「パントリーとランドリールームって違うの?」
「パントリーとランドリールームのある間取りはなにに注意すればよい?」
「間取りの実例を知りたい!」
パントリーとランドリールームは、近年注目を集めている人気の間取りです。家事の負担を少なくしたり、収納場所を確保できたりなどの魅力があります。
とはいえ、マイホームに採用するか迷っている方も多いのではないでしょうか?
採用する際には、どんな間取りにするのかも悩んでしまいますよね。
この記事では、パントリーとランドリールームを設置するか迷っている方に向けて、
- 各設備の概要
- 採用する際の注意点
- 間取り実例
などを解説します。
最後まで読むことで、採用すべきか判断でき、理想のマイホームを実現できるでしょう!
パントリーとランドリールームとは?概要をサクッと解説
こちらでは、パントリーとランドリールームについて、それぞれの概要を解説します。
「そもそもパントリー・ランドリールームってなに?」という方は必見です!
間取り設計でも知っておきたい知識ですので、ぜひ参考にしてみてください。
1. パントリーとはキッチン周辺の収納スペース
パントリーは、キッチン周辺に設けられた収納専用のスペースです。食材や調理器具、食器などを効率的に保管できる場所として、近年の住宅設計で注目を集めています。
パントリーがあることで、キッチンがすっきりと片付き、作業効率が向上する利点があります。
水やお米などの備蓄を置いておくのにも便利です!
なお、サイズや形状はさまざまです。ウォークインタイプからコンパクトな背面収納まで、住宅の広さや家族のニーズに合わせて選択できるのが特徴といえるでしょう。
2. ランドリールームとは洗濯に関する家事をする部屋
ランドリールームは、洗濯機や乾燥機を置き、洗濯物の干し場としても利用できる専用の空間です。
洗濯から乾燥、アイロンがけまで、一連の作業を効率的におこなえる場所として設計されています!
ランドリールームに洗濯物を干せば、外から見えないためプライバシーを保てます。また、天候に左右されずに洗濯物を干せるため、共働き世帯や子育て世帯から人気の間取りです。
洗濯機からすぐに洗濯物を干せるので、家事の負担を削減できそうですね!
とはいえ、設けることで後悔するケースも珍しくありません。
関連記事「【確認必須】ランドリールームがいらなかったと後悔する10の理由!失敗しない対策やメリットも紹介」では、ランドリールームの設置における失敗事例を紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
パントリーのある間取りの3つの注意点
マイホームの間取りにパントリーを設ける際には、以下3つのポイントを注意しましょう。
- パントリーのタイプを理解しておく
- キッチンの横か背面に設置する
- 1〜3畳程度の広さが必要になる
「間取り設計で失敗したくない」と考えている方は必見です!
1. パントリーのタイプを理解しておく
パントリーには、主に以下3つのタイプがあります。
- ウォークインタイプ
- 背面収納タイプ
- ウォークスルータイプ
ウォークインタイプは、部屋のように入れる広々とした空間が特徴です。大量の食材や調理器具を収納できるのが魅力といえます。
背面収納タイプは、キッチンカウンターの背面に設置されます。コンパクトながら効率的な収納が可能です。
ウォークスルータイプは、両端に出入り口があり、通り抜けられる設計となっています。収納力は下がるものの、家事動線がよくなりやすいのがポイントです。
家族構成や生活スタイルにあわせて、最適なタイプを選びましょう!
2.キッチンの横か背面に設置する
パントリーの位置は、使い勝手に大きく影響します!
キッチンの横や背面に設置することで、調理中にスムーズに食材や調理器具を取り出せるようになります。この配置により、無駄な動きを減らし、効率的な調理が可能です。
キッチンとパントリーの距離が近いことで、食材の管理もしやすそうですね!
しかし、間取りによってはキッチンから離れた場所に設置せざるを得ないケースもあるでしょう。家全体の動線を考慮して決めることが大切です。
3. 1〜3畳程度の広さが必要になる
パントリーの広さは家族の人数や収納したい物の量によって変わりますが、一般的には1〜3畳程度の広さが必要とされています。
1畳サイズであれば、食材やキッチン用品の基本的な収納が可能です。2畳以上になると、ストック品や調理器具なども余裕を持って収納できるようになります。
ただし、広ければ広いほどよいというわけではありません!
過剰な広さは無駄なスペースになる可能性があるため、実際の使用頻度や収納量を考慮して適切な広さを選ぶことが大切です。
マイホームの家事動線のよさを重視したい方には、関連記事「【新築ならでは】家事動線の良い間取りにする5つのコツ!注意点やおすすめ間取りも紹介」がおすすめです。ぜひご覧ください。
ランドリールームのある間取りの3つの注意点
ランドリールームを間取りに採用する際は、主に以下3つの注意点があります。
- ランドリールームのタイプを理解しておく
- 湿気対策を考えておく
- 2~3畳程度の広さが必要になる
洗濯による家事負担を減らしてくれますが、気を付けなければ後悔につながる可能性がありそうですね!
採用しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. ランドリールームのタイプを理解しておく
ランドリールームには、主に以下2つのタイプがあります。
- 独立タイプ
- 兼脱衣所タイプ
独立タイプは、洗濯専用の部屋として設計され、洗濯機や乾燥機、アイロン台などを効率的に配置できます。プライバシーが保たれ、洗濯物が外から見えないのが特徴です。
一方、兼脱衣所タイプは、浴室の脱衣所とランドリースペースを兼ねています。スペースを有効活用できる反面、湿気対策が欠かせません。
家族構成や住宅の広さに応じて、どっちか適しているかを判断する必要がありますね!
2. 湿気対策を考えておく
ランドリールームは、洗濯や乾燥の過程で多くの湿気が発生するため、カビや結露の対策が欠かせません。換気システムの設置や、除湿機の利用を検討しましょう。
ランドリールームの床材や壁材には、防水性や耐湿性の高いものを選ぶことが大切です!
さらに、収納棚には通気性の良い素材を使用し、洗剤や柔軟剤などの湿気に弱いアイテムを保管できるよう工夫が求められます。
また、マイホームを建てたあとの使い方も重要です。定期的な掃除や換気を心がけることで、快適な環境を維持できます。
3. 2~3畳程度の広さが必要になる
ランドリールームの広さは、家族の人数や使用する機器によって異なります。一般的には、2〜3畳程度のスペースが必要とされています。
このくらいの広さがあれば、洗濯機や乾燥機の設置はもちろん、洗濯物を干すスペースやアイロンがけのためのスペースも確保できます!
ただし、より広いスペースが必要な場合もあるため、家族の生活スタイルや将来的なニーズも考慮して計画することが大切です。限られたスペースを効率的に活用するために、収納棚や折りたたみ式のアイロン台などの利用も検討してみてください。
スペースが狭くとも、工夫次第では使い勝手がよくなるということですね!
パントリーとランドリールームを間取りに採用する際の注意点5選
パントリーとランドリールームの両方を間取りに採用する場合は、主に以下5つに注意しましょう。
- パントリーとランドリールームを兼用するか考える
- 家事動線のよい間取りを採用する
- パントリー・ランドリールーム以外の用途を考える
- コンセント・照明を忘れない
- 収納するものを考えて設計する
注意点を押さえておくことで、住み心地のよいマイホームを実現できます。ぜひ参考にしてみてください。
1. パントリーとランドリールームを兼用するか考える
パントリーとランドリールームの兼用は、限られたスペースを有効活用する方法のひとつです!
たとえば、キッチンと隣接させることで、食材の収納と洗濯作業を同じ空間でおこなえます。この配置により、家事の効率が上がり、動線も短くなるメリットがあります。
ただし、湿気には十分な注意が必要です。洗濯機や乾燥機からの湿気が食材に影響を与えないよう、適切な換気システムや除湿機の設置を検討しましょう。
収納棚を工夫し、食材と洗濯用品を明確に分けて保管することも重要そうですね!
2.家事動線のよい間取りを採用する
家事動線を考慮した間取りは、日々の生活を快適にするキーポイントです。
パントリーやランドリールームを設置する際は、キッチンや寝室からのアクセスのしやすさを重視しましょう!
たとえば、キッチンとパントリーを近接させることで、調理中の移動を最小限に抑えられます。
ランドリールームは、寝室や浴室からのアクセスしやすい位置に配置すると便利そうですね!
さらに、洗濯物を干す場所や収納場所との動線も考慮に入れると、より効率的な家事が可能になります。家族全員の生活パターンを踏まえ、最適な配置を検討することが大切です。
「ホームスケッチ」の記事「【テンプレートあり】注文住宅における理想の要望書の書き方」では、要望書の書き方や注意点について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
3.パントリー・ランドリールーム以外の用途を考えておく
パントリーやランドリールームは、柔軟な使い方ができる空間です。
たとえば、パントリーを書斎や趣味の部屋として活用することも可能です。ランドリールームは、アイロンがけや裁縫などの作業スペースとしても利用できます。
将来的な家族構成の変化や生活スタイルの変更も見据えて、さまざまな目的で使える設計を心がけましょう!
収納棚や作業台を可動式にするなど、レイアウトの変更が容易な設計にすることで、長期的な使い勝手が向上します。ただし、本来の機能を損なわないよう、バランスの取れた計画が必要です。
4.コンセント・照明の設置を忘れない
パントリーやランドリールームでは、コンセントと照明の配置が重要です!
パントリーでは、電気調理器具の使用を考慮し、十分な数のコンセントを設置しましょう。ランドリールームでは、洗濯機や乾燥機、アイロンなどの電気製品の配置を想定してコンセントを設けます。
照明に関しては、作業がしやすいよう十分な明るさを確保することが大切です。
特に、収納棚の中まで光が届くよう、LED照明や間接照明の活用も検討するとよいでしょう。また、調光機能付きの照明を採用することで、用途に応じて明るさを調整できます。
コンセントと照明は後からの追加が難しいため、マイホームを建てる時点で配置や位置などに注意する必要がありますね!
関連記事「【注意点あり】新築のコンセントの位置は重要!15パターンに設置場所や数の目安を解説」では、コンセントの位置について解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
5.収納する物を考えて設計する
パントリーやランドリールームの設計では、収納する物を具体的にイメージすることが重要です。
パントリーでは、食材の種類や量、調理器具のサイズなどを考慮し、適切な棚の高さや奥行きを決めます!
ランドリールームでは、洗剤や柔軟剤の収納、洗濯かごのスペース、アイロン台の収納場所などの計画が必要そうですね!
また、季節ごとに使用頻度が変わる物や、長期保存する物なども考慮に入れると、より使いやすい空間になります。収納する物のリストを作成し、それぞれの収納場所を具体的に決めていくことで使いやすい空間を実現しましょう。
このように、パントリーとランドリールームを採用する場合は、注意点を押さえることが大切です。
とはいえ「どのくらいの広さにしよう」「そもそも両方とも必要なのか」と疑問を感じる方もいるのではないでしょうか?
マイホームについてのお悩みは、ぜひ「すーさんの相談窓口」へご相談ください。大手ハウスメーカーで15年以上営業マンとして勤めた経験を活かし、家づくりを無料でサポートします。
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パントリーやランドリールームの間取り実例3選
こちらでは、パントリーやランドリールームを採用した間取りの事例を3つ紹介します。
- パントリー(30坪台)
- ランドリールーム(30坪台)
- パントリー・ランドリールーム(40坪台)
「どんな間取りを採用するか悩んでいる」という方は、ぜひ参考にしてみてください!
1. パントリー(30坪台)
こちらの実例では、玄関からパントリーを通ってキッチンへアクセスできるようになっています。回遊できるLDKにより、行き止まりがなくスムーズな家事動線を実現できています。
買い物から帰ったら、パントリーに荷物をしまってからキッチンへ進めるのが便利ですね!
2. ランドリールーム(30坪台)
こちらの間取りの特徴は、洗面室に隣接してランドリールームを設置していることです。室内干しだけでなく、直結するウッドデッキで外干しも可能です。
天候に応じて干せる場所を選べるのが魅力です!
3. パントリー・ランドリールーム(40坪台)
こちらの間取りは、パントリーとランドリールームを両方採用しています!
ランドリールームは、クローゼットも併設されており干し終わった洗濯物をそのまま収納できます。パントリーは、家族用の玄関からそのままアクセスでき、来客の目に触れにくくなっているのがポイントです。
パントリーとランドリールームの間取りを知り理想のマイホームを叶えよう
パントリーとランドリールームは、近年人気を集めている間取りです。採用することで、毎日の家事が楽になり、過ごしやすいマイホームをつくれます。
パントリーはキッチン周りの収納力を高め、ランドリールームは洗濯作業をスムーズにできるのが魅力です!
なお、それぞれ間取りに取り入れる際は、タイプの選択や広さの確保などに注意が必要です。また、家事動線を考慮した配置や、将来的なニーズも見据えた柔軟な設計が重要となるでしょう。
そのためマイホームの間取り設計の悩みは、家づくりのプロによるアドバイスを取り入れるのがおすすめです。
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