「家を買わないほうが賢いっていわれているけど本当?」
「賃貸と持ち家どちらにするか迷っている…」
「家を買う際には何に注意したらよいの?」
住まいに関する意見でよくいわれるのが「家を買わないほうが賢い」です。実際、堀江貴文氏や西村博之氏などのインフルエンサーも、持ち家よりも賃貸物件を評価している傾向にあります。
そのため、家を買うか賃貸に住み続けるか迷っている方が多いのではないでしょうか?
この記事では、主に以下の内容を解説します。
- 家を買わないほうが賢い理由
- 賃貸と比べたメリット
- 家購入時の注意点
持ち家か賃貸かで悩んでいる方は、最後まで読むことで自分にあった住まいを選べるようになります。
「マイホーム選びで失敗したくない」という方は、ぜひ最後までご覧ください!
一生家を買わないほうが賢いといわれる7つの理由
「家を買わないほうが賢い」といわれるのは、主に以下7つの理由があります。
- 住宅ローンを抱えなくてよいから
- 固定資産税が発生しないから
- 住み替えが簡単だから
- 修繕費用が不要だから
- 資産価値が期待できないから
- 初期費用を抑えられるから
- 決めるべき内容が少ないから
賃貸と比較しつつ解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
1. 住宅ローンを抱えなくてよいから
家を購入する際には、住宅ローンを組むことがほとんどです。そのため、毎月10万円前後の返済が発生します。
また、頭金も支払う必要があるため、ある程度まとまったお金を用意しなければなりません!
なお、住宅ローンによって、適用される金利が異なります。変動金利や固定金利など金利タイプも豊富なので、考えるべきことが多いです。
決めることが多いため、仕事や育児が忙しい方にとっては負担に感じるかもしれません!
2. 固定資産税が発生しないから
家を購入した場合は、固定資産税を毎年支払う必要があります。地域や家の条件にもよりますが、相場で10~15万円の支払いが求められます。
住宅ローンを支払いつつ、毎年固定資産税を負担するのは厳しいですよね。
一方、賃貸に住んでいると固定資産税が発生しません。そのため、毎年支払う金額を抑えられるのがメリットです。
3. 住み替えが簡単だから
賃貸物件は、簡単に入退去がおこなえます!
たとえば、世帯収入が下がった場合には、家賃が安価な賃貸に住む選択が可能です。さらに、隣人とトラブルになったり、パートナーが転勤したりしても臨機応変に対応できます。
反対に、家を購入すると住み替えは簡単におこなえません。収入が下がっても隣人とトラブルになっても、同じ家に住み続ける選択をする方がほとんどです。
状況によっては、持ち家がネックとなる可能性があるということですね。
4. 修繕費用が不要だから
賃貸物件の場合、維持や修繕費用はオーナーが支払います。つまり、住んでいる際にはメンテナンス費用が発生しないということです。
たとえば、雨や風などで家の柵が壊れてもお金はかかりません!
しかし、家を購入すると修繕費用はすべて自分で負担する必要があります。場合によっては、100万円以上の修繕費がかかることも珍しくありません。
5. 資産価値が期待できないから
「将来的には家を売ろうと思っている」という方は注意が必要です!
一般的に、家を購入したら15~20年で資産価値は0になるといわれています。そのため、売り手が見つからなかったり、安価で取引されたりするリスクが考えられるのです。
一方、賃貸では資産価値を気にする必要はありません。
6. 初期費用を抑えられるから
家を購入した場合は、購入費用の5~10%程度の初期費用が必要です。
たとえば、4,000万円の家を買うとすると、200~400万円を支払わなければなりません!
一方、賃貸の初期費用は、家賃4~6ヶ月分といわれています。家賃10万円の家を契約するとしても、40~60万円で抑えられます。
場合によっては、初期費用に10倍以上の差がつくことも珍しくありません!
7. 決めるべき内容が少ないから
家を購入するとなった場合は、主に以下を決める必要があります。
- どの土地を購入するか
- 注文住宅にするか建売にするか
- どのハウスメーカー・工務店に依頼するか
- どの住宅ローンを選ぶか
選択肢が増える分、決めなければならないことが多くなります!
一方、賃貸は住むエリアと物件さえ決めればよいです。決めるべき内容が少ないので、仕事や育児で忙しい人の負担になりにくいのが利点です。
なお、家を購入する際に決める内容に悩んだら、相談窓口を利用しましょう。「すーさんの相談窓口」では、大手ハウスメーカーで15年営業していた家づくりのプロが、あらゆるお悩みを無料で解決します!
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【賃貸と比較】家を買う5つのメリット
「家を買わないほうが賢い」という意見もありますが、持ち家には主に以下5つのメリットがあります。
- 老後に支払う費用が少ない
- 間取りや設備の自由度が高い
- 万が一のとき費用負担が軽くなる
- 生涯コストを抑えられる
- 税制優遇制度を活用できる
賃貸との違いを比べつつ、判断材料のひとつにしてみてください。
1. 老後に支払う費用が少ない
持ち家の場合、住宅ローンさえ完済し終えれば負担する費用が少なくてすみます。支払うのは、主に固定資産税や修繕費、火災・地震保険料などです。
退職後に費用負担が軽くなるのは、大きなメリットです!
ただし、大規模なメンテナンスをしたり、リフォームをおこなったりする際には、出費は大きくなります。あくまでもローンの負担がなくなることを頭に入れておきましょう。
2. 間取りや設備の自由度が高い
注文住宅の場合、間取りや外装を自由に選択できるのがメリットです!
賃貸ではなかなか見かけない、吹き抜けやペット用ドアの設置など希望を叶えやすいです。
このような物件は見つけるのは難しいですし、賃料も高めに設定されています!
さらに、家を購入したあとは、ライフスタイルの変化にあわせてリフォームが可能です。たとえば、老後に備えてエレベーターを設置したり、バリアフリーにしたりできます。
3. 万が一のとき費用負担が軽くなる
家購入時に住宅ローンを利用する場合は、団体信用生命保険に加入することがほとんどです。
団体信用生命保険とは、住宅ローン契約者に万が一(死亡や障害など)のことがあった場合に、住宅ローン残高を保険金で完済できる保険です。
家族への負担が軽くなるのは大きな魅力ですね!
しかし、賃貸の場合は、契約者に万が一のことがあっても賃料は支払い続ける必要があります。そのため、状況によっては、賃料を払えずに退去しなければならない状況に置かれる可能性があるのです。
4. 生涯コストを抑えられる
長い目で見たとき、家を買うほうがかかる費用を抑えられます。
具体例として、東京都八王子市に50年住んだ場合の賃貸と持ち家の生涯コストを比較してみましょう。
1LDK (40㎡) | 3LDK(70㎡) | |
---|---|---|
賃貸 | 約7,117万円 | 約1億3,000万円 |
持ち家 | 約5,005万円 | 約7,947万円 |
差額 | 約2,112万円 | 約5,053万円 |
1LDK・3LDKどちらも持ち家のほうが費用を抑えられることがわかりますね!
賃貸と持ち家にかかる費用については、関連記事「【プロが解説】賃貸と持ち家で1,300万円の差は出る!生涯コストやそれぞれのメリットを解説」にてより詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください!
5. 税制優遇制度を活用できる
家を購入すると、条件を満たせば「住宅ローン控除」が適用されます。
住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用してマイホームを取得した場合、所得税と住民税の一部から一定額が控除される国の制度です。
この控除が適用されれば、年間で最大40万円の控除を最長10年間にわたって受けられます。
一方、賃貸にはこのような税制優遇制度はありません。住宅ローン控除を利用できるのは、住宅ローンを活用して家を買うことならではのメリットです。
適用条件については、国税庁の公式サイトを確認してみてくださいね!
家を買って後悔しないための3つのポイント
家を買って後悔しないためには、主に以下3つのポイントを押さえましょう。
- 必要な費用を理解する
- さまざまな物事を比較検討する
- 将来を見据えて判断する
ポイントを意識することで、マイホーム選びで失敗しにくくなります。参考にしながら読み進めてみてください。
1. 必要な費用を理解する
「家を買ったら予想以上に費用がかかった」という失敗が多い傾向にあります。
そのため、家を購入するまえにどのくらいコストがかかるのかを理解しなければなりません!
以下の表は、住宅の種類別に必要な費用の目安をまとめたものです。
住宅の種類 | 全国平均 |
---|---|
注文住宅(土地なし) | 約3,572万円 |
注文住宅(土地あり) | 約4,455万円 |
建売住宅 | 約3,605万円 |
マンション | 約4,528万円 |
中古戸建 | 約2,614万円 |
中古マンション | 約3,026万円 |
種類によりますが、2,500~4,500万円はかかることがわかりますね!
なお、家を建てる際の費用について詳しく知りたい方は、関連記事「【要チェック】家を建てる費用は3,500~4,500万円!価格別のマイホームのイメージや注意点を解説」をチェックしてみてください!
2. さまざまな物事を比較検討する
1度家を購入すると、簡単に手放すことは難しいです!
そのため、さまざまな要素を比較検討して、自分にあった選択肢を導き出す必要があります。
たとえば、ハウスメーカー選びひとつとっても、10社程度は比較したいところです!
家を購入する際には、即決するのは危険です。時間がかかってもよいので、じっくり比較検討しましょう。
3. 将来を見据えて判断する
家を購入すると、売却しないかぎりはずっと同じ住居に住むことになります。
簡単には引っ越しができないので「パートナーや自分に転勤はないか?」「転勤しても単身赴任できる費用があるのか?」など、長い目を見て家を購入することが大切です。
転勤が多いとどうしても持ち家がネックとなる場合が多いので、注意しましょう!
また、注文住宅を建てる場合は、間取りや設備が老後にもあっているかも考えなければなりません。
たとえば、2・3階建て住宅は階段が多いので、上下の移動が難しくなる可能性が考えられますね!
家を買わないほうが賢いのか迷ったら専門家への相談がおすすめ
「家を買わないほうが賢い」といわれるのは、住宅ローンや固定資産税の負担がなかったり、資産価値が期待できなかったりするためです。人によっては、賃貸物件に住むことに魅力を感じるかもしれません。
しかし、家を買うことにもメリットはあります。たとえば、間取りや設備の自由度が高いのは持ち家ならでは強みです。
どちらにもメリット・デメリットがあるため「自分が住まいに何を求めているのか」を明確にするのが大切です!
ぜひこの記事を参考にして、自分にあった住まいを見つけてみてくださいね。
なお「家を購入するか賃貸に住み続けるか迷っている」とお悩みを抱えている方は、ぜひ「すーさんの相談窓口」にご相談ください!家づくりのプロがあらゆるお悩みを無料で受け付けています。
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