「住宅展示場って見学だけしてもよいの?」
「住宅展示場で見学するときは、何に注意するべき?」
「持ち家があっても参加して大丈夫?」
住宅展示場は、さまざまなハウスメーカーのモデルハウスを見学できます。参加することで、情報を集められたり家づくりのイメージが広がったりするのがメリットです。
とはいえ、住宅展示場の見学を迷っている方も多いのではないでしょうか。
「見学すると契約を迫られるでは?」と不安になってしまいますよね。
結論からお伝えすると、住宅展示場は見学だけでも問題ありません。参加したからといって、必ずしも契約する必要はないので安心してください。
この記事では、住宅展示場で見学だけしようと考えている方に向けて
- 流れや所要時間
- 参加するメリット・デメリット
- 注意点
などを解説します。
最後まで読むことで、住宅展示場を有効に活用できる見学のノウハウを得られます!
「マイホームづくりで失敗したくない」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
住宅展示場の見学の流れや所要時間を解説
住宅展示場に初めて行く方は、どのように見学を進めるのかイメージがわきませんよね?
見学の流れは、主に以下のとおりです。
- 総合案内所で案内図をもらう
- 気になるハウスメーカーのモデルハウスに行く
- 担当者とあいさつをする・アンケートを記入する
- モデルハウスを見学する
- 予算や見積もり、次回の打ち合わせをする
予算や見積もり、次回の打ち合わせは話が進んだ際にするので、必ずしもおこなうわけではありません!
ハウスメーカー1社あたりの所要時間の目安は、30分~1時間です。じっくり話を聞く場合は、2~3時間かかる場合もあります。
住宅展示場で見学だけおこなう5つのメリット
住宅展示場で見学だけすることには、主に以下5つのメリットがあります。
- モデルハウスを1度に比較できる
- 家づくりのイメージがわく
- 家づくりの知識が増える
- 営業担当の対応がわかる
- イベントや特典が充実している
これらのメリットは、マイホームづくりにおいて役に立つものばかりです。
住宅展示場の見学を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!
1. モデルハウスを1度に比較できる
住宅展示場では、さまざまなハウスメーカーが出展しています。複数のモデルハウスを1度に比べられるため、効率よく知識を収集できます。
あくまでも目安ですが、10~20社のハウスメーカーが出展していることが多いですね!
住宅展示場は、モデルハウスを比較しやすく、ハウスメーカー選びに役立ちます。
2. 家づくりのイメージがわく
モデルハウスを見ることで、マイホームのイメージが明確になります。たとえば「こんな家を建てたい」「この間取りを参考にしたい」などです。
家族全員で参加すれば、イメージのすりあわせが簡単ですね!
さらに、モデルハウスによっては、内部構造を見学できる場合があります。災害対策や遮音性など、目に見えない部分についても考えられるのはよい機会でしょう。
家づくりでは、機能性にもこだわりたいところです!
3. 家づくりの知識が増える
住宅展示場では、マイホームについてさまざまなセミナーが開催されているケースがあります。そのため、税金や住宅補助など、家づくりの際に知っておきたい知識が身につきます。
「仕事や子育てで忙しくて、マイホームに関する情報を調べられていない」という方にぴったりです!
住宅展示場によっては、個別相談に対応してくれる場合もあります。「家づくりの知識を深めたい」「誰かに相談したい」と考えている方は、見学をおすすめします。
4. 営業担当の対応がわかる
各ハウスメーカーのモデルハウスには、営業担当のスタッフがいます。
間取りや設備などの説明は営業担当から受けることになります。そのため「丁寧に受け答えできるのか」「他のメーカーを否定しないか」など、スタッフの姿勢をチェックすることが可能です。
接客対応してくれたスタッフが、そのまま家づくりの担当をする可能性は高いです!
「信頼できる営業に任せたい」と考えている方は、ぜひ住宅展示場のモデルハウスを見学してみてください。
なお、ハウスメーカーの営業に不信感を抱いた場合については、関連記事「【悲報】ハウスメーカーの営業に不信感を抱くのは危険!10個の特徴や担当者変更の方法を解説」で詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください!
5. イベントや特典が充実している
住宅展示場では、集客のためにイベント・特典が充実しています。家づくりの情報を集めつつ、家族のお出かけの場として利用できるのがメリットです。
一例として、以下のようなイベントや特典があります。
- 子ども向けのヒーローショー
- アンケートに回答で商品券のプレゼント
- ご当地グルメの出店
夫婦から家族連れまで、さまざまな人が楽しめる内容になっています。そのため、休日のお出かけスポットとして選ばれることも珍しくありません。
マイホームについて理解を深めながら、家族みんなが楽しめるのはうれしいですね!
なお「すーさんの相談窓口」では、家づくりに関するあらゆる相談を無料で受け付けています。「どの住宅展示場に行けばよいの?」「どのハウスメーカーを見学すればよい?」など、どんな些細なお悩みでもお気軽にご相談ください!
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住宅展示場で見学だけおこなう3つのデメリット
住宅展示場を見学するのは、メリットばかりに思えます。
しかし、注意しておくべきデメリットがあるのも事実です!
主に、以下の3点です。
- 情報がまとまらない
- 営業をかけられる
- 家づくりの参考にならない場合がある
順番に見ていきましょう。
1. 情報がまとまらない
1度に複数のモデルハウスを比較できるのは、住宅展示場のメリットです。しかし、入ってくる情報が多すぎてまとまらない可能性があります。
とくに、初めて参加する方は、慣れていないことも多く情報の整理が難しいかもしれません!
このような事態を避けるためには、あらかじめ聞く内容を決めておいたり、事前にリサーチしたりするのがよいです。
聞いた内容は、スマホやノートなどにメモしておきましょう!
2. 営業をかけられる
住宅展示場では、各ハウスメーカーが契約につなげようとします。そのため、見積もりを提示されたり、プランを勧められたりするケースがほとんどです。
断るのが苦手な人にとっては、負担に感じる場合があります!
さらに、住宅展示場に行くと、氏名や住所、連絡先などを記入するアンケートを求められます。後日電話がかかってきたり、DMが送られてきたりする可能性があることを覚えておきましょう。
3. 家づくりの参考にならない場合がある
住宅展示場のモデルハウスは、見栄えをよくするために、高いグレードの設備を使っていたり、高級な家具を使用していたりします。そのため「こんな家をつくりたい」と思っても、予算オーバーしてしまうことも少なくありません。
モデルハウスの家をそのまま建てようとすると、参考にならない可能性があるということですね!
住宅展示場に行く際には、現実と理想を切り離すことが大切です。
担当スタッフに、標準のグレードのイメージを聞いておくのもよいでしょう!
住宅展示場で見学だけする際の7つの注意点
住宅展示場を見学する際には、主に以下7つの注意点があります。
- 見学目的を明確にする
- 見学するハウスメーカーの目星をつけておく
- 動きやすい服装で参加する
- 質問内容を決めておく
- 子どもから目を離さない
- 見学に必要な道具を準備する
- モデルハウス内ではスタッフの指示に従う
これらを意識しなければ、1日をムダにしてしまう恐れがあります。
「見学だけだから大丈夫」と思わずに、ぜひ注意点を確認しておきましょう!
1. 見学目的を明確にする
住宅展示場では、さまざまなスタッフに話しかけられたりイベントが開催されていたりします。そのため、何となく参加すると、見学の目的を果たせずに終わる可能性があります。
とくに中盤は疲れも出てきやすいので「早く帰ろう」となることも考えられます!
住宅展示場に見学に行く際は、主に以下のような目的を持ちましょう。
- ハウスメーカーを比較したい
- 間取りや設備を参考にしたい
- マイホームに関する情報を集めたい
せっかく時間を作って参加するのなら、有意義な時間を過ごしたいですね!
2. 見学するハウスメーカーの目星をつけておく
住宅展示場によっては、20社近くのハウスメーカーが出展しています。
そのため、1日ですべてのモデルを見学するのは不可能です。
どのハウスメーカーを見学するのか、あらかじめ決めておくのが好ましいです。
余裕があれば、ハウスメーカーについて事前にリサーチするのがよいでしょう。「どんなプランがあるのか」「何を強みにしているのか」などを調べることをおすすめします。
3. 動きやすい服装で参加する
住宅展示場は広く、思ったよりも歩き回ります。そのため見学時には、パンツにスニーカー・ローパンプススタイルが好ましいです。
余談ですが、住宅展示場の見学では1日1万歩を超えることも珍しくありません!
また、モデルハウスの室内に入る際には、何度もくつを脱ぐことになります。そのため、着脱が難しいブーツは避けたり、夏場でもサンダルでの参加は控えたりしましょう。
おしゃれより動きやすさ重視です!
4. 質問内容を決めておく
参加前に質問する内容を決めておけば、あとから振り返りがしやすくなります。
「あれも聞いておけばよかった…」と、聞き忘れがなくなるのもメリットですね!
住宅展示場の見学で質問しておきたい内容は、以下のとおりです。
- アフターサービスの内容・期間
- モデルハウスのグレード
- 住宅性能表示制度のランク
そのほかに聞きたい内容があれば、事前にまとめておきましょう!
なお、住宅展示場に行く際には、知識を深めてから参加したいところです。「LIFULL HOME’S」では、家づくりを始めるに当たって必要な知識が網羅されたノートが無料でもらえます。
LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
5. 子どもから目を離さない
住宅展示場は、家族連れの参加もOKです!
ただし、子どもからは目を離さないように注意しましょう。迷子になったり、モデルハウスを傷つけたりする可能性があるためです。
子どもを連れて行く場合は、最低でも大人2人で参加するのが好ましいです。「1人は子どもから目を離さない、1人は営業担当の話を聞く」など、役割を分担するとよいでしょう。
「ヒーローショーを見させている間に、もう1人はモデルハウスに行く」といった方法もありです!
6. 見学に必要な道具を準備する
住宅展示場に行く際には、以下の3つの道具を持参しましょう。
- 筆記用具
- カメラ
- スリッパ
筆記用具は必須です。家の間取りや設備の詳細をメモするために使います。また、カメラも忘れずに持参しましょう。写真を撮ることで、後でじっくり比較検討できます。
スリッパはモデルハウスの床を保護するために、訪問者が持参することが一般的なマナーです。
メモや写真を取ることで、後で家族や友人と共有しやすくなるため、より良い住宅選びにつながります!
7. モデルハウス内ではスタッフの指示に従う
モデルハウスを訪れる際、スタッフの指示に従うことが大切です。
例えば、ドアを勝手に開けたり、住宅設備に触れたりすることは避けるべきです!
また、ソファに座ったり、ベッドに横たわるなどの行為も慎みましょう。モデルハウスを汚すことにつながります。あとから来た他の見学者に悪い印象を与えかねません。
勝手な行動は、モデルハウス見学の秩序を乱すだけでなく、家に損傷を与える可能性があります!
住宅展示場に行く前の準備については、関連記事「【これで安心】住宅展示場に行く前に準備すること7選!見学の流れやチェックポイントを解説」で詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
住宅展示場で見学だけしたい際に営業マンから話しかけられないようにする3つの方法
住宅展示場に見学目的で来た際は、営業マンからあまり話しかけられたくない方は多いでしょう。こちらでは、営業マンに話しかけられないようにする3つの方法を紹介します。
- 見学のみ希望と伝える
- 関心がない様子を見せる
- 決定者がいないと伝える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 見学のみ希望と伝える
見学だけをしたいときは、まず受付で「見学のみ希望」とはっきり伝えることが大切です!
その際「将来の参考のため」とか「情報収集中で具体的にはまだ考えていない」といった理由を添えると良いでしょう。
営業スタッフは通常、来場者に対して積極的にアプローチを試みるものです。明確に見学のみの意向を伝えることで、無理な営業を回避しやすくなります。
2. 関心がない様子を見せる
営業マンがアプローチしてきた場合でも、関心がないことを態度に示せば、自然と距離を取れます。他の見学者に影響を与えずに、自分のペースで見学を楽しむためにも有効な方法です。
例えば「イベントの話をする」「イベントの時間を気にする」など。イベント目的で来たと態度で示せます。また家づくりに関する質問に積極的に答えない、アンケートを書かないといった行動を取ることでも関心がない様子を表現できます。
アンケートは任意であるため、書かなくても問題はありません!
3. 決定者がいないと伝える
営業マンは住宅購入の決定者に直接アプローチを試みることが多いです。特に住宅購入の場合、男性(夫)の意見が重要視されがちです。
そのため、女性だけで訪れたり、明確に決定権を持たないメンバーだけで来場したりすると、相手も積極的に営業をかけてこないでしょう。
話しかけられた場合でも、決定者がいないことを明確に伝えれば、無理な営業をかけられる心配はありません!
住宅展示場を見学だけしたい際は予約すべき?予約なしの注意点5つ
住宅展示場は良くなしでも見学できます。ただし、予約なしの場合には以下の5つのデメリットがあることを理解しておきましょう。
- 丁寧な説明を受けられない
- 住宅のグレードや性能がわからない
- 経験の浅い担当者がつく可能性が高くなる
- 待たされる場合がある
- 来場者特典がもらえない場合がある
一つひとつ見ていきましょう。
1. 丁寧な説明を受けられない
予約なしの場合、営業担当者が他の来場者に対応していることが多く、十分な説明を受けられません。
そのため、パンフレットや展示物から得られる情報以上のものを得られない可能性があります!
予約して訪れると、担当者が特定の時間を割いて、詳細な説明に専念してくれることが一般的です。住宅の特徴や利点、さらにはデメリットについても詳しく知れます。
2. 住宅のグレードや性能がわからない
モデルハウスの多くは、上位グレードの仕様で作られていることが一般的です。そのため、見学したモデルハウスの設備等の仕様が基本仕様なのか、オプションなのかを見分けられないかもしれません。
営業担当者が付かない場合、グレードや仕様について質問できないため、住宅の実際の価格に誤解を持つ可能性があります。
予算やニーズに合った住宅を選ぶ際に、適切な判断ができなくなる恐れがあります!
3. 経験の浅い担当者がつく可能性が高くなる
予約していないと、急な来場に対応するために手の空いているスタッフが割り当てられます。その場合、経験の浅いスタッフが担当になる可能性が高くなります。
経験の浅い担当者は、住宅に関する知識が不足している可能性があります!
経験の浅い担当者の場合、専門的な質問や特定のニーズに対して的確に答えられないかもしれません。得られる情報の質が低下することがあります。
4. 待たされる場合がある
特に土日や祝日などの繁忙期は多くの人が来場するため、担当者が不足しがちです。その結果、説明を受けるまでに長時間待つ場合が多くなります。
長時間待たされると、非常に疲れるものですよね!
展示場をまともに見学できないまま疲れ果ててしまう可能性もあります。住宅展示場を訪れる目的を果たせなくなり、結果的に時間の無駄になってしまいます。
5. 来場者特典がもらえない場合がある
来場者が多い場合、特典は予約者を優先して提供されます。そのため、特典を期待して訪れたにもかかわらず、受け取れないことがあります。
来場者特典は、住宅購入に際してのさまざまな優遇や情報提供が含まれることがあります。住宅選びに必要な情報が得られないかもしれません。
来場者特典目当てであった場合には、無駄足になってしますね!
見学なしでの住宅展示場見学については、関連記事の「【もったいない】住宅展示場を予約なしで見学するのは損!デメリットや事前にしておくことを解説」で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
住宅展示場で見学だけする際のよくある2つの質問
こちらでは、住宅展示場の見学に関するよくある質問に回答します。
- アンケートは書かなくても大丈夫?
- 持ち家ありでも参加してよい?
疑問があって参加を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
1. アンケートは書かなくても大丈夫?
住宅展示場ではアンケートの記入が求められますが、必ずしも書く必要はありません。記入を求められた際には「家を購入するか決まっていない」「今回は見学だけで来た」と断りを入れましょう。
ただし、アンケートを書かないと、クオカードや商品券などの特典は受け取れない可能性があります!
2. 持ち家ありでも参加してよい?
すでにマイホームを持っている方でも、住宅展示場の見学に参加して大丈夫です!
ただし、すでに家を建てていることや参加する目的をはっきりと伝えましょう。住宅展示場のスタッフから営業をかけられる可能性があります。
持ち家で参加する方の理由としては「今後の部屋づくりの参考にしたい」「収納術を学びたい」などが多いです。
住宅展示場は見学だけでもOK!家づくりのイメージをふくらませよう
住宅展示場は、見学だけの参加でも問題ありません。モデルハウスを1度に比較できたり、家づくりのイメージがわいたりするなどのメリットがあります。
イベントが開催されている場合は、子どもが参加しても楽しめます!
ただし、闇雲に参加してしまうと「何のために住宅展示場に来たのか」がわからなくなってしまうことも。マイホームづくりの情報収集を目的としているなら、事前にリサーチをしたり見学するハウスメーカーの目星をつけたりしましょう。
ぜひこの記事を参考にして、住宅展示場の見学をよりよいものにしてみてください!
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