「縦長の家で住みやすくするにはどうしたらいいの?」
「自慢できるようなおしゃれな家に住みたい」
「土地が狭いけれど収納スペースも確保したい」
縦に長い土地に家を建てる場合は、住みやすい間取りにできるか不安ですよね!
ずっと住み続けたいと思える家にするためには、生活のしやすさだけでなく自慢できるようなおしゃれポイントも入れたいものです。
この記事では、縦長の家で快適に暮らしたい方に向けて、以下の内容を紹介します。
- 間取り実例
- 快適性を高めるアイデア
- 間取り決めの注意点
- おしゃれな間取りにするコツ
お気に入りの家にしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
縦長の家の間取り実例8選
間取りを考えるには、参考にするものがないとなかなか具体的にイメージできないですよね。
ここでは、縦長の家の間取り実例を紹介します。
- 【10.6坪】開放感があるリビングの3階建住宅
- 【10.7坪】都心の街中で間口2.35mの超狭小住宅
- 【15.2坪】狭小地に建てられた3階建の二世帯住宅
- 【22.2坪】ブラックと無垢材のコントラストがおしゃれな平屋
- 【28.3坪】旗竿地でも暮らしやすい!吹き抜けで2階リビングが明るい家
- 【33.1坪】近隣の視線が気にならない裏庭がある家
- 【36.3坪】天井の高さで空間の違いが表現された平屋
- 【40.8坪】間口約5mの狭小地で5LDKを実現した3階建住宅
一つずつ確認していきましょう。
1.【10.6坪】開放感があるリビングの3階建住宅
10.6坪の敷地に建てられた3階建の住宅です。リビングは窮屈にならないように、極力壁を無くして開放感が出るように工夫されています。
3階部分は収納スペースを確保するためロフトのような作りにしてあり、天井が高く窮屈さを感じさせません!
2.【10.7坪】都心の街中で間口2.35mの超狭小住宅
間口はわずか2.35mの狭い土地ではあるものの、室内にさまざまな工夫を施したことで、狭小住宅の建築に成功した事例です。利便性のいい都心に家を建てたい方の参考になるでしょう。
圧迫感が出ないように、腰壁を採用したり階段はスケルトンにしたりと、住みやすくするための工夫がたくさん詰まった家です!
3.【15.2坪】狭小地に建てられた3階建の二世帯住宅
15.2坪という狭小地に建てられた二世帯住宅です。
玄関や水回りを分けてプライベートを確保しています!
2階に洗濯スペースを設けたため、当初3階にあったバルコニーを2階に移して家事動線を意識した間取りです。
4.【22.2坪】ブラックと無垢材のコントラストがおしゃれな平屋
住みやすいように水回りをまとめてあるのがポイントです。窓が多く作られているため、開放的で明るいリビングに仕上がっています。
デザインの統一感があり、おしゃれで機能面も充実している住みやすい間取りです!
5.【28.3坪】旗竿地でも暮らしやすい!吹き抜けで2階のリビングを明るい家
旗竿地で家の中が暗くなりやすいため、吹き抜けを活用してリビングを明るく開放的な空間に仕上げた2階建の家です。
隣家とズラしてうまく太陽光が家の中に入るように設計されています!
光が入るように小さな窓が複数設置されていて、開放的に仕上がっています。
6.【33.1坪】近隣の視線が気にならない裏庭がある家
引用元:SUUMO
隣家と近い場合には、裏庭を設けることで家族だけで過ごせる環境を実現できる可能性があります。子どもが遊んだり、バーベキューをしたりできるように少し広めにスペースを確保しておくのがポイントです。
そのぶん、室内の収納はデッドスペースを活用すると、満足度の高い家に仕上がるでしょう。
狭い土地で縦長の家を建てる場合には、実現したいことの優先順位を決めることが大切です。
7.【36.3坪】天井の高さで空間の違いが表現された平屋
空間のつながりが多い平屋では、異なる間取り空間であることを演出するために、天井や床の高さに変化を持たせるのがおすすめです。
とくに、家族が集まるリビングやダイニングなどに採用すると、開放感のある間取りを実現できます。また、キッチンの床を一段下げれば、ダイニングにいる家族との円滑なコミュニケーションが可能です。
料理をしながら、ダイニングで宿題をする子どもと目線を合わせて会話できますね。
8.【40.8坪】間口約5mの狭小地で5LDKを実現した3階建住宅
引用元:SUUMO
こちらの住宅では、限られた土地をフル活用して、3階建で5LDKを実現しています。
2階に生活に欠かせない、水回りやLDK、ファミリークローゼットをまとめることで、ワンフロアで生活できる利便性のよい住宅が叶っているのがポイントです。
1・3階に各居室を設けることで、プライベート空間もしっかり確保できています。
狭い間口で縦長の家を建てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
縦長の家で快適性を高める間取りアイデア5選
縦長の家は回遊性を確保しにくいため、縦の動線が多くなり部屋の移動距離が長くなりやすいです。敷地が狭い場合は、窮屈に感じることも。夢のマイホームを購入するなら、住みやすく居心地の良い家にしたいですよね。
ここでは、縦長の家で過ごしやすくするための間取りアイデアを5つ紹介します。
- リビングの間取りを工夫して開放感を演出する
- 収納場所はデッドスペースを上手く活用する
- 水回りをまとめて家事動線を短くする
- 部屋を仕切る扉を引き戸にする
- 各部屋や場所の使い方を明確にする
一つひとつ確認していき、参考にしてみてください。
1.リビングの間取りを工夫して開放感を演出する
縦長の家は間取りを横に展開できないため、窮屈に感じやすいです!
横に広げられないものの、縦の空間を贅沢に使うことで開放感を演出したり、部屋に変化をもたらせたりできます。
工夫 | 説明 |
---|---|
吹き抜け | 吹き抜けに大きめの窓を設置したり、数を増やしたりすることで太陽光を取り込める明るい部屋が実現できる |
ロフト | ・天井が高くなるため開放感が出て窮屈に感じにくい ・収納場所が増えて部屋が片付けやすい |
スキップフロア | ・部屋を高い位置に設けるため天井が高くなる ・部屋全体が広く見えるため開放感がある |
ダウンフロア | ・視覚的に変化ができるためおしゃれな空間が実現できる ・部屋に立体感がでる |
とくに吹き抜けやロフト、スキップフロアを設けることで天井が高くなり、開放感ができて過ごしやすくなります。
2.収納場所はデッドスペースを上手く活用する
限られた広さの中で収納スペースをあえて設けると、部屋が狭くなることがあります。クローゼットや納戸を確保することで、広くしたい場所が狭くなるのは不本意でしょう。
収納スペースは必要最小限にとどめて、デッドスペースを上手く活用するのがおすすめです!
- 階段下や廊下の壁に収納を作る
- ロフトを設置して収納スペースを作る
- 床下収納を作る
階段下や廊下の壁に収納を作ることで、使用頻度の高い物を身近な場所に片付けられます。おしゃれにレイアウトしたい場合には扉をつけない「見せる収納」に、扉つきにすれば「隠す収納」に変化させられます。
また、ロフトを設置すると収納場所が増えるだけでなく、天井が高くなることで窮屈に感じにくいです。
3.水回りをまとめて家事動線を短くする
縦長の家は、回遊動線を確保するのが難しい傾向にあります。そのため、部屋から部屋への移動距離が長くなったり、家事の際には何度も行ったり来たりを繰り返したりすることになるかもしれません。
家事に負担がかかる間取りでは、住みにくさを感じますよ!
間取りを決める段階から家事動線や生活動線を意識して、部屋の中の移動距離が長くならない工夫をするのがおすすめです。
たとえば、キッチンやお風呂場などの水回りをできるだけ近いところにまとめたり、ランドリースペースと脱衣所をファミリークローゼットの隣に設置したりして、家事負担を軽減できる間取りを考えましょう。
我が家では、賃貸住宅でストレスに感じていたことを踏まえて快適な洗濯動線を実現しました!家事ラクを叶えたい方はぜひ参考にしてみてください。
4.部屋を仕切る扉を引き戸にする
縦長の家や敷地が狭い家では、どうしても窮屈に感じやすいです。そのため、有効な対策方法として扉を引き戸にすることをおすすめします。扉の圧迫感がなく、空間を広く使えるからです。
開き戸などの場合は、開閉時にデッドスペースができるため、圧迫感を覚えやすくなります!
引き戸を多く採用すると圧迫感が減り、家全体を広く見せられるでしょう。ただし、小さいお子さんがいる場合は、指が引き戸に挟まれないように工夫する必要があります。
なお、引き戸が向いている間取りについて知りたい方は、関連記事「【迷わない】引き戸のメリット5選!開き戸との違いや向いている部屋の特徴を住宅のプロが解説」をチェックしてみてください。
5.各部屋や場所の使い方を明確にする
間取りを考えるときは、家事動線や生活動線だけでなく、部屋や場所の用途をしっかり決めておくのもポイントです。
部屋の使い方は割と決めやすいですが、場所の使い方は馴染みがないかもしれません!
たとえば、小上がりの畳は来客時のおもてなしスペースとして、リビングの一角に設けたスペースは子ども用としてなど、それぞれ用途を明確に決めておくことで過ごしやすくなります。
各部屋や場所の使い方を明確にして間取りを決めることで、より暮らしやすい家にできますよ!
間取りを決めるのに迷ったら、タウンライフの間取りプランを利用するのがおすすめです。無料一括請求を利用することで、複数社から間取りの提案をしてもらえます。縦長の間取りに困ったら、ぜひ活用してみてください。
タウンライフの詳細は、関連記事「【希望が叶う】理想の家を実現する間取りの決め方を徹底解説!無料でプロに依頼する方法を紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
縦長の家の間取りを決めるときの4つの注意点
縦長の家の間取りは、実際に暮らすイメージをしながら決めるのがおすすめです。うまくイメージできていないと、住みにくい家になる可能性があります。
ここでは、縦長の家の間取りを決めるときの注意点を紹介します。
- キッチンが暗くなりやすい
- リビングとダイニングを分けるのが難しい
- 回遊性のある間取りにするのが難しい
- 予算オーバーとなる可能性がある
順番にみていきましょう。
1.キッチンが暗くなりやすい
縦長の家ではリビングの窓を南向きに配置することが多いため、キッチンが北向きになることが多いです。
北向きは太陽の光が入りにくく、どうしても暗くなってしまいます!
窓を南向きの大きなものだけでなく、キッチン側にも小さな窓をいくつか配置したり、設置する電気を工夫したりして、明るくするよう心がけましょう。
キッチン側にも窓があることで、生ゴミの臭いがこもりにくくなったり、風通しがよくなったりするのもメリットです!
設計上どうしてもキッチンが暗くなってしまう場合は、リビングに吹き抜けを検討したり、照明の場所を増やしたりして、明るさを確保できるよう工夫してみましょう。
2.リビングとダイニングの境界が曖昧になる
縦長の間取りにすると、どうしてもリビングとダイニングの境界が曖昧になりやすいです!
食事するスペースと家族団欒やくつろぎのスペースを明確に分けたい場合は、うまく家具を配置するのが良いでしょう。
リビングとダイニングの境界がわかるように棚やソファを設置すると、使いやすくなります。
ダイニングスペースはダウンフロアにするといった工夫をすると、空間の区分だけでなくおしゃれで立体感のある過ごしやすい空間になるのでおすすめです!
3.回遊性のある間取りにするのが難しい
縦長の家は横の空間を展開できないため、廊下からリビング、リビングから脱衣所、脱衣所から廊下というような回遊動線を作るのは非常に難しいです。
脱衣所に行くためにはリビングを通らないと行けない状態になったり、リビングドアが1ヶ所になったりしますよね。
また、室内の移動距離も長くなりやすい傾向にあります。そのため、廊下をできるだけ減らすようにすると、動きやすい間取りに仕上がりますよ。
4.予算オーバーとなる可能性がある
縦長の家を建てる場合には、土地形状が特殊であったり狭小地であったりすることから、建築費用が高額になる可能性があります。そのため、予算を決めて家づくりを開始することをおすすめします。
また、敷地面積によっては、3階建の住宅となることもあるでしょう。高さのある家を支えるためには強度が求められるため、建築資材が高額になるケースもあります。
施工業者との打ち合わせ段階で予算を伝えておき、実現できる家が納得できるものかを確認しておきましょう。
とはいえ、満足度の高い家を実現できるか不安に思う方がいるかもしれません。縦長の家の間取りで困ったら、すーさんに相談してみてください。
すーさんは、大手ハウスメーカーに15年勤めた住宅のプロ。さまざまな事例に対応してきたため住みやすさを実現するためのアイデアが豊富です。
間取りが決められない方はお気軽にご相談ください!
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縦長の家をおしゃれで住みやすく!間取りを考える4つのコツ
ここでは、間取りを考える際に、縦長の家をおしゃれで住みやすくするために意識するポイントを紹介します。
- ゾーニングをおこなう
- 置きたい家具をリサーチしておく
- 家具の配置を決めておく
- 住みやすさや使いやすさを重視する
ぜひ参考にしてみてください。
1.ゾーニングをおこなう
間取りを決める前に、おおまかにゾーニングをしておきましょう。
ゾーニングとは、生活空間をざっくり「水回り」「居室」などと区分けすることをいいます。
2階建以上の場合には、フロアごとで空間を分けておくと、生活動線が具体的にイメージでき、住みやすさを実感できる家を建てられるでしょう。
また、それぞれのゾーンでしっかり区分けしておくと、空間の違いを表現できます。プライベート空間では各個人の趣味を、共用部分ではシンプルさを追求するなどと、見た目にこだわることが可能です。
なお、住みやすくおしゃれな間取りを実現したい方は、関連記事「【事例あり】間取り決めはゾーニングから始めると理想を形にできる!考え方と作成手順を解説」を参考にしてみてください。
2.置きたい家具をリサーチしておく
お気に入りの置きたい家具があるなら、デザインや大きさ、材質などを事前に調べておくのがおすすめです。
部屋の広さを決めてから家具を選ぶと、スペースが不足して置けない事態をなくせます。
また、デザインや材質を事前に調べておくと、家と家具のイメージが統一された家づくりができます!
住み始めてから家具を買い換える場合は、家とイメージと合わなくなるかもしれません。入居を機に家具の買い替えを検討している方は、建築段階で考えておいたほうがいいでしょう。
3.家具の配置を決めておく
家具の大きさや配置をイメージしておくことで、間取りを考える際に生活動線や家事動線を考えやすくなります。
「これくらいの大きさの家具を置きたいから、このスペースは〇〇㎡くらい必要」という見立てができ、実際に住むことをイメージしながら家づくりができるので、失敗が少なくて済みます。
家が完成したときに「思っていたのと違う」といった大きな失敗を防げるのでおすすめです!
空いたスペースの大きさに合うおしゃれなインテリアを購入することもできますよ!
4.住みやすさや使いやすさを重視する
縦長でもおしゃれな家にしたいと思うあまり、使い勝手が悪くなってしまう事態は避けたいところですよね。
おしゃれな空間をイメージしながらできるだけ広く感じられるよう、住みやすい家づくりを目指すと満足度が上がります。
見た目のイメージだけでなく、機能性もしっかり評価して家づくりをすることが大切です!
お気に入りの家具を置いたら通路が狭くなったり、デザインは気に入っているけれど使いにくかったりなど、実際の使用イメージをしっかりしておく必要があります。
縦長の家で間取りを考えるときは住みやすさを重視しよう
縦長の家は狭小地に建てられることが多いため、間取りなどに工夫が必要です。
キッチンやお風呂場などの水回りを1ヶ所にまとめたり、バルコニーからランドリースペースまでの動線をできるだけ短い距離にしたりすると生活しやすくなるでしょう。
とはいえ、おしゃれで住みやすい間取りにするためには、必要な工夫がイメージできないとお悩みの方がいるかもしれません。そのような方は、専門家の意見を聞くのがおすすめです。
家事動線を確保した間取りはすーさんにおまかせください!
すーさんは、今まで8,000件以上の住宅相談を解決してきました。たくさんの事例を知っているため、おしゃれで住みやすい間取りを提案できます。
縦長の家のおしゃれで住みやすい間取りを決めるのに困っているならお気軽にご相談ください!