「サーファーズハウスにすると後悔するって本当?」
「後悔する理由を知りたい」
「対策方法はある?」
マイホームをサーファーズハウスにしようと思っているものの、後悔しないか不安な気持ちを抱えている方がいるのではないでしょうか。
長く住むマイホームなので、こんなはずじゃなかったと思いたくないですよね…。
この記事では、大手ハウスメーカーで15年間勤務していた筆者が、サーファーズハウスについて以下の内容を解説します。
- 後悔する理由
- おすすめな理由
- 後悔しないためのポイント
サーファーズハウスで後悔しないためのポイントを理解できるので、ぜひ最後までお読みください!
サーファーズハウスの特徴をサクッと解説
サーファーズハウスとは、アメリカ西海岸のカリフォルニアにある住宅をイメージした家のことです。マリンスポーツを広く楽しめるような構造をしており、とくにサーフィン愛好者に親しまれています。
たとえば、サーフボードを置くためのスペースを考えた間取りや、屋外シャワーを併設するなど、サーフィンをする方にとって住みやすい家づくりが可能です!
サーファーズハウスの外観には「カバードポーチ」が付けられるのが特徴です。カバードポーチは、玄関やデッキに屋根が設けられたスペースのことで、サーフボードの収納などに使用します。
一般的な住環境とは異なり、海外でリゾートを楽しむような空間を作れるのがサーファーズハウスです。
サーファーズハウスで後悔する7つ理由
サーファーズハウスで後悔する理由は、以下の7つです。
- 家のなかが狭い
- カバードポーチを使いこなせない
- 室内が外から見えやすい
- 外気の影響を受けやすい
- 建築コストが高い
- 周辺と比べて浮いてしまう
- サーフィンを辞めてしまった
順番に解説していきます。
1.家のなかが狭い
サーファーズハウスは、アウトドアを楽しんだり、外観をカリフォルニアスタイルにしたりする目的で、デッキを設けることがほとんどです。デッキにスペースを使うぶん、家のなかが狭くなってしまいます。
さらに、リビングから車を眺められるビルトインガレージを設置するケースもあり、居住スペースを圧迫します。
サーファーズハウスを建てるときは、希望の間取りに対して敷地の広さが足りているかを確認した方が良いでしょう。ただし、アウトドアスペースを広くしたいのであれば、サーファーズハウスの間取りが適しているといえます。
2.カバードポーチを使いこなせない
カバードポーチとは、サーフボードの収納やウェットスーツを干す場所として使える屋根付きのデッキスペースです。リビングから続くようなデザインで、家全体を広く見せる効果があります。
しかし、ただの物置のようになってしまい、うまく使いこなせないケースも。
カバードポーチのスペースを狭くしすぎた結果、居心地の悪さから使わなくなってしまうことが考えられますね…。
カバードポーチには、DIYやバーベキューなど、サーフィン以外の使い方が豊富にあります。事前にどのような用途で使うのかを想定し、広さやデザインを決めておくことが大切です。
3.室内が外から見えやすい
サーファーズハウスは、カバードポーチとリビングの行き来をスムーズにするため、大きな窓を設置するケースがあります。そのため、室内が外から見えやすくなる点には注意しなければなりません。
とはいえ、カバードポーチからリビングが続く空間は、家のなかにいても開放感を得られるメリットがあります。
開放感を重視するかどうかで、サーファーズハウスにするかを選ぶのも一つの手段ですね!
4.外気の影響を受けやすい
サーファーズハウスは、開放感を演出するために大きな窓を設置することがあります。住宅は、窓があるほど外気の影響を受けやすいため、夏は暑く冬は寒さを感じやすい家になるでしょう。
外気の影響を対策するには、断熱性能の良い窓にすることが挙げられますね!
快適なサーファーズハウスにするためにも、事前に住宅会社へ断熱性能を上げる相談をしておくことをおすすめします。
5.建築コストが高い
サーファーズハウスは、カバードポーチをはじめとして、一般的な住宅では珍しいデザインで作られることが多いです。さらに、工法が特殊なことがあるため、建築コストが高くなりがちです。
設備のグレードや内装などにこだわっていくと、予算を越えてしまうことが考えられます。サーファーズハウスを検討するときには、詳細な見積もりをもらったうえで、予算とのバランスを考えることが大切です。
不安な場合は、サーファーズハウスと一般的な住宅の2種類の見積もりをもらい比較しながら検討してみてください!
家を建てる費用については、関連記事「【要チェック】家を建てる費用は3,500~4,500万円!価格別のマイホームのイメージや注意点を解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
6.周辺と比べて浮いてしまう
サーファーズハウスは、家の周りを囲むように作られたデッキを設けるなど、特徴的なデザインをしていることがほとんどです。さらに、一般的な住宅にはない外壁や色合いを使うことが多く、周辺の建物と比べると浮いてみえてしまいます。
住宅街の並びにサーファーズハウスがあると、目立ってしまうかもしれませんね…。
海から近い地域であれば、サーファーズハウスが環境になじむことがあります。周辺との調和を気にする場合は、浮いた印象にならないか意識して土地選びをすると良いでしょう。
7.サーフィンを辞めてしまった
ライフスタイルの変化により、建築後にサーフィンを辞めてしまうことがあるかもしれません。後悔しないために、今後もサーフィンを続けるか考えておく必要があるでしょう。
子どもが生まれたり、転職したりしたときなどに、サーフィンから離れてしまうことが考えられますね…。
ただし、構造やデザインなどが気に入っている場合は後悔が少ないでしょう。たとえサーフィンを辞めたとしても、アウトドアを楽しめる間取りを活かした、新たな趣味へのチャレンジが可能です。
サーファーズハウスの導入がおすすめな理由3選
サーファーズハウスの導入がおすすめな理由は、以下の3つです。
- 開放感を得られる
- コミュニケーションが取りやすい
- サーフィン以外にも利用用途がある
一つずつ解説していきます。
1.開放感を得られる
サーファーズハウスは、屋外デッキとリビングのあいだに、大きな窓を設置するのが特徴です。屋外の広々とした景色を常に眺められるため、一般的な住宅では味わえないような開放感を得られます。
さらに、リビングから2階へ続く空間に吹き抜けを設ければ、室内でも視界が開けます!
2.コミュニケーションが取りやすい
壁や天井などの仕切りが少ない構造のため、家族間でのコミュニケーションが取りやすいです。
玄関の扉を開ければすぐにリビング空間が広がる間取りも、家族の対話が増える理由の一つですね!
また、屋外のデッキでバーベキューなども楽しめるため、家族と自宅で過ごす時間を増やせるでしょう。
3.サーフィン以外にも利用用途がある
ダイビングや釣りなど、サーフィン以外のマリンスポーツの拠点としても活躍します。さらに、屋外のデッキを活用すれば、以下のような使い方もできます。
- DIY
- 自転車・バイクのメンテナンス
- バーベキュー
- ペットが遊ぶ空間
自分だけの利用用途を見つけて、サーファーズハウスを最大限楽しんでみてくださいね!
サーファーズハウスを検討しているけれど、なかなか決心がつかず悩んでいる方は、無料の相談窓口を利用することをおすすめします。
私は、大手ハウスメーカーで15年の勤務経験がある家づくりのプロです。どのような小さな悩みでも、まずはお話をお聞かせください!
「すーさんの相談窓口」では、家づくりで発生する疑問をプロ目線で解決しています。サーファーズハウスを建てて後悔しないか不安な方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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サーファーズハウスで後悔しないための4つのポイント
サーファーズハウスで後悔しないためのポイントは、以下の4つです。
- 断熱性能や遮音性能を高める
- 生活動線をスムーズにする
- 土地探しからサポートを受ける
- サーファーズハウスが得意な住宅会社を選択する
サーファーズハウスを建てるのかを決めるヒントになるため、ぜひチェックしてみてください。
1.断熱性能や遮音性能を高める
サーファーズハウスは、大きな窓を設置するため、断熱性能が低くなることには注意しなければなりません。断熱性能の高い窓を積極的に導入し、室内を快適に保つ対策が必要です。
屋根や壁などに性能の高い断熱材を入れるだけでも、屋外からの冷たい風を防げます!
また、吹き抜けを使った開放的な空間のため、遮音性能についても考慮する必要があります。屋根を低く設計する性質上、雨音が気になるケースもあるでしょう。
遮音性能については、天井に吸音施工をしてもらうなどの対策が可能です。断熱性能や遮音性能を高める対策をハウスメーカーに相談しておけば、家を建ててから後悔を減らせます。
2.生活動線をスムーズにする
生活動線とは、室内で日常生活を送るときの移動ルートを線で示したものです!
サーファーズハウスでは、生活動線を意識しておくことが大切です。たとえば、屋外で軽くシャワーを浴びたあと、近くの勝手口からすぐに浴室へ行けるような間取りは、生活動線が良いといえるでしょう。
生活動線が悪いと、趣味へのモチベーションが下がってしまいます。「集中してサーフィンが楽しめるようになった」と感じられるように、生活動線を意識してみてください。
3.土地探しからサポートを受ける
サーファーズハウスに合う土地を見つけるためには、ハウスメーカーや不動産会社などからサポートを受けることをおすすめします。プロ目線で適した土地か判断してくれるためです。
サーファーズハウスは、玄関を中心に、左右に屋根がのびていくような形をしています。建てられる場所が限定されるため、土地探しのサポートを受けておけば、家づくりをスムーズに進められるでしょう。
玄関を南側にしたり、海に行きやすい場所にしたりと、サーファーズハウスの土地探しはクリアするべき条件が多いですね!
土地探しで失敗しないポイントについては、関連記事「【選択肢は4つ】土地探しはどこに行けばいい?失敗しないポイントをプロが伝授」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
4.サーファーズハウスが得意な住宅会社を選択する
サーファーズハウスづくりが得意な住宅会社を選択すれば、知識や経験をもとにして、家づくりの適切なアドバイスを受けられます。
「南側リビング」や「屋外デッキ」などの特徴はあっても、住宅の形が決まっているわけではありません。経験豊富な住宅会社でないと、過去の事例を参考にした提案がしてもらえないため注意が必要です。
住宅会社を探すときには、サーファーズハウスを建てた実績があるかを確認してみると良いでしょう!
サーファーズハウスで後悔しないポイントを押さえて家づくりへ踏み出そう
サーファーズハウスで後悔しないためには、実際に住んだときのイメージを具体的にしておくことが大切です。断熱性能や遮音性能を高めたり、生活動線をスムーズにしたりする方法を考えておけば、快適な住環境を作れます。
サーフィンがしやすいという便利さと、居住の快適さのバランスを保つことが重要ですね!
サーファーズハウスを建てて後悔しないか悩む方は、プロに相談してアドバイスをもらうことをおすすめします。
私は、住宅営業員に向けて講義をおこなう家づくりのプロです。マイホームの成功事例だけでなく、失敗事例もお伝えしています!
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