「二世帯住宅の間取りはどうしたら良い?」
「平屋で二世帯住宅が可能か知りたい!」
「二世帯住宅を建てて上手くいくかな…」
二世帯住宅は、親世代と子世代が同じ屋根の下で暮らすため不安要素が多いですよね。

別居と比べて、義理親との関係や子どもの教育方針などの問題が起こりやすそうです…



しかし、平屋でも間取りをしっかりと考えれば、問題を起こりにくくすることは可能です!
この記事では、住宅のプロの視点から、二世帯住宅を平屋で建てる際に考える内容について解説します。
- 二世帯住宅を平屋で建てる場合の間取りタイプ
- 平屋と二階建てを比較した場合のメリット・デメリット
- 二世帯住宅を平屋で建てる場合の注意点
家族のことを想って建てた二世帯住宅で後悔したくない方は、ぜひ最後までお読みください!


二世帯住宅を平屋で建てることが注目されている2つの理由


二世帯住宅といえば、教育や生活への口出しやプライバシーの問題などで、トラブルになりやすいというネガティブなイメージを持っている方もいるのではないでしょか。
しかし、最近は外出自粛の影響もあって、家族間でのつながりを意識することが増え、平屋での二世帯住宅を選ぶ人が増えてきています。
二世帯住宅で平屋を建てることが注目されている理由は、主に以下の2つです。
- 子育てのサポート
- 親の老後の介護
それぞれ解説します。
1. 子育てのサポート
平屋だとコミュニケーションを取りやすいため、子育てで何かあったときでもすぐに頼れます。



現在、子世代は共働きが当たり前になっていることもあり、子育て最優先というのは難しい状況です!
そのため、急用ができた際に保育園や幼稚園、塾などの送り迎えを親世代に代わってもらえます。
また、家に子どもしかいない状況にもなりにくいでしょう。
2. 親の老後の介護
平屋の場合、お互いの動きが見えやすく、問題の早期発見や対処がしやすくなります。
現在は必要なくても、事故や病気がきっかけで介護のため通う必要が出てくる可能性があります。親世代が倒れてしまった際に、早急に気付けることは重要です。



近くにいれば、高齢者を狙った詐欺にも遭いにくくなりますからね!
平屋の二世帯住宅の間取り3選


平屋の二世帯住宅の間取りには、以下の3タイプがあります。
- 完全分離型
- 部分共有型
- 完全同居型
順番に見ていきましょう。
1. 完全分離型
完全分離型とは、玄関や水回りなどの設備、生活スペースを含め完全に分けた住宅です。
完全に建物内での行き来ができないため、プライバシーが守られやすく、各世帯の生活を尊重できるタイプです。



減税措置の要件を満たせる建築様式となりますね!
二世帯で住む必要がなくなった場合は、賃貸としても利用できます。
2. 部分共有型
部分共有型は、玄関や水回りなどの設備、生活スペースなどのどこか一部分だけ共有する住宅を指します。



外に出ることなく行き来ができるため、お互いの状況を確認しやすいですね!
生活していれば顔をあわせることになるため、コミュニケーションが取りやすいのも特徴です。
3. 完全同居型
完全同居型は、生活に必要な設備をすべて共有する住宅です。



家族それぞれのプライベートスペースは自室程度となり、設備の数も同居する家族の数を考慮して設置することになります!
親世帯が1人の場合や、子育てサポートや介護などが高頻度で必要な場合に向いています。



一緒に住んでいる実感があるため、家族の温かみを感じやすくなりますね!
二世帯住宅を建てる場合は、一緒に暮らす家族が増えるため要望も多くなり、間取りを決めるのが難しくなります。迷ったときは、無料で多くの会社から間取りの提案がもらえるタウンライフがおすすめです。
タウンライフの詳細は、関連記事「【希望が叶う】理想の家を実現する間取りの決め方を徹底解説!無料でプロに依頼する方法を紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!


二世帯住宅を平屋で建てる5つのメリット


二世帯住宅を平屋で建てるメリットは、以下の5つです。
- 構造的に強い
- バリアフリーを意識しやすい
- 光熱費を抑えやすい
- 生活音を気にしなくて良い
- 生活動線の負担が少なくなる
それぞれ解説します。
1. 構造的に強い



地震が多い日本において、構造的に耐震性が高いのは大きなメリットですよね!
平屋は、二階以上ある住宅と比べればシンプルな構造となります。
複雑な構造だと、地震で揺れた際に特定の箇所に力が集中して亀裂が入る可能性がありますが、平屋は安心して過ごせるでしょう。



また、建物全体の重心が低いほど揺れによる負担が減るため、平屋は地震に対して強い構造といえます!
2. バリアフリーを意識しやすい
二世帯住宅でなくとも、長く住み続けるならバリアフリーを意識することは重要です。家を建てる際の間取りでバリアフリーを意識していなければ、将来的に大規模なリフォームが必要になる可能性があるからです。
また、階段を上り下りすることを前提にしている設備や部屋があれば、移動させる必要が出てきます。



二階建てだと階段がつらくなった際に、二階の部屋や設備が使いにくくなってしまいますからね!
平屋であれば階段はありませんし、部屋の間の段差をなくすだけですべての部屋の行き来がスムーズになります。
3. 光熱費を抑えやすい
二世帯住宅に限らず、平屋は二階建てと比べて光熱費を抑えやすい傾向です。



二階建ての場合、各階層に水回りの設備を設けると、使用頻度が高くなるので水道代もその分上がります!
また冷暖房においては、階層ごとに温度差が生まれるため、総合的に平屋が光熱費を抑えられるのです。



二階建てで吹き抜けやリビング階段を設置すると、冷暖房効率を上げるためには工夫が求められます!
4. 生活音を気にしなくて良い
二世帯住宅において、プライベートなスペースを隣りあわせにしない、水回りの設備を隣に設置しないなどの工夫は欠かせません。



同居する家族が増えれば、生活音への配慮は欠かせませんからね!
平屋の場合は、1階のみからなっているため、上下の考慮をする必要がありません。
5. 生活動線の負担が少なくなる
生活に必要な設備がメインの生活空間と別階層にあれば、階段移動が必須です。しかし、平屋は階段を上り下りする必要がないので、生活動線の負担を軽減できます。



生活動線の負担が大きいと、年を重ねるほどつらくなりますからね!
なお、平屋で二世帯住宅を建てるメリットをもっと知りたい方は、すーさんの相談窓口がおすすめです。ハウスメーカーで15年に渡り培った知識と経験を活かし、デメリットや注意点も余すことなく説明いたします。



私に相談いただければ、要望にあわせたアドバイスができるため、いつでも相談しに来てください!
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二世帯住宅を平屋で建てる4つのデメリット


二世帯住宅を平屋で建てるデメリットは、以下の4つです。
- 土地の広さが必要になる
- 費用が高くなりやすい
- 水害の対策が難しい
- 間取りの自由度が高い
それぞれ見ていきましょう。
1. 土地の広さが必要になる
二世帯住宅は必要な部屋の数が多くなるため、平屋で建てる場合、一定以上の広さの土地を確保する必要があります。



二階建てなら、単純に計算すると同じ土地の広さでも2倍使えますからね!
あまり土地が狭いと、家族の要望を叶えることが難しくなるでしょう。
2. 費用が高くなりやすい
二世帯住宅を平屋で建てると広い土地を確保する必要があるため、費用は高くなります。



また、基礎部分や屋根の面積が広くなることも、費用が高くなる要因です!
平屋が高い理由や対処法については関連記事「【明確化】平屋が高い3つの理由!かかる費用と安く抑える5つのポイントを解説」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


3. 水害の対策が難しい
二世帯住宅を平屋で建てると、水害の浸水時に垂直避難ができず、事前に濡れてほしくないものを上の階層に移動させておけません。



水害が起こりにくい土地はありますが、絶対に水害に遭わない土地はありませんからね!
家を建てる時点での対策としては、基礎部分を高くする方法があります。しかし、段差が高くなり階段が必要になると日常生活に影響が出るため、しっかりと検討しましょう。
4. 間取りの自由度が低い
二世帯住宅を平屋で建てる場合、同居する家族が増えるため、必要な設備や部屋の数を優先すると間取りの自由度が低くなります。



十分な土地の広さが確保できていない場合、間取りを工夫しないと住みにくい家になってしまいますからね!
二階建てなら土地の面積に縛られず、吹き抜けやリビング階段などを設置することも可能です。二世帯住宅において、平屋と二階建てはどちらが優れているということはなく、それぞれメリットとデメリットがあります。
平屋と二階建ての違いについては関連記事「【迷わない】平屋と二階建てどっちがいい?メリット・デメリットや決めるポイントを徹底解説」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


二世帯住宅を平屋で建てる際の3つの注意点


二世帯住宅を平屋で建てる場合、日頃からコミュニケーションの機会が多く、お互いの行動が見えるからこそ事前の話し合いは欠かせません。
話し合う際は、以下3つの点に注意しましょう。
- 教育方針をすりあわせる
- ライフスタイルや生活のリズムの違いを確認する
- 住宅に関する費用負担を明確にする
それぞれ解説します。
1. 教育方針をすりあわせる
二世帯住宅を平屋で建てて、子世帯に子どもがいる場合、親世帯を頼る機会が多くなります。
親世帯と教育方針がすりあわされていないと、自己流のしつけや教育をする可能性があり、トラブルのもとになることも。



おもちゃやお菓子を無制限に買い与えるなんてことは、よくありますからね!
一方的に押し付けるのではなく、事前に話し合ってすりあわせることがトラブルを回避するためには必要になります。
2. ライフスタイルや生活のリズムの違いを確認する
自身のライフスタイルや生活のリズムを周りにあわせてもらう方法は、トラブルの原因になるため、事前に確認することが重要です。
たとえば、以下の内容は確認が必要です。
- 休日に友人を招く場合の対応
- お互いの睡眠時間中に気を付けること
- 共有部分の掃除の頻度及び実施する人



同居では察しと思いやりが大切ですが、相手に一方的に甘える状況になってはいけませんよ!
3. 住宅に関する費用負担を明確にする
二世帯住宅を平屋で建てる場合に、住宅に関する費用負担の割合が曖昧だとトラブルにつながります。



住宅の購入費用や維持費、メンテナンス費なら事前に決めておくことはありますが、突発的に発生する修繕費の負担割合を考えていないことがありますね!
それだけで大喧嘩に発展することはあまりありませんが、普段の不満と合わさることでトラブルにつながることはあります。
二世帯住宅を平屋で建てるなら間取りはコの字型がおすすめ


二世帯住宅を平屋で建てる際にコの字型にすると、家族が何をしているか把握しやすくなるメリットがあります。



コの字型は、中庭を作れる間取りです!
中庭はロの字型のように完全なプライベート空間にはなりませんが、外から見える面に目隠しの塀を設置すれば、ある程度はプライバシーの確保は可能です。



二階建てだと家の向きによっては、中庭に日が当たらなくなってしまうため、平屋に適している形ですね!
二世帯住宅を建てる理由が家族間のコミュニケーションや状況把握であれば、中庭を挟んで別の部屋を見られるためおすすめです。しかし、お互いに行動が見えるため、プライバシーを守るためのルールが必要になります。
二世帯住宅を平屋で建てるなら相談が大事


二世帯住宅を平屋で建てるなら、自身の世帯だけで間取りや設備を決めるとトラブルの原因となります。



どのような理由であれ、同居する他世帯の意見を無視すればトラブルとなるのは当然ですね!
また、二世帯住宅を建てて後悔する理由として多いのは、プライバシーが侵害されること。



子どもの部屋に親が無断で入ることで子どもが不快感を覚えるように、家族であっても距離感は大切ですからね!
しかし、住宅について知識のない人同士だけで話を進めても、実現できないことがあります。そのため、住宅のプロであるすーさんの相談窓口を利用するのがおすすめです。
すーさんは元大手ハウスメーカーで15年間営業と勤めてきた家づくりのプロなので、あらゆるお悩みに回答できます。相談は無料なので、小さな悩みでもお気軽にご相談ください!

