「限られたスペースで家を建てたい」
「20坪の間取りはどのくらい?」
「どんな間取りが実現できる?」
家づくりをする際に、限られたスペースの中で間取りを決めることもありますよね。しかし、要望が多いほど、理想に近い家づくりを実現できるか、不安な方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、20坪台の間取りを実現するために、以下の内容を紹介します。
- 20坪台の間取りの基礎知識
- おすすめの間取り事例
- 費用相場と魅力
- 家づくりのポイント
実際の間取りを用いて解説しますね!
本記事を読めば、限られたスペースでも理想の家づくりをするヒントを得られるので、ぜひ最後までお読みください。
20坪台の間取りとは?基礎知識をサクッと解説
20坪台の間取りについて、以下の内容を紹介します。
- 広さイメージ|66~95平方メートル
- 間取りイメージ|2~3LDK
それぞれ見ていきましょう。
1.広さイメージ|66~95平方メートル
20坪台の家の広さは、床面積が約66〜95平方メートルです。
家族構成でいうと、2〜4人向けの家となります!
国土交通省が定めている「都市居住型誘導居住面積水準」で計算すると、家族構成別に必要な面積は以下のとおりです。
- 2人家族:55㎡(約16坪)
- 3人家族:75㎡(約22坪)
- 4人家族:95㎡(約28坪)
住みやすい家を実現したい方は、参考にしてみてください。
2.間取りイメージ|2~3LDK
20坪台の家を建設する際の一般的な間取りは、2LDK〜3LDKであることが多いです。
この間取りであれば、空間を有効活用しやすいです!
例えば、2LDKの3人家族なら夫婦の寝室を同じにすることで、子ども部屋を確保できます。3LDKであれば、夫婦それぞれの寝室を確保したり、趣味の部屋を作ったりできるでしょう。
20坪台の間取りは、夫婦だけでの暮らしはもちろん子どもがいても暮らしやすさを感じられるはずです。
20坪台の間取りのおすすめ事例5選
20坪台の間取りイメージを掴めるように、おすすめの事例を紹介します。
- 22坪 2LDK:2つの庭で緑の多い遊び心のある平屋
- 21〜24坪 2LDK:生活空間がつながる平屋
- 21〜24坪 1LDK:家族のコミュニケーションを取りやすい2階建て
- 22坪 2LDK:自然光が明るさを保つ2階建て
- 5.21〜24坪 3LDK:吹抜けと天窓で光を取り込める3階建て
順番に紹介するので、参考にしてみてください。
1.22坪 2LDK:2つの庭で緑の多い遊び心のある平屋
こちらは、定年退職した夫とフルタイムで働く妻の2人暮らしの平屋です。夫婦2人の時間をゆったり取れるような広いスペースを確保した、リビングとダイニングスペースが特徴です。
開放感のある間取りになっているので、空間が広々とした印象となっています!
また、限られたスペースではあるものの、2つの庭が用意されています。1つは趣味を楽しめるよう家庭菜園スペース、もう1つは来客を迎え入れる緑豊かな空間です。
近隣に住む孫が遊びに来た際に、自然との触れ合いが楽しめるが実現しています。
2.21〜24坪 2LDK:生活空間がつながる平屋
この間取りは、30代共働き夫婦と1歳になるお子さんがいる家庭の事例です。家の中の廊下をなくしたことで、20坪の間取りスペースを最大限に活用できています。
リビング・ダイニングを中心に生活空間がつながるようにしているため、動線がスムーズになっていることがわかるでしょう。
ほかにも、子どもの睡眠を妨げないように主寝室とリビングを少し離しているのもポイントですね!
3.21〜24坪 1LDK:家族のコミュニケーションを取りやすい2階建て
引用:madree [21坪〜24坪 1LDK] 親子のコミュニケーションとりやすい、床座で過ごす畳リビングの家の間取り 2階
この間取りは、共働き夫婦と1歳のお子さんが暮らす家の事例です。
特徴は、床座リビングにしていることです!
床座リビングにすると目線が低くなり天井が高く感じられるため、部屋が広い印象になります。さらに、ダイニング・キッチンを上部吹き抜けにすることで、開放感を演出しています。
また、限られたスペースでも荷物を整理整頓しやすいように、土間や階段下に収納が設置されているのがポイントです。工夫次第で家の広さを感じられることがわかる良い事例です。
4.22坪 2LDK:自然光が明るさを保つ2階建て
引用:madree [22坪 2LDK] 圧迫感のない自然光が入るLDK、小屋裏まで空間を活用した狭小地住宅の間取り 1階
この事例は、30代共働き夫婦と小さな子どもが2人いる家族が住む間取りです。うまく小窓を活用することで、住宅密集地でも近隣の目が気にならないように配慮されています。
小窓の設置で外からの自然光が入りやすくなり、部屋を明るく開放感のある空間に演出できます!
また、リビングにつながる階段は家族が自然と顔を合わせられる動線をつくれるので、コミュニケーションが生まれやすいのがポイントです。
5.21〜24坪 3LDK:吹抜けと天窓で光を取り込める3階建て
引用:madree [21坪〜24坪 3LDK] 水回りをまとめた家事ラク動線、吹抜けと天窓で光を取り込む狭小三階建ての家の間取り 1階
この間取りは、共働き夫婦と小学生と中学生の子どもがいる4人家族の事例です。1階にビルトインガレージを設けているので、限られた土地を有効活用できています。
また、1階に収納スペースがあるため、購入した荷物を整理しやすいように動線がスムーズなのが特徴です。
ほかにも、2階に水回りをまとめていることで、家事動線も考慮されています。
水回りがまとまっていることで、作業が効率的に行えますね!
ここまで20坪の間取りで家を実現した事例を紹介してきましたが、自分に合う20坪台の間取りをイメージしにくいと悩んでいる方もいるかもしれません。そのような方は、専門家に相談してみるのがおすすめです。
これまで5,000名以上の家づくりのお悩みを解決してきた私なら、どのようなことでもアドバイスできます!
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20坪台の間取りの家を建てる費用相場|1,500~2,000万円
家を建てる時は、費用相場を把握しておくことが大切です!
20坪台の間取りの家を建てる際の費用相場は、1,500〜2,200万円程度です。費用はあくまで目安であり、選択するプランやオプションによって建設費用が大きく変動する可能性があります。
とはいえ、事前にどのくらいの費用がかかるのか把握しておけば、適正価格で契約したりスムーズに判断したりしやすくなるでしょう。
予算を検討する際の材料として、相場を把握しておいてください。
20坪台の間取りの家にする3つの魅力
20坪台の間取り家には、以下のような魅力があります。
- 狭い土地を最大限に活かしやすい
- 家族間のコミュニケーションが生まれやすい
- 建設にかかる費用を節約できる
それぞれ見ていきましょう。
1.狭い土地を最大限に活かしやすい
20坪台の間取りの家はスペースが限られるものの、狭い土地を最大限に生かしやすいです。空間が限られていることから、設計がコンパクトになる傾向にあります。
家事動線を短くしたり、廊下を少なくして居室を広くしたりするなど、空間に無駄を感じにくい暮らしができます!
土地面積が20坪台だったとしても、2~3階建ての家を建てれば家族4人でも十分な生活空間を確保可能です。住宅スペースを狭めれば、庭のスペースを広くすることもできるでしょう。
2.家族間のコミュニケーションが生まれやすい
20坪台の間取りの家は、家族間のコミュニケーションが生まれやすくなります。間取りがコンパクトになることで、共有スペースが多くなるからです。
家族が同じ空間にいる時間が増えたり、自然と顔を合わせる機会が多くなったりするため、日常の会話やコミュニケーションが生まれます。
明るい気持ちで生活しやすくなりますね!
3.建設にかかる費用を節約できる
延べ床面積が狭いと家に使う資材の量が少なくなるため、建設費用を節約できます。
建設費用にかかるはずだったお金を土地代にあてたり、設備のグレードアップをしたりなどができますね!
とはいえ、家づくりでは予算内に収められるように、減額調整がつきものです。
私のInstagramの投稿では、我が家が行った実際の減額調整について紹介しています。これから家づくりをする方は、ぜひ参考にしてみてください。
20坪台の間取りの家を作るポイント5選
20坪台の間取りの家を作るなら、以下のポイントを押さえましょう。
- 事前に各部屋の必要な広さを把握する
- 廊下のスペースを減らして各居室を広々使えるようにする
- デッドスペースを有効活用する
- 開放感のある空間を作る
- プライベート空間を確保する
それぞれ解説していきます。
1.事前に各部屋の必要な広さを把握する
20坪の間取りの家を作るなら、各部屋に必要な広さを把握する必要があります。
家を建てる前に決めておくことで、利便性が高まったり、メリハリのある間取りを実現したりできます!
例えば、リビングやダイニングをはじめ、廊下や収納スペースなどの細かい部分まで考えましょう。さらに、家事動線や家具・家電の配置なども考慮することで、必要な広さがイメージできるはずです。
限られたスペースを活かすためにも、部屋の使用目的や広さをあらかじめ決めておきましょう。
2.廊下のスペースを減らして各居室を広々使えるようにする
20坪台の間取りの家を広々使いたいなら、廊下スペースを減らすことを考えましょう。廊下を減らすことで居住スペースが広くなります。
ただし、隣り合う部屋には配慮が必要です。例えば、リビングと寝室を隣り合わせにした場合、生活リズムの異なる家族がいる家庭では睡眠を妨害するかもしれません。
部屋と部屋の間に収納スペースを設けるなど、防音対策も検討が必要です!
3.デッドスペースを有効活用する
デッドスペースを活用することで、限られた空間でも部屋を広々使えます!
階段下や床下の空間は、収納スペースとして利用可能です。工夫することで20坪の間取りでも広さを感じられるため、なるべく空間は活用できるように配慮しましょう。
4.開放感のある空間を作る
間取り内に開放感のある空間を作ることで、圧迫感を感じることのない暮らしができます。
例えば、以下のような工夫が効果的です。
- 仕切りをなくす
- 吹き抜けにする
- 自然光を取り入れる
- 天井を高くする
- テラスや庭を作る
- 壁紙などのカラーは白色にする
少しの工夫をすることで、20坪台の間取りでも広い印象の家を実現できます!
5.プライベート空間を確保する
20坪台の間取りの家では、家族が快適に過ごせるようにプライベート空間を意識して作りましょう。
自分だけの落ち着ける空間で、有意義な時間を過ごしやすくなります!
階段ホールを活用したりルーフバルコニーを作ったりなどの工夫で、共有スペース兼プライベート空間が実現します。読書や考え事などで1人時間を確保したいときに利用できる空間を用意しておくと、家族みんなのお気に入りスペースになるでしょう。
スペースを有効活用して快適な20坪台の間取りを実現しよう
20坪台の間取りの家を実現するには、限られたスペースを最大限に活用する工夫が必要です。廊下スペースをなくしたり、吹き抜けを採用したりなどの工夫で理想を叶えられるでしょう。
とはいえ、実際に自分たちの家の間取りを考えるとなると、どうしたら良いかわからない方がいるかもしれません。
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