「家の建築中だけど後悔しないかな?」
「失敗しないマイホームを建てたい!」
「家を建てる際にどの観点に気をつければよいのかわからない!」
多くの方にとって、マイホーム購入は人生の中で最も大きな買い物です。買い直しや建て直しは簡単にはできないため、失敗せずにずっと満足できる家を建てたいと思うのではないでしょうか。

1日の多くを過ごす家だからこそ、後悔したくないですよね!
この記事では、大手ハウスメーカーに15年間勤務した経験を持つ筆者が、マイホームの後悔ランキングトップ5を紹介します。
先人の後悔を事前に知ることで、同じ失敗を防ぎましょう。ぜひ参考にしてみてください!


マイホームの後悔ランキングトップ5


マイホームを建ててから後悔することが多い項目を、ランキング形式で紹介します。
- 間取り・広さ
- 費用
- 住宅性能・設備
- デザイン
- 依頼先
家を建てる前に読んでみてください。
1. 間取り・広さ
広さや部屋数が足りないといった悩みだけでなく、音や動線の問題など生活してみて初めて気づく失敗もあります。
子どもが増えたり、父母と一緒に住むようになったりと、ライフステージの変化を予期できておらずに後悔してしまうケースも多々あります。



家を建てるときは、中長期的なライフプランも同時に計画しておくことが重要ですよ!
また、音や動線の問題は、生活イメージを何度もシミュレーションしておくことが大切。一人で考えすぎずにプロの声を聞いてみるのも解決方法のひとつです。
2. 費用
「初期費用」「毎月のローン」「定期的にかかるランニングコスト」の3つがマイホーム購入の際にかかる費用です。
建設費用や土地費用ばかり見てしまった結果、初期費用の予算に入れずオーバーしてしまうことが多々あります。また住宅ローンも、固定期間が終わった後に金利が上がってしまい、支払いに苦労してしまうことも少なくありません。



よりよいオプションをたくさんつけてしまうと、どんどん値段も上がってしまいます!
税金の値上がりや金利の変動も視野に入れて、無理のない予算組みを行い、総額で見積もりを確認しておくことが大切です。
なお、マイホーム建設にかかる費用については関連記事「【要チェック】家を建てる費用は3,500~4,500万円!価格別のマイホームのイメージや注意点を解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


3. 住宅性能・設備
「断熱性が低かった結果、冷暖房効率が悪い」「キッチン設備が足りず、結局買い足してしまった」など、住宅性能や設備に関する後悔も多く出ています。



1日の多くを過ごす家だからこそ、快適に過ごしたいですよね!
住宅性能や設備は快適にしていたつもりでも、いざ過ごし始めてみると不具合を感じることが多いです。たとえば、コンセントの位置や数、窓の位置などが代表例として挙げられます。
生活イメージを想定しておくことはもちろん、異なる時間帯に見学しておくことや建設中でもこまめに確認しながら必要であれば修正していくなど、微調整が大切です。
性能や設備グレードを上げることで予算も上がります。



何でもよいものにするのではなく、本当に大切なものにお金をかけるようにしましょう!
4. デザイン
念願のマイホーム、せっかくならおしゃれな家にしたいですよね。デザインにこだわりを持つことは、家の愛着にもつながる大切な要素です。
しかし、こだわりすぎてしまうとメンテナンスにお金や手間がかかりすぎたり、使い勝手が悪かったりと実用性に欠けてしまう可能性もあります。



デザイン性と機能性はバランスが大切です!
また、デザインには流行り廃りもあります。今人気でも10年後には流行っていない可能性もあります。長期的な目線で選択していきましょう。
5. 依頼先
家を建てる際に最も大切なのが、依頼先選びです。高い買い物であり、長く使う家だからこそ、本当に信頼できる会社で建設したいですよね。
依頼先選びに失敗してしまうと、予定通りに進まなかったり、アフターフォローがなく自分で業者の手配を行う手間やコストがかさんでしまったりと、苦労してしまいます。
口コミや信頼のおける友人に聞いてみるなど、慎重に選択する必要があります。
周囲に相談できる相手がいない場合は「すーさんの相談窓口」を活用してみてください。



大手ハウスメーカーに15年間勤務した私が、どんな些細な悩みでも相談に乗ります!
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【ランキング1位】マイホームの間取り・広さの後悔5選


間取りや広さの後悔でとくに多い5つを紹介していきます。
- 広さ・部屋数が足りない
- 収納が足りない
- 動線が悪い
- 水回りの位置が悪い
- 窓の配置が悪い
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
1. 広さ・部屋数が足りない
「もう少し広い家にしておけば」という後悔の声がたくさん存在しています。
予算面や土地の広さから諦めてしまったり、ライフステージの変化を想定しておらずに広さが足りなくなってしまったりすることが後悔の原因です。



家具家電の配置を想定しておらず、思っていたよりも使えるスペースが少なくなってしまうこともあります!
また、ダイニングやお風呂・トイレなどの水回り等、よく使う場所の面積を削減した結果、不便になってしまうこともよくある失敗です。決められた空間の中で家具家電の配置や、一人当たりが使う面積を想定したうえで間取りを考えていきましょう。



ただし、広すぎる家は手入れが大変だったり、冷暖房効率が悪くなったりとデメリットも存在します!
家で過ごす人数の変化も考慮に入れつつ、広さや部屋数といった間取りを決めていきましょう。
2. 収納が足りない
部屋数やスペースの面積にこだわりすぎてしまった結果、収納の数が足りずにもので溢れかえった家になってしまう後悔も多いです。



せっかくのおしゃれなデザインも台無しになってしまいますね!
収納は多くて困ることはありません。余裕を持って配置しておくことが重要です。
収納を配置する際には、位置や大きさの工夫も使い勝手をよくするうえで大切です。



たとえば2階だけに大きな収納をつくった結果、1階で何かを使うたびに持ち運びの手間が発生してしまうこともあります!
生活動線も考えながら、どこで何を使うかを元に収納の大きさや位置を検討してみてください。
3. 動線が悪い
家事動線や玄関から部屋までの動線が悪いと、快適な暮らしを送れません。効率が悪くなり、時間がかかってしまうからです。
たとえば、水回りをまとめて行き来しやすくしたり、夜遅く帰る人の部屋は一番手前に設置したりするなど、実際の生活を思い浮かべながら間取りを決めていくことが重要です。



人気の間取りである「回遊動線」では、家の中に行き止まりをつくらずに各部屋からさまざまな場所にアクセスできるようになるため、動線を短くできます!
家事効率がアップすれば、その分自由な時間も増えて、ストレスからも解放されますよ。
4. 水回りの位置が悪い
トイレは音や匂いがどうしても気になってしまいますよね。
リビングやダイニングなどくつろげる場所から近いと、使う人もくつろいでいる人も気になってしまいます。来客時もなかなか気軽に使えませんよね。



水回りはリビングから少し離れた位置にまとめて設置することで、安心して利用できます!
水回りをまとめて設置しておくと、水道管の工事が楽になり費用を抑えられるので一石二鳥ですね。
生活スペースから離れる分寒くなりやすいので、暖房器具を置けるコンセントの配置や床暖房の設置など、気温差に関わる工夫も検討してみてください。
5. 窓の配置が悪い
窓は「外からの視線」や「日当たり・風通し」に関わる重要な設備です。



デザイン性はもちろん、実用性を大切にしないと後悔しやすいです!
たとえば、南向きで日当たりはよくても大きな道路に面していると、視線が気になりカーテンが開けにくいですね。また、隣の家と面している場合は、中が見えないような位置の工夫も必要です。
もちろん、採光がしっかり取れるかどうか、風が家の中を通るかどうかなど快適に暮らすための工夫も欠かせません。



自分だけではわからない場合は、プロの声を聞くこともおすすめです!
窓の位置は簡単に変更はできません。慎重に設置してみてくださいね。
【ランキング2位】マイホームの費用の後悔3選


費用面で後悔の多い3項目について解説します。
- 住宅ローンの返済が厳しい
- 想定よりもランニングコストが高い
- 想定よりも初期費用が高くなった
大きな買い物であり、長く住み続ける住宅だからこそ、費用に関しても慎重になりましょう。
1. 住宅ローンの返済が厳しい
転職や企業都合による収入減少や子どもや介護による支出増加など、予定外の出来事により資金計画が狂ってしまうと、住宅ローンの返済が厳しくなってしまう可能性があります。
住宅ローンの返済は35年間が多く、予想外の出来事が起こらない方は少ないでしょう。返済が長期間に渡るため、突発的な出来事があっても対応できるように、余裕を持った資金計画を立てておくことが大切です。



今後起こり得るライフイベントは、全て書き出しておくとリスクが減らせます!
2. 想定よりもランニングコストが高い
賃貸では、毎月の家賃と共益費や管理費がランニングコストでした。



しかし、マイホームを持つと以下のような支出が発生します!
- 固定資産税
- メンテナンス費用
- 修繕積立金(マンション)
庭のお手入れといったちょっとしたものから、塀や屋根の修理など大きなものまで幅広く存在しています。危険が伴うものであれば、放っておけません。



家が大きくなれば、光熱費もその分高くなりますよ!
そのため、賃貸から引っ越す方はランニングコストを今までと同様と思わずに、高めに設定しておきましょう。余裕を持った計画を立てておけば、支払いが厳しくなることを防げますよ。
なお、賃貸とマイホームでかかる費用は関連記事「【シミュレーション有り】賃貸と持ち家の生涯コストを比較!どちらがお得なのか解説」で比較しています。ぜひ参考にしてみてください!


3. 想定より初期費用が高くなった
土地費用や建物費用、工事費などわかりやすい費用ばかりを見ていた結果、いつの間にか初期費用が高くなってしまうケースも多々あります。
とくに、外構工事やローン手数料など諸費用を見逃してしまった結果、予算オーバーしてしまいプランの立て直しとなるケースが多いです。



建築費の他にかかる費用を最初に把握しておくことで、失敗を防げます!
家を建てるときにかかる初期費用に関しては関連記事「【シミュレーションあり】家を建てる際に必要な9つの初期費用!目安の金額や安く抑える方法を解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


【ランキング3位】マイホームの住宅性能・設備の後悔3選


住宅性能や設備は住み始めてから、以下のようなちょっとした使いにくさに気づくことが多々あります。
- 断熱性能が低い
- 設備が使いにくい
- コンセントが足りない
値段ばかりに目がいってしまいますが、長く使うためには快適さも重要です。家具家電の配置や使用頻度を考慮して検討してみましょう。
1. 断熱性能が低い
断熱性能は、住宅の外部の熱を伝わりにくくする性質であり、家の快適さに直結する機能です。性能が高ければ、冬は暖かく夏は涼しく過ごせ、冷暖房効率が高いので電気代も抑えられます。



外と中の温度差が減れば、結露も減らせるので家が長持ちしますよ!
また、断熱性は気密性の高さとも比例します。気密性は部屋の中の空気を外に逃さないようにする性質であり、両方の性能が高ければより快適な住宅が実現するでしょう。
住宅性能を上げれば値段も上がりますが、快適な暮らしを送るうえでは欠かせない機能のひとつです。ハウスメーカーによっても特徴が変わってくるため、比較してみてください。
2. 設備が使いにくい
実際に料理をしてみると、キッチンの高さが合わない・思ったよりも小さいなど、実用的でない設備が出てくるかもしれません。
また、ジェットバス機能といった、普段使わないけれどお手入れが大変な機能を追加している場合もあります。



購入時は魅力的に見えても、実際に使わない設備もたくさんありますね!
実際に使う人が確認してみたり、本当に使うか慎重に検討したりして、より使いやすい設備を導入するようにしましょう。
3. コンセントが足りない
想定よりも少ない、数は足りてるけれどそもそもの配置が悪いなど、使いたいときに近くにないと困るのがコンセント。現代は家の中で電化製品を使うため、さまざまな場所にコンセントの配置が欠かせません。
メインで生活するリビングやダイニングはもちろん、枕元や玄関など必要なものの忘れやすい箇所も多々あります。



今の生活で使っている場所を書き出した後、新しく買う家電の配置と合わせてコンセントの配置を決めていきましょう!
夏と冬で使う家電が変わる場合や1年に数回しか使わない場合など、忘れやすいポイントもあるため、年間スケジュールを意識しながら配置を決めてみてくださいね。
なお、コンセントの位置決めに関しては関連記事「【間違いない】新築でおすすめのコンセントの位置13選!決め方のポイントや3つの注意点も解説」が役立ちます。ぜひご覧ください!


【ランキング4位】マイホームのデザインの後悔2選


マイホームのデザインにおける後悔は、以下の2通りです。
- メンテナンスに手間がかかる
- 利便性が悪い
デザイン性にこだわるあまり、使い勝手が悪くなるとお金も手間もかかってしまいます。ひとつずつ見ていきましょう。
1. メンテナンスに手間がかかる
デザイン性の高い家は誰もが憧れますよね。しかし、よいデザインを維持するためにはペンキの塗り直しや短期間での補修など、メンテナンスに手間やお金がかかることも多いです。



色合いによっては汚れが目立つため、毎週のように掃除しないといけない場合もあります!
また、デザインは流行りがあります。家を建てる際に人気のデザインが、10年後も流行しているかはわかりません。



自分自身が長く愛せるデザインを選びましょう!
メンテナンスの手間も考慮したうえで、お気に入りのデザインを探してみてください。
2. 利便性が悪い
デザイン性を追求するあまり、実用性が低い住宅も考えものです。
庭にこだわった分駐車場スペースがなくなり、乗り降りや駐車が大変な場合や、子ども用の庭をつくったものの大きくなるにつれて使わなくなり、雑草抜きが手間になる場合などが想定されます。



外構や庭の変更は可能ですが、時間とお金もかかります!
長く使うためには実用性も重要です。駐車スペースや階段、庭の大きさなどライフステージに応じて変わる場合もあるため、長期的に見た際のベストを考えながら進めていきましょう。
【ランキング5位】マイホームの依頼先の後悔3選


マイホームを依頼する不動産会社やハウスメーカーに関する後悔も3つ紹介します。
- アフターフォローが充実していない
- 予定通りに進まない
- 料金が高い
大きな買い物だからこそ、信頼がおける会社へ依頼したいですよね。



ハウスメーカーに15年間勤めた私が後悔の内容や選び方のコツを解説します!
ぜひ参考にしてみてください。
1. アフターフォローが充実していない
マイホームに長く住み続けるためには、アフターフォローが欠かせません。しかし、内容は各ハウスメーカーによって異なるため、詳細は事前の確認が必要です。
実際に建てた後、連絡がつかなくなったり全てのフォローにオプション料金がついたりと、思っていたサポートが受けられない場合もあります。



メンテナンスには手間とお金がかかるので、事前に内容について細かく確認しておきましょう!
また、零細企業に依頼した場合は倒産してしまう可能性もあります。担当者の信頼性だけでなく、企業自体の信頼性もしっかりと確認しておきましょう。
2. 予定通りに進まない



当初予定していたスケジュール通りに進まないと、引っ越し業者と再度調整が必要になります!
また、急ぎの案件でもなかなか連絡がつかない担当者や会社の場合、計画の後ろ倒しの原因になり得ます。



施工開始後に仕様変更が必要になってしまったり、予定と違うつくりで進んでいて修正が必要になったりと、施工内容の予定とずれてしまう場合もあるでしょう!
スケジュールと内容については入念に確認しながら進めることで、予定からずれるリスクをある程度は防げます。
しかし、直前での急な予定変更も起こり得るので、過去の口コミや担当者との打ち合わせの中で心配になる出来事がないか注意深く確認しておきましょう。
3. 料金が高い
似た内容の施工だとしても、会社によって料金は異なります。設計士や職人の力量が料金の差の大部分を占めますが、それ以外にもオプション費用や基本プランにどの内容まで含まれているかの差で、料金の違いが発生します。



基本プランの内容で対応可能なことと、追加でかかるであろう費用については事前に確認しておくのがおすすめです!
ただし、家づくりが初めての場合、目安や差分がわかりにくく言われるがままに受け入れてしまうことも多いでしょう。



事前にいくつかの会社を回って相見積もりを取っておくと安心ですよ!
料金について不安な場合は、家づくりに詳しい人にあらかじめ相談しておくとよいでしょう。「すーさんの相談窓口」では、無料で家づくりについて相談可能です。
予算感や出された見積もりの内容でわからない部分の相談など、幅広く対応可能なため、お気軽に相談してみてください。
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家を建てることは人生の中で何回も経験しないため、何となくで進めてしまうと後悔するリスクが上がります。



事前にさまざまな人の失敗を知り、対策を打っておくことで満足のいく家づくりにつながります!
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