「2階にトイレを設置するか迷っている」
「2階にトイレがないと、どんなとき困るのだろう?」
「あとからトイレの増設は可能なのかな?」
2階建て住宅を建てる場合、2階にトイレを設けるか悩んでいる方が多いのではないでしょうか。「トイレは1つで問題ないのでは?」と感じる方もいるでしょう。
トイレを設置する数が増えると建築費用がかさむため、余計悩んでしまいますよね!
結論からお伝えすると、トイレは1階と2階の両方に設置するのがおすすめです!
この記事で、トイレの設置に悩んでいる方に向けて、
- 2階のトイレがなくて後悔する理由
- 2階にトイレを設置する注意点
- 増設の可否や注意点
などを解説します。
最後まで読むことで、マイホームのトイレに関する悩みを解決できるでしょう。
「家づくりで後悔や失敗をしたくない」「理想のマイホームを実現したい」などと考えている方は、ぜひご一読ください。
2階トイレなしで後悔する5つの理由
2階にトイレを設置せずに後悔する理由は、主に以下の5つです。
- 家族でトイレのタイミングが被る
- トイレに行くたびに階段の昇り降りが発生する
- 感染症に対する隔離ができない
- トイレが故障したときの代わりがない
- 来客時に使い分けられない
それぞれ順番に見ていきましょう。
2階にトイレを設けるか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
1. 家族で使用のタイミングが被る
家にトイレが1つしかないと、なにかと不便です!
特に、朝の時間帯は用を足すタイミングが被りやすいです。そのためトイレに行く時間が遅れ、学校や仕事に遅刻する恐れもあるでしょう。
一方、トイレが2つあれば、家族で使用するタイミングが被ってもカバーできます。資金に余裕があれば、1階だけでなく2階にもトイレを設置することをおすすめします。
2. トイレに行くたびに階段の昇り降りが必要になる
2階に寝室やリビングがある場合、1階のトイレに行くための階段を昇り降りしなければなりません。特に、小さいお子さんは1人で階段を降りられないケースが考えられます。
子どものトイレのたびに夜中起こされるのは、正直辛いですよね!
また、年齢を重ねて足腰が弱くなったとき、ケガのリスクが高まります。夜の暗い状態だと、足を踏み外すケースも考えられるでしょう。
3. 感染症に対する隔離ができない
家族の誰かが感染症にかかった場合、トイレが1つしかないと隔離するのが難しいです。結果、感染症が家族のなかで広まるリスクが高まります。
一方、トイレが2つあれば、1階と2階で過ごす階を分けられます!
同じ屋根の下で完全に隔離するのは難しいかもしれませんが、感染リスクを低くするうえでは有効な対策といえるでしょう。
4. 故障したときに代わりがない
トイレが1つしかないと、故障したときに用を足す手段で困ってしまいます!
すぐに修理できればいいですが、場合によっては時間がかかることも考えられるでしょう。特に、夜間に故障した場合、修理業者が来るのが翌日の日中になる可能性もあります。
一方、トイレが2つあれば、どちらか1つが故障しても対応できます。いざというときのことを考えて、1階だけでなく2階にもトイレの設置を検討してみてください。
5. 来客時に使い分けられない
2階にトイレがない状態だと、来客用との使い分けができません。
たとえば、子ども部屋が2階にあり、子どもの友だちが遊びに来たとしましょう。友だちはお手洗いのたびに1階に降りてくる必要があります。
休日を始めとした家族がいる時間帯だと、子どもの友だちとトイレのタイミングが被ってしまう可能性も考えられますよね!
一方、2階にトイレがあれば、友だちが1階に降りることなく用を足せます。
このような理由から、来客時の対応としては、トイレの設置は2個以上が好ましいでしょう。
2階にトイレを設置して後悔する5つの理由
2階にトイレがないとデメリットしかないように感じます。しかし、2階にトイレを設置することにも注意すべき点があります。
- 掃除の手間が増える
- 排水音が気になる
- 水漏れによって1階が浸水する
- 建築費用が予想以上に高くなる
- 他のスペースを圧迫する
順番に見ていきましょう。
1. 掃除の手間が増える
1階だけでなく2階にもトイレを設置すると、掃除の手間が増えます。
「トイレを2個も掃除するのは面倒くさい」と感じる方もいるでしょう!
また、掃除のために階段の昇り降りが発生することになります。若いうちは問題ないかもしれませんが、歳を重ねた際に掃除が体の負担になる恐れが考えられます。
「できるだけ掃除の手間を増やしたくない」と考える方は、1階だけのトイレ設置を検討してもよいでしょう。
2. 排水音が気になる
2階のトイレの設置場所によっては、排水音が気になるかもしれません。たとえば、寝室の真下に設けた場合、夜中に排水音で目を覚ます可能性があります。
水が流れる音は意外と大きいので、設置場所には注意したいですね!
2階にトイレを設置する場合は、排水音がしても気にならない部屋を真下に設けましょう。
3. 水漏れすると1階が浸水する
トイレは水漏れする恐れがあります。2階のトイレから水が漏れた場合、階下である1階が水浸しになってしまいます。
特に、1階にリビングがある場合、家電や家具が水浸しになり後処理に困るケースもあるでしょう。
2階にトイレを設置する場合は、水漏れの可能性も考慮して間取りを考えるのが安心です!
4. 建築費用が予想以上に高くなる
2階にトイレを設けるとなると、配管や排水設備をさらに追加で取り入れなければなりません。そのため、建築費用の予算をオーバーする可能性があります。
「こんなに費用がかかるなら、他の設備に回したほうがいいのでは?」と感じるかもしれませんよね!
2階にトイレの設置を検討している場合は、設置しないときと費用を比べてみるのがよいでしょう。どのくらいの金額がかかるのか把握できるため「想像以上に高くなった」という事態を避けられます。
5. 他のスペースを圧迫する
トイレを2階に設置すると、それ以外のスペースが狭くなります。
2階には、子ども部屋や寝室を設けることが多いため、スペースが圧迫されてしまう可能性があるでしょう。「もっと寝室を広くすればよかった」「子ども部屋が狭くなってしまった」などと後悔するかもしれません。
2階にトイレを設けるか、それ以外のスペースを広くするか、どちらを優先するかを決めるのがよいでしょう!
このように、2階にトイレを設置することには、魅力だけでなく注意点もあります。設置すべきか迷った際には、ぜひ「すーさんの相談窓口」をご利用ください。
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2階トイレで後悔しないためのポイント3選
2階にトイレを設置する場合は、以下3つのポイントを意識しましょう。
- 寝室やリビングとなるべく近づける
- 手洗い器の設置を考える
- 掃除の手間がかからないトイレを採用する
これらのポイントを押さえれば、トイレで後悔する可能性が低くなります。順番に見ていきましょう。
1. 寝室やリビングとなるべく近づける
2階にトイレを設置する際は、寝室やリビングとなるべく近づけましょう。距離が離れていると、2階トイレのメリットを感じられないためです。
たとえば、寝室から1部屋以上離れていると、夜中に用を足すのに手こずってしまうかもしれませんよね!
なお、関連記事「【知っておいて】リビングトイレは最悪じゃない!後悔する理由や7つの対処法を解説」では、リビング内にトイレが隣接されている間取りについて解説しています。メリット・デメリットを踏まえて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 手洗い器の設置を考える
2階にトイレを設置する場合は、同じ室内に手洗い器を設けることを検討しましょう。2階に手洗い場があれば、1階に降りてわざわざ手を洗う必要がなくなるためです。
ムダな往復を避けられるのはうれしいですね!
用を足したあとに、すぐに手を洗えるので衛生的です!
3. 掃除の手間がかからないトイレを採用する
2階にトイレを設置すると、その分掃除の手間が増えます。そのため、メンテナンスが楽なトイレを採用しましょう。
たとえば、汚れがつきにくかったり、自動で洗浄してくれる機能がついていたりするものがおすすめです!
トイレと一言でまとめても、メーカーやグレードなどによって特徴が異なります。そのため、さまざまな種類を比較しつつ選定するとよいでしょう。
トイレの選び方については、関連記事「【失敗しない】注文住宅でトイレを設置する際の選び方6選!トイレの種類や考えるポイントも紹介」にて詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
2階トイレはあとから設置できる!増設費用や注意点を解説
2階のトイレは、マイホームを建てたあとから設置することが可能です。こちらでは、増設時にかかる費用や注意点を解説します。
「2階にトイレを設置するかどうしても決めきれない」という方は、建築後の増設も選択肢に入れてもよいかもしれませんね!
1. 2階トイレの増設費用は50~100万円
2階にトイレを増設する場合は、50~100万円の費用がかかります。
費用に幅があるのは、以下の要因が関係するためです。
- トイレ本体のグレード
- 大掛かりな配管工事の有無
- 間取りの変更を含む工事の有無
グレードの高いトイレを採用したり、工事が大掛かりになったりすれば、増設費用が高額になるということです!
トイレをあとから設置する場合は、どのくらいの金額がかかるのか事前に見積もりを依頼することをおすすめします。
2. トイレの増設が難しいケースの例
2階トイレはあとから設置できますが、なかには増設が難しいケースがあります!
主に、以下の2ケースです。
- 構造上の制約がある場合
- 給排水管に問題がある場合
たとえば、住居が老朽化していたり、増設スペースの確保が難しかったりすると、2階にトイレは設置できません。また、すでにある給排水管が遠い場合、増設用の給排水管の設置ができない可能性があります。
トイレの増設をする場合、対応の可否も事前に確認しておいたほうがよさそうですね!
2階トイレなしで後悔する理由を知り設置するかを判断しよう
2階にトイレを設置しないと、家族で用を足すタイミングが被ったり、階段の昇り降りが発生したりなどのケースで後悔する恐れがあります。あらゆるシーンを想定して、トイレを設けるかを判断しなければなりません。
なお、トイレの増設はマイホーム建設後でも可能です。ただし、高額な費用がかかったり、設置が難しかったりする場合があります。
マイホームを建築するタイミングで2階にトイレを設けたほうがよいケースも考えられます!
ぜひこの記事を参考にして、2階トイレの設置の有無を判断してみてください。
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