「平屋はやめたほうがいいって聞いたけど本当?」
「メリットとデメリットがどれくらいあるのか知りたい!」
「平屋を建てたいので事前にデメリットを把握しておきたい!」
平屋はやめたほうがいいと、聞いたことのある人が多いのではないでしょうか。
結論から言うと、平屋にも魅力がたくさんあります。
ワンフロアですべてが完結し、階段を登ったり降りたりする必要がありません。
小さなお子さんがいる家庭や介護を必要とする家族がいる家庭では、階段がないほうが安心です!
では、なぜ平屋はやめたほうがいいと言われるのでしょうか。それには理由があります。
- 平屋はやめたほうがいいと言われる理由
- 平屋がいいと言われる理由
- 平屋が向いている人
平屋を検討中の方はやめたほうがいいと言われる理由を把握し、対策をとっておきましょう。
平屋はやめたほうがいいと言われる7つの理由
平屋はやめたほうが良いと言われても、理由が明確でなければ納得できませんよね。
こちらでは、7つの理由を紹介しますので、自分にとって許容できるか判断しておきましょう。
- 広い土地が必要になる
- 水害が発生した場合に逃げられない
- 2階建て以上の住宅に囲まれると日陰になりやすい
- プライベートが筒抜けになる
- 防犯を強化する必要がある
- 建設費用が高くなりやすい
- 固定資産税が高額になりやすい
一つひとつ解説します。
1. 広い土地が必要になる
2階建てと同じ広さの平屋を建てる場合は、2階の広さ分の土地がさらに必要です。
広い面積の土地が必要になり、都心で平屋を建てるのは難しくなります。なぜなら、都心は商業施設や集合住宅の需要が多いからです。
たとえ都心で広い土地が見つかっても、土地代が高額になります!
平屋を建てることを最優先にしたいなら、土地代が高くない地域を選択するのがおすすめです!
ただし、ほとんどの場合は田舎であり、便利な生活ができなくなる可能性があります。
家を建てる優先順位を明確にして、検討するのが良いでしょう。
2. 水害が発生した場合は上に逃げられない
万が一水害にあってしまった場合、平屋だと被害が大きくなる恐れがあります。2階がないため、いざというときの避難場所が屋内にないからです。
2階建てなら荷物を2階に移せて、自分たちも避難できますよね。平屋より被害が少なくて済みます。
万が一、平屋に住んでいて水害にあってしまった場合は、低いところにあるものをなるべく高い位置に移動させましょう!
一番の対策は、水害に遭わないように事前にハザードマップで確認しておくことです。住宅を購入するときは、以下の4つの項目を確認しましょう。
- 海の近くにしない
- 川の近くにしない
- 地盤がゆるいところにしない
- 水が溜まりやすい低い位置にある地域にしない
被害にあったときの対策を考えるよりも、被害に遭わないための対策が一番効果的です。
3. 2階建て以上の住宅に囲まれると日陰になりやすい
平屋は家の高さが低いため、周囲にある建物の影響を受けやすく日陰になりやすいです。
周囲に高い建物が多い場合は、対策をすることで改善される場合があります。
時間をかけて日当たりを調査するのもひとつの方法です!
日当たりの調査をする場合は、どうしても1年近くかかります。理由は、夏と冬では太陽の高さが異なり、影のでき方が変わるためです。
日陰になりやすく部屋が暗くなるのが気になるなら、リビングを南の方角において大きめの窓を設置するのが良いでしょう。
外から光が入る面積が多くなり、部屋が明るくなります!
できることなら、建物に囲まれていない土地を選びたいところです。
4. プライベートが筒抜けになる
建物の床面と道路が同じくらいの高さのため、家の中が外から見られやすいと感じることがあります。
実際、道路を歩いていると、家の中の様子が目に入って来ることがありますよね!
悪気がなくても見えてしまうことが多いです。平屋を購入して後悔する人もいるようなので、事前にしっかり調査しておきましょう。
防ぐには、設計を考える段階で、家のつくりを工夫する必要があります。
- リビングダイニングでは、椅子に座ったときの目線の高さに窓を設置しない
- 視線を遮るために木塀を配置する
- 高さのある木を植えておく
目線の位置に目隠しになるものを設置することで、家の中が見えにくくなります。譲れない条件や生活スタイルに合わせて決めていくことが大切です。
5. 防犯を強化する必要がある
室内に入れる窓が2階建てより多いため、防犯面が気になる人が多いです。
平屋に限ったことではないですが、戸建ての防犯対策は自分でやる必要があります。こだわって防犯を強化できる一方で、何もしないと空き巣や強盗に入られるリスクが上がります。
せっかく建てたマイホームで、空き巣や強盗の被害に遭遇したくないですよね!
格子付きの窓にしたり、シャッターを取り付けたりすることで対策できます。オープン外構にすることで人目につきやすくなり、空き巣が隠れられる場所を少なくすることも有効です。
6. 建設費用が高くなりやすい
2階建てと比較して、平屋は基礎と屋根の面積が多くなります。
基礎と屋根は住宅を構成するうえでとても重要なところ。屋根は形次第でコスト削減できますが、基礎はしっかりつくり込む必要があります。
使用する資材が増えるため、建設費用が高くなりやすいです!
建設費用を少しでも安く済ませたいなら、平屋より2階建てのほうがおすすめです。
7. 固定資産税が高額になりやすい
平屋はどうしても屋根と基礎の面積が多くなります。土地の所有面積も大きくなるため、固定資産税が高くなりやすいです。
固定資産税は、家を買う時点で必ず発生します。
平屋だから極端に高額ということはありません!
平屋と2階建てで極端な違いがないため、固定資産税のことは気にしないほうが良いでしょう。
税金を気にしすぎて納得のいく家を建てられないほうが、きっと後悔します!
せっかく家を建てるなら、納得のいく住みやすい家を建てるようにしましょう。
【結構人気】平屋がいいと言われる7つの理由
国土交通省の建築着工統計調査によると、平屋は年々増えています。昔ながらの戸建てに魅力を感じて、人気になりつつあるのかもしれません。
こちらでは、平屋がいいと言われる7つの理由を紹介します。
- ワンフロアでスムーズに動ける
- 階段がないので生活しやすい
- 家族同士のコミュニケーションがとりやすい
- 間取りや外観の自由度が高い
- 家の修繕費が抑えられる
- 耐震性が高く丈夫につくられている
- 屋根が広いため太陽光発電を活用できる
順番に確認していきましょう。
1. ワンフロアでスムーズに動ける
平屋はワンフロアのため、荷物の持ち運びや家事の動線が非常に楽です。
重たい洗濯物を持って階段を登るのは大変ですよね!
1階で洗濯して2階へ干しに行かなくて良くなります。
平屋のメリットはワンフロアですべて完結することです。開放的な空間でスムーズに移動できるのは、大きなメリットでしょう。
2. 階段がないので生活しやすい
小さなお子さんや介護を必要とする高齢者がいる家庭では、階段があると心配事が増えます。
目を離した隙に階段から落ちてしまわないかと、不安になりますよね!
平屋なら階段がないので、転んだり怪我をしたりするリスクが減ります。小さなお子さんや介護が必要な高齢者がいる家庭では、階段がないほうが生活しやすいでしょう。
階段やエレベーターを設置するスペースを確保しなくて良いため、部屋が広く使えるのもメリットです。
収納を増やしたり作業スペースを増やしたりして、有効活用できます!
3. 家族同士のコミュニケーションがとりやすい
部屋と部屋の距離が近く顔を合わせやすいため、家族間のコミュニケーションがとりやすいです。
部屋に行くためにリビングを通るような間取りにしておくと、毎日必ず顔を合わせるので家族の様子がわかります!
2階建ての場合、玄関の近くに階段があると、帰ってきてそのまま2階に行ってしまうケースが多いです。2階に子ども部屋がある場合は、なかなかコミュニケーションできないことも。
平屋は顔を合わせやすいので、お互いの様子がわかって生活しやすくなります。
4. 間取りや外観の自由度が高い
平屋の形はさまざまなパターンから選べます。生活習慣や優先順位を考慮して、使いやすい間取りにすることが可能です。
屋根のバリエーションも豊富で、予算があればおしゃれに設計できます!
平屋は2階に部屋をつくる必要がないため、天井を高くできて開放感のある家を演出しやすいです。
2階建ての家より個性やこだわりを出しやすいので、自由度の高い家をつくりたいなら平屋がおすすめです。
5. 家の修繕費用が抑えられる
2階建て以上の戸建ての場合は、修繕の際に高所で作業するため、足場設置にも費用がかかります。
平屋は修繕時のメンテナンス費用が、2階建てより抑えられます。足場の高さが2階建ての半分で済んだり、足場を設置しなくて良い場合があったりするためです。
戸建ては、修繕費用の積立を自分でしなければなりません。
修繕の依頼も自分でするため、できるだけ費用は抑えたいですよね!
修繕の費用や定期的なメンテナンスの費用が2階建てより抑えられるのは、平屋のメリットです。
6. 耐震性が高く丈夫につくられている
当然ですが、平屋には2階部分がありません。2階建てより高さがないため、支える重さが軽いです。基礎部分が2階建てより広くつくられているため、安定感もあります。
2階部分がある建物は平屋より重たいため、地震の際は揺れが大きくなります。
建物の構造上、2階建てより平屋のほうがつくりが丈夫です!
耐震性を気にして丈夫な家に住みたいと感じる方には、平屋がおすすめです。
7. 屋根が広いため太陽光発電を活用できる
平屋は2階建ての住宅より床面積が広いため、屋根の面積も大きくなります。大きな屋根に太陽光発電を取り付ければ、効率よく発電できますよね。
面積が大きいほどたくさん発電できるので、電気代が安く済みます。
使わなかった分の電気は売電できるので経済的です!
平屋のメリットとデメリットを比較しても決めきれずに迷っている方は、一度すーさんにご相談ください。
すーさんは、大手住宅メーカーに15年勤務していた住宅のプロです。ハウスメーカーの社員向けに、営業の講師もしています。
今までの経験と知識から、あなたに合わせた最適の提案をいたします。平屋にするか2階建てにするか迷っているなら、ぜひお気軽にご相談ください。
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平屋に向いている人の特徴3選
平屋か2階建てかで迷っている方向けに、平屋に向いている人の特徴を3つ紹介します。
- 子育てや介護の必要がある
- 家族が少ないため2階部分が必要ない
- ワンフロアで開放的に暮らしたい
それぞれ確認していきましょう。
1. 子育てや介護の必要がある
赤ちゃんや小さいお子さんがいる家庭では、階段があると家事や育児が大変になります。
子どもに1階にいてもらって2階で家事をしないといけない状況だったり、2階に子どもにいてもらって1階で作業しないといけない状況だったりすると大変ですよね。
階段の前にゲートを設置すれば対策できますが、2階建てよりワンフロアのほうが住みやすいです!
介護が必要な家族がいる場合も同様で、ワンフロアのほうが生活しやすいです。
2階建てで車椅子を必要とするなら、エレベーターを設置しなければなりません!
介護者にも階段の上り下りは負担になるので、平屋がおすすめです。
2. 家族が少ないため2階部分が必要ない
単身者や夫婦2人で過ごす場合は、そもそも部屋数が必要ありません。2階部分がまるっと必要ないので、コンパクトな平屋を選択する場合があります。
床面積が広くなくても良いなら、2階建てと比較したときに価格が極端に高くならずに済みます。
省スペースでコンパクトに生活したい方にも、平屋はおすすめです!
3. ワンフロアで開放的に暮らしたい
平屋は、仕切りを極力減らすことで、部屋が広くなります。
部屋数をあえて少なくすることでひとつの広い空間ができ、伸び伸びと生活できます。
庭部分をつくる余裕があるなら、縁側を設置するとよりくつろげる空間が確保できますよ!
家族と顔を合わせて話す機会が増えるため、コミュニケーションを大事にしたい方にもおすすめです。
平屋は魅力的なところがたくさん!迷ったら専門家に相談しよう
平屋はやめたほうがいいという意見があるのは事実ですが、魅力的に感じる人がいるのも事実です。
人によっては平屋のほうが2階建てより魅力的に感じる場合があります!
単純に平屋と2階建てを比較するのではなく、家族構成や生活スタイルを考慮したうえで選択するのがおすすめです。
平屋にも2階建てにも魅力がたくさんあります。迷ったらすーさんに相談して、悩みを解決してもらいましょう。
すーさんは住宅販売実績が評価され、表彰された経験がある住宅のプロです。知識だけでは補えない15年にわたる接客経験を元に、あなたに特化した解決策を提案してもらえます。
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