「土地があるのでマイホームを建てたい」
「新築の平屋が500万円で建てられるの?」
「建てられるハウスメーカーを教えて」
土地があれば、500万円台で夢のマイホームが手に入ります。500万円台の平屋は1R~1LDKの間取りが多く、1人暮らしや老後に夫婦だけで暮らすのであればちょうど良い大きさです。
住宅ローンの負担を少なくできますね!
しかし、500万円台の建築費は本体価格の場合が多く、諸経費や外構費などは含まれません。また、取り扱っているハウスメーカーが少ないなど、いくつか注意点があるのも事実です。
そこでこの記事では、住宅のプロである私が500万円台の平屋について以下の内容を解説します。
- 500万円台で建てられる平屋の概要
- 格安で新築が建てられる理由
- ハウスメーカーの例
- 建てる際の注意点
低コストで自分らしい暮らしを実現させたい人は、ぜひ最後までお読みください。
土地ありなら500万円台で新築の平屋が建てられる
近年、物価の上昇で建築費が上がっていますが、500万円台で新築の平屋が建てられます。8~12坪の1LDKが主流の間取りですが、一人暮らしやセカンドライフを楽しむご夫婦であれば十分な広さです。
LDKに寝室がついた間取りですよ!
ただし、500万円の内訳は平屋の本体価格であり、付帯工事費用や諸費用などは別途必要になるので注意しましょう。本体価格以外に必要な費用は以下の通りです。
費用項目(目安) | 費用の内訳 |
---|---|
付帯工事費 (全体見積りの10~15%) | ・地盤調査 ・地盤改良工事 ・引き込み工事 ・外構工事 ・空調設備工事 ・カーテン工事 ・照明器具工事 |
諸費用 (全体見積りの5~10%) | ・登記手数料 ・仲介手数料 ・住宅ローンの諸費用 ・つなぎ融資の利息 ・消費税 ・印紙税 ・不動産取得税 ・引越し費用 ・地鎮祭 |
外構費 (全体見積りの5~10%) | ・門まわり ・玄関アプローチ ・塀・囲い ・フェンス ・ガレージ・カーポート ・庭・ガーデン ・テラス・ウッドデッキ ・ガーデンルーム・サンルーム ・ベランダ・バルコニー ・照明・ライティング ・植栽 ・物置 |
土地代 | 土地があれば不要 |
付帯工事や諸費用は必要ですが、建築費の70%を占める本体価格が500万円台で収まります。格安でマイホームを購入できるでしょう。
土地ありなら500万円台で新築の平屋が建てられる4つの理由
ここでは、500万円台で新築の平屋が建つ理由を紹介します。
- 設備グレードを下げている
- 材料を安く仕入れている
- 作業効率をあげて人件費を下げている
- 広告宣伝費にお金をかけていない
ローコストの理由が知りたい人は、チェックしておきましょう。
1.設備グレードを下げている
500万円台で平屋を建てるには、設備などのコストダウンが必須です。生活に支障のない設備は、標準仕様などのようにグレードを調整しています。
キッチンやユニットバス、トイレなどは、グレードを下げても生活に支障がないですよね!
また、床や壁・窓などの建築資材もグレードを調整可能です。合板にシートや木を貼り付けた床材や窯業系サイディングの外壁材など、安価に抑えられないか確認してみてください。
ただし、設備のグレードが低くても品質は悪くありませんが、デザイン性や機能面で不満を感じる可能性があります。
なお、床材で悩んでいる人は、私のInstagramの投稿を参考にしてみてください。床材迷子にならないコツを紹介していますよ!
2.材料を安く仕入れている
ローコストを実現するため、ハウスメーカーは材料費の削減に取り組んでいます。あらかじめ使用する資材や仕入れ先を決めて、大量発注してコストダウンを可能にしているからです。
建築に必要な資材の大量発注で、ひとつ当たりの原価を下げていますよ!
また、ハウスメーカーによっては断熱材などの部材を関連会社から仕入れてコストダウンしている場合があります。各社で安さの理由や特徴に違いがあるので、確認してみてください。
3.作業効率をあげて人件費を下げている
労働者不足などが原因で、人件費が上がっていますね!
ローコスト住宅のハウスメーカーは少ない人数で作業しているため、人件費が抑えられます。少人数での作業を可能にした方法は、以下の通りです。
- 工場でカットした木材を使用して現場の作業効率を上げる
- 一人の担当者が複数の業務を担当する
- 設計プランや仕様を規格化して現場監督や職人の負担を減らす
- 間取りをシンプルにして工期を短くする
人件費の削減で、品質を落とさずに低価格の住宅を提供しています。
4.広告宣伝費にお金をかけていない
住宅を販売するには宣伝や広告が必要ですが、TVCMなどの経費がかかる広告は価格を抑えるために行いません。
また、莫大な費用がかかる展示場への出店も行わないので経費を削減できます。
資材や人件費でのコストカットは限定的です。そのため、宣伝や広告などの間接的な費用を削って、より高品質で低価格な住宅を供給しています。
とはいえ、500万円台でどのような家が建つのか心配な方は多いでしょう。ローコスト住宅の購入で不安に思う方は、住宅のプロに相談することをおすすめします。
「すーさんの相談窓口」なら、住宅のプロであるすーさんが忖度なしでハウスメーカーの良し悪しや、間取りの決め方などをアドバイスしてくれます。
大手ハウスメーカーで培った経験とノウハウを活かし、あなたのマイホームづくりをサポートします!
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【500万円台】土地ありの新築平屋が建てられるハウスメーカー4選
500万円台で新築の平屋が建てられるハウスメーカーは、以下の4社です。
- 平屋ベース
- 楽ちん住宅
- こんぱくとホーム
- 平屋本舗
それぞれ解説します。
1.平屋ベース
項目 | 概要 |
---|---|
企業名 | 株式会社アップデート |
価格目安 | ・1LDK 8坪 498万円~ ・1LDK 10坪 591万円~ |
エリア | 新潟県の平屋専門店 |
平屋ベースは、新潟県にある平屋専門のハウスメーカーです。宣伝広告費の削減などによって、1LDK(8坪)の平屋を498万円で提供しています。
また、二重断熱や床・天井にも断熱材を施工し、ローコストとは思えない快適空間を実現しました。
コストパフォーマンスに優れた住宅を提供していますね!
2.楽ちん住宅
項目 | 概要 |
---|---|
企業名 | 御園建設株式会社 |
価格目安 | ・1R 9坪 553万円~ ・1LDK 12.25坪 744万円~ |
エリア | 千葉県の平屋専門店 |
楽ちん住宅は、千葉県にある平屋専門のハウスメーカーです。1R~3LDKの8つのタイプから選べるので、様々なご家庭の要望に応えられます。
新築の平屋住宅を553万円から販売していますよ!
全国的な共同仕入れ組合の立ち上げや、打ち合わせの効率化などを行い安さを維持しているのが特徴です。
3.こんぱくとホーム
項目 | 概要 |
---|---|
企業名 | ㈱小栗工務店 |
価格目安 | ・1LDK 9.52坪 553万円~ (毎月3棟限定) |
エリア | 岐阜県の平屋専門店 |
こんぱくとホームは、岐阜県にある平屋専門のハウスメーカーです。毎月3棟限定で1LDK(9.52坪)の新築平屋を569万円で提供しています。
また、こんぱくとホームは安いだけではありません。断熱ペアガラスサッシや24時間換気システムを標準装備し、高い断熱性と湿気をこもらせない快適空間を実現します。
10年間の瑕疵担保責任保険や定期的な訪問など、アフターサービスも充実していますよ!
4.平屋本舗
項目 | 概要 |
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企業名 | MIRAIE株式会社 |
価格目安 | 1LDK 550万円~ |
エリア | 茨城県の平屋専門店 |
平屋本舗は、茨城県にある平屋専門のハウスメーカーです。「シンプルな平屋」と「バリアフリー平屋」の2つのタイプがあり、100以上のプランから選べます。
グループ会社と仕入れの一本化や広告費の削減により、ローコスト住宅を実現しました。そのため、1LDKの平屋が550万円から建てられます。
設備はリクシルやタカラスタンダードを使用し、断熱材に吹付け施工を採用するなどローコスト住宅を感じさせない仕様です。
住宅ローンの審査が通らなかった人からの相談も、積極的に受け付けていますよ!
【1,000万円以下】土地ありの新築平屋が建てられるハウスメーカー3選
1,000万円以下で新築の平屋が建てられるハウスメーカーは、以下の3社です。
- ヒラキハウジング
- みんなの平屋
- ひら家IKI
それぞれ順番に見ていきましょう。
1.ヒラキハウジング
項目 | 概要 |
---|---|
企業名 | 株式会社ヒラキハウジング |
価格目安 | 3LDK 17.35坪 880万円~ |
エリア | 熊本県の平屋専門店 |
ヒラキハウジングは、熊本県にある平屋専門のハウスメーカーです。大正14年創業の信頼と実績のある技術で、低価格でも充実した商品を多数展開しています。
タカラスタンダードやINAXなど、一流メーカーの設備を使用していますよ!
現在は3LDK(17.35坪)を880万円で提供しているものの、過去には500万円台で住宅を提供していました。近年の資材高騰の影響により、価格変更を余儀なくされたそうです。
質の高い住宅を安心価格で熊本に建てたい人は、ヒラキハウジングがおすすめです。
2.みんなの平屋
項目 | 概要 |
---|---|
企業名 | クリエイトホーム株式会社 |
価格目安 | 1LDK 9坪 690万円~ |
エリア | 宮城県の平屋専門店 |
みんなの平屋は、宮城県にある平屋専門のハウスメーカーです。30種類のプランから希望の平屋が選べ、9坪から20坪以上の住宅など家族構成にあわせて選択できます。
新築の平屋が690万円から建てられますよ!
宮城県と近隣県の一部地域に施工エリアが限定されているので、対象となるかを確認してみてください。
3.ひら家IKI
項目 | 概要 |
---|---|
企業名 | ケイアイスター不動産株式会社 |
価格目安 | 1LDK 17坪 850万円~ |
エリア | 北関東中心の平屋専門店 |
ひら家IKIは、施工エリアが北関東を中心とした平屋専門のハウスメーカーです。全プランをZEH住宅標準仕様にした省エネにこだわった家づくりができるので、住んでからもコストがかかりません。
また、住宅設計は専用のアプリ「ヒラヤー」を使用すれば、担当者と対面しなくても理想の住宅が完結します。
時間がない人におすすめですよ!
1,000万円以下で建てられるローコスト住宅については、関連記事「【後悔なし】ローコスト住宅を1,000万円以下で建てられる理由5つ!注意点やハウスメーカーも紹介」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
土地あり500万円台で新築平屋を建てる際の3つの注意点
500万円台で平屋を建てる注意点は、以下の3つです。
- 予算オーバーしやすい
- 土地の条件次第で建てられないことがある
- 保障やアフターサービス期間が短い
注意点を押さえると、購入の後悔が少なくなるでしょう。
1.予算オーバーしやすい
ローコスト住宅は設備や資材のグレードが低く設定されているため、変更する際はオプション料金が発生します。また、間取りや内装も規格が決まっているので、変更した時は別途の費用がかかるでしょう。
そのため、最初に決めた予算を守る工夫が必要です。家づくりは大きな金額が動くため、衝動的にお金を使ってしまいます。
オプション購入に迷った時は、一度冷静になってから決めましょう!
ローコスト住宅で後悔する原因については、関連記事「【見ないと損】ローコスト住宅で後悔する7つの原因!注意点やおすすめのハウスメーカーを厳選紹介」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.土地の条件次第で建てられないことがある
マイホーム取得のために土地を購入しても、家が建てられない場合があるので注意が必要です。各種の法令によって住宅が建てられない土地と解決方法を、以下の表にまとめました。
住宅が建てられない土地 | 解決方法 |
---|---|
農地転用していない土地 | 農地を宅地に転用する |
傾斜角度15°以上の傾斜地 | 傾斜を平らにする |
高圧線下にある土地 | 確認申請を取る |
住宅を建てたいタイミングに、理想の土地が見つかる可能性は低いです!
条件が合わない土地があった時は、解決方法がないのか確認してみましょう。
引用:建築基準法
3.保障やアフターサービス期間が短い
大手ハウスメーカーであれば、30~60年保障や24時間365日対応のコールセンターが設置されています。しかし、ローコスト住宅メーカーの保障は、あまり手厚くありません。
設計や施工のミスによる欠陥は法律で10年間は保障されていますが、その後の修理は自身で行う必要があります。住んでからメンテナンスなどで後悔しないように、保証期間や内容を事前にハウスメーカーに確認しましょう。
長期保証がついているハウスメーカーがおすすめですよ!
引用:住宅瑕疵担保履行法
土地ありなら500万円台で新築平屋が建てられる
土地があれば、500万円台で新築の平屋が建てられます。ただし、1Rや1LDKの間取りが多いため、1人暮らしやセカンドライフを過ごすご夫婦に適した住宅です。
また、ローコスト住宅を取り扱うハウスメーカーは少なく、施工エリアも限定的です。この記事で紹介したローコスト住宅のハウスメーカーを参考にして、理想の家づくりに役立ててください。
ローコスト住宅の業者選びで悩んだ時は「すーさんの相談窓口」の利用がおすすめです!
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