【思わぬ落とし穴も】大型分譲地で後悔する5つの理由！対策やメリットも紹介

「大型分譲地で後悔する理由を知りたい！」
「後悔しないためにはどのような対策が必要？」
「大型分譲地を選ぶメリットって何だろう？」

コスパ良く家を建てられ、インフラ整備に不安がない点が魅力の大型分譲地。ただ、近所付き合いや交通の利便性がストレスの原因にもなり得るので、一長一短の印象が拭えない方も少なくないはずです。

この記事では、大手ハウスメーカーで15年間の営業経験のある筆者が、大型分譲地について以下の内容を解説します。

• 特徴
• 後悔する理由
• 後悔しないための対策
• メリット

マイホームを大型分譲地に建てることを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

大型分譲地とは？概要をサクッと解説

大型分譲地とは、不動産会社がまとめて購入し、区画ごとに販売している土地のことです。

なかには、もともと畑や山林などがあった場所を整えることで、宅地として販売しているケースも珍しくありません。

普通の宅地とは異なり、電気・ガス・水道などのライフラインがあらかじめ引き込まれていたり、擁壁された状態で販売されたりする点が特徴です。

大型分譲地で後悔する5つの理由

大型分譲地で後悔する主な理由は以下の5つです。

1. 近所付き合いにストレスを感じる
2. 交通の利便性が悪い
3. 工事の音が気になる
4. 私道の取り合いになる
5. 敷地外のインフラ整備でトラブルに発展する

順に解説します。

1. 近所付き合いにストレスを感じる

大型分譲地で暮らしていて、近隣住人とのコミュニケーションの頻度や密度をストレスに感じるケースは珍しくありません。

ただ、さまざまなファミリー世帯が集まることを前提につくられているのが大型分譲地。生活の拠点とするのなら、家族ぐるみでの近所付き合いは覚悟しておくべきでしょう。

2. 交通の利便性が悪い

駅周辺には大きな土地が少ないため、郊外や駅から離れた場所に開発される傾向にあります。そのため、通勤や通学の際に電車を使う場合は、交通の利便性の悪さを実感しやすいです。

子どもがいる場合は、中学や高校の進学候補先も含めて検討すると安心でしょう。

一方で、スーパーやショッピングモールなどは大型分譲地の近くに建設されることが多いので、普段の買い物には困りにくいメリットもあります。

3. 工事の音が気になる

大型分譲地で、全ての家が同じタイミングで建つわけではありません。そのため、早い段階で引っ越してきた方は、他の家の工事音をストレスに感じることもあるでしょう。

4. 私道の取り合いになる

敷地の横を通る私道を自家用車の通路に利用しようとすると、向かいの住民や管理会社から注意を受け、トラブルの原因になることがあります。

基本的に幅員4m以上であり、公道に接しているのなら問題はありません。ただし、不動産の契約内容は状況に応じて多少変化するので、車の通行状況や私道の持分割合については、契約の段階で入念に確認しておくと安心です。

5. 敷地外のインフラ整備でトラブルに発展する

分譲地の購入後に敷地の外に電柱が設置されることで、トラブルに発展するケースがあります。とくに、街機能がまだ十分に整っていないと、急にインフラの整備が始まることがあるのです。

購入してから後悔しないためにも、契約の段階でインフラ整備が行われるかどうかも確認しておきましょう。

なお、マイホーム購入で後悔するポイントについては関連記事「【家なんて買うんじゃなかった】マイホーム購入で後悔する理由12選！3つの対策も紹介」で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください！

大型分譲地で後悔しないために取るべき3つの対策

大型分譲地で後悔しないために取るべき対策は以下3つです。

1. 周辺環境を確認する
2. 区画の特徴を理解する
3. 適度な距離感での近所付き合いを意識する

順番に説明します。

1. 周辺環境を確認する

気になった分譲地については、周辺環境の治安を確認しておきましょう。可能であれば、異なる時間帯や曜日で複数回訪れると安心です。

また、スーパーやコンビニなどよく行くお店の場所やアクセスも確認しておくと、実際に暮らすイメージが掴みやすくなります。時間があるなら、実際に歩いてみるのがおすすめです。

2. 区画の特徴を理解する

区画の多い大型分譲地では、道路に面している方角や区画のある場所によって日当たりや周辺環境が異なります。以下の表に、それぞれの特徴をまとめました。

東側道路	・朝の日当たりが良い ・隣家の位置によっては午後は日が入りにくくなる
西側道路	・午後に日差しが入り込む ・夏場は部屋の温度が高くなりやすい
南側道路	・最も日当たりが良い ・道路側の外構や間取りによっては人目に付きやすい
北川道路	・比較的手ごろな価格で購入できる ・比較的日が差し込みにくい
角地	・人気があり購入価格も高め ・人や車の往来が多い
旗竿地	閉鎖感があり日も差し込みにくいことから、価格が低く設定されている

3.適度な距離感での近所付き合いを意識する

大型分譲地を選ぶ人の大半は、人間関係のトラブルに発展しないことを願っているでしょう。

ただ、子育てを通して近所同士で助け合いが必要な場面があり、それがトラブルに発展するリスクがあるのも事実。近所付き合いで失敗しないためには、近すぎず遠すぎない距離感を意識するのが大切です。

大型分譲地を選んで後悔したくない方は、すーさんの相談窓口の活用がおすすめです。

家族構成やライフスタイルにあわせて、プロの目線から家づくりのアドバイスをしてもらえるので、抱えている悩みや不安を軽減できるでしょう。相談は無料なので、お気軽にご連絡ください！

大型分譲地を選ぶ5つのメリット

ここまでは後悔する理由や対策を紹介しましたが、大型分譲地だからこそのメリットもあります。

1. コスパ良く家を建てられる
2. インフラ整備に不安がない
3. 価格がわかりやすい
4. 雰囲気が統一されている
5. 知り合いをつくりやすい

順番に見ていきましょう。

1. コスパ良く家を建てられる

大型分譲地は、一括で購入した広大な土地に似たようなつくりの住宅を建てることで、通常の注文住宅よりも費用を抑えています。

そのため、設備にこだわりながらもコスパ良く住宅を建てたい方には、大型分譲地でのマイホームづくりはおすすめです。

2. インフラ整備に不安がない

実は、宅地として売り出されている土地の全てが、問題なくインフラを引き込めるわけではありません。選ぶ土地によっては下水がなかったり、地形の問題で引き込み工事が高くなりすぎて断念したりすることもあります。

しかし、大型分譲地はすでにインフラが引かれていることがほとんどなので、トラブルになることはありません。整備に不安がないのは、見逃しがちですが大きなメリットなのです。

3. 価格がわかりやすい

分譲地はすでにインフラが引かれているので、通常の注文住宅よりも工事費用が早い段階ではっきりするメリットがあります。また、オプションの設備で追加費用を請求されることもあまりありません。

早い段階で正式な費用がわかるので、ある程度余裕がある状態での資金繰りが可能です。

なお、家を建てる費用については関連記事「【要チェック】家を建てる費用は3,500～4,500万円！価格別のマイホームのイメージや注意点を解説」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください！

4. 雰囲気が統一されている

大手不動産会社が募集している大型分譲地のなかには、道路をレンガ造りにしたり家の外装をヨーロッパ風に統一したりすることで、おしゃれな街づくりを意識しているところも少なくありません。

こだわられた街並みは、大手不動産会社だからこそ実現できるブランド力の賜物。生活の拠点にふさわしい雰囲気かどうかを判断基準に置くのも良いでしょう。

5. 知り合いをつくりやすい

新しく開発された大型分譲地には、20〜30代の子育て世代が集まる傾向があります。そのため、話の合う近所の友人や子どもの友達がつくりやすい点も、大型分譲地ならではのメリットです。

後悔するポイントを理解したうえで大型分譲地を選ぼう

大型分譲地で後悔する原因としては、近所付き合いや交通の利便性などが挙げられます。一方で、インフラがしっかり整っていたり、近い世代の知り合いをつくりやすかったりするメリットがあります。

後悔するリスクを確実に減らすうえで、事前にメリット・デメリットを見極めるのが非常に重要です。不安のある方は、ぜひ「すーさんの相談窓口」をご利用ください。

相談は無料です。大型分譲地に家を建てようか迷っている方は、お気軽にご連絡ください！