「住宅展示場に行ってはいけないって本当?」
「事前にやっておくべきことは?」
「実際に行ったときに見るべきポイントが知りたい」
家を建てようと考えた際に、まずは住宅展示場にいって知識を得ようと思っている方がいるかもしれません。

しかし、知識ゼロの状態で住宅展示場に行くと、最適な家を選べないリスクが高まります。
事前準備をしっかりおこなったうえで、モデルハウスをチェックすることが大切です。
そこでこの記事では、家づくりのプロとして8,000名以上の相談に乗ってきた筆者が、以下の内容を解説します。
- 知識ゼロで住宅展示場に行ってはいけない理由
- やっておきたい前準備
- カタログ請求のポイント
- 住宅展示場に行ったときに見るべきポイント
家づくりの手順を失敗したくないと考える方は、ぜひ最後までご覧ください!


知識ゼロで住宅展示場に行ってはいけない8つの理由


家に関する知識なしで住宅展示場に行ってはいけない理由を、8つに分けて解説します。
- よい営業マンに当たらないリスクが高い
- 見た目で値踏みされてきちんと相手にされない可能性がある
- 営業マンの言いなりになってしまう
- 展示場にあるメーカーしか候補に挙がらない
- 家づくりの参考になる情報を得にくい
- 家づくりの理想が高くなりやすい
- 電話やメールで勧誘される
- 事前予約しないと特典や紹介割引が受けられなくなる
それぞれ詳しく見てみましょう。
1. よい営業マンに当たらないリスクが高い
住宅展示場にいきなり行くと、その場にたまたまいた営業マンが担当になることがほとんどです。家づくりには、営業担当者の知識や経験、相性が大切ですが数時間の対応では判断がつかないでしょう。



実際、できる営業マンが住宅展示場で待機しているとは考えにくいです!
あまり知識のない人が担当になる、家づくりに関してよいアイデアをもらえません。満足のいくマイホームとならない可能性もあるでしょう。
特に以下のような特徴がある営業マンは注意が必要です。
- 金額で握る
- 空気が読めない
- 所詮他人事で営業してくる
- 返信が遅い
- 子どもに冷たい
- 知識が薄い
住宅展示場に行く際は、自分が望む人が担当になるとは限りません。なんとなく行っても理想は叶えられない可能性があることを心得ておきましょう。



なお、私のInstagramでは「気をつけておきたい営業マンの特徴」について、詳細に解説しています。あわせてチェックしてみてください!
2. 見た目で値踏みされてきちんと相手にされない可能性がある
すべての住宅展示場に当てはまるわけではありませんが、当日の服装や事前アンケートの年収で値踏みされる可能性があります。



営業マンも家を売るのが仕事なので仕方がないともいえますが、いい気はしないですよね!
いきなり展示場にいって適当な扱いをされてしまうと、家を建てること自体がイヤになってしまうかもしれません。
住宅展示場で値踏みされないための対処法は、関連記事「【知らないと損】住宅展示場で相手にされない人の特徴8選!対処法や予約するメリットを紹介」で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください!


3. 営業マンの言いなりになってしまう
知識がないと、営業マンの言ったことがすべてだと感じてしまいます。営業マンは自社の家を売ることが目的なので、いいことばかり言ってくるでしょう。
そうなると「そんなにいい家ならここに決めよう」と、他メーカーとの比較検討が視野に入らなくなるかもしれません。



1社しか見ないで決めるのはかなり危険です!そのメーカーのよいところは、他社も同じような特徴がある可能性はありますよ!
4. 展示場にあるメーカーしか候補に挙がらない
住宅展示場にモデルハウスを出しているのは、大手メーカーがほとんどです。しかし、モデルハウスにはない中小の工務店・ハウスメーカーも候補に入れたいところです。



地域密着型で営業している中小の工務店を候補から外してしまうのは、かなりもったいないです!
有名な大手メーカーばかりでなく、中小も含めてできるだけ多くの候補から1社に絞ることが大切です。
5. 家づくりの参考になる情報を得にくい
住宅展示場のモデルハウスは、お客さんに家を買ってもらうためにあります。そのため、設備が標準仕様ではなくオプションをつけて豪華にしているケースが多いでしょう。
また、営業マンもいいところばかり言ってくるため、家づくりのリアルな情報は得にくい環境です。



もちろんモデルハウスと同じ家を建てることは可能ですが、オプションをたくさんつけるとかなりの費用がかかります!
6. 家づくりの理想が高くなりやすい
住宅展示場に行くと、家づくりの理想が高くなる可能性があります。展示されている家は、ハウスメーカーがこだわった自信のものだからです。



例えば、広々としたリビングや高級感のあるキッチン・浴室などが、標準仕様だと勘違いすることがあります!
しかし、多くの展示されている家は、オプションをふんだんに取り入れた「魅せるための家」であり、実際に建てるとなると予算オーバーになりやすいのが現実です。
また、一度高い理想を持つと、後から予算の都合で設備や間取りを妥協する際に「物足りない」「理想とは違う」と感じやすくなります。結果として、無理をして予算を上げることになったり、満足度の低い家になったりすることもあるでしょう。
7. 電話やメールで勧誘される



住宅展示場では、見学時にアンケートの記入を求められることがほとんどです!
アンケートに名前や連絡先を記入すると、その情報が営業担当者に渡り、翌日以降に電話やメールでの勧誘が始まります。
特に熱心な営業マンの場合、「次回の打ち合わせはいかがですか?」「今ならキャンペーンがあります」などと、何度も連絡をしてくるケースもあるでしょう。
最初は情報収集のつもりで訪れたのに、強い勧誘を受けることでプレッシャーを感じて、じっくりと比較検討できなくなる可能性があるので注意が必要です。
8. 事前予約しないと特典や紹介割引が受けられなくなる
住宅展示場のモデルハウス見学は、基本的に事前予約が必要です。多くのハウスメーカーは、来場予約をした人に対して「ギフトカード」や「クオカード」など、来場特典を用意しています。



予約なしで突然訪れると、特典を受け取れない可能性が高くなります。
また、ハウスメーカーによっては「紹介制度」を設けており、すでに家を建てた人や特定の提携企業からの紹介で契約すると、大幅な値引きが受けられるケースがあります。
しかし、一度紹介なしで訪問し、営業担当と接触すると、後から紹介割引の適用ができなくなることもあるため要注意です。
準備なしで住宅展示場に行ってはいけない!やっておきたい7つのこと


準備なしで住宅展示場に行くと、失敗するリスクが高まります。ここでは、事前にやっておきたい7つのことを紹介します。
- 予算・目的を考えておく
- 専門用語を覚えておく
- 各ハウスメーカーの特徴を把握して候補を絞る
- 質問リストを作る
- 建てたい家をイメージしておく
- 必要な持ち物を用意する
- ある程度建てる時期を決める
いきなり展示場に行って失敗しないために、ぜひ参考にしてみてください。
1. 予算を考えておく
家を建てる予算はいくらまでか、しっかり決めてから展示場に向かいましょう。予算を決めていないと、営業マンから聞いた金額が基準になってしまいます。
その場にたまたまいた営業マンは、あなたの家の事情を知りません。できるだけ高く売りたいと考えているはずなので、標準以上の価格を提示される可能性が高いでしょう。



いくらまでと決めておくと、予算オーバーしたときにどこを削れるのか交渉できますよね!
家を建てるには、多くの費用がかかります。必要以上に支払いが増えないように、どれくらいの予算内に収めるべきか事前に決めておきましょう。
また、住宅展示場に行く際は、目的を明確にすることも大切です。目的が決まっていれば、自分の得たい情報を得られるため、時間を無駄にすることがありません。
2. 専門用語を覚えておく
家を建てるのによく出てくる専門用語を覚えておくと、展示場での説明に戸惑うことがありません。よくわからない用語で説明されると「よくわからないけど、すごくいい家なんだろう」と思ってしまいがちです。
また、不明点をすべて質問すると「何も知らないんだな」と、営業マンに足元を見られる可能性もあります。説明がその都度中断されるので、十分な情報を得られないまま時間が過ぎていくこともあるでしょう。



ハウスメーカーのカタログを事前に取り寄せて、どんな用語が出てくるのか調べておくといいですよ!
3. 各ハウスメーカーの特徴を把握して候補を絞る
住宅展示場に行く前に、各ハウスメーカーの特徴を把握しておくと外装や内装に惑わされることがありません。家づくりで重要なのは、見た目よりも耐震性や断熱性など暮らしやすさに関連するものです。



ハウスメーカーにより、得意とする性能が異なります。どんな性能に優れているのか、カタログで比較するといいですよ!
また、各ハウスメーカーの特徴を比較したら、ある程度見学するところを絞りましょう。見学に1件あたり2〜3時間かかることを踏まえて、多くて5社に絞っておくと当日迷うことがなくなります。
なお、ハウスメーカーの選び方については「【元住宅営業マンが力説】ハウスメーカーの選び方7選!失敗しないための5つの注意点を紹介」で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!


4. 質問リストを作る
質問したい内容をリストにしておくと、重要なことを聞き逃すことがないので安心です。
事前にカタログを取り寄せてハウスメーカーを比較し、浮かんだ疑問点はメモを取っておきましょう。



限られた時間を有効活用するために、聞きたいことはすべて解消できるように工夫しましょう!
5. 建てたい家をイメージしておく
「どの地域に建てたいのか」「どんな広さ・間取りの家を建てたいのか」など、理想の暮らしが叶う家をイメージしておきましょう。



ピックアップした希望には優先順位をつけておくといいですよ!
建てたい家が決まっていると、譲れない条件と妥協してもいいポイントが明確です。営業マンも、どんな家づくりが可能なのか具体的な提案をしてくれるので、より家づくりが現実的になります。
6. 必要な持ち物を用意する
住宅展示場では、モデルハウスを見学しながらさまざまな情報を得ることになります。
そのため、必要な持ち物を準備しておくと、スムーズに見学ができ、後で比較・検討しやすくなるでしょう。
例えば、以下のようなものがあると便利です。
- 筆記用具
- メモ帳、ノート
- メジャー
- カメラ
- 資料を収納するバッグ



住宅展示場には、忘れ物がないか確認してから向かいましょう!
7. ある程度建てる時期を決める
家を建てる時期がある程度決まっていると、住宅展示場での見学がより具体的な情報収集の場になります。ハウスメーカーの営業担当者も、スケジュールに合わせた提案をしてくれるため、無駄なく計画を進めやすくなります。
また、時期によっては「今なら〇〇キャンペーンがある」「この時期に着工すると補助金が利用できる」など、有益な情報を得られるケースがあるのです。



まだ家を建てる時期が決まっていないなら「1年以内」「〇〇月まで」のようにざっくりで問題ないので、決めておきましょう!
住宅展示場には、目的を持っていくことが大切です。営業マンから足元を見られることのないように、事前知識をつけることも求められます。とはいえ、何からすればいいかわからない方もいるでしょう。
そのような方は、すーさんの相談窓口へお気軽にご相談ください!全国の住宅営業マンの講師を務めるすーさんが、つけておきたい基礎知識や展示場で見るべきポイントなどを詳しくアドバイスしてくれます。
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住宅展示場に行ったときに見るべき3つのポイント


住宅展示場に行ったら、以下3つのポイントを押さえて家を見るのがおすすめです。
- 住宅性能
- 仕様
- 生活動線や収納の配置
それぞれ詳しく解説します。
1. 住宅性能
住宅性能は、カタログに記載されている内容でもある程度の情報は入手できるでしょう。しかし、詳しい情報は住宅展示場でしっかり確認するのがおすすめです。



とくに耐震性能・断熱性能・気密性能は住み心地に大きく関わるので、標準仕様でどれくらいなのかしっかり確認しておきましょう。
自分である程度知識をつけておくと、カタログに記載された数値と実際の数値の違いなどがわかるので、より性能のよい家を選べます。
2. 仕様
気になる家が見つかったら、どの部分が標準仕様(またはオプション仕様)か確認しましょう。モデルハウスでは、家をよりよく見せるためにフルカスタムされているケースがほとんどだからです。



標準仕様で建ててイメージと全然違ったら悲しいですよね…
オプション仕様の箇所は、標準仕様だとどうなるのかも確認しておくと安心です。標準仕様・オプション仕様を上手く取り入れることで、理想の家に近づけるでしょう。
3. 生活動線や収納の配置
住宅展示場に行くと、どの家もステキに見えるものです。しかし、実際に暮らす場合に不便な点はないか、しっかり確認することが大切です。
とくに、生活するうえでの動線は必ずチェックしておきましょう。たとえば、洗濯してから干すまでや、各部屋への移動へのアクセスのよさなどです。



よいところや不便に思う点があれば、メモしておくといいですね!
また、収納は十分足りるのか、使いやすい場所に配置されているかも重要なポイントです。実際に住んだらどうかしっかりイメージして、厳しい目でチェックしましょう。



なお、私のInstagramでは、暮らしに便利な回遊動線のよい住宅のルームツアーを紹介しています。ぜひあわせてチェックしてみてください!
住宅展示場に行って後悔しないために知っておきたい4つの注意点


実際に住宅展示場に行ったときの注意点を、4つ紹介します。
- アンケートにすぐ記入しない
- キャンペーンがあるからといって即決しない
- 複数社をしっかり比較する
- 説明を聞く場と割り切る
ここまでしっかり押さえてから、住宅展示場に向かいましょう。
1. アンケートにすぐ記入しない
住宅展示場に行くと、すぐにアンケートを書かされることがあります。しかし、アンケートを記入すると、後日各ハウスメーカーから連絡が来るようになります。
また、そのときに対応した営業マンがそのまま担当になるケースがあるため、書くべきかを吟味することが必要です。



気に入ったハウスメーカーや、相性のよい営業担当者であった場合のみアンケートを記入するのがよいでしょう!
2. キャンペーンがあるからといって即決しない
契約を急がせようと、期限付きのキャンペーンを打ち出してくることがあります。「今しかない」と焦って契約すると、後悔するリスクが高まります。



キャンペーンが適用されるかよりも、理想の家を建てることのほうが大切です!
割引やキャンペーンに惑わされず、理想の家を実現できるハウスメーカーを選びましょう。
3. 複数社をしっかり比較する
「事前に取り寄せたカタログでよかった1社のみを見る」のではなく、できるだけ多くのハウスメーカーを見学しましょう。



カタログで見るのと実際の家では、違う点もあります!
住宅展示場に行くメリットは、その場でしか得られない情報を入手できることです。できるだけ多くのハウスメーカーを見て、よかったところやイマイチな点を比較してみましょう。
4. 説明を聞く場と割り切る
住宅展示場では、最新の住宅を見られると思われがちですが、実際には建てられてから5〜6年経っているモデルハウスが多いです。
多くの住宅展示場では、10〜15年に1回のペースで建て替えられています。仮に10年に1回のペースで建て替えている場合、新築の可能性は10分の1ということになります。
展示場の家を見て「このデザインや設備が最新」かと思いきや、実際のトレンドとはズレている可能性があるのです。



営業マンの話を聞き、家づくりの考え方やメーカーの特徴を知る場 と考えた方が後悔が少なくなります!
準備なしで住宅展示場に行ってはいけない!建てたい家をイメージしよう


住宅展示場に行くなら、事前にしっかり準備をすることが大切です。まずは、カタログを取り寄せて、さまざまなメーカーの特徴や専門用語などをしっかり理解しましょう。



充実した時間にするために、ぜひこの記事を参考にやるべきことを実践してみてください!
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