「日当たりのいい家で過ごすメリットを知りたい!」
「方角ごとの日当たりの度合いってどう違うの?」
「日当たりを良くするにはどうすればいい?」
日当たりが悪い家に比べて、良い家のほうが住みやすいイメージを持っている方も多いのではないでしょうか!
確かに、日当たりのいい家には多くのメリットがあります。ただ、方角によって日の入りは異なるので、しっかりと理解しておくことが重要です。
また、日当たりが悪い家に住んでしまった場合でも、対策を取ればストレスを軽減することが可能です。
今回は、日当たりの良い家のメリットが気になる方に向けて、15年以上住宅販売をしていた経験のある私が、以下の内容を紹介します。
- 日当たりのいい家のメリット
- 方角ごとの日当たりの違い
- 日当たりのいい家にする方法
- 日当たりが悪いときの対処法
家の方角を決めるときの判断材料として活用できるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
口コミからわかる!日当たりのいい家の魅力7選
口コミからわかる日当たりのいい家のメリットは以下の7つです。
- 洗濯物が乾きやすい
- 家の中が明るくなる
- 生活リズムが整う
- 免疫力がアップする
- 冬でも暖かい
- 湿気がこもりにくい
- 冬の光熱費を抑えられる
ひとつずつ紹介します。
1. 洗濯物が乾きやすい
良いですね!👍
引用元:X(旧Twitter)
日当たりが良い場所だと洗濯物を干すのにとても最適で何よりのんびりと日向ぼっこができるという便利さもなかなか素晴らしいですね‼︎( ´ ▽ ` )
日当たりのいい家は太陽の温かい光を存分に取り入れられるため、洗濯物が乾きやすいです。湿気が少ないのでカビや雑菌の繁殖を抑えられ、衣類を衛生的に保てます。
太陽の光でカラッと乾かせば、室内干しでよくある生乾きのニオイがしないので安心です!
乾燥機を使わなくても良いため、省エネにもつながるでしょう。
2. 家の中が明るくなる
電気つけてないのに日当たり良すぎて部屋明るい
引用元:X(旧Twitter)
日当たりのいい家は自然光がたっぷり入るため、家の中が明るく開放的になります。
明るい空間は心の安定感や気分の改善につながるので、家族のコミュニケーションや作業のときの集中力も上がりやすいです。
家の中が明るい方がテンションも上がりますよね!
また、明るい環境は目の負担を軽減してくれたり、ストレスを軽減するセロトニンの分泌を促進する効果があったりします。
3. 生活リズムが整う
引っ越して日当たり良くなって生活リズムが戻った!
引用元:X(旧Twitter)
日光の明るさは、人間の生体リズムに大きな影響を与えます。日当たりのいい家では、自然な明るさを取り入れられるので、規則正しい生活を送りやすいです。
朝やお昼にしっかり太陽の光を浴びることで、体内時計が調整されるんですね!
規則正しい生活は、健康を維持するうえで欠かせません。
とくに、朝の光は睡眠・覚醒リズムを前進させる効果があるので、毎日浴びるのが理想です!
4. 免疫力がアップする
実家1階全面窓際、吹き抜け構造の日当たりがいつもいい家だったから感じたことないけど人間の健康にも太陽って大事なんだよなあ、、って
引用元:X(旧Twitter)
日光にはビタミンDの生成を促進する作用があります。ビタミンDは、骨の生育に必須な血中のカルシウム濃度や免疫作用を高めるのに欠かせません。
ビタミンDは、免疫力アップや病気の予防に欠かせない栄養です!
日当たりのいい家では、太陽の光を十分に浴びられるので、免疫力が高まり、体調を崩しにくくなり、健康に過ごせるでしょう。
5. 冬でも暖かい
うらたさんおはようございます!
引用元:X(旧Twitter)
日当たりいいお部屋なんですね☀️私の家もリビングは日当たり良すぎて暖房いらずのときあります、!でも廊下出るとちゃんと寒いです…
(以下省略)
日当たりのいい家は、冬でも十分な太陽の光を取り込めるので、温かさをキープしやすいです!
室内が暖かいと、風邪や体調不良のリスクが軽減できるので、健康的に過ごしやすいでしょう。
なお、日当たりの悪い家については、関連記事「【脱失敗】日当たりの悪い家で後悔する5つの理由!プロが5つの改善方法を伝授」で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
6.湿気がこもりにくい
お!それならそこまで気にされなくても良さそうですね!
日当たりいいとやっぱり湿気もこもりにくいと思いますよ!(省略)
引用元:X(旧Twitter)
日当たりのいい家は、湿気がこもりにくく、快適に過ごせるでしょう。
カビや雑菌の繁殖がしにくいので、小さなお子さんがいる家庭も安心ですね!
じめじめとした湿気がない家で暮らしたい方に、日当たりのいい家はおすすめです。
7.冬の光熱費を抑えられる
師走になりました、我が屋は日当たりもよく、暖房は小さなガスファンヒーターのみ天井の大きなファンも効果抜群で冬はエアコンをほとんど使いません、光熱費も安いです。多くは40年前のIKEA名古屋店で購入した家具です。
引用元:X(旧Twitter)
日当たりが良く、家が暖かいと暖房を使う頻度が下がるので、光熱費の節約にもつながります。
最近は光熱費が上がっているので、節約できるのはかなり嬉しいポイントです!
日当たりの良い家であれば、冬の光熱費を抑えられるでしょう。
方角ごとの日当たりの違い
日当たりは、方角と深く関係しています。南向きが最も日当たりが良く、東向き・西向き・北向きと続くことが一般的です。
北半球にある日本の場合、南から太陽が差し込むため、南向きが日照時間が長くなります。
- 東向き:朝方から昼まで日当たりが良い
- 西向き:昼前から夕方まで日当たりが良い
- 南向き:早朝の日当たりは良く、昼以降は日陰になる
- 北向き:昼までは日が射さないが、夕方に西日がさす
ここでは、各方角について、それぞれの特徴やメリット・デメリット、向いている人を紹介します。
東向き:朝方から昼まで日当たりが良い
東向きの家は午前中に太陽の光が室内に入り、午後から日陰になるのが特徴です。
日照時間は、南向きより短く北向きより長い傾向にあります!
メリット | デメリット |
---|---|
・朝の太陽の光を浴びられる ・朝から洗濯物を干せる | ・午後の日当たりが悪く、夕方から夜にかけて冷えやすい ・朝日の眩しさで、起床時間より早くに目覚める人もいる |
- 太陽の光で目覚めたい人
- 朝から活動したい人
- 洗濯物を朝干す人
- 洗濯物の量が少ない人
- 夏の暑さが苦手な人
朝日とともに起きられるので、規則正しい生活を送れます。
西向き:昼前から夕方まで日当たりが良い
西向きの家は、午前中は太陽の光が入りませんが、夕方に西日が差し込むのが特徴です。
日照時間は、東向きとほとんど変わりません!
メリット | デメリット |
---|---|
・夕方の日差しが強いため、帰宅した時点ですでに自宅が暖かい ・自宅から夕陽を眺められる | ・午前中に日が入らないため、冬の朝は寒い ・夏は夕方に暑くなりやすい |
- 朝が苦手な人
- 朝はのんびり寝たい人
- 生活スタイルが夜型の人
- 夕焼けを楽しみたい人
- 寒がりで暖かい部屋がいい人
朝は日が入らないので、休日はゆっくり寝過ごせるでしょう。
南向き:早朝の日当たりは良く、昼以降は日陰になる
南向きの家は、一年中太陽の光が室内に入り、日照時間が長いのが特徴です。
ただし、高層建築物が近くにある場合や、低い土地に建てられている場合など、南向きでも日差しが良くない家もあります。
メリット | デメリット |
---|---|
・1日中暖かいので、洗濯物が乾きやすい ・結露やカビが発生しにくい | ・日当たりが良すぎるため、夏の室温が上がり過ぎる ・書籍や家具、床などが日焼けするリスクがある |
- 日中に家で過ごす時間が長い人
- 洗濯の量や回数が多く、ベランダに干したい人
- 冬の光熱費を抑えたい人
- 小さい子どもや高齢者がいる人
- 明るい部屋で暮らしたい人
日照時間が長いので、洗濯などの家事がはかどりますよ!
なお、南向きに家を建てるデメリットについては、関連記事「【原因究明】南向きの家は建てるなと言われる5つの理由!メリットや建築のポイントを解説」でも詳しく解説しています。
あわせて参考にしてみてください!
北向き:昼までは日が射さないが、夕方に西日がさす
北向きの家は太陽が当たりにくく、1日を通して日当たりがあまり良くないのが特徴です。夏場は涼しいですが、冬は暗くて寒くなりやすいです。
メリット | デメリット |
---|---|
・太陽の光が入りにくいので、夏場は涼しい ・書籍や家具の日焼けしにくい | ・冬は1日中寒い ・暖房代が上がりやすい |
- 日中はあまり家にいることが少ない人
- 洗濯物は外干しせず、浴室乾燥機で乾かす人
- カーテンを閉めていることが多い人
- 紫外線に当たりたくない人
- 暑がりな人
家の中に暑さがこもりにくいので、夏場でもひんやりしているのが特徴です。
ここまでは方角ごとの特徴やメリット・デメリットを紹介しましたが「結局どれにすればいいの?」と迷う方もいるかもしれません。
結論、家族のライフスタイルにあわせて選ぶのが1番ですが、プロの意見もしっかり聞いておいたほうが後悔を減らせるでしょう。
「すーさんの相談窓口」では元ハウスメーカーの営業マンだった家づくりのプロが、どんな小さなお悩みにも無料で回答します。
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日当たりのいい家にする5つの方法
日当たりのいい家にする方法は、以下の5つが有効です。
- 窓を大きくする
- 吹き抜けにする
- 庭をつくる
- 部屋の間取りを工夫する
- 間仕切りを減らして空間を広くする
順番に見ていきましょう。
1. 窓を大きくする
日差しは室内を明るくし、心地良い空間をつくり出すのに欠かせません。東側・南側の窓のサイズを大きくすることで、太陽の光をたっぷりと取り入れられます。
窓を大きくするのが難しい場合は、高い位置に取り付けるのもいい対処法です。
また、窓ガラスには日光を遮る効果のあるフィルムやブラインドを取り付けることで、夏の暑さや冬の寒さを調整し、快適な温度を保てます!
2. 吹き抜けにする
吹き抜けは、建物の中央部分を開けて2階まで空間を連続させるデザインです。これにより、上階からも下階に自然光が差し込むため、光が行き渡りやすくなります。
吹き抜けにするのは大掛かりですが、家の雰囲気がガラッと変わりますよ!
また、吹き抜けは家の内部を広く感じさせるので、開放感のある居住空間を演出します。
3. 庭をつくる
家の周囲に庭をつくることで、隣家との空間が日光を取り入れるのに役立ちます。
また、庭の植栽は日差しの遮蔽(しゃへい)や気温の調整もしてくれるので、家の内部を涼しく保つうえでも効果的です。
庭があることで、日差しが入りすぎることを防げますよ!
さらに、季節ごとに植物を育てることで、四季折々の景色を楽しめるでしょう。
4. 部屋の間取りを工夫する
部屋の間取りを工夫することで、日光がたっぷり入る家にできるでしょう。間取りの工夫の例は以下の通りです。
- 居室やリビングを南向きに配置する
- リビングを2階に配置する
- 北向きの家では道路に面しない方角にリビングを配置し、大きく開放的な窓を設置
よく使うスペースの日当たりが良ければ、ストレスを軽減できそうですよね!
間取りを工夫することで、よく使う生活スペースに光が入るようになります。しかし、自分だけで間取りを考えるのは難しいという方も多いでしょう。
プロに相談しながら間取りを決めたい方は、ぜひタウンライフを活用してみてください!
タウンライフの詳細は、関連記事「【希望が叶う】理想の家を実現する間取りの決め方を徹底解説!無料でプロに依頼する方法を紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
5. 間仕切りを減らして空間を広くする
間仕切りのない広い空間に窓をつくることで、部屋全体を均一に明るくできます。間仕切りや扉が多くなると、外の光が部屋の奥まで届かなくなるからです。
スキップフロアを利用した間取りがおすすめです!
スキップフロアは「中二階」「ロフト」とも呼ばれ、壁をつくらずに部屋をつくりだせます。壁がないことで、複数の窓から入り込んだ日差しが部屋を明るくしてくれる効果があります。
日当たりの悪さをカバーする方法2選
日当たりの悪さをカバーする方法を2つ紹介します。
- インテリアや内装を工夫する
- 照明を工夫する
それぞれ詳しく解説します。
1. インテリアや内装を工夫する
インテリアや内装を工夫することで、室内を明るく演出できます。おすすめのインテリアや内装の工夫例は以下の通りです。
- 内装を明るい色にする
- カーテンの代わりにシェードを使う
内装の色を明るくすることで、部屋全体がパッと明るい印象になります。壁紙や床の色をワントーン明るくしたり、カーペットの色をベージュやライトグレーにするといいでしょう。
また、カーテンの代わりにシェードを採用することで、日光を取り込みやすくなります。必要なときに手軽に開け閉めできるので、日差しの調整がしやすいのも嬉しいポイントです。
透過するシェードを選べば室内に自然光を取り入れつつ、プライバシー確保もできます。
2. 照明を工夫する
日当たりが悪い場合は、照明の配置や明るさを工夫することで、室内を明るくできます。電気を付けっぱなしにすると光熱費が高くなってしまうので、省エネ効果の高いLEDシーリングライトの利用がおすすめです。
日当たりが悪いと、冬は昼間でも暗くなりがちなので、上手い具合に明るい雰囲気にしたいですよね。
また、間接照明を取り入れれば、必要なぶんだけ明るさを保てます。日当たりが悪いと日中に「真っ暗ではないけど本を読んだり、細かい作業をしたりするには明るさが足りない」と感じることがあるかもしれません。
部屋全体ではなく一部分だけを明るくしたい場合には、間接照明を使用するといいでしょう。
日当たりのいい家を建てる際によくある2つの質問
最後に、日当たりのいい家を建てる際によくある質問を紹介します。日当たりのいい家を建てたいと考えている方は参考にしてください。
- 南向きの家は建てるなと言われるのはなぜ?
- 日当たりシミュレーションとは?
それぞれ詳しく解説します。
1. 南向きの家は建てるなと言われるのはなぜ?
南向きの家を建てるなと言われる理由は、以下の通りいくつかあります。
- 人気があるので価格が高い
- 夏は暑くなる
- 周囲の視線や騒音が気になる
- 日差しが当たることで部屋の壁や床が劣化しやすい
- 1日中、日が当たらない場所がある
南向きの家を建てる場合には、価格や夏場の暑さを考慮する必要があります。また、南側に間口の大きいリビングを設置するなら、通行人からの視線や車の騒音が気にならないよう工夫する必要があるでしょう。
南向きに家を建てると、北側には日が当たりにくいです。部屋や外壁の気温が上がらず、湿気がたまりやすくなるため、カビの発生に注意してください。
南向きの家のメリットとデメリットをきちんと把握しておく必要があります!
2. 日当たりシミュレーションとは?
日当たりシミュレーションとは、図面や周辺地図などに基づいて室内の明るさをインターネット上で計算する手法のことです。
住み心地に直結するため、日当たりシミュレーションで確認しておくと安心です。以下に、アプリやソフトを3つ紹介するので、使ってみてください。
家を建てた後に「日当たりが悪かった」と後悔しないように対策しておきましょう!
方角ごとの特徴を知って日当たりのいい家に住もう
日当たりがいいと、光熱費の削減や心身の良好な状態のキープなど、さまざまなメリットを受けられます。日当たりは方角と深い関係があるので、それぞれの特徴を押さえておくと失敗しにくいです。
住み始めてから日当たりが気になる場合は、間取りを変えたり照明を工夫したりするのがおすすめです!
日当たりは、部屋全体の雰囲気に大きな影響を与えます。だからこそ、日当たりの悪さに悩まされたくない方は、家づくりのプロであるすーさんに相談してみてください。
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