「ローコスト住宅をおすすめしない理由って何?」
「安い理由を知りたい」
「失敗しないためにはどうすればいいの?」
ローコスト住宅を選ぶことで、コストを抑えてマイホームを建てられます。ただし「オリジナリティが低い」「建材のグレードが低い」というデメリットもあるので、照らし合わせたうえで検討することが大切です。
安さだけで考えてしまうと、入居後に後悔してしまうことも…
この記事では、ローコスト住宅に興味を持っている人向けに以下の情報を解説します。
- ローコスト住宅はおすすめしないといわれる理由
- 向いている人・向いていない人
- 後悔しないための選び方
- ローコスト住宅に関するQ&A
ローコスト住宅で家を建てようか悩んでいる人にとって必見の内容です。ぜひ参考にしてみてください!
ローコスト住宅はおすすめしないといわれる5つの理由
ローコスト住宅はおすすめしないといわれる理由として、よく挙げられるのは以下の5つです!
- 性能が低い
- オリジナリティが低い
- 建材のグレードが低い
- オプションの追加で費用がかさむ
- デザイン性が低い
これからローコスト住宅に住もうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 性能が低い
ローコスト住宅は価格が抑えられている分、断熱性、気密性が低い傾向にあります。
気温が大きく変わる夏や冬は、とくにストレスを感じてしまうかもしれません…
室内の温度をコントロールできないと、不快感だけではなく体調不良にもつながるので注意が必要です。断熱性、気密性は住み心地に直接関わってくるので、優先的にチェックしましょう。
また、ローコスト住宅は耐震性も低い場合があり、住んでいて不安を感じるかもしれません。日本は地震が多い国なので、耐震性が高いに越したことはありません。
安全性、快適性を重視する場合は、よりグレードの高いプラン、もしくは注文住宅で家を建てましょう。
2. オリジナリティが低い
ローコスト住宅は価格が抑えられている代わりに、家を建てる際の制約が多い傾向にあります!
- デザイン
- 間取り
- 設備
以上の項目における選択肢が少なく、結果的に他人の家とデザインが被ってしまう場合があります。
せっかくのマイホームを建てても、入居後に不満を感じることも…
家のオリジナリティを強く求める人は、デザインを0から設計できる注文住宅で家を建てるのがおすすめです。デザイナーがついていることが多いので、要望に寄り添ったうえで適切なアドバイスをくれます。
3. 建材のグレードが低い
ローコスト住宅はコストカットのために、建材のグレードを落としています。天然素材を求める人、家の質感を重視する人にとっては物足りない場合があるでしょう。
また、建材のグレードは耐震性や家の寿命にも関わってきます。安い建材だと、地震があった際にすぐに傷んでしまう場合があります。
新居に長く住み続けたい人は、建材のグレードが高い注文住宅で家を建てるのがおすすめです。
4. オプションの追加で費用がかさむ
ローコスト住宅を暮らしやすくするためには、もともとの性能が低い分、オプションを追加する必要があります!
追加するオプションの例としては、以下の項目が挙げられるでしょう。
- 耐震パネル
- 外断熱素材
- 床暖房
- 外壁材
- システムキッチン
これらはあくまでも一例なので、人によってはさらにオプションを追加する必要が出てきます。建築代は安くても、オプションを追加しすぎて予算オーバーになることも珍しくありません。
場合によっては注文住宅のほうが安くなるケースもあるので、比較検討しておきましょう。
5. デザイン性が低い
ローコスト住宅はコストカットしているので、デザインにも影響があります。高級ハウスメーカーと比べると、見劣りする場合もあるでしょう。
デザインは内装だけではなく、外装も含まれます。外装が安っぽいと、周りからの印象にも関わってきます。事前にローコスト住宅の建築事例を確認して、妥協できる範囲なのかチェックしておきましょう。
建築事例を事前に確認しておくと、デザインを写真や動画で確認できます。
自分の求めているデザイン性に達していないハウスメーカーに頼むと、入居後に後悔することになるので必ず確認しておきましょう!
ローコスト住宅に向いている人・向いていない人
ローコスト住宅に向いている人・向いていない人の違いははっきりしています!
向き不向きについて、具体的に見ていきましょう。
1. 向いている人
ローコスト住宅に向いている人の特徴として、以下の3つが挙げられます。
- コストを削減したい人
- デザインや機能を重視しない人
- オリジナリティを求めない人
ローコスト住宅はある程度デザインが決まっている代わりに、コストを抑えられるのが強みです。
家に対するこだわりが強くない場合は、ローコスト住宅でも問題ないといえるでしょう!
2. 向いていない人
以下の特徴に当てはまる人は、ローコスト住宅に向いていません!
- 家の質を求める人
- どの季節も過ごしやすい家に住みたい人
- オリジナリティを強く求める人
ローコスト住宅は価格を抑えられる分、家の性能はある程度妥協が求められます。また、量産しやすいようになっており、ほかの人と家のデザインが被りやすい点が難点です。
家の性能を高めたい、世界にひとつだけの家に住んでみたい人は、注文住宅で家を建てましょう。
ローコスト住宅を建てようか迷っている方は、一度専門家に相談してみるのもひとつの手です。
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相談は無料なので、どんな些細なお悩みでもお気軽にお問い合わせください。
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ローコスト住宅で後悔しないための選び方5選
ローコスト住宅で後悔しないための選び方として、以下の5つを押さえておきましょう!
- 基本性能を確認する
- オプションの価格をチェックする
- 実例を見る
- モデルハウスに行ってみる
- アフターフォローの有無を確認する
後悔しないための選び方について、詳しく解説します。
1. 基本性能を確認する
まずは、住み心地に直結する基本性能を優先して確認しましょう!
とくに通気性、断熱性の高さによって快適に暮らせるかどうかが決まります。通気性、断熱性が高ければ、夏や冬など温度が極端に変わる季節も暮らしやすくなります。
また、長く住み続けるのであれば、耐震性も必ず確認しましょう。日本は地震が頻繁に起きる国なので、耐震性が高いに越したことはありません。
震災が起きた場合でも、耐えうるようなスペックの家を建てられると理想的です。耐震構造も含めて、細かく確認してから検討しましょう。
2. オプションの価格をチェックする
ローコスト住宅は住宅の価格は安くても、オプション料金が高い場合があります。確認不足だと予算オーバーにつながるので、事前に必ずオプション料金を調べておきましょう。
同時にどのようなオプションがあるのかチェックするのも大切です!
一般的なハウスメーカーのオプション例としては、以下のような項目が挙げられます。
- 高級壁材
- 床暖房
- 太陽光発電システム
- 埋め込み式エアコン
オプションを導入することで、生活がより豊かになります。ただし、同時にコストもかさむので、本当に必要なものだけ導入するのがおすすめです。
3. 実例を見る
ハウスメーカーのホームページでは、建築事例を確認できます。写真や動画が用意されており、どのようなデザインがあるのか事前に調べることが可能です。
実例を知っておくと大まかなデザイン、間取りなどを把握できます。どのぐらいまで要望を反映できるのかチェック可能なので、検討材料として便利です。
実例を確認すると完成時のイメージが掴めるので、複数のハウスメーカーの例を見て検討しましょう!
4. モデルハウスに行ってみる
モデルハウスに行くことで、実物を確認できます。建築事例では確認できなかった細部までチェックできるのがメリットです。
同時にスタッフの対応力も確認できるのも、うれしいポイントですね!
スタッフの対応力を見ることで、本当に自分にあったハウスメーカーなのか見極められます。言葉遣い、提案内容などを見て検討材料にし、複数のハウスメーカーを比べてみましょう。
なお、住宅展示場に行く前の準備については、関連記事「【これで安心】住宅展示場に行く前に準備すること7選!見学の流れやチェックポイントを解説」で詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください!
5. アフターフォローの有無を確認する
アフターフォローは長期にわたって、家の状態を定期的に点検してくれるサービスを指します。
アフターフォローの有無が、家の安全性に大きく関わってくるんです!
ローコスト住宅に限らず、最低10年間は無償で保証を受けられます。そこで、長期間の定期点検やメンテナンスが追加で受けられるのか確認しましょう。
定期点検やメンテナンスがある場合は、サービス内容、無料期間など細かく確認して情報を洗い出しておきましょう。ハウスメーカーによってサービス内容が大きく異なる場合があるので、十分な確認が重要です。
ローコスト住宅に関するQ&A3選
ローコスト住宅でよくある質問を、以下のQ&Aとしてまとめました!
- 営業マンに契約を急かされる場合どうすればいい?
- 工期が短いのですが大丈夫でしょうか?
- 業者の実績が少なくて不安になる
いずれもローコスト住宅を選ぶ際に重要なポイントなので、すべて押さえておきましょう。
1. 営業マンに契約を急かされる場合どうすればいい?
基本的に、営業マンの言うことを鵜吞みにしてはいけません!
自社にとって都合のよい部分しか伝えていない場合があるので、しっかりと自分で考えて選ぶことが大切です。営業マンの言うことをすべて鵜呑みにしてしまうと、自分の要望にあっている家を建てられません。
他のハウスメーカーとも相見積もりを取って比較検討すると、費用対効果を比べられます。価格や条件、性能などを徹底比較して、自分にあったハウスメーカーを見つけましょう。
なお、ハウスメーカーの選び方は、関連記事「【元住宅営業マンが力説】ハウスメーカーの選び方7選!失敗しないための5つの注意点を紹介」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
2. 工期が短いのですが大丈夫でしょうか?
工期が早いとその分、建築の質が下がります。最悪の場合、欠陥住宅を購入してしまうこともあるでしょう。
一般的な工期である6~12か月より短い場合は、注意が必要です!
「早く家を建てたい」という欲求を優先してしまうと、長く住めない家になってしまうリスクがあります。価格や性能だけではなく、工期も確認して本当に安全な家を建てられるのか検討しましょう。
3. 業者の実績が少なくて不安になる
実績が少ない業者は、知識やノウハウがなく信頼性に欠けます。価格が安いからといって、実績が少ない業者に依頼するのはやめましょう。
実績の少ない業者に依頼したとしても、自分たちの要望に添った家は建てられません。複数の業者の実績を見て、本当に信頼できるところに頼みましょう。
長く住めることが何よりも大切なので、価格だけを見て検討しないようにしてください!
ローコスト住宅選びで後悔したくないなら専門家に相談しよう
ローコスト住宅は価格が抑えられている代わりに「性能が低い」「オリジナリティに欠ける」というデメリットがあります。人によっては、注文住宅で建てたほうが良い場合もあるでしょう。
ローコスト住宅のよいところだけ見て決めてしまうと、後悔するリスクがあるんです…
ただし、ローコスト住宅を選ぶ際、十分な知識がないと自分にあった業者を選別できません。知識不足で判断に困ってしまう場合もあるでしょう。
もし、自分だけで決める自信がない場合は、プロに相談して決めるのがおすすめです!
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