「ランドリールームの設置を検討している」
「いらなかったと後悔する理由はあるのかな?」
「ランドリールームを快適にするアイデアが知りたい!」
家族がたくさんいたり、共働きしていたりすると家事が大変ですよね。ランドリールームは、洗う・干す・畳む・アイロンをかけるなど、洗濯にかかわる作業が一部屋で完結するので、洗う服が大量にあっても大幅に時間を短縮できます。
しかし、ランドリールームを設置して、いらなかったと後悔する人がいるのも事実です。デメリットを把握せずに設置すると、後悔するかもしれません。
家族形態や家事の動線によって、ランドリールームの使い勝手は違います!
この記事では、大手ハウスメーカーで住宅を販売してきたプロの筆者が、以下の内容を解説します。
- ランドリールームがいらなかったと後悔する理由
- 快適にするためのアイデア
- ランドリールームが向いている人
ランドリールームは必要なのかがわかり、納得した家づくりができる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください!
ランドリールームがいらなかったと後悔する10の理由
ランドリールームがいらなかったと後悔するのには、主に以下10個の理由が考えられます。
- 狭くて干せない
- 物干し竿の配置が悪い
- 作業台が使いにくい
- 照明が暗い
- 洗面所と脱衣所を共有した
- 家事の動線が悪い
- リビングが狭くなった
- 収納が少ない
- 床材をタイルにした
- 使わなくなった
順番に見ていきましょう。
1. 狭くて干せない
@coume5296
— ゆん (@u_urara) September 3, 2014
我が家は、室内のランドリールームが狭いので干す数量に限りがあるから、ハンガー(タオル用と細いヤツと型崩れしない太いヤツ)、角形ピンチ、丸型ピンチの数とスペースを熟知したうえで洗濯しないと、干せないという悲劇が起こるわけでw
ランドリールームが狭いと、干した洗濯物が邪魔して歩きにくいです。また、洗濯物の間隔が狭くなってしまい、なかなか乾きません。
狭いと、畳むことやアイロンがけができないですよね!
せっかくランドリールームを設置しても、家事の効率が悪いと「いらなかった」と後悔につながります。また、狭いことでドラム式洗濯機が置けないこともあるので注意が必要です。
購入したい洗濯機の寸法を事前に測っておきましょう!
2. 物干し竿の配置が悪い
おはようございます!
— ぱんちょ@沖縄南部で家づくり計画 (@pancho0980) October 16, 2022
日々、頭を悩ませるランドリールーム。最近は物干し竿について。天井の高さが2,200。上段&下段の2段星にしてしまう案とかも出てます。プラスでワイヤー竿も検討中。とにかく、いまだに全然考えがまとまらない、これでいいのか、決まらないぞーー😭
物干し竿の配置が悪いと、窓や壁に干渉し、汚れやシミの原因になってしまいます。また、入口付近に設置すると、洗濯物が邪魔でとおれません。
物干し竿の高さがあわないと、逆に時間がかかってしまいますよ!
事前に洗濯物の量や配置などを考慮して、施工会社と相談していきましょう。
3. 作業台が使いにくい
わーかーるー!
— はたにょん (@Haty1202) March 10, 2023
洗濯物をいちばん楽に片付けるのって取り込んだときにそのまま勢いでしまう、なんなら畳みながら取り込んでしまう!だよねー!ランドリールームに作業台のある家憧れるわ…。
今日もカゴが山になってるので押し込んで洗おうと思います…。夜に…。(明日は午前中に出掛ける🦖🦕)
作業台を設置することで、すべての工程がランドリールーム内で完結するため、面倒な移動がなくなります。しかし、サイズがあわないと畳むときやアイロンがけで作業効率が悪くなり、ストレスになるでしょう。
ランドリールームが狭いと、作業台が邪魔になることも!
ランドリールームの広さに応じて、収納棚の天板を利用したり、折りたたみができる作業台の設置を検討したりしてみてください。
4. 照明が暗い
あとはもう少しランドリールームを快適にしたい。外干しはしない派だから家づくりの時に絶対欲しくて、洗濯機2台+物干し2本+大容量の棚があるランドリールームを作ったけど、もっと上手に使える気がする。。
— Mi6y👧🏻&3y👦🏻 (@makana12) April 17, 2020
あと脱衣所兼ねてるから窓が小さくて、暗い🙃
ランドリールームは脱衣所と兼用するケースが多く、窓が小さい傾向にあります。また、窓の方角や隣家の状況で日当たりが悪くなってしまうので、照明の明るさに注意しましょう。
照明の種類には、温かみのある電球色や、落ち着いた明るい温白色などがあります!
それぞれに特徴があるので、設置するランドリールームのイメージにあった光色を選びましょう。
LED電球の明るさは、ルーメン(lm)で表します!
一般的に、洗面所やトイレは500ルーメンが適しています。しかし、アイロンがけをするランドリールームでは暗くて作業が難しくなるため、640ルーメンを目安にしましょう。
なお、日当たりの悪い家で後悔する理由は関連記事「【脱失敗】日当たりの悪い家で後悔する5つの理由!プロが5つの改善方法を伝授」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
5. 洗面所や脱衣所と共有した
部屋干し…☔︎ 天井に収納できる竿をつけて 洗面所を少し広めにして エアコンも設置できるようにしたけど やっぱり洗面所に洗濯物を干すと邪魔で、結局浴室乾燥してるT^T ランドリールームは別に確保するべきだった。 これだけがちょっと失敗した点w ・ ・ ・ ・ ・ # .. https://t.co/mPs1fPVEow
— お洒落なおウチ紹介*みんなのマイホーム.jp (@MyhomeJp) November 8, 2020
ランドリールームは、洗面所や脱衣所と共有すると後悔する原因になります。
年頃のお子さんが使っていたら、入れないですよね!
洗面所や脱衣所に人がいると、ランドリールームが使えなくなってしまいます。また、水道が使えないため、洗濯物の下洗いができません。
ゲストが洗面所を使うと、洗濯物が見えて生活感が出てしまいます!
効率を重視するなら、洗面所と脱衣所は分けるのがおすすめです。
6. 家事の動線が悪い
バルコニーで天日干しするために、二階にランドリールームを設置することがあります。しかし、洗濯機が一階にあると、重い洗濯物を運ばなければなりません。
濡れた洗濯物は重たいですよね!
脱衣所と洗濯機・干す場所が離れていると、移動したり運んだりと効率が悪いです。また、高齢になって二階に洗濯物を運ぶのは大きな負荷がかかります。
水回りを二階につくると、費用が割高です!
配管を延長する工事が必要になり一階よりも費用がかかります。水漏れの心配もあるため、デメリットを理解して設置しましょう。
7. リビングが狭くなった
ランドリールームを設置すると、その分他のスペースが削られます。
面積がギリギリでランドリールームを設置すると、くつろぐためのリビングが狭くなるでしょう。ソファーといった家具の大きさに制限も出ます。
家族とのコミュニケーションは、減らしたくないですよね!
家事を快適にするランドリールームはとても魅力的です。しかし、生活を快適にするリビングを犠牲にするのはおすすめしません。
もし家族が増えても後からは対応できないため、間取りは慎重に決めてみてください!
後悔しない新築の建て方は関連記事「【前例から学ぶ】新築でやっておけばよかった13の後悔!失敗しない対策も紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
8. 収納スペースが少ない
ランドリールームで、タオル・下着・パジャマを収納できると生活がスムーズで快適です。洗濯物をしまう手間も大幅に減るでしょう。
お風呂上りに、タオルやパジャマが近くにあるといいですね!
しかし、家族が増えると想像以上に収納が足りなくなります。結局、別の部屋に収納して家事効率が悪くなることも。
収納スペースが少ないと、後悔につながります!
洗濯機の上や横などのデッドスペースを見つけて、市販の収納棚で対応してみてください。
9. 床材をタイルにした
水濡れに強いタイルをランドリールームに使用すると、冬場に後悔します。熱伝導率が高いタイルは、夏はひんやりして涼しいですが、冬は寒くてつらいです。
タイルにすると、冬は足元が冷えます!
素材が硬く、ものを落とすとすぐに割れる点に注意が必要です。
また、安価で水に強いクッションフロアを使う人が多いですが、耐久性が低く洗剤や水濡れで変色するので、こまめな掃除が必要です。
10. 使わなくなった
快適だったランドリールームも、時間が経過していくと使わなくなるケースがあります。
ランドリールームを使わなくなる理由は以下のとおりです!
- 衣類を畳んだりアイロンをかけたりするのはリビングで行っている
- 子どもが独立したら洗濯物が減り使わなくなった
本当にランドリールームを設置すべきか悩んだら、プロに相談して不安を払拭するのがおすすめです。
「すーさんの相談窓口」では、大手ハウスメーカーに15年勤めた住宅販売のプロであるすーさんが、無料でどんな質問にもお答えします。
ランドリールームの設置だけでなく、住宅ローンや返済シミュレーションも一緒に行ってもらえるので、ぜひ活用してみてください!
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ランドリールームはいらなかったと後悔しないための5つの対策
ランドリールームを設置して後悔しないための対策は以下の5つです。
- 乾燥機を設置する
- 除湿機の収納場所を確保する
- コンセントの位置を決める
- 環境にあった室内物干しを選ぶ
- スロップシンクを設置する
順番に確認しましょう。
1. 乾燥機を設置する
面積が少なく、干す場所を確保できないときは衣類乾燥機がおすすめです!
洗面所に無理してランドリールームを設置しても、干す場所が足りません。そこで、ドラム式洗濯機や乾燥機付き洗濯機を使えば、干す場所が少なくても困らないです。
浴室乾燥機を設置する方法もありますよ!
ガス乾燥機は工事が必要になるため、事前に施工会社と相談しましょう。
2. 除湿機の収納場所を確保する
ランドリールームには除湿機が必須です!
ランドリールームは湿気が多く、放置するとカビが発生します。除湿機を使用してカビの繁殖を抑え、洗濯物の乾きを早めます。
しかし、出しっぱなしにしておくと邪魔になることも!
あらかじめ収納場所を決めておき、台車に乗せて使いたいときに出すことで、ランドリールームを広く使えます。
3. コンセントの位置を決める
ランドリールームでは、アイロンやミシンなど多くの家電を使います。あらかじめ使う家電を決めてコンセントの数を決めておきましょう。
アイロン用のコンセントは、右側にあるとコードが絡まないので便利です!
コンセントの位置の決め方については、関連記事「【間違いない】新築でおすすめのコンセントの位置13選!決め方のポイントや3つの注意点も解説」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
4. 環境にあった室内物干しを選ぶ
ランドリールームを設置した場所や広さによって、洗濯物を干す環境は違います。また、干す人の身長や家族の人数を考慮して、室内物干しを選ぶ必要があるでしょう。
代表的な室内の物干しをまとめてみました!
種類 | 特徴 |
---|---|
ホシ姫サマ | ・物干し竿が下に降りて干しやすい ・使わないときは天井に収納できる ・リモコンで上げ下げできる電動タイプもある |
ホスクリーン | ・スポットタイプは取り付けが簡単で設置場所を選ばない ・使わなくなったら取り外して趣味の部屋にできる |
ホシ姫サマは物干し竿が上下するので、力がない女性でも簡単に干せます。リモコンを使って自動で上下するタイプもあるので、高齢者にも優しい設計です。
使わないときは天井に収納できるので、見た目もスッキリします!
ホスクリーンのスポットタイプは、設置が簡単で場所を選びません。取り外しても跡が残らないので、書斎や趣味の部屋に変えることも可能です。
5. スロップシンクを設置する
スロップシンクを設置すれば、洗濯の下洗いができたり掃除道具が洗えたりしますよ!
スロップシンクとは底が深いシンクのことで、泥んこになった子どもの服や靴を洗えます。洗面所やシンクでは抵抗がある習字セットや泥付き野菜もしっかり洗えますよ。
底が深いので泥はねも気になりません!
いらなかったと言われるランドリールームの3つのメリット
いらなかったと言われるランドリールームですが、設置することで得られるメリットが3つあります。
- 天気に左右されずに洗濯できる
- 家事の時短につながる
- ゲストに洗濯物を見られない
順番に見ていきましょう。
1. 天気に左右されずに、洗濯できる
ランドリールームがあれば、雨の日でも洗濯ができます!
洗濯物がたくさん出る家では、毎日洗濯できるのは大きなメリットです。部活や仕事で汗をかいた衣服も、コインランドリーに行かなくて済みます。
とくに梅雨の時期は雨の日が多く、洗濯物がなかなか乾かないこともあるかもしれませんが、安心して洗濯できますね。
2. 家事の時短につながる
家事動線を考慮したランドリールームは、洗濯物を移動する必要がありません。効率よく家事ができるので、時短につながります。
共働きや子どもが生まれたばかりの家庭は、家事をやりくりするのが手一杯。
余った時間を活用して、少しでも夫婦の時間を取れると理想です!
3. ゲストに洗濯物を見られない
上着ならともかく、下着が干してあるのは見られたくありませんよね。
ランドリールームがあれば、生活感のかたまりである洗濯物が見られる心配がありません。突然の来客にも慌てることなく対応できます。
ランドリールームがいらなかったと後悔しない人の特徴
ランドリールームは、花粉症やアレルギーで、外に洗濯物が干せない人にとくにおすすめです。PM2.5や黄砂などの予防にも役立ちます。
また、仕事や家事・育児に追われている人にも向いています!
洗濯は工程が多く時間がかかりますが、集約されているので無駄な手間が減り、忙しい人にぴったり。ファミリークローゼットを隣接すれば、服を畳まずにハンガーにかけたまま収納できるため、大幅な時短が可能です。
ランドリールームを設置する間取りがわからない人は、LIFUL HOME’Sの「はじめての家づくりノート」が参考になるはずです。
間取りの実例を見られて、物件探しに役立ちます。無料でもらえるので、必ず申し込んでおきましょう!
LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
ランドリールームがいらなかったと後悔しない家にしよう
ランドリールームがいらなかったと後悔する理由には、狭い・収納が少ない・家事の動線が悪いといったことが考えられます。
後悔しないためには、理想の家事動線を考慮して必要なスペースを確保することが重要です!
また、間取りや費用について比較検討するには、豊富な知識が必要になります。ランドリールームのことで悩んだら、ぜひ「すーさんの相談窓口」へご相談ください。
すーさんは、大手ハウスメーカーで15年間営業を務めた経験のあるプロです!
どんな些細な悩みでも丁寧にアドバイスして、理想のマイホームづくりをサポートいたします。
相談は無料です。ぜひお気軽にご連絡ください!