「ヘリンボーン床にするか迷っている」
「後悔する理由は?」
「特徴や魅力を知りたい!」
ヘリンボーン床は、デザイン性が高くおしゃれなインテリアテイストに仕上げられる床材として注目されています。
「あまり目立つデザインの床にしたくないけどアクセントにしたい」と考えている人もいるかもしれませんね!
ただし、ヘリンボーン床を採用したことで場合によっては後悔することがあります!
そこでこの記事では、ヘリンボーン床を採用するか検討している人に向けて、
- 後悔する理由
- 魅力
- おすすめの場所
などを解説します。
本記事を読めば、後悔しづらい理想の家づくりができるので、ぜひご一読ください。
ヘリンボーン床に後悔する8つの理由
ヘリンボーン床に後悔する理由は、以下の8つが挙げられます。
- 費用負担が大きい
- 個性的なデザインに飽きやすい
- 工期が長引く可能性がある
- 施工業者によって仕上がりに差がある
- 空間が窮屈に見えやすくなる
- 掃除がしづらい
- 床暖房の設置が制限される
- 家具や壁材とのバランスが難しい
マイナスになりうる要素を把握しておけば、後悔を避けられます!
1つずつ解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.費用負担が大きい
通常の床やフローリングに比べてヘリンボーン床は床材が多く必要なため、コストが割高で負担が大きい傾向があります。
床材の材料費だけでなく、導入するための施工費も必要です!
ヘリンボーン床で発生する費用としては「本体価格」と「施工費」の2種類がかかります。一般的な床の材料費が5千円程度に対して、ヘリンボーン床は1平方メートルにつき7千円〜1万円前後が相場です。
一般的なフローリングとは異なりV字型に仕上げるため、必要な床材の数が多く材料にコストがかかりやすくなります。
また、特殊な施工方法には手間がかかるため、施工費は一般的なフローリングより約2倍のコストが発生します。床の施工にかかる費用を抑えたい人にとっては負担が大きい可能性があるため、コスト面をよくチェックすることが大切です。
コストパフォーマンスを重視する方は、ヘリンボーン床の採用は慎重にしましょう!
2.個性的なデザインに飽きやすい
ヘリンボーン床は個性的なデザインを特徴とする一方で、独自性の強い見た目に飽きやすい側面があります。部屋を落ち着きのあるシンプルな空間に仕上げたい人には、特徴的なデザインが浮きやすいことからあまり向いていません。
長く使いたいのであれば飽きづらいシンプルな方が無難ですね!
また、床材の施工は費用がかさみ手間もかかるため、一度ヘリンボーン床を採用するとリフォームは容易ではありません。
デザインや模様が好みでヘリンボーンに合ったテイストの部屋作りがしたい人にはぴったりですが、個性的なデザインの床材に抵抗がある人は慎重に選ぶのをおすすめします。
3.工期が長引く可能性がある
ヘリンボーン床は通常のフローリングよりも、多少施工に時間がかかりやすいです。一般的なフローリングの定尺張りとは異なり、長方形の床材を短くカットしてV字型に重ね張りします。
床材を同じ大きさに揃えてカットするため、材料の準備も含めて工期が延びやすい傾向があります。迅速な施工を求める方には、ヘリンボーン床の採用は注意が必要です。
どれくらいの工期がかかるかを施工前に確認しておきましょう!
4.施工業者によって仕上がりに差がある
施工業者を吟味しないと、仕上がりに後悔するおそれがあります。ヘリンボーン床は通常のフローリングよりも複雑な床材の配置が必要なため、施工技術が未熟な場合には十分な仕上がりになりません。
施工を依頼する前に細かく情報をチェックして、ヘリンボーン床での施工実績や評判の高い業者を選びましょう。
最近では、仕上がりに差が出づらく施工しやすいシート板が販売されています!
業者だけでなく、施工する床材も含めて要検討です!
5.家具や壁材とのバランスが難しい
ヘリンボーン床に合う家具や壁材を選ばないと統一感を損なうなど、インテリアのバランスが難しい面があります。ヘリンボーン床の特徴であるデザイン性の高さから、配置する物によっては浮いた印象を与える可能性があるからです。
床にあわせて壁材やインテリアを選び、周囲との色味を合わせておきましょう。
ヘリンボーン床のデザイン性の高さを損なわないバランスが重要ですね!
6.床暖房の設置が制限される
ヘリンボーン床は床材の性質や施工方法により、床暖房の設置が制限される場合が多いです。
とくに無垢材は急な温度変化や熱に弱く、床暖房の熱によって変形を起こすおそれがあります。床材を傷めるリスクが高いため、床暖房のメーカーが対応していないからです。
そのため、ヘリンボーン床に床暖房を設置する際は、特殊な熱処理を加えた「床暖房に対応できる無垢材」を使用しましょう。
導入前に床材が床暖房対応かチェックしてみてくださいね!
7.空間が窮屈に見えやすくなる
ヘリンボーン特有のV字模様が影響して、空間が狭く窮屈に見えやすくなる特徴があります。
ヘリンボーン床はV字型に重ね張る仕様から、スタイリッシュな印象を与えます。しかしその反面、空間の窮屈さにつながるため、採用する場所は選んだほうがいいでしょう。
とくに、リビングなどの空間を広く見せたい場所への採用はあまり向いていません。窮屈さが気になる場合は、トイレなどの狭い空間の採用から検討してみるのがおすすめです。
窮屈さが影響しづらい狭い部屋に導入してみるのがいいですね!
8.掃除がしづらい
ヘリンボーン床のV字模様の個性的なデザインゆえに、掃除のしづらさに後悔する可能性があります。継ぎ目が多いことから、細かい隙間にゴミが入り込みやすいため掃除に手間がかかりがちです。
ペットや小さな子どもがいる家庭では、掃除のしにくさにストレスを抱えることがあるので、よく検討したうえで採用したほうがいいでしょう。
デザイン性も重要ですが、長く使い続けるにはメンテナンス性を考慮して選ぶべきです!
なお、ここまでヘリンボーン床で後悔するポイントをお伝えしましたが、マイホームに適しているか判断できないと悩む方がいるかもしれません。そのような方は、住宅のプロに相談することをおすすめします。
「すーさんの相談窓口」では、これまで5,000人以上の家づくりに関するお悩みを解決してきました!成功例や失敗例もお伝えできるのが特徴です。豊富な知識で家づくりをサポートしてもらいたい方は、以下のボタンからお気軽にご連絡ください!
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後悔だけではない!ヘリンボーン床の魅力3選
ヘリンボーン床の採用は後悔するポイントが目につきがちですが、得られる魅力もあります。ここでは主な魅力として、以下の3つを紹介します。
- 高級感ある空間を創出できる
- 個性的なデザインでおしゃれに仕上がる
- 幅広いインテリアのテイストに合わせやすい
理想のマイホームを実現するために、確認してみましょう。
1.高級感ある空間を創出できる
一般的なフローリングと比べて、ヘリンボーン床であればより高級感のある空間を創出できます。
個性的な木目と模様によって、高級感やスタイリッシュなデザインのインテリアに仕上げられるのが魅力です。平行に床材を配置するフローリングと比べて、ダイナミックさや特別感を表現できるでしょう。
また、暗い色を選べば落ち着いた雰囲気を演出できるなど、選ぶ床材の色合いに応じて雰囲気をアレンジできます。インテリアを彩る一つのアクセントとして、ヘリンボーン床を採用してみてはいかがでしょうか。
ヘリンボーン床は高級感ある落ち着いた空間を作りたい人におすすめです!
2.個性的なデザインでおしゃれに仕上がる
ありふれたフローリングではなく、個性的なデザインのヘリンボーン床の採用でおしゃれな空間に仕上げられます。
ヘリンボーン模様の発祥は19世紀の英国で、ヴェルサイユ宮殿で初めて採用された高貴な柄です。杉の葉やニシンの骨に例えられるように規則性のあるV字模様が特徴で、独自性のあるデザインを押し出せます。
ほかにはないテイストの空間を作りたい人にヘリンボーン床がおすすめです。
平凡なフローリングにはない独自性のある模様が部屋を彩りますよ!
3.幅広いインテリアのテイストに合わせやすい
クラシックからモダンまで幅広いインテリアのテイストにアレンジ可能です!
ヘリンボーン床を採用すれば、様々なインテリアにも調和しやすいのが魅力の1つです。
個性的なデザインではありますが、色味や木目によってはインテリアのテイストと合わせられます。明るい色味の木材でナチュラルさ演出したり、暗めの木材で落ち着いた雰囲気に仕上げたりなど、床材の種類で印象の変化を加えられます。
床材や色合いのチョイスで空間の雰囲気を工夫できます!
ヘリンボーン床におすすめの場所5選
ヘリンボーン床におすすめの場所として、主に以下の5つが挙げられます。
- リビング
- キッチン
- 玄関
- 趣味部屋
- 2階のトイレ
空間や条件を含めて参考にしてみてください。
1.リビング
間取りの中でもリビングは広いスペースを使えるため、ヘリンボーン床の個性的なデザインを際立たせられます。
デザインが好みであれば、日常生活を過ごす時間の長いリビングがいいですね!
一方で、リビングのような広い空間を個性的なデザインにするのは、リスクが大きい側面もあります。人によってはデザインに飽きがきたり、窮屈さを感じたりすることがあるでしょう。
デザインに飽きやすい人は、リビングのような広い場所への採用は慎重にしたほうがいいですよ!
2.キッチン
キッチンにヘリンボーン床を採用して、調理する空間にアクセントを加えるのもおすすめです。木目の落ち着きある色合いとスタイリッシュな模様がモダンな雰囲気を創出できます。
ヘリンボーン床とキッチンの色味の組み合わせ次第では、空間の雰囲気にアレンジが可能です。
色味を合わせた椅子などテイストに沿ったアイテムを使うことで、統一感のあるキッチンに仕上がります。
なお、関連記事「【生活力アップ】新築のキッチンで後悔しない5つのコツ!人気の種類や選ぶときのポイントを解説」では、新築のキッチンについて詳細に解説しています。キッチンで後悔しないポイントやコツをまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
3.玄関
来客にも目に入りやすい玄関を、ヘリンボーン床でおしゃれに仕上げるのがおすすめです。玄関は人の出入りが多いですが常に居続ける空間ではないため、ヘリンボーン模様の凝ったデザインを取り入れやすいでしょう。
家の顔となる玄関に個性的なデザインの床を採用すれば、訪問する人におしゃれな印象を与えられるのでおすすめです。
ヘリンボーン床で玄関をおしゃれにすれば、来客に好印象を与えられます!
4.趣味部屋
ヘリンボーン床を取り入れたいけど、いきなり広い部屋には後悔しそうで怖いです…
ヘリンボーン床へのこだわりが強いのであれば、自分好みにアレンジしやすい趣味部屋に採用してみましょう。
趣味部屋は外部の人の目に入る機会が少ないため、個性的なデザインの床に後悔するリスクを低減できます。好みの木目や色味を選んで、お気に入りの空間に仕上げましょう。
5.2階のトイレ
1階ほど使用頻度が高くなく目立ちづらい2階のトイレも、ヘリンボーン床の採用におすすめの場所の1つです。
ヘリンボーン床はV字型の模様が部屋を狭く見せる特徴があります。圧迫感が出ても影響が少ないトイレは、空間がもともと狭いことからヘリンボーン床の採用が向いているでしょう。
落ち着きある木目の色味とデザインで、よりおしゃれな空間に仕上がります!
ヘリンボーン床の後悔ポイントを知って理想の空間を実現しよう
個性的なデザインに特徴を持つヘリンボーン床には、飽きやすいことや場所に合わなかったなどの、後悔ポイントが考えられます。
「おしゃれなデザイン」という理由だけで選んでしまうと、後悔しそうですね!
採用しやすいのは「玄関」や「トイレ」などの狭い空間です。アクセントとして取り入れたいなら、リビングなどの広い空間に採用してもいいでしょう。
とはいえ、個性的なデザインの床の採用場所に戸惑う方がいるかもしれません。「マイホームに採用するのに適した場所が知りたい」と考えているなら、専門家に相談することをおすすめします。
ヘリンボーン床は、幅広いインテリアのテイストに合うおしゃれさで多くの魅力がありますよ!
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