「建売か注文住宅かで迷っている」
「建売にはどんなメリット・デメリットがあるの?」
「注文住宅で後悔しないためにはどうすればよい?」

建売(たてうり)とは、すでにできあがっていたり完成予定だったりする物件と土地を一緒に購入できる住宅です!
注文住宅と比較されることが多く、どちらにするか悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
なお、マイホームを購入した方のなかには「注文住宅ではなく建売にすればよかった」と後悔する方が少なくありません。そのため、メリット・デメリットを踏まえつつ、家を選ぶ必要があります。
この記事では、建売と注文住宅で悩んでいる方に向けて、
- 注文住宅で後悔する理由
- 後悔しないためのポイント
- それぞれに向いている人の特徴
などを解説します。
最後まで読むことで、建売と注文住宅どちらが自分にあっているのか判断できるようになります。「マイホーム選びで失敗したくない」「建売について理解を深めたい」と感じている方は、ぜひご覧ください。


建売にすればよかったと住宅購入で後悔している人は多い


残念ながら、注文住宅を建てて後悔をしている方は多いです。Twitterでは、実際に以下のツイートがされています。



予算や間取り・設備などで悩んでいる方が多いですね!
なお、フリエ住まい総研の調べによると、購入した住宅について約85%が「後悔・不満を持ったことがある」と回答しています。



注文住宅に限定したデータではありませんが、多くの人が住宅購入に課題を抱えていることがわかります!
建売にすればよかったと注文住宅を後悔する7つの理由


注文住宅を購入して後悔する理由は、主に以下の7点です。
- 予想以上に費用がかかるから
- 希望の土地を見つけられないから
- 資金計画が複雑だから
- 間取りや設備など決めることが多いから
- 入居するまでに時間がかかるから
- 完成後の家にギャップを感じるから
- 資産価値が下がる可能性があるから



建売と注文住宅で悩んでいる方は、ぜひチェックしておきましょう!
1. 予想以上に費用がかかるから
注文住宅を建てるのには、土地購入込みで4,500万円程度かかります。エリアや設備などによっては、5,000万円を超えることも珍しくありません。



注文住宅は、意外とお金がかかりますね!
一方、建売住宅の相場は、3,600万円程度です。土地込みの価格なので、住宅購入にかかるコストが押さえられます。



予算を押さえたい方は、建売住宅がおすすめです!
(参考:2021年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構)
2. 希望の土地を見つけられないから
注文住宅を建てるには土地が必要です。



持っていない場合は、1から探すところから始まります!
条件によっては、土地を探すのが困難になる場合があります。たとえば、都市部や高級住宅街のエリアで予算を抑えて土地を購入するのは厳しいです。



費用が安くても、いびつな形だったり災害リスクが高い危険性があったりします!
建売住宅なら、土地を探す必要はありません。そのため、家を購入する際の手間を減らせるのがメリットです。
3. 資金計画が複雑だから



住宅ローンを利用するには、物件が完成していることが条件です!
しかし、注文住宅は土地購入や建築費の着工金・中間金の支払いがあります。つまり、物件の完成を待ってからの住宅ローンを利用するのは支払いが間に合わないということです。
そのため、注文住宅では「つなぎ融資」や「土地先行融資」などを利用するケースがほとんどです。



通常の住宅ローンよりも割高であるため、ネックに感じる方もいるでしょう。
一方、建売住宅はすでに物件が完成しているので、資金計画を立てやすいです。つなぎ融資や土地先行融資などを利用する可能性も少ないです。
4. 間取りや設備など決めることが多いから
注文住宅は、オーダーメイドで間取りや設備が決められます。そのため「自分好みの家に住みたい」と考えている人にはぴったりです。
しかし、なかには決めることの多さに疲れを感じてしまうケースがあります。結果、投げやりになって後悔の残る家になる可能性があるのです。



建売住宅はもともと間取りや設備が決まっているため、スムーズに家を購入できます!
5. 入居するまでに時間がかかるから
注文住宅を建てるのには、1年半~2年かかります。入居するまで賃貸に住んでいる場合は、支払う家賃が多くなる可能性があります。



また、子供の入学や転勤などで退去予定日が決まっている人は注意が必要です!
注文住宅が完成するまでに、退去日が間に合わないことが考えられます。
家を建てるまでの期間については、関連記事「【最短例もあり】家を建てるまでの期間は1年半~2年!流れや早く建てる3つのポイントを紹介」にて詳しく紹介しています。具体的な流れや期間を短くするポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!


6. 完成後の家にギャップを感じるから



注文住宅は間取りや設備を決めてから建てるため、現物を見て購入の可否を決められません!
そのため「思ったよりも部屋が狭くなった」「壁の色が暗く感じる」など、ギャップが大きくなる可能性があります。



できあがるまでのワクワクは感じられますが、理想を形にできるのかは心配ですよね。
一方、建売住宅なら、すでに完成している物件を見てから判断できるケースがほとんどです。購入後にギャップを感じにくく、暮らしのイメージを抱きやすいです。
7. 資産価値が下がる可能性があるから
注文住宅は、住む人がオーダーメイドで設備や間取りを決められます。
そのため、こだわりが強く反映された家は、資産価値が低くなる可能性があります。住む人によっては「いらない設備」「暮らしにくい」と感じるケースがあるためです。



売却を考えた際に、売り手が見つからなかったり、安価で取引されたりするリスクがあるということですね!
一方、建売住宅は、万人に受けるよう間取りや設備が決まっています。注文住宅と比較すると、資産価値が下がる可能性は低いです。



売却を考えているなら、注文住宅より建売住宅のほうが有利です!
建売にすればよかったと後悔しないための3つのポイント


建売にすればよかったと後悔しないためには、主に以下3つのポイントを押さえましょう。
- メリット・デメリットを把握する
- 住宅に求めるものを明確にする
- 第三者に相談する
これらのポイントを意識することで、マイホーム選びで失敗しにくくなります。ぜひチェックしてみてください。
1. メリット・デメリットを把握する
建売住宅と注文住宅には、それぞれにメリット・デメリットがあります。具体的には、以下のとおりです。
建売住宅 | 注文住宅 | |
---|---|---|
メリット | ・物件と土地の購入価格が決まっているのでわかりやすい ・注文住宅よりもリーズナブル | ・自分好みの家を建てられる ・できあがるまでの過程を確認できる |
デメリット | ・間取り・デザインはあらかじめ決まっている ・販売される立地が制限されている | ・土地を購入する必要がある ・入居するまで時間がかかる |



これらのメリット・デメリットを踏まえ「マイホームに何を求めるのか」を明確にして選択しましょう!
2. 住宅に求めるものを明確にする



マイホームで叶えたい希望や譲れない条件を考えましょう!
求めるものが明確になれば、住宅選びで失敗しにくくなるためです。
たとえば、予算をできるだけ抑えたいなら建売住宅が向いています。また、建売住宅でなくとも、ローコストを売りにしているハウスメーカーに注文住宅を依頼するという選択肢もあります。



家族全員で求めるものをすりあわせるのがポイントです!
3. 第三者に相談する
自分ではよい選択だと思っても、第三者から見るとライフスタイルや家族構成にあっていない可能性があります。そのため、客観的な視点で判断してもらうことで、住宅選びで失敗しにくいです。



自分にあった住まいを提案してくれる場合もあるので、マイホームに悩んでいる方にとっては心強い存在です!
主な相談窓口は、建売・注文住宅両方扱う施工店や情報サイトの窓口などがおすすめです。とくに、情報サイトの窓口はインターネット上で相談できるので、小さい子供がいる方や仕事が忙しい方に向いています。
建売住宅と注文住宅で悩んでいる方は、ぜひ「すーさんの相談窓口」を利用してみてください。



大手ハウスメーカーで15年間営業マンをしていた家づくりのプロが、あなたのお悩みを解決します!
\ ノープランでOK /
建売と注文住宅に向いている人の特徴


建売と注文住宅には、それぞれにメリット・デメリットがあります。そのため、どちらを選択するか迷っている方が多いのではないでしょうか。



両者とも高い金額を支払うことになるので、マイホーム選びは慎重にしたいですよね!
こちらでは、建売と注文住宅に向いている人の特徴をそれぞれ紹介します。判断材料のひとつとして読み進めてみてください。
建売が向いている人



建売が向いている人の特徴は、主に以下のとおりです!
- 住宅購入へ手間をかけたくない
- 家の購入費用をできるだけ抑えたい
- 土地を持っていない
- 時間をかけずに新居に住みたい
予算を抑えられたり入居までスピーディーに進められたりするのは、建売ならではのメリットです。
注文住宅が向いている人
注文住宅が向いて人は、主に以下の特徴があります。
- 間取りや設備にこだわりたい
- すでに土地を持っている
- 家族で家づくりの過程を楽しみたい
- じっくり時間をかけてマイホームをつくりたい



とくに「マイホームに自分のこだわりを入れたい」と考えている方におすすめです!
建売にすればよかったと後悔しないために相談窓口を利用しよう


建売にすればよかったと後悔する理由は、注文住宅だと予想以上に費用がかかったり資金計画が複雑だったりすることなどが挙げられます。



実際に後悔している方も多いので、マイホーム選びは慎重に進めなければなりません!
とはいえ、注文住宅にもメリットはあります。たとえば、自分好みの間取りや設備を取り入れられるのは、建売にはない利点です。



建売と注文住宅には、それぞれよい点・悪い点があるということですね!
「マイホーム選びで後悔したくない」と考えている方は、家づくりのプロからアドバイスを受けられる「すーさんの相談窓口」がおすすめです。インターネット上で無料で相談できるので、ぜひお気軽に利用してみてください!

