「2階建ての間取りアイデアが知りたい」
「間取りをおしゃれにするポイントはあるの?」
「暮らしやすい間取りを教えて」
2階建てのマイホームを建てる際に、間取りで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ワンフロアの賃貸生活と違い、2階建てなら同じ土地面積であっても広い居住スペースが確保できます。
間取りに吹き抜けやリビング階段などを採用すれば、おしゃれなデザイン空間に仕上がるでしょう。一方、老後は階段の移動が負担になるため、将来を考慮したアイデアが必要です。
また、2階建ては生活動線を意識しない間取りは暮らしにくいのも事実です。
2階建てで快適に生活する間取りのアイデアが知りたいですよね!
そこでこの記事では住宅のプロである私が、2階建ての間取りについて以下の内容を解説します。
- 2階建てをおしゃれにする間取りのアイデア
- 暮らしやすい間取りのアイデア
- おしゃれに仕上げるポイント
- 快適に暮らす間取りのポイント
おしゃれで快適な暮らしを実現させたい人は、ぜひ最後までお読みください。
【おしゃれ度アップ】2階建てにおすすめの間取りアイデア6選
おしゃれな2階建てにする間取りのアイデアを6つ紹介します。
- 吹き抜け
- 梁見せ天井
- リビング階段
- 2階リビング
- バルコニー
- フリースペース
理想の家づくりの実現に向けて、ぜひチェックしてみてください。
1.吹き抜け
吹き抜けを採用すれば、開放感のあるおしゃれな空間が生まれます。視界を遮る天井がないため、広々とした空間が手に入るでしょう。
また、吹き抜けは上部に窓を設置できるので、自然光を取り込めることから光熱費の削減につながります。住宅密集地で1階への採光が難しい時は、吹き抜けの設置を検討してみてください。
リビングはもちろん、玄関や階段・廊下の日当たりや圧迫感が解消されますよ!
2.梁見せ天井
天井の梁を隠さずにあえて見せるデザインが、空間をおしゃれに仕上げてくれます。梁に使う素材やクロス、照明にこだわれば、さらに部屋のおしゃれ度アップにつながるでしょう。
また、梁に使われる木材の自然光や乾燥などによる経年変化も魅力的です。濃い色に変色すれば、新築時とは違った美しさが楽しめます。
梁を隠す天井材が必要ないので、建築費の削減が可能です。
リビングなど、天井の大きい空間に採用するほど効果を発揮しますね!
3.リビング階段
リビングに階段を設置すればLDKのアクセントになり、インテリアとしても活用できます。踏み板と手すりだけのスケルトン階段にすれば、2階からの光が入りやすく開放感とスタイリッシュなリビングを演出できるでしょう。
スケルトン階段はバリエーションが豊富でデザイン性が高く、木製の踏み板にアイアンの手すりが人気です!
また、帰宅時には必ずリビングを通るため、家族が顔を合わせる機会が増えます。自然と家族間の会話が多くなり、子育て世代に安心の間取りです。
スケルトン階段を詳しく知りたい人は、関連記事「【失敗しない】スケルトン階段で後悔する7つの理由を解説!対策や魅力も住宅のプロが紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
4.2階リビング
家づくりが都市部や住宅密集地の場合、1階にリビングがあると通行人や近隣住民の視線が気になるかもしれません。そこで、2階リビングを採用すると、通行人の視線や隣家の気配から解放されます。
生活の中心が2階にあれば、高さが周囲からの視線を遮ってくれます。プライバシーを確保しやすく、大開口なおしゃれな窓を設置して開放感のある生活が可能です。
贅沢な眺望と明るい日差しが手に入りますね!
5.バルコニー
バルコニーは、2階以上の建物に張り出して作られる屋外スペースです。バルコニーがあれば洗濯物を干すだけでなく、子どもの遊び場やホームパーティーが楽しめます。
2階リビングに併設すると、アウトドアリビングとしても活用できますよ!
夏にプールを設置して子どもを遊ばせても、人目が気にならないので安心です。建物全体のシルエットやバランスを意識して外壁やサッシを選べば、よりおしゃれな空間に仕上がるでしょう。
6.フリースペース
子どもの遊び場や趣味、リモートワークなど、家族みんなが兼用できる部屋があると便利ですよね!
全てのスペースを完璧に設計してしまうと、子どもの成長や自身の働き方の変化に対応できません。そこで、目的を決めていないフリースペースを設けることで、リラックス空間を実現できます。
- 家族みんなの本を集めたライブラリースペース
- 趣味を楽しむスペース
- 楽器演奏を楽しむスペース
- 勉強やパソコンが使えるワークスペース
リビング横にフリースペースがあれば、子どもを遊ばせながら家事ができます。また、2階は静かでプライベート感のある空間が生み出しやすく、誰にも邪魔されずに趣味や仕事に集中できるでしょう。
【暮らしやすさアップ】2階建てにおすすめの間取りアイデア6選
ここでは、暮らしやすい2階建ての間取りアイデアを6つ解説します。
- スキップフロア
- ロフト・小屋裏部屋
- 階段下スペース
- 畳小上がり
- 2階トイレ
- ビルトインガレージ
税金を抑える方法も紹介しているので、参考にしてみてください。
1.スキップフロア
2階建ての高さのある住宅であれば、縦空間を利用したスキップフロアの活用がおすすめです。スキップフロアは縦の広がりを考慮した間取りで、壁を使わずに空間が仕切れます。
中2階や段差のある畳コーナー・半地下など、高さを利用して空間を仕切りますよ!
壁や廊下が必要なくなり空いたスペースも活用できるため、実際の面積以上にゆとりが生まれるのがポイントです。
スキップフロアについては、関連記事「【開放的】間取りにスキップフロアを採用した実例5選!注意点やおすすめな住宅も紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.ロフト・小屋裏部屋
天井裏にロフトや小屋裏部屋を設置すれば、使用頻度の低い季節物が収納できるのでLDKを広く使えます。キッズスペースやワーキングスペースとしても活用できて便利です。
ただし、以下のようなケースでは居室扱いとなり、固定資産税がかかります。
- 天井高が1.4m以上ある
- 床面積が直下の階の2分の1以上ある
固定資産税を抑えたい方は、条件をクリアできるように設計を検討しましょう。
税金を抑えつつ、収納スペースが増えるのでお得ですね!
3.階段下スペース
2階建ては階段を設置することになるので、階段下スペースが必ず生まれます。階段下には、収納やキッズスペース、ディスプレイ場所として活用するのがおすすめです。
収納場所として活用するなら、収納アイテムの大きさや用途、使用頻度など、グループごとに分けると使いやすいですよ!
階段下は生活動線上にあるため、生活必需品の収納庫にすると暮らしやすさがアップします。
4.畳小上がり
寝室や子ども部屋を2階に設ければ、1階に畳小上がりが設置できますよ!
畳小上がりは、床面に高さを設けた畳コーナーです。段差があるため、寝転んでもベッドのように楽に起き上がれます。
また、床からの高さを利用して段差に収納スペースを設ければ、昼寝布団や子どものおもちゃなどを片付けられるので室内がスッキリとします。
来客の際も、収納に隠せるので子育て世代には嬉しい収納ですね。
5.2階トイレ
トイレは一つあれば十分だと考えていないでしょうか!
朝は通勤や通学の準備が重なり、トイレが混雑します。1階にしかないとスムーズに準備が進まないため、家族のストレスになりかねません。
2階に設置しておけば朝のトイレ渋滞が緩和され、落ち着いて身支度ができます。また、夜中にトイレに行く際も、階段を踏み外す心配がありません。
さらに、来客時があれば、家族用とゲスト用に使い分けが可能です。2階にトイレを設置すれば、生活のストレスが大幅に軽減されるでしょう。
6.ビルトインガレージ
ビルトインガレージは、1階部分に駐車場を組み込む間取りです。1階にガレージがあれば、雨の日でも濡れずに乗り降りできます。
廊下やリビングからガレージに入れれば、外に出るのがおっくうになる夏や冬でも事前にエンジンをかけられます。エアコンで車内が快適な温度になってから出発できるでしょう。
買い物した荷物の搬入も楽になりますね!
なお、マイホームの間取り計画を立てる際には、費用も含めた総合的な資金計画を立てなければなりません。「設置費用がわからない」「間取りについてもっと知りたい」とお考えの人は、住宅のプロであるすーさんに相談してみてはいかがでしょうか。
「すーさんの相談窓口」では、大手ハウスメーカーに15年勤務していた営業マンが無料相談をおこなっています。
予算に応じた家づくりのアドバイスをいたしますので、お気軽にご相談ください。
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2階建ての間取りをおしゃれにする3つのポイント
ここでは、おしゃれな間取りのポイントを3つ紹介します。
- テイストや色を統一する
- 開放感を意識する
- 収納計画を立てる
素材選びが楽になる内容をまとめているので、ぜひチェックしておいてください。
1.テイストや色を統一する
おしゃれな間取りを実現するには、テイストや色を統一する必要があります。好きなものをすべて詰め込むと、全体がバラバラで落ち着かない雰囲気になるでしょう。
テイストや色に統一感を持たせると、ちぐはぐな家になりません!
全体的なテイストを考えたうえで、壁紙や床材などを選んでみてください。
2.開放感を意識する
開放感のある家は、おしゃれな間取りを実現します。大開口の大きな窓や吹き抜け、リビング階段など、デザイン性にこだわった家づくりが必要です。
天井の高さや日当たり、シンプルな内装を意識すれば、おしゃれで家族がリラックスできる環境が手に入るでしょう。
長い時間を過ごすリビングは特に開放感を意識しましょう!
なお、以下のInstagramの投稿では、周りの視線が気になって外構のやり直しを決めた経緯を紹介しています。「窓の大きさに悩んでいる」という人は、ぜひ参考にしてみてください!
3.収納計画を立てる
マイホームをおしゃれに見せるには、雑貨や日用品を収納して生活感を隠しましょう。余計なものが視線に入らないだけで、十分おしゃれな空間に見えます。
家族構成やライフスタイルに合わせた収納量を確保する計画を立ててください!
収納にもこだわりたい人は、造作の壁面収納がおすすめです。家のテイストやデザインに統一性があるだけでなく、傾斜や凸凹にもミリ単位で調整できます。
2階建ての間取りを暮らしやすくする3つのポイント
2階建てに住んでから後悔しない間取りのポイントを3つ解説します。
- 生活動線を意識する
- 生活音に配慮する
- 老後の暮らしをイメージする
住み始めてから後悔しないように、押さえておきましょう。
1.生活動線を意識する
共働き家庭が多いので、できるだけ家事は時短したいですよね!
生活動線を考えずおしゃれな空間にこだわると、家事の効率が悪くなりストレスを感じるでしょう。水回りを1カ所に集中させると、家事の時短ができて暮らしやすいです。
特に洗濯は「洗う」「干す」「畳む」「片付ける」と工程が多く、時間がかかります。ランドリールームを設置すれば、すべての工程が1カ所で済むので移動する必要がありません。
なお、洗濯動線で悩んでいる人は、私のInstagramの投稿を参考にしてみてください。毎日苦痛だった洗濯を楽にする間取りを紹介していますよ!
2.生活音に配慮する
2階建てで気をつけたいのは、生活音を意識した間取りです。リビングの上に子ども部屋を作ると、遊ぶ音がうるさくてリラックスできない可能性があります。
また、浴室や吹き抜けの近くに寝室があると生活音が伝わって眠れないでしょう。間取りを考える際は1階と2階の配置を重ね合わせ、部屋や配管の位置確認が重要です。
室外機や交通量の多い道路など、家の外にも注意しましょう!
3.老後の暮らしをイメージする
マイホームは何十年も暮らしていく、大切な場所。老後は体力が衰えて、2階に上がるのが困難になる可能性があります。
子どもが独立したあとの、夫婦だけのライフスタイルを考慮した間取りにしましょう!
1階だけで生活できるように水回りなどをまとめておけば、老後は階段の上り下りを減らせます。足腰が弱くなり歩行が困難になったとしても、快適に過ごせるような間取りを設計してみてください。
2階建ての間取りアイデアを参考に理想の家づくりをしよう
2階建ての間取りは、暮らしやすさを考慮する必要があります。階段下を活用してデッドスペースをなくしたり、各階に1つずつトイレを設置したりなどの工夫が求められます。
また、おしゃれな暮らしを実現するには、多くの間取りアイデアが必須です。この記事で紹介した2階建ての間取りアイデアを参考にして、理想の家づくりに役立ててください。
なお、2階建て住宅の間取り選びで悩んだときは「すーさんの相談窓口」の利用がおすすめです!
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