「間取りアイデアにはどのようなものがある?」
「最適な間取りが知りたい」
「採用しやすいアイデアを教えてほしい」
注文住宅を建てる際には、家族が快適に暮らせる間取りのアイデアを取り入れたいですよね。とはいえ、自分たちに合った間取りはどのようなものがあるかわからない方も多いでしょう。
吹き抜けを採用したいけど光熱費がかさみそう…などと、悩みがつきません!
そこで、この記事では大手ハウスメーカーで15年営業マンとして家づくりに関わってきたプロが、以下の内容について解説します。
- おすすめの間取りアイデア
- 間取りアイデアを採用する際のポイント
- 実例
実例も紹介するので、最後まで読んで参考にしてください。
【プロ厳選】おすすめ間取りアイデア10選
ここでは、家づくりのプロがおすすめの間取りのアイデアを10選紹介します。
- 開放感を与える「吹き抜け」
- コミュニケーションを増やせる「リビング階段」
- 空間を有効活用できる「スキップフロア」
- 玄関がすっきり見える「シューズクローク」
- 片付けの手間を減らせる「ファミリークローゼット」
- 家事の時短につながる「ランドリールーム」
- プライバシーを確保しやすい「ルーフバルコニー」
- 天候を気にせず洗濯できる「インナーバルコニー」
- プライバシー性が高い「中庭」
- 家の中に菌を持ち込まない「玄関手洗い」
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.開放感を与える「吹き抜け」
「吹き抜け」を設けると高い天井と窓からの自然光で開放感を与えるので、おすすめの間取りアイデアです。
吹き抜けは1階の天井と2階の床を設けずに、上下の階を連続させた空間のことです。
1階の床から2階の天井までが1つに空間になるので、縦方向に空間が広がり開放感を与えてくれます。また、1、2階の仕切りがないので、家族の存在を近くに感じられるメリットもあります。
2.コミュニケーションを増やせる「リビング階段」
リビングにある階段は、外出するときに家族同士のコミュニケーションが取りやすくなります。
吹き抜けとの相性もよく、組み合わせて取り入れるのもおすすめの間取りアイデアです。また、スケルトン階段にすれば開放感が高まり、部屋のアクセントにもなります。
家族同士のコミュニケーションを取りやすいのは魅力的ですね!
3.空間を有効活用できる「スキップフロア」
スキップフロアとは同じ階でも数段の段差をつけることで、部屋の高さに違いを出せる間取りのことです。
スキップフロアを採用すると、1つの階層に複数の高さの床をつくれるので、空間を有効活用できます。そのため、2階建てなのにまるで3階建てのように暮らせます。
また、吹き抜けと組み合わせると、開放感の高い家づくりが可能です。
スキップフロアについては、関連記事「【魅力的】スキップフロアはやめたほうがいいは嘘!対策や活用方法も住宅のプロが紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
4.玄関がすっきり見える「シューズクローク」
シューズクロークを取り入れることで、玄関の収納力が高まり、すっきりとした家づくりができます。靴が散らかったり、自転車やベビーカーなどで場所を取られたりする心配がないのが嬉しいポイントです。
いつでも、きれいなすっきりとした空間を保ちやすいですね!
5.片付けの手間を減らせる「ファミリークローゼット」
ファミリークローゼットを採用すると、衣類を1か所にまとめて収納できるので片付けの手間を減らせます。
家事を効率的にこなせるので、忙しい子育て世帯におすすめです!
さらに、ファミリークローゼットをサニタリーと室内干しスペースの間につくることで、洗濯で必要な移動距離を短くできます。洗濯の手間を減らせるので、衣類が多い世帯におすすめの間取りアイデアです。
6.家事の時短につながる「ランドリールーム」
ランドリールームとは、「洗う」「干す」「畳む」「アイロンがけをする」などの、洗濯に関する家事がまとめて行えるスペースです。
1か所でまとめて洗濯に関する家事が行えるので、家事効率がアップします。また、室内干しの専用スペースを設けることで、他の部屋に生活感が出にくいのもメリットの1つです。
天気を気にせずに洗濯物を干せるのもうれしいですね!
7.プライバシーを確保しやすい「ルーフバルコニー」
ルーフバルコニーとは、階下の屋根の上につくった屋外スペースです。
ルーフバルコニーは、プライバシーを確保した状態でおしゃれなアウトドアリビングをつくれるおすすめの間取りアイデアです。日当たりが良く、バルコニーやベランダと比べて面積が広いので、さまざまな用途で使用できます。
たとえば、子どもやペットの遊び場として利用したり、おうちキャンプをしたりなどです。自宅で家族みんなで楽しい時間を過ごしたい方におすすめの間取りです。
8.天候を気にせず洗濯できる「インナーバルコニー」
雨をしのげるインナーバルコニーは、天候に左右されず洗濯物を干せる間取りです。インナーバルコニーの形状は、建物の内側にバルコニーがあり屋根があります。
奥行きがあるので、雨が降った際に洗濯物が濡れることを防げます。
洗濯物を干したまま外出しても、雨を気にしなくていいのはうれしいですね!
洗濯物の量が多い家庭や、共働きで日中不在にする方におすすめの間取りです。
9.プライバシー性が高い「中庭」
プライバシー性が高い中庭は、周囲の視線を気にすることなくゆっくりできる、アウトドアリビングとしても活用できます。
日中は中庭に接した部屋のカーテンを開けておけるので、電気をつけなくても部屋を明るく保てます!
2階建てでも平屋でもおすすめの間取りアイデアです。
ちなみに、私の家では中庭を採用しています!
Instagramでは我が家の外構で「失敗したポイント」を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
10.家の中に菌を持ち込まない「玄関手洗い」
玄関に洗面台を設置せれば、帰宅後すぐに手洗いうがいができます。家に帰ってすぐに汚れを落とせるので、家の中に菌を持ち込む心配がありません。
玄関に洗面所があると、小さな子どもが手洗い習慣を身につけやすくなりそうですね!
ここまで、おすすめの間取りアイデアを紹介してきましたが、ライフスタイルや家族に合った間取りをどのように選べばよいか迷う方もいるかもしれません。そのような方は、家づくりのプロである「すーさん」に相談するのがおすすめです。
どんな些細な悩みにも丁寧にお答えします!
相談は無料でできるので、以下のボタンから気軽にLINEでご相談ください。
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おしゃれな間取りアイデアを採用する際の5つのポイント
おしゃれな間取りアイデアを採用する際のポイントを紹介します。押さえておきたいポイントは、以下の5つです。
- 家事動線を考慮する
- 必要な収納量を確保する
- 住みたい家のイメージを明確にしておく
- 将来的に暮らしやすいか考えておく
- 子どもや高齢者が住みやすいかをよく検討する
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.家事動線を考慮する
今後何十年もの長い間を過ごす家となるので、家事動線をしっかりと考慮しましょう。たとえば、毎日行う洗濯動作において洗濯機と干す場所が離れていると、水を含んだ重い衣類を持って移動するのが大変に感じるかもしれません。
毎日の家事負担を少しでも減らせる動線にしたいですよね!
なお、効率的な家事動線について知りたい方は、関連記事「【暮らしやすい家】家事動線の良い間取りにする5つのコツ!注意点や実例もあわせて紹介」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.必要な収納量を確保する
長く暮らすには家族分の収納スペースを、十分に確保する必要があります。家を設計する際に夫婦2人の場合には、将来家族が増えた場合も考えて収納をつくっておくのがおすすめです。
収納が足りないと、物があふれた家になってしまいます!
なお、狭い空間で収納スペースを増やすには以下のような方法があります。
- キッチンにパントリーをつくる
- ロフトをつくって大きい荷物の収納スペースをつくる
- 階段下に収納をつくる
- 床下収納をつくる
後悔しないように、必要な収納量をシミュレーションしたうえでスペースを確保しましょう。
3.住みたい家のイメージを明確にしておく
おすすめの間取りアイデアから取り入れる際には、住みたい家のイメージを明確にしておく必要があります。理想が明確でないと色々なアイデアを取り入れてしまい、統一感のない家に仕上がる可能性があるからです。
本やSNSで「いいな」と思った写真を見つけたら、保存しておくのがおすすめです!
住みたい家のイメージに合った間取りアイデアを取り入れて、理想に近い家を目指しましょう。
4.将来的に暮らしやすいか考えておく
間取りアイデアを取り入れる際には、将来的にも暮らしやすいかを考えておく必要があります。将来家族が増えたり、体力が落ちたりしたときのことまで考慮しておくのが重要です。
たとえば、子ども部屋を設ける場合には、子どもが巣立ったあとの活用方法を決めておくとよいでしょう。
長期的なライフスタイルを見越して間取りアイデアを取り入れましょう!
5.子どもや高齢者が住みやすいかをよく検討する
子どもや高齢者が住みやすいような間取りになっているかを、しっかりと検討しましょう。
子どもが片付けやすい低い位置に収納があるかや、子どもが転倒・転落する可能性がないかを確認しておくと安心です。また、高齢者が住みやすいようにバリアフリー化しておくと、老後も無理なく暮らせます。
間取りを考える際には、住み心地の良さを追求するとよいですね!
なお、子育てしやすい家については、関連記事「【保存版】子育てしやすい家のポイント10選!注意点や間取り実例も住宅のプロが紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
間取りアイデアを取り入れた3つの実例
最後に、間取りアイデアを取り入れた実例を3つ紹介します。
- 【30坪以下】広い土間空間に玄関手洗いを実現した新築の間取り
- 【30坪台】広いバルコニーを取り入れた間取り
- 【平屋】ウッドデッキを備えた中庭を実現した間取り
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.【30坪以下】広い土間空間に玄関手洗いを実現した間取り
広い土間玄関に、シューズクロークと手洗い洗面台を採用した間取りです。シューズクロークと納戸があるため、ゴルフバックやスーツケースなどの大きな荷物も収納できます。
30坪以下の間取りですが、必要な収納量が確保できているので玄関スペースがすっきりとしていますね!
玄関手洗いの採用で、感染予防がしっかりと行えるのがポイントです。
2.【30坪台】広いバルコニーを取り入れた間取り
こちらは、広いバルコニーを取り入れた間取りです。3階部分にあるバルコニーにテーブルとイスを置いて、夏には花火をみたり、バーベキューしたりできます。
家族みんなでゆったりとした時間を過ごせそうですね!
屋外空間で趣味や家族との時間を過ごしたい方におすすめの間取りです。
3.【平屋】ウッドデッキを備えた中庭を実現した間取り
ウッドデッキを備えた中庭がある平屋の実例です。通りから反対側に中庭をつくっているので、プライバシーが確保されています。
玄関ホール、LDK、主寝室のいずれも中庭に面しているので、家全体に中庭の光が届くように設計されています。
プライバシーが配慮されているつくりなので、中庭でゆっくりと過ごせますね!
間取りアイデアに悩んだら専門家に相談しよう
おすすめの間取りアイデアを取り入れるためには、住みたい家のイメージを明確にしておく必要があります。また、将来を見据えた間取りを取り入れることで、長く快適に暮らせる家づくりが可能です。
自分に合った間取りアイデアを取り入れると、快適な時間を過ごせます!
とはいえ、どのような間取りが最適なのかわからない方もいるでしょう。
悩んでいる方は、ぜひすーさんの相談窓口をご利用ください!
すーさんの相談窓口では、家づくりのプロ「すーさん」が丁寧にお悩みを解決します。おすすめの間取りアイデアや、間取りを取り入れるポイントについてのアドバイスもしていますので、お気軽にお問い合わせください!