「お金がないけど家を建てたい」
「最低どのくらいのお金が必要?」
「住宅ローンの審査内容が知りたい」
マイホームを手に入れたいと思っても、お金のことが心配でなかなか一歩踏み出せずにいる人も多いのではないでしょうか。
お金がないという基準は人それぞれなので、住宅ローンの審査や最低限必要な金額は知っておきたいですよね。
この記事では、お金がないけど家がほしいとお考えの方に向けて、以下の内容を紹介します。
- お金がない状況別に不安解消する方法
- 家を建てるときの最低条件
- お金がなくても家を建てるコツ
ぜひ最後までご覧いただき、コストを抑えながらも理想の家づくりをするアイデアを取り入れていきましょう。
お金がなくても家を建てることは可能!状況別に理由を解説
家を建てる際は基本的に住宅ローンを組むので、手元にお金がなくてもマイホームを手に入れることは可能です。
しかし、人によって「お金がない」という状況が異なるので、それぞれ理由を述べながら不安解消していきます!
- 収入が少ない
- 頭金がゼロ
- 非正規社員
ご自身の状況を当てながら見ていきましょう。
1. 収入が少ない
年収が低くても安定した収入があれば、家を建てることは可能です。
収入が少ないから住宅ローンの審査が通らないのではなく、金融機関が継続的に安定して返済できると判断されれば融資は受けられます!
ただし、収入が少ない分、借りられる金額に制限はあるのでエリアや家の広さなど妥協するべき部分は出てくるでしょう。家は建てられても、年収にともなった金額しかお金は借りられないので、選択肢は少ないと覚えておいてください。
資金計画を工夫したり、少ない収入で建てられる家について情報を集めたりしておきましょう。
2. 頭金がゼロ
頭金がなくても、住宅ローンは組めるので家を買うことは可能です。
「住宅ローンを組むときは物件価格の◯割頭金が必要」など頭金を必ず支払うイメージがありますが、実際は満額ローンとして組めるのです。
もちろん、頭金を支払わない分、月々の支払いが増えることは覚悟しておきましょう。
また、頭金を支払わないことで、物件の選択の幅を狭めることもあります。
少し頭金を用意したらより良い物件が手に入る場合や余裕のある返済をしたい方は、すぐに妥協せずまずは資金集めをおすすめします。
3. 非正規社員
以下のような非正規社員でも、住宅ローンの審査では個人の信用度が重視されるので、勤続年数や企業の規模に安定性があれば家を建てられます。
- アルバイト
- 契約社員
- 派遣社員
- パート
また、自営業やフリーランスも金融機関からの融資が受けられますが、同様に所得と安定性で判断されます。ただし、非正規社員が住宅ローンとして借りられる金額は、正社員だと返済比率35%に対し、20〜25%まで下がる傾向です。
一部上場企業や公務員であれば審査が通りやすいですが、勤続年数は最低でも1年以上の実績があると良いでしょう。
お金がないのに家を建てる際の3つの最低条件
収入や頭金が少なくても家が建てられるとわかりましたが、住宅ローンの返済以外で必要な資金や条件についても気になりますよね。
ここでは、より具体的な家を建てるための最低条件を3つ紹介します。
- 物件価格の1割程度の手付金がある
- 住宅ローン審査をクリアできる
- 半年間生活できる貯蓄がある
順番に解説します。
1. 物件価格の1割程度の手付金がある
手付金は、不動産の売買契約が成立した証拠として法的効力が発生するため、現金で用意し必ず支払います。
頭金はローンの返済負担を減らすことが目的なのに対し、手付金は「本当に家を作ってくれるのか」「家を建てたあと支払ってくれるのか」という買い手と売り手が抱える不安を、信用に変えるために発生するものです。
頭金と手付金の大きな違いは、必ず支払うかどうかで判断できます!
価格は物件の売主が決めるためはっきりと定められていませんが、相場は物件価格の1割程度を見積もっておくと良いでしょう。
2. 住宅ローン審査をクリアできる
お金がない人が家を建てる唯一の方法は住宅ローンを組むことなので、審査をクリアできることが最低条件です。第1章でも説明しましたが、収入が少なくても頭金を用意できなくても、審査さえ通れば家が手に入ります。
つまり、無職や借金が多い場合、審査クリアは難しいということです!
お金がないから家を買えないと悩まず、住宅ローンの審査が通るかを意識してみてください。安定性や借入状況などのいくつかの項目から判断されるので、審査内容は把握しておきましょう。
3. 半年間生活できる貯蓄がある
お金がないときに住宅購入する場合、最低でも半年間生活できる貯蓄を用意しておきます。お金の有無に関わらず、病気や怪我などで収入がストップするリスクは誰しもあるものです。
賃貸であれば家賃の低い家に引っ越せますが、持ち家を購入すると、どんな状況でも住宅ローンは払わないといけません。生活費や娯楽費を削ってやりくりするのも厳しいでしょう。
また、子どもがいる世帯は学費も支払う必要があるので、さらに借入をするか、最悪の場合、マイホームを手放さないといけない状況になる可能性もあります。
金融機関からの融資を受けて安心するのではなく、しっかりと貯蓄をしリスクに対して慎重に考えておくことが大切です!
住宅ローン審査での4つのチェック項目
お金がなくても家を建てるときは、住宅ローン審査をクリアすることが何より重要です。
- 現在の借入状況
- 年収と安定性
- 完済時の年齢
- 健康状態
ここでは、審査内容を4つにまとめ詳しく解説するので、今クリアできているか確認しながら見ていきましょう。
なお、借りようとしている住宅ローンがベストな条件なのか不安な方は「モゲチェック」の利用がおすすめです。
自分たちにとって最適な住宅ローンをネット上で提案してくれるので、経済面での不安が払拭されますよ!
モゲチェックの詳細は、関連記事「【金利0.1%の差が命取り】住宅ローンの負担を下げるにはモゲチェックがおすすめ!使い方をわかりやすく解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
1. 現在の借入状況
車や教育ローンなど、現在の借入状況に住宅ローンが上乗せされても返済できるかを判断されます。
用途が明らかでないキャッシングや消費者金融からの借入が多い場合は印象が悪く、これまで何度も返済が滞った履歴がある場合も、審査が厳しくなる傾向です。
しかし、審査をクリアするために少なく申告しても、情報機関で各金融機関の借入を厳密にチェックされます。さらに疑われてしまわないよう、申請は正直に記載しましょう。
ほかの借入と合わせて住宅ローンを組む際は、自身でも返済計画を作成してみてください!
2. 年収と安定性
住宅ローンを継続して支払っていけるか判断するために重要視されるのは、年収の安定性です。安定しているかどうかは、勤続年数と勤務先の会社規模などで判断され、確定申告や源泉徴収などの書類提出でも、細かく調査されます。
融資を受けられる年収の最低ラインは、家を建てることを目的とするのであれば200万円程度でしょう!
また、借りられる金額は年収の7倍といわれていますが、各金融機関によって異なるので、比較してみてください。
3. 完済時の年齢
住宅ローン審査では、申告者の年齢が大きく影響します。数十年先を見込んで支払いが発生するので、完済時の年齢は審査内容に含まれます。
金融機関のプランによって制限はそれぞれですが「申告年齢70歳」「完済年齢80歳」が多い傾向です。
しかし、定年退職し年金で暮らしている可能性の高い80歳までローンを払うのは、厳しいといえます。返済計画は余裕を持って立てておくようにしましょう。
住宅ローンは基本的に35年で組むので、45歳までに申請することがおすすめです。
4. 健康状態
金融機関から融資を受ける際、ほぼ必須条件として「団体信用生命保険」の加入を提示されます。
団体信用生命保険(団信)とは、ローン契約者が支払えなくなったときに肩代わりしてくれる仕組みです!
直近3年以内に病歴があると、団信への加入ができない可能性があります。また、スタントマンやスポーツ選手など、危険がともなう職業の人も加入できないケースもあります。
加入できないと、金利を上乗せするか、団信への加入が必須でない住宅ローンに切り替える必要があるので注意が必要です。
お金がないけど家を建てるときに明確にしたい2つの項目
お金がなくても家は建てられますが、慎重に返済計画をしていく必要があります。そのためには、ライフプランと住宅の購入予算を明確にしておかなければいけません。
自分に合った家づくりのポイントを理解していきましょう。
1. ライフプラン
将来のライフプランと貯蓄残高を細かく見える化して、住宅ローンを払っても金銭面で安心安全な生活を送れるようにしましょう。
子どもが生まれて養育費の支払いが発生したり、車を購入したりなど、将来の貯蓄が赤字にならないように考えていくことが大切です。今後状況は変わるので、一度きりではなく節目で見直していくように心がけてください。
ライフプラン作成には、サービスを利用すると効率よく進められますよ!
家にいながら多くのハウスメーカーの比較検討ができ、家づくりに必要な知識が網羅されたノートがもらえる「LIFULL HOME’S」がおすすめです。
LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
2. 住宅の購入予算
ライフプランが定まることで、大体どのくらいの購入予算だと返済していけるか明らかになります。
家を買うときは、物件代金だけでなく手付金や仲介手数料などの諸費用も考慮しなければいけません。
諸費用は物件価格の8〜10%といわれており、500万円程度かかるので、購入予算に合わせて計算しましょう!
予算内で自分に合った間取りを決めたい方は「タウンライフ」がおすすめです。
プロに頼らず理想を詰め込んで間取りを考えたり、他の家の間取りをまるっと参考にしたりしても自分が住みやすい家にするのは難しいので、お悩みの方はぜひ利用してみてください。
タウンライフの詳細は、関連記事「【希望が叶う】理想の家を実現する間取りの決め方を徹底解説!無料でプロに依頼する方法を紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
お金がないのに家を建てる際の3つのコツ
お金がないのに家を建てる場合、予算内でやりくりするために節約をしたり、条件を妥協したりするでしょう。
そんなときに役立つ、少ない資金で住宅購入するコツを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 都心ではなく郊外に建てる
- 新築ではなく中古物件を買う
- 頭金を作るのではなく繰り上げ返済をする
順番に解説します。
1. 都心ではなく郊外に建てる
都心に家を建てようとしており、金銭的に厳しい状況でお悩みの方は、郊外がおすすめです。
東京では神奈川や埼玉などが郊外にあたり、都心へのアクセスが良く、大型商業施設や住宅地が充実するベッドタウンとして住みやすい環境が整っています。
都心部に比べ土地を安く抑えられるので、通勤時間や利便性が気にならない人は選択肢として検討してみると良いでしょう。
リモートワークを実施している企業も増えているので、居住環境を重視して郊外に家を建てる人も多いですよ!
2. 新築ではなく中古物件を買う
住む場所の利便性や間取りを妥協したくない方は、中古物件も検討してみましょう。築年数によってかなり安い物件もあり、リノベーションされていればきれいな状態で住むことが可能です。
新築住宅も長年住んでいるとメンテナンスが必要になるので、中古物件で希望のエリアや、居住面積の広さを優先したほうが良い場合もあります!
3. 頭金を作るのではなく繰り上げ返済する
頭金をためてから家を建てるより、とりあえずローンを組んで繰り上げ返済した方がお得になります。繰り上げ返済は、毎月の返済以外にローン残高の一部を返済することです。
繰り上げ返済することで、ローン残高の元金が減り、同時に支払う予定だった利息も消えるため、返済総額を減らせるメリットがあります!
家を建ててから約10年間は住宅ローンの減税制度が受けられるので、その後金銭面で余裕ができた際に、使うと良い手段です。
頭金がなくてもまずは早くローンを組んで、お金がたまったら繰り上げ返済するのが賢いやり方といえるでしょう。
お金がなくても家を建てることは可能!プロに相談して計画的な家づくりをしよう
収入が少なくても、頭金が用意できていなくても家を建てることは可能です。マイホームがほしいなら、お金がないことよりも住宅ローンを組めるかを基準に考えましょう。
物件価格の1割程度の手付金や、半年生活できる分の貯蓄は最低限必要です。
何からはじめたら良いかわからない人は、専門家に相談することも検討しましょう。「すーさんの相談窓口」では、注文住宅のプロが、土地探しから住宅ローンの借入額や適切な予算決めまでをサポートしてくれます。
相談自体は無料なので、少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください!
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