「どのような外観だとダサいと言われてしまうの?」
「ダサい外観にならないためにポイントを押さえておきたい!」
「外観を決めるときの注意点を知りたい!」
一度建てた家は簡単に立て直せないため、絶対に失敗したくないもの。せっかく建てた新築の家が「ダサい」なんて言われないためにも、内装だけでなく外観にもこだわりましょう。
この記事では、4,000名以上の家づくりの相談に乗った実績を持つ筆者が、以下について解説します。
- ダサい外観の特徴
- おしゃれな外観にするためのポイント
- 外観を検討するときの注意点
おしゃれな外観にしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
新築なのに外観がダサい6つの原因
新築なのに「外観がダサい」と思われてしまう原因には、以下の6つが考えられます。
- 家全体の形がシンプル
- 外壁の素材や色が安っぽい
- 玄関ドアと外観の雰囲気が合っていない
- 窓のバランスが取れていない
- 軒が短くバランスが悪い
- 外構の整備が完了していない
ひとつずつ解説します。
1. 家全体の形がシンプル
よくあるのが、一階と二階が同じような形をした「総二階建て」。
コストを抑えられたり耐震性に優れていたりするメリットもありますが、メリハリのなさから「ダサい」と思われてしまいがちです!
あまりにもシンプルすぎる形のおかげで「建売を買ったの?」と言われてしまうかもしれません。
家の形が真四角の場合も注意が必要!見方によっては倉庫に見えてしまうことも…。
シンプルな見た目はメリットもありますが、デザイン面を工夫しなければダサくなってしまうので気をつけましょう。
2. 外壁の素材や色が安っぽい
外壁の素材や配色選定に失敗してしまうと、外観の印象が「ダサく」なってしまいます。
家の雰囲気に合っていない素材や、たくさんの色を使用すると、まとまりがない外観になってしまうので注意しましょう!
いくつかの色を組み合わせたい場合には、3色程度に抑えるとバランスが取れておしゃれに見えます。また、外壁について素材や色を検討するときには、必ずサンプルを見てから選びましょう。
カタログだけで選ぶと、実際の見え方と異なることがあります。失敗しないためにも素材や色の選定にはこだわってみてください!
3. 玄関ドアと外観の雰囲気が合っていない
玄関ドアは、外観全体の雰囲気に合ったものを選びましょう。
外観が洋風なのに、玄関ドアだけ和風な昔ながらの引き戸だと違和感がありますよね…
主張するような色の玄関ドアにしたいなら、外観の配色をシンプルにするとよいでしょう。反対に、外観全体の雰囲気に合った玄関ドアにしたい場合には、外壁と同じ色にするとマッチするのでおすすめです。
玄関ドアを選ぶときには、外観の雰囲気と照らし合わせながら決めるようにしましょう。
4. 窓のバランスが取れていない
窓の配置をミスしてしまうと、人の顔に見えてしまうこともあるので要注意です。
また、引き違い窓はどの家でも使用されているので「個性がない」と思われてしまうことも…
太陽の光がよく入り、換気もしやすいというメリットがありますが、引き違い窓ばかりにしてしまうとメリハリのない印象となってしまいます。
窓の大きさを変えたり、配置を工夫したりして、うまくバランスを取るようにしましょう!
5. 軒が短くバランスが悪い
軒とは、外壁や窓ガラスよりも外側に飛び出ている屋根の一部のことです。家の大きさに対して軒が短すぎると、バランスが悪いと感じてしまうため「ダサく」見えます。
さらに、軒が短すぎることによって、外壁にダメージを与えてしまったり、冷暖房の効果を弱めてしまったりするので注意が必要です。
軒は雨や風、強い日差しなどから家を守る役割も果たしています!
ちなみに、軒を長めに出すと、家が大きく見える効果もあります。
土地の都合上、家の大きさが制限されてしまう場合は、軒の長さを調節してもよいでしょう!
6. 外構の整備が完了していない
家の外観の印象は建物だけで決まるものではありません。庭や駐車場などの外構も見られています!
庭が草だらけで荒れていたり、外構工事が途中で終わっていたりすると「ダサく」見えてしまう原因になってしまうので、気をつけましょう。
植栽を導入するとおしゃれさがアップするので、ぜひ取り入れてみてください。植えるものによっては、お花の観賞や果実の収穫も楽しめます。
木陰を作る効果もあるので、天気のよい日にはおうちピクニック、夏の暑い日にはおうちプールが実現できるでしょう!
新築の外観をダサいと言わせない5つのポイント
「新築なのに外観がダサい」なんて言わせないために、押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
- 家全体の形
- 外壁の色・素材
- 屋根の形
- 窓の大きさ・配置
- 外構の充実度合い
ひとつずつチェックしていきましょう。
1. 家全体の形
変哲のないシンプルな形だと「コストを抑えたのかな?」「建売住宅なのかな?」と思われてしまいがちです。そうならないためには、デザインを工夫しましょう。
たとえば、L字型にして中庭を作ったり軒を長めにしてみたりなど、家の形にメリハリをつけてあげるとおしゃれさが上がります!
あえてシンプルな形にしたいという希望があるのなら、窓の形や配置、植栽にこだわるのがおすすめです!
外構を含めた家全体の雰囲気に統一感があれば、ダサく見える心配はありません。
おすすめの外構については関連記事「【ほったらかしはNG】外構をやってない家の理由5選!デメリットやおすすめの外構を紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2. 外壁の色・素材
外壁選びのポイントは、色も素材も必ずサンプルで確認することです。素材が違えば同じ色でも見え方が変わります。
引き渡しのときに「イメージと違った」とがっかりしないためにも、サンプルを実際に確認させてもらいましょう。色については、3色以内にまとめるとバランスが取れます。
ほかにも、街並みに合った色を選ぶとよりおしゃれに見えますよ!
外壁の素材について以下にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
素材 | 特徴 | 耐用年数の目安 |
---|---|---|
窯業系サイディング | ・主流な外壁材としてよく使用されている ・さまざまなデザイン加工ができる ・衝撃に強いため耐久性に優れている | 25〜30年 |
木材系サイディング | ・木材ならではの温かみがある ・天然の木を使用するため唯一無二の外壁となる ・熱を遮断する効果がある | 15〜30年 |
モルタル | ・豊富な色の中から選べる ・耐火性がある ・独自の模様が作れる | 20~30年 |
ALC | ・気泡により衝撃を抑える効果がある ・熱を遮断する効果がある ・耐火性がある | 60年 |
タイル | ・高級感がある ・汚れを拭き取ることで美しさを保てる ・硬い性質なため傷がつきにくく耐久性に優れている | 20~30年 |
素材によって、特徴や耐久年数が変わります。デザイン性はもちろん、メンテナンスしやすいかもひとつの選定基準にしておくとよいですよ!
3. 屋根の形
家の形にあわせて、屋根もデザインしましょう。
左右同じ形にせずに、あえてどちらかだけを長くするのもおしゃれに見えるのでおすすめです!
よく使用されている屋根の形の特徴を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
種類 | 形状 |
---|---|
切妻(きりづま)屋根 | 世界中で一番使用される山形の屋根 |
寄棟(よせむね)屋根 | 切妻屋根の次によく使用される4面の屋根 |
片流れ(かたながれ)屋根 | 一方向にだけ傾いた屋根 |
ただし、デザイン性にこだわりすぎると家の間取りに影響してしまうこともあるので、担当者に相談しながら設計を進めましょう。
担当者については関連記事「【悲報】ハウスメーカーの営業に不信感を抱くのは危険!10個の特徴や担当者変更の方法を解説」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
4. 窓の大きさ・配置
窓も外観の印象を左右するので、大きさや配置には気をつけましょう。
窓枠やサッシの色が浮いていると思いのほか目立つので、外壁にあわせた色にすることをおすすめします!
また、日本の住宅によくある引き違い窓ばかりを使用するとダサく見えがちです。上げ下げ窓やFIX窓なども使用し、家の中に太陽の光を取り込みながらもデザイン性のある窓を選ぶとよいでしょう。
なるべく窓の位置を揃えると、人の顔に見えにくくなりますよ!
5. 外構の充実度合い
建物だけでなく、外構もこだわってダサい印象から抜け出しましょう。建物がどんなにおしゃれだとしても、庭や駐車場が放置されていてはせっかくの家が台無しになってしまいます。
庭には植栽を取り入れるのがおすすめです。
隣家との境にしたり、通り沿いからの目隠しとして使用したりすることで見栄えがよくなります!
また、小さめの苗木を植えれば、子どもたちとともに成長していく姿が楽しめます。
草木ならではの色合いでおしゃれさが格段に上がるので、ぜひ植栽も活用してみてください!
外構工事費に関しては関連記事「【要捻出】外構工事費用の目安は建設費の10%!項目別の内訳や安く抑える方法も紹介」で解説しています。ぜひチェックしてみてください!
新築の外観を検討するときの3つの注意点
新築の外観を決めるときに気をつけてほしい注意点を3つ解説します。
- デザインだけにこだわらない
- メンテナンスの楽さも考える
- 家族全員で話し合う
ぜひ参考にしてみてください。
1. デザインだけにこだわらない
デザインばかりにこだわっていると、いつの間にか予算を大幅にオーバーしてしまうことも。
一生に一度しか建てられない家だからこそ「こだわりたい」気持ちもわかりますが、予算内に収まるように調整しましょう!
また、実際に住んだときに快適に過ごせるかどうかも想像しながらデザインすることが大切です。「おしゃれだから」といった理由で決断してしまうと、使いにくいと感じ後悔することがあります。
デザインだけでなく、住み心地をイメージしながら外観を決めましょう!
2. メンテナンスの楽さも考える
建物は風雨にさらされます。汚れたり劣化したりするので、数年後にはメンテナンスしなければならないことも頭の片隅に置いておいてください。
そのため、外観の美しさを長期間保てるかどうかもひとつの決め手になるでしょう。
庭が草だらけになったり、外壁にコケが生えてしまったりすれば「新築のときはおしゃれだったのに」と思われかねません!
築年数が長くなればそのぶんメンテナンス費用はかさむため、できるだけ新築の美しさを保てるような手入れしやすい外観を選ぶことが大切です。
ちなみに、外壁の素材によっては長期間メンテナンスしなくてもよいものもありますよ!
メンテナンスが少ないハウスメーカーについて詳しく知りたい方は、関連記事「【お得に家づくり】メンテナンスが少ないハウスメーカー5選!選ぶときのポイントや費用を抑えるコツを紹介」も参考にしてみてください。
3. 家族全員で話し合う
家づくりは自分ひとりでするものではありません。
一緒に住む家族みんなの意見も取り入れて、誰もが納得する家を建てましょう!
「広い庭が欲しい」「犬を飼いたい」「カフェみたいなベランダにしたい」など、それぞれの要望があるはずです。ひとりよがりにならず、家族の意見を聞きましょう。
自分の意見を取り入れてもらえれば家に愛着が湧き、家族みんなで過ごせる時間が長くなります。
家族の意見を受け入れられない場合には、一度ネットで検索してみるとよいですよ。イメージと違っておしゃれなこともあります!
家族全員の意見を反映させるのは難しいかもしれませんが、みんなが納得できる家をつくりましょう。
LIFULL HOME’Sなら、実例をもとにした家づくりに役立つ情報が豊富なので、理想の家のイメージが湧きます。さらに、無料で「はじめての家づくりノート」がもらえるのも嬉しいポイントです!
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新築を建てるなら外観にもこだわって後悔しない家づくりをしよう
建物の形や外壁の色、窓の配置などにこだわることで、おしゃれな家になります。理想の家にするためには、建物だけでなく外構の整備も欠かせません。
家づくりは検討することが多くて大変ですが、たくさんのこだわりポイントをちりばめることで、入居したときに住みやすさはもちろん「建ててよかった」と実感できますよ!
外観のことで不安を感じている方は、ぜひすーさんまで相談してみてください。
これまで4,000名以上の相談に乗った経験があるので、おすすめの外観をお伝えできます!
「おしゃれな外観にしたいけどどうすればよいかわからない」という方は、ぜひお気軽にご連絡ください!