は支払う必要がなくなり、定年前に余裕のある生活が手に入れられます。



35年ローンを組み、定年までに完済できるところは強みですね!
30代
借り入れ条件 | 月々の返済額 |
---|---|
・借り入れ金額:3,800万円 ・自己資金:150万円 ・返済期間:35年 ・金利:1.8% | 11万7,198円 |
・借り入れ金額:4,350万円 ・自己資金:200万円 ・返済期間:35年 ・金利:1.8% | 13万3,252円 |
20代と比べると、借り入れ金額を高く設定でき、自己資金も投入しやすくなっています。
収入状況や家族構成により資金計画が大きく変わるため、迷っている場合は一度見積もりを取ってみるといいでしょう。



30代も、35年のローンを組めるので月々の返済額を減らしやすいですよ!
40代
借り入れ条件 | 月々の返済額 |
---|---|
・借り入れ金額:4,500万円 ・自己資金:400万円 ・返済期間:35年 ・金利:1.8% | 13万1,647円 |
借り入れ金額:4,500万円 自己資金:500万円 返済期間:30年 金利:1.8% | 14万3,879円 |
40代は、資金面において余裕が出る反面、返済期間が限定されてくる時期でもあります。



45歳以上の場合は、35年より短い期間での契約となることから、月々の返済額が増える可能性を考慮しなければなりません!
とはいえ、収入の多さから借り入れ金額を高めに設定できる傾向にあるため、理想の家を建てやすくなるでしょう。



40代は、30代に次いでマイホームの購入が多い年代です。まだまだ間に合いますよ!
50代
借り入れ条件 | 月々の返済額 |
---|---|
・借り入れ金額:3,500万円 ・自己資金:500万円 ・返済期間:20年 ・金利:1.8% | 14万8,939円 |
・借り入れ金額:3,500万円 ・自己資金:1,000万円 ・返済期間:15年 ・金利:1.8% | 15万8,585円 |
50代は、ローン完済年齢が80歳を超えるため、35年以下の契約しか結べません。



しかし、返済期間の短さは、潤沢な予算でカバーが可能です!
子どもが独立をする年齢であれば、夫婦だけで暮らすコンパクトな家にして、借り入れ金額自体を減らす選択もできます。



50代ならではのマイホーム購入計画を立てて、快適な住まいを手に入れましょう!
どの年齢でも通用するマイホーム購入時の5つのポイント


どの年齢でも通用するマイホーム購入時のポイントとして、以下の5つが挙げられます。
- 自己資金を用意する
- 住宅ローン返済をふくめた資金計画を立てる
- 自身にあった住宅ローンを契約する
- 複数のハウスメーカーに相談する
- 譲れない条件を決める
順番に詳しく解説していきます。
1. 自己資金を用意する
自己資金とは、住宅ローンを借り入れするときに、購入費の一部を支払う現金のことです。



自己資金は、頭金とも呼ばれています!
たとえば、住宅ローン3,500万円・自己資金500万円の場合、3,000万円分のみ利息が発生します。
最終的な支払い金額が少なくなるため、自己資金はできるだけ用意しましょう。
2. 住宅ローン返済をふくめた資金計画を立てる



住宅ローンの返済をふくめた資金計画を立てなければ、せっかくのマイホームで支払いに苦しみながら生活をすることに…
現在の支出状況や、子どもが大きくなるにつれて発生する金額など、ライフプランにはさまざまな考慮すべき項目があります。
住宅ローンを借り入れした場合を考え、無理のない返済金額の把握をしておけば、生活に適した家づくりができるでしょう。
月々の支払いに追われることがないように、住宅ローン返済をふくめた資金計画は事前に立てることをおすすめします。
3. 自身にあった住宅ローンを契約する
住宅ローンは、金利や返済期間などさまざまな条件があります。返済額を抑えたい場合は、金利が低い銀行からの借り入れを検討するべきでしょう。



下の表を見てください!金利が1%違うだけで、月々の返済額が2万円近く変わっています。
借り入れ条件 | 月々の返済額 |
---|---|
・借り入れ金額:4000万円 ・頭金:0円 ・返済期間:35年 ・金利:1.8% | 12万8,436円 |
・借り入れ金額:4000万円 ・頭金:0円 ・返済期間:35年 ・金利:0.8% | 10万9,224円 |
住宅ローンには団体信用生命保険(団信)が付いてきます。契約者が亡くなったり、働けなくなったりしたときに、住宅ローン残高がゼロになる保険です。
団体信用生命保険(団信)は、銀行によりサービス内容が異なるのが特徴で、三大疾病やケガのときにも保険が適用される場合もあります。



金利や保険のバランスを考えて、自身にあった住宅ローンを選びましょう!
4. 複数のハウスメーカーに相談する
ハウスメーカーによって、建築方法や物件価格など、さまざまな項目が異なります。そのため、複数のハウスメーカーに相談して、自身のこだわりを叶えられる会社を選びましょう。



「暖かい家にしたい」「ローコストな家がいい」などの希望があれば、対応できるハウスメーカーを選択するべきです!
もしどこのハウスメーカーに相談すればいいかわからない場合は、すーさんの相談窓口の利用をおすすめします。
すーさんは、大手ハウスメーカーに15年勤め、住宅営業員への指導をおこなっている家づくりのプロです。
こんなこと聞いてもいいのかな?と思う内容でも、経験をもとにして親身にお答えするので、ぜひお気軽にご相談ください。



中立的な立場で話を聞いて、あなたにピッタリの住宅会社を紹介します!
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5. 譲れない条件を決める
自分にとって譲れない条件を決めると、軸を持った状態で家づくりができ、スムーズに話を進められます。



「平屋にしたい」「書斎をつけたい」など、たくさん希望があって困ってしまいますね…
予算の関係もあり、すべての希望を叶えることは難しいのが現実です。しかし、譲れない条件を決めておけば、後悔しない家づくりに近づけるでしょう。
マイホームの購入は年齢とライフスタイルを照らし合わせて検討しよう


マイホーム購入の平均年齢が30代なのは、結婚や子どもの誕生、収入アップなどライフスタイルの変化が多いためです。
年齢とライフスタイルの変化を照らし合わせ、自分だけのベストな購入タイミングをつかめば、後悔しない家づくりが実現できます。



マイホームを購入すべきタイミングは、いまかもしれません!
購入すべきタイミングがわからない場合は、プロに相談をしてアドバイスをもらうことをおすすめします。



私は、大手ハウスメーカーで15年間勤務をした経験のある家づくりのプロです!成功例や失敗例を知っているので、力になれますよ。
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