「新築で家を建てる際にサンルームを設置するか悩んでいる」
「サンルームは室内に作ったほうが良いのかな」
「注意点を知りたい」
サンルームは、外の光を効率よく家の中に取り込む方法として有効です。しかし、新築で家を建てる方の中には、サンルームを間取りの中でどのように取り入れれば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
サンルームの実例や注意点がわかると、新築の際に検討しやすいですよね!
そこでこの記事では、サンルームについて以下の内容を解説します。
- サンルームとは
- サンルームのタイプと活用方法
- 新築のサンルームのタイプ別のメリット・デメリット
- サンルームを作る際の注意点
- 坪数別新築のサンルームの間取り例
ハウスメーカーの営業マンとして15年の経験がある私が、サンルームを設置する際のポイントをわかりやすく解説します!
サンルームとは?30秒でサクッと解説
サンルームとは、壁や屋根がガラスでできているなどの特徴を持つスペースです。自然光をたっぷりと取り込め、室内であっても外の明るさや開放感を楽しめます。また、天候に左右されずに洗濯物を干せるのも大きなメリットです。
テラス囲いやインナーテラスといった形態もあり、自身の用途に合わせて様々な設置ができます。
サンルームを取り入れる場合には、固定資産税の課税対象となる点を理解しておきましょう。家の外側にせり出しているサンルームであっても床面積に含まれます。
新築サンルームには2つのタイプがある!特徴と活用方法を紹介
サンルームは大きく分けて、以下の2つの形状があります。
- 外付けタイプ
- 室内タイプ
それぞれの特徴と活用方法を詳しく紹介します。
1. 外付けタイプ
外付けタイプとは、建物の外に突出した形状のサンルームです。外付けタイプのサンルームは、屋根と壁がガラスで覆われている点が特徴です。
外付けタイプのサンルームは、リビングの延長のスペースとして利用することが多く、外の景色を楽しみながらリラックスできる空間を実現できます。
子どもやペットの遊び場にしたり、植物を育てるスペースとしても最適ですね!
設置費用は50万円から80万円程度となっており、価格面でも比較的導入しやすいタイプです。外付けタイプは建物の外観に大きく影響するため、慎重にデザインを検討する必要があるでしょう。
2. 室内タイプ
室内タイプのサンルームは、建物の中に完全に組み込まれており、他の居室と同じように施工されます。
特に豪雪地帯や海辺の多湿地域では、外付けタイプのサンルームでは雪の重みや湿気に耐えられないため、室内タイプが好まれます!
室内タイプはランドリールーム近くに配置して、主に洗濯物干し場としての利用が一般的です。費用面では、外付けタイプと比較して高額です。通常の坪単価の、1.5倍程度のコストがかかると理解しておきましょう。
新築時にどのタイプのサンルームを設置すれば良いか悩んでいる方は、すーさんの相談窓口をご利用ください。ハウスメーカー営業マンとして15年の経歴のある私が、ご自身に最適な設置方法をご提案します。
\ ノープランでOK /
【タイプ別】新築サンルームの魅力と注意点
こちらでは、以下の2つのタイプの魅力と設置する際の注意点について解説します。
- 外付けタイプ
- 室内タイプ
一つひとつ見ていきましょう。
1. 外付けタイプ
外付けタイプのサンルームの魅力と注意点は、以下の表のとおりです。
魅力 | 注意点 |
---|---|
・光を取り入れやすい ・建物の外観のアクセントになる | ・夏が熱くて冬は寒い ・雨風によって劣化しやすい ・防犯対策が必要 |
建物の外側に突き出ているため光を取り込みやすい特徴がある一方で、夏は熱くて冬は寒いというデメリットがあります。また雨風によって劣化しやすい点にも注意が必要です。
光を取り入れるという点では優れていますが、その分時期による活用の幅やメンテナンス面では難がありますね!
2. 室内タイプ
室内タイプの魅力と注意点は、以下の表のとおりです。
魅力 | 注意点 |
---|---|
・雨風や湿気などの影響を受けにくい ・洗濯物干し場として最適 ・洗濯物が乾きやすい、家事動線が便利になる | ・部屋数や広さの制限になる ・洗濯物に室内の臭いや煙がつく可能性がある |
室内タイプは建物に組み込まれているため、雨風や湿気などの外部の影響を受けにくいことが魅力です。一方でサンルームを作った分だけ、部屋のスペースが狭くなります。
サンルームではなく、普通の部屋にしておけば良かったと後悔する方も少なくありません!
サンルームで後悔するポイントについては、関連記事の「【失敗談】サンルームで後悔する7つの理由!対策やメリットも紹介」で詳しく解説しています。ぜひチェックしみてください。
サンルームを新築で作る際の失敗を防ぐポイント5選
サンルームは、外部環境の影響を受けやすいなどの注意点があります。
取り入れて後悔しないように、新築時には以下のポイントをおさえて設計しましょう!
- 換気対策をする
- 目隠しの工夫をする
- 日差し対策をする
- 手入れしやすい素材を選ぶ
- メンテナンスに対応してくれる業者を選ぶ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 換気対策をする
サンルームの換気対策は、洗濯物の乾きを良くするために必要です。
せっかくサンルームを作っても、思ったより洗濯物の乾きが悪かったという後悔の声もあります!
換気対策としては、換気扇が効果的です。換気扇は湿気や暑さを外に逃がし、室内の空気を新鮮なものに入れ替える役割を果たします。
また、窓を設置する際には、風の流れを作り出す「通風路」を意識すると、より効率的に換気できます。
サンルームの設計段階から換気計画を立てることが、快適な空間を維持する上で重要です!
2. 目隠しの工夫をする
サンルームはガラス張りで明るく開放的な空間ですが、その分外からの視線が気になることもあります。
プライバシーを守るためには、すりガラスの使用や植栽による目隠しが有効です!
すりガラスは、光を取り入れつつ視線を遮れる効果的な方法です。サンルームの外側に高めの植物を配置すると、緑を楽しめるだけでなく自然な目隠しになります。
隣家が近い場合などは、サンルームの魅力を損なわずに、プライバシーを確保する工夫が必要ですね!
外からの視線対策については、関連記事の「【これで安心】外からの視線を感じない家づくりの9つの工夫!注意点や平屋の場合の対策も紹介」で詳しく解説しています。こちらも確認してみてください。
3. 日差し対策をする
サンルームは太陽の光をたっぷりと家の中に取り込める一方で、夏場は室内が過度に暑くなるデメリットがあります。
夏の暑さを防ぐためには、遮光カーテンやブラインドの設置、熱を吸収する屋根材の利用などが有効です。またガラスの種類を選ぶことによっても、熱の透過率を調整できます。
外付けのサンルームの場合には、特に夏の暑さ対策に注意を払いましょう!
4. 手入れしやすい素材を選ぶ
サンルームの床材や壁材は、水濡れに強く、掃除がしやすい素材を選ぶことが大切です。サンルームは湿気がたまりやすい上に、砂汚れなどによる汚れも目立ちます。具体的には、床材は掃除のしやすいフロアタイルがおすすめです。
フロアタイルは汚れが付きにくく、さっと拭くだけで清潔に保てるためサンルームに最適です!
また、壁材に関しても、湿気に強いものを選ぶことで、カビの発生を防ぎ、長期間にわたって快適な空間を維持できます。
5. メンテナンスに対応してくれる業者を選ぶ
外付けのサンルームは劣化しやすいため、設置する際にはメンテナンスサービスを提供してくれる業者を選びましょう。
定期的なメンテナンスや、万が一のトラブルに対応してくれる業者であれば、長期的に安心して使い続けられます!
また、耐久性が高く、メンテナンスが容易な材料を使用しているかも、業者選びの重要な基準の一つです。信頼できる業者に依頼することで、サンルームの魅力を長く保ち続けられるでしょう。
サンルームの新築間取り例を坪数別に3つ紹介
新築でサンルームを取りれる場合、自身の家の大きさではどのような間取りが可能か気になる方は多いでしょう。こちらでは、以下の3つの坪数別にサンルームを取り入れた間取りの実例を紹介します。
- 25~30坪
- 30~35坪(平屋)
- 40~45坪
一つひとつ見ていきましょう。
1. 25~30坪
こちらは、比較的床面積の狭い25~30坪の家の間取りです。床面積が狭いことから、サンルームは玄関からバスルームにつながる廊下を兼ねています。
洗面とバスルームに面しており、洗濯した服をすぐに干せるように設計されています。
サンルームにはクローゼットも備わっている点でも、家事動線が良く考えられた設計と言えますね!
2. 30~35坪(平屋)
こちらは30~35坪と一般的な広さの家と言えます。
サンルームは洗面所に面した位置に配置されており、家事がしやすい設計になっています。また、直接外のデッキにも出れる間取りが特徴的です。
天気の良い日は外干しするなど、サンルームと使い分けられるのは便利ですね!
3. 40~45坪
こちらの間取りは、40~45坪と比較的大きな家の2階部分に設置したサンルームです。
こちらの間取りでは洗濯物干しという用途ではなく、趣味のスペースとして設計されています。バルコニーに直接出られる設計にしてあることがポイントです。
バルコニーも含めた広々としたスペースは、多目的な利用が可能ですね!
新築でサンルームを設置する場合は専門家に相談しよう
サンルームは、便利さや快適さから多くの人にとって魅力的です。しかし換気や日差し対策など、考慮すべき点も多々あります。そのため新築でサンルームを設置する際には、専門家に相談することが大切です。
専門家からニーズに合わせた設計や最適な材料選びなど多角的なアドバイスを受けることで、後悔しないサンルームを実現できるでしょう。
サンルームの設置をお考えの方は、すーさんの相談窓口をご利用ください。
ハウスメーカーの営業マンとして、数多くのお客様の理想の家を実現してきた私が親身に相談にのります。無料で相談できるので、ぜひご活用ください。