「横長リビングにして後悔している」
「生活しやすいレイアウトが知りたい」
「おしゃれに仕上げるアイデアはあるのかな」
横長リビングは、大きな窓が設置しやすいため明るく開放感がある間取りを実現できます。風通しも良く換気がしやすいので、マイホームに取り入れたい方は多いでしょう。
しかし、大きな窓が設置されていることで、家具選びや配置が難しくなる半面があります。また、部屋の端は冷暖房が効きにくいことも特徴です。
家族が長い時間を過ごすリビングは、絶対に失敗したくないですよね!
そこでこの記事では、住宅のプロである私が横長リビングについて以下の内容を解説します。
- 横長リビングの特徴
- 後悔する理由
- 間取りを成功させるコツ
- おしゃれに演出するためのアイデア
横長リビングで後悔したくない方は、ぜひ参考にしてみてください!
横長リビングとは?特徴と他の間取りをサクッと解説
ここでは、横長リビングの特徴と他のリビングとの比較を紹介します。
- 横長リビングの特徴
- 他の間取りとの比較
リビングの間取りを検討する際に必要な内容なので、ぜひチェックしておきましょう。
1.横長リビングの特徴
横長リビングとは、キッチンに対してL字型の横に長く配置された間取りです。一般的に、キッチン側にダイニングテーブルを設置します。
ダイニングテーブルの隣をリビングとして活用するため、ソファーや収納棚で仕切ると空間が使い分けしやすいです。
視覚的に区切ることができ、部屋全体を見渡せますよ!
2.他の間取りとの比較
リビングにはいくつか種類があります。なかでも、横長リビングに対して比較されやすい、縦長リビングと正方形リビングについて紹介します。それぞれの特徴は、以下の通りです。
種類 | 特徴 |
---|---|
横長リビング | ・キッチンに対して横に長いリビング ・部屋全体が明るい ・リビングとダイニングの区分けがしにくい |
縦長リビング | ・キッチンに対して縦に長いリビング ・リビングとダイニングの区分けがしやすい ・部屋の奥が暗くなる |
正方形リビング | ・キッチンに対して正方形のリビング ・家具が配置しやすい ・ダイニングとリビングが近くなりがち |
リビングの形状で悩んだ時は、家族構成やライフスタイルを考慮して選びましょう!
横長リビングで後悔する3つの理由
横長リビングの間取りで後悔する理由は、以下の3つです。
- 家具を配置しにくい
- 家具選びが難しい
- 冷暖房が効きにくい
それぞれ順番に見ていきましょう。
1.家具を配置しにくい
横長リビングは窓やキッチンに接する面が多く、壁面に家具を置きにくいです。そのため、大型の家具や家電は配置がしづらいことがあります。
テレビとソファーの間隔によっては、ダイニングが狭くなってしまいますね!
家具の配置でよくある失敗例は、以下の通りです。
- 窓際に家具を配置して自然光が入らなくなる
- 過剰に家具を配置して狭くなる
- 家具が邪魔して冷暖房が効かなくなる
- 収納家具が少なくて部屋が散らかる
一方、窓側に家具を置く場合はデッドスペースができてしまうため、使い勝手がいいか、埃が溜まりにくいかなどに配慮が必要です。
2.家具選びが難しい
空間の一体感に魅力がある横長リビングですが、配置する家具の高さや大きさによっては狭く感じます。空間の仕切りに背の高いソファーを置くと、視界が遮られて圧迫された印象になりやすいです。
また、ソファーとテレビとの距離が近いと視聴の際に目に負担をかけてしまうでしょう。そのため、広さに応じたソファーの選定が必要です。
さらに、幅の広いダイニングテーブルを配置すると動線が確保できなくなります。椅子の大きさやひじ掛けなど、座りやすさを考慮して購入を検討してみてください。
背もたれのないベンチシートもおすすめですよ!
3.冷暖房が効きにくい
横長リビングはエアコンの配置に注意が必要です。空間が横に広いため、エアコンを中央に配置した場合、部屋の端に温度差がでてしまうでしょう。
窓際は湿度が高くなり、カビやダニが発生しやすくなりますね!
エアコンの風は一方向にしか出ません。取り付け位置やサーキュレーターなどで、冷暖房の効率の悪さを改善できるよう工夫することが大切です。
間取りで後悔しないコツについては、関連記事「【理想の住まい】マイホームの人気間取りランキングTOP10!3つの成功事例や後悔しないコツも解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
横長リビングで後悔しない!間取りを成功させるコツ4選
横長リビングを快適な空間にするコツは、以下の通りです。
- 動線を確保する
- 空間を明確に分ける
- ダイニングテーブルの配置を決める
- 収納場所を確保する
これらのコツを押さえれば、間取りでの後悔が少なくなるでしょう。
1.動線を確保する
生活動線を確保すると、生活の満足度が上がりますよ!
ソファーを部屋の中央に置いた場合、入口から各空間や窓への動線が狭いと窮屈に感じます。快適に部屋を移動する幅は1人60㎝で、2人がすれ違うには90㎝の幅が必要です。
家具の配置には、以下の生活動線を考慮して配置することを心がけてください。
- キッチンからダイニングへ料理を運ぶ動線
- ベランダへ洗濯物を干しに行く動線
- リビングからトイレに行く動線
- カーテンの開け閉めする動線
- 掃除機をかける動線
生活動線に考慮されていると、家事がしやすく余裕が生まれます。特に、通勤・通学の朝の時間帯に混雑するダイニングから洗面所や玄関までの動線を広く確保すると、家族間でのストレスが減るでしょう。
2.空間を明確に分ける
横長リビングは空間を明確に分けると、機能性が高くなり視覚的にも落ち着いた雰囲気が作れます。横長リビングでの空間分けは、ダイニングとリビングの間にソファーを設置するのが一般的です。
収納棚や観葉植物を置くのも効果的ですよ!
収納棚を置くことで、エリア分けと収納スペースが同時に生まれます。また、家具をあまり置きたくない方は、ラグを敷いて視覚的な分けるのがおすすめです。なお、空間の分け方には、以下の方法もあります。
- 高さの異なる家具を設置する
- タイプの違う照明を導入する
- 可動式のパーティションをつける
- 異なる壁紙を使用する
- ダイニングかリビングのどちらかだけを吹き抜けにする
ソファーの高さをダイニングテーブルに合わせると、広い空間に見えるので試してみてください。
3.ダイニングテーブルの配置を決める
ダイニングテーブルはキッチン側に設置するパターンが多く、置き方によって使い勝手や印象が変わります。なお、ダイニングテーブルの配置方法は、以下の通りです。
- キッチンに対してT字型に置く
- キッチンに対して平行に置く
- 壁に寄せて置く
キッチンに対してT字型に配置すると、料理の受け渡しが楽になりコミュニケーションが取りやすいでしょう。そのため、来客の際は料理をしながら会話を楽しめます。
ダイニングテーブルをキッチンと平行に設置すると、リビングにいる人とコミュニケーションが取りやすいです。ホームパーティーなどでたくさんの人が集まる時は、楽しさを共有できます。
また、テーブルを壁側に寄せるとリビングとの距離が生まれて全体が広く見えるでしょう。
料理中もテレビが見やすいので、楽しく家事ができますよ!
ダイニングテーブルの置き方次第で、リビングの印象は大きく変化します。横長リビングの間取りで迷った時は、ぜひ「すーさんの相談窓口」をご利用ください。
大手ハウスメーカーで培った経験とノウハウを活かし、あなたのマイホームづくりをサポートします!
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4.収納場所を確保する
横長リビングは窓に接する面積が多いため、収納場所が少なくなりがちです。収納が少ないと、荷物があふれて部屋が散らかってしまいます。
収納場所の確保には、造作家具がおすすめですよ!
造作家具はミリ単位での要望を叶えてくれるのが魅力なので、以下のような収納家具の制作を検討してみてください。
- 窓の高さに合わせた収納棚
- テレビ台を兼ねた大容量の収納棚
- ダイニングの壁に合わせた収納棚
また、他の家具の邪魔にならないように、扉は引き戸タイプが使いやすいです。
造作家具の費用については、関連記事「【おしゃれで機能的】造作棚にかかる費用は5~20万円!注意点や設置事例を紹介」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
横長リビングで家具家電のレイアウトの決め方3ステップ
横長リビングのレイアウトの決め方は、以下の3ステップです。
- テレビの配置を決める
- 収納家具の設置場所を検討する
- ソファーの置き方を定める
順番に解説します。
1.テレビの配置を決める
まず大きな家具の配置を決めますよ!
最初にテレビの配置を決めるとレイアウト決めがスムーズです。ソファーの前にテレビがあると空間分けを簡単におこなえます。しかし、方向によっては日差しが反射してテレビが見えづらくなるので注意が必要です。
なお、ソファーとテレビとの間隔は90~120㎝が最適といわれています。生活動線を意識して配置してください。
2.収納家具の設置場所を検討する
横長リビングは収納不足になりがちなため、あらかじめ収納家具の設置場所を考慮しておきましょう。
おすすめの設置場所は、以下の通りです。
設置場所 | 収納家具 |
---|---|
壁際 | ・壁面収納シェルフ ・腰の高さのチェスト |
間取りの仕切り | ・背の高いシェルフ ・ディスプレイラック |
窓際 | ・ベンチ収納 |
長い時間を過ごすリビングは、物が散らかりやすいですよね!
家族が集まるリビングは、たくさんの物が集まります。そのため、物が取り出しやすいオープン収納やインテリアにもなるディスプレイ収納など、きれいな状態が持続できる収納家具を選びましょう。
3.ソファーの置き方を定める
最後にソファーの置き方を決めます。毎日の生活スタイルを意識して配置すると、快適にソファーでくつろげます。
ソファーの配置で気をつけるポイントは、以下の通りです。
- エアコンの風を避ける
- テレビとの距離を考える
- 生活動線を意識する
- 窓をふさがない
ソファーを置く方向によって部屋の雰囲気は大きく変わりますよ!
壁付けに置くと、部屋が広く見えます。ハイバックのソファーにおすすめのスタイルです。中央に置いてダイニングと分ける時は、背もたれが低くすっきりしたデザインのソファーが向いています。
ソファーの置き方については、「LIFULL HOME’S」を活用しましょう。家づくりに関して必要な知識が網羅されている「初めての家づくりノート」が無料でもらえますよ。
間取りの実例が見られる住宅カタログも無料で手に入れられます!
LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
横長リビングをおしゃれにするアイデア4選
横長リビングをおしゃれに演出するアイデアは、以下の4つです。
- アクセントウォールを取り入れる
- 時計を目立たせる
- 間接照明を設置する
- テレビ台のサイズを大きくする
順番に見ていきましょう。
1.アクセントウォールを取り入れる
テレビ側の壁にアクセントウォールを入れるとおしゃれに仕上がります。アクセントウォールとは、ポイントになる色や柄を入れた壁のことです。
壁に使われる色は白やベージュが多く、締まりのない空間になってしまいます。しかし、アクセントウォールを取り入れると空間に緊張感がでて目を引くポイントになるでしょう。
テレビ側の壁にこだわれば、おしゃれな空間になりやすいので試してみてください!
2.時計を目立たせる
テレビの真上に時計を設置して目立たせると、おしゃれに見えます。時計をセンターラインにして、ソファーやダイニングテーブルを配置すると整った印象になるのでおすすめです。
家具は幅や奥行きが違うため、ラインを揃えるのは難しいですよ!
ファブリックパネルやウッドパネルでもおしゃれに仕上がるので、ぜひ挑戦してみてください。
3.間接照明を設置する
テレビの横に間接照明を設置すると、空間に奥行きがでて広く感じます。観葉植物などを対象に置くと、おしゃれに見えるでしょう。
間接照明を使ったテクニックは、以下の通りです。
- ダウンライトでテレビを照らす
- ライン状のライトでカーテンの上を照らす
- ユニバーサル式のダウンライトでキッチン収納を照らす
- アッパーライトでテレビの横を照らす
壁や天井・床などに間接照明を使って照らすと、落ち着いた雰囲気が演出できますよ!
新築住宅におすすめの照明については、関連記事「【これで決まり】新築におすすめな照明9選!部屋ごとの選び方や失敗事例もあわせて解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
4.テレビ台のサイズを大きくする
テレビ台の上にテレビだけがある状態は無機質な印象が強く、生活感が出てしまいます。大きめのテレビ台を設置して、テレビの横にインテリアを飾るとおしゃれな空間が作れるでしょう。
ディスプレイの基本的なテクニックは、以下の通りです。
- 三角形に飾る
- トレイなどをステージに見立てて飾る
- テレビと同じカラーを周りにも飾る
フロアランプやファブリックパネル・観葉植物などを飾っても上品な印象に仕上がるので、ぜひ挑戦してみてください!
横長リビングで後悔したくない人はすーさんに相談しよう
横長リビングは窓に接している面積が多いため、自然光で常に明るく風通しの良いリビングです。しかし、家具の配置が難しく収納が不足するため、対策が必要でしょう。
この記事で紹介した家具を配置する方法や空間をおしゃれにするアイデアを活用して、理想の家づくりに役立ててください。
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