「キューブ型の家を建てて後悔することは何?」
「キューブ型の家にするとデメリットはあるの?」
「後悔しないキューブ型の家づくりをするにはどうすればいい?」
見た目がおしゃれなキューブ型の家に憧れを持っている方は多いでしょう。シンプルであか抜けた印象があるので、人気の家の形です。
しかし、日差しの対策を怠ると、夏の暑い日に後悔してしまうかもしれません。
真四角の構造は軒やひさしをつくれないため、日差しが直接室内に入りこんでしまうからです。
この記事では、大手ハウスメーカーに15年間勤務した家づくりのプロが以下の内容について解説します。
- キューブ型の家で後悔する理由
- おすすめな理由
- 後悔しないための対策方法
ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
キューブ型の家で後悔する5つの理由
キューブ型の家を建てて後悔する5つの理由について紹介します。
- フラット屋根は水はけが悪い
- 日差しが入るので室内の温度が上がりやすい
- 夏場は最上階が暑くなって過ごしにくい
- 外壁の劣化が早くなってしまう
- 大きな窓を作れない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.フラット屋根は水はけが悪い
キューブ型の家の屋根はほぼフラットなので、雨漏り対策が重要です。一般的な屋根の家と比べて、水はけが悪くなることが原因といわれています。
実際に、一般財団法人住宅保証支援機構によると「フラット屋根(陸屋根)は他の屋根の形状よりも雨漏り事故発生リスクが2.75倍」との調査結果があるほどです。
フラット屋根は、特に雨漏りするリスクが高いため対策が必須です。
屋根を片流れにしたり、防水や耐水といった対策を行ったりして、雨漏りのリスクを低減させましょう。
2.日差しが入るので室内の温度が上がりやすい
軒やひさしがないため、日光が直接窓に当たり室内の温度が上がりやすくなってしまいます。
直射日光への対策が必要ですね!
実際に住んだときのことを考え、壁の一部を突き出すといった対策を取ると日差しが気にならなくなります。
3.夏場は最上階が暑くなって過ごしにくい
一般的な住宅の勾配屋根は、天井裏にある大きな空気の塊が断熱効果を発揮しています。そのため、夏の暑い日でもそれほど熱くなりにくいのが特徴です。
一方、フラット屋根は天井裏に空間がほとんどないため、断熱効果が得られません。夏場の強い日差しの影響をダイレクトに受けてしまいます。
屋上断熱や天井断熱を採用したり、外壁や床を高気密・高断熱仕様にしたりすると、影響を少なくできますよ!
キューブ型の家を建てる場合には、屋根や外壁への対策を行い、影響を減らせるような工夫が必要です。
4.外壁の劣化が早くなってしまう
キューブ型の家には軒がないので、日差しや雨が直接外壁に当たります。
日差しや雨の影響を受けやすく、一般的な住宅と比較して、外壁の劣化が早くなってしまいます。塗装が剥がれたり、ヒビが入ったりすると、雨漏りの原因となってしまうことも。
外壁が劣化したときにはメンテナンスが必要です!
外壁の耐久性にもこだわり、メンテナンス費用を抑えられるようにしておくと安心です。
5.大きな窓を作れない
軒やひさしをつけない場合が多いので、南側に大きな窓を作ると日差しによる室温の上昇が起こってしまいます。
遮熱ガラスを採用しても、ひさしがある場合より室温は上がりやすいです。
インナーバルコニーを作ったり、窓の設置面を外壁面よりも少し奥まった場所にしたりする工夫が必要です。とはいえ、どのような窓にすればいいかわからないという方も多いでしょう。
家づくりで失敗しないために、すーさんに相談するのがおすすめです。
大手ハウスメーカーで長年勤めた経験のあるすーさんに相談すれば、さまざまな疑問や質問に答えてくれます。無料で相談できるので、お気軽に利用してみてくださいね!
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キューブ型の家がおすすめな4つの理由
キューブ型の家がおすすめな4つの理由を紹介します。
- デザインがおしゃれ
- 建築コストを抑えられる
- 間取りにデッドスペースがない
- 耐震性や気密性が高い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.デザインがおしゃれ
キューブ型の家は外観デザインがおしゃれですよね!
パッと見たときに洗練された印象を与えてくれるので人気があります。そのため、デザイン性が高い住宅を建てたい方におすすめです。
白や黒のモノトーンで統一すると、シンプルな外観をよりおしゃれに見せられます。また、窓を大縦横スリット、スクエアなど複数の窓を組み合せることで、個性あふれる外観が実現できます。
外観をおしゃれに見せるポイントについては、関連記事「【自慢の家に】新築なのに外観がダサい6つの原因!おしゃれに見せるポイントや注意点も解説」が参考になります。ぜひチェックしてみてください。
2.建築コストを抑えられる
形状がシンプルなため、複雑な形をしている家と比較して建築コストや材料費を抑えられます。
屋根に傾斜がないこと、外壁の面積が小さいことでコストダウン可能です!
間取りの設計もしやすく、設計料やデザイン料などの費用を削減できる可能性があります。少しでも建築費用を抑えたい方に、キューブ型の家はおすすめです。
3.間取りにデッドスペースがない
四角い建物であるため、デッドスペースが少ないという特徴があります。そのため、延床面積を無駄なく使えて、居住スペースを広々と活用可能です。
屋上も使えるので、自分だけの空間を作れますよ!
土地が狭小でも、キューブ型の家にすれば広いスペースを確保できるでしょう。
4.耐震性や気密性が高い
1階と2階が同じ大きさの四角い形状であるため、安定性や耐震性に優れています。地震のエネルギーを縦横上下の6つの面が一体で支えるので、凸凹した家と比較して揺れに強いのが特徴です。
日本は地震が多いので、耐震性が高いのは嬉しいですね!
さらに、柱や壁などのつなぎ目が少なく、気密性が高いという特徴も持ち合わせています。断熱性が高い構造が実現できるので、夏は涼しく、冬は暖かいという快適な空間を保てます。
耐震性の高い家の特徴が知りたい方は、関連記事「【暮らしを守る】地震に強いハウスメーカー10選!選び方や耐震性の高い家の特徴を紹介」が参考になります。ぜひ読んでみてください。
キューブ型の家で後悔しないための対策方法7選
ここでは、キューブ型の家を建てて後悔しないための対策方法について紹介します。
- 片流れ屋根を採用する
- 屋根を定期的にメンテナンスする
- 日差しや雨を遮る対策をする
- インナーバルコニーを作る
- 紫外線や熱に強い外壁を選ぶ
- 外壁の補修費用を見積もっておく
- 窓の大きさや位置にこだわる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.片流れ屋根を採用する
片流れ屋根とは勾配のついた屋根のことです!
道路側から家の片面しか見えない場合には、フラットな屋根ではなく片流れ屋根を採用するのがおすすめです。勾配がついていることで、雨水が屋根に溜まらず流れ落ちてくれます。
水が溜まらないので、雨漏りのリスクを減らせますね!
建物の背面側に雨水が流れるような屋根の形状にすれば、正面から見ればキューブ型の住宅に見えるため納得のいく見た目になるでしょう。
2.屋根を定期的にメンテナンスする
フラット屋根(陸屋根)を採用した場合には、水はけが悪く、雨漏りのリスクが高くなります。屋根に異変が生じる前に、定期的にメンテナンスしましょう。
雨漏りすると、屋根だけではなく室内の修繕も必要になってしまいます。
メンテナンス費用はかかりますが、雨漏りが発生するとそれ以上にお金がかかってしまう可能性があります。定期的にメンテナンスをしておけば、安心して過ごせます。
3.日差しや雨を遮る対策をする
日差しや雨への対策をしないと、自宅で快適に過ごせないかもしれません…
以下のような対策が効果的です。
- 窓の上に短いひさしをつける
- 両サイドの壁を突き出させてフラット屋根で軒を作る
- カーテンを設置する
キューブ型の家の外観を維持したい方も多いでしょうが、快適に過ごすためには最低限の軒やひさしは必要になるでしょう。
住宅を建てる地域や土地によっても必要な装備は異なるので、ハウスメーカーにしっかりと相談することが大切です。
4.インナーバルコニーを作る
インナーバルコニーとは、屋根付きのベランダのようなものです。
軒やひさしの代わりになって、日差しや雨を防いでくれます。それだけでなく、外から洗濯物を目隠ししたり、外観のアクセントになったりするのでおすすめの対策方法です。
空間を広めに取れば、テーブルや椅子を置いておうちカフェも実現できます。
5.紫外線や熱に強い外壁を選ぶ
外観の劣化や色褪せを少しでも防ぎたいですよね!
紫外線や熱に強い外壁は、金属系サイディングやタイルです。ただし、どちらも定期的にメンテナンスが必要となるのでご注意ください。
また、コーティングをすることで防水性・撥水性を高く保つこともできます。塗り直しが必要となりますが、メンテナンスのたびにきれいな状態に戻るのが嬉しいポイントです。
外壁について知りたい方は、関連記事「【一覧表】新築外壁の種類・色の選び方!素材別の特徴や費用の目安を解説」が参考になります。ぜひご一読ください。
6.外壁の補修費用を見積もっておく
どんなに紫外線や熱に強い外壁を選んだとしても、一般的な住宅よりも早く補修が必要になる可能性が高いです。そのため、建築前に外壁の補修費用を見積もっておくのがおすすめです。
いずれ必要になるお金を積み立てておけば、いざというときに困りません。
キューブ型の家は建築費用は抑えられますが、メンテナンス時に必ずお金がかかります。建ててから後悔しないために、補修費用についても考慮しておきましょう。
7.窓の大きさや位置にこだわる
窓の大きさや位置によって、室内へ入ってくる日射量が変わります。
日光は部屋の温度を上昇させる力があるので、窓によってはエアコン代を高くさせることにもつながってしまいます。
そのため、外観のよさだけでなく、家の中での快適さも考えた大きさや配置にすることが大切です。また、窓サッシやガラスの性能、設置方角や高さなどにもこだわると窓の断熱性能が高まります。
見た目だけでなく、実用性も考える必要がありそうです!
キューブ型の家で後悔しないためにはすーさんに相談しよう
洗練されたデザインがおしゃれで建築費用も抑えられるキューブ型の家ですが、対策をしないと雨漏りしたり外壁が劣化したりしてしまいます。
でも、どのような対策が必要か判断するのは難しいですよね…
そのような方は、家づくりのプロであるすーさんに相談するのがおすすめです!
大手ハウスメーカーで15年住宅販売した経験を活かし、さまざまな事例を紹介いたします。
相談は無料なので、キューブ型の家づくりを成功させたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。