「書斎の種類って何が違うの?」
「書斎のある間取りで注意すべき点は何?」
「間取り実例を知りたい!」
書斎とは、自宅で読み物や書き物などの作業を行うための部屋です。
作業に集中できる自分だけの空間が欲しいと思っている方は多いかもしれません。
しかし、書斎を取り入れるのは魅力だけでなく注意点もあります!
そこでこの記事では、書斎を取り入れた間取りを採用するか検討している人に向けて、
- 魅力と注意点
- 設備と費用目安
- 間取りの実例
などを解説します。
本記事を読めば、日々の暮らしが豊かになる理想の家づくりができるので、ぜひご一読ください。
書斎の間取りは3種類から選べる!特徴を解説
書斎は、主に以下のような3つのタイプに分類できます。
- 個室タイプ
- オープンタイプ
- セミクローズドタイプ
導入するタイプによってそれぞれ特徴が異なるため、違いを理解しておきましょう。
自分が求めるタイプがどれかをしっかり見極めてくださいね!
1.個室タイプ
扉で隔離された完全個室の書斎が、個室タイプです。ほかの部屋とは閉ざされているため、生活音に邪魔されることなく作業したい人に向いています。
近年はリモートワークや在宅の勤務形態ができる企業も多く、周囲の音を遮断できて作業に集中しやすい個室タイプが最適です。
3種類の中でも、完全個室のため最もプライベート空間を確保しやすいです!
プライベート空間を優先したい方には、密閉された個室タイプを選ぶのがおすすめです。
2. オープンタイプ
閉ざされた個室ではなく、部屋の一角に書斎スペースを設けるのがオープンタイプです。リビングの一角などの共有スペースに、書斎コーナーとしてデスクや椅子などの必要最低限の設備で設けられます。
家族を見守りながら作業がしたい人に向いているタイプです!
一方で、周囲の音を遮断する必要があるリモートワークには向いていないため注意が必要です。作業や仕事の形態に合わせて、向いているタイプの書斎を選びましょう。
3. セミクローズドタイプ
扉で密閉されていないものの、壁などで区切って作られた書斎がセミクローズドタイプです。完全な個室ではなく3方向が囲われているため、隣り合った部屋と共有しながらも作業にも集中しやすい作りにできます。
完全個室でもなくオープンでもない、ちょうど中間の半個室がセミクローズドタイプです!
階段下などの空いたスペースの活用や、家具や仕切りで半個室を作って設置できます。完全なオープンタイプだと集中しづらいけれど、家族の様子をうかがいながら作業できる書斎にしたい人などにおすすめです。
書斎のある間取りの魅力5選
書斎のある間取りの魅力は、以下の5つが挙げられます。
- 自分だけのプライベート空間を確保できる
- メリハリをつけて作業に集中できる
- 書籍などの物の管理がしやすい
- 趣味スペースとして活用できる
- 作業のたびに準備をする手間が少ない
書斎の導入によって享受できるメリットが多くあります!
魅力をそれぞれ解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 自分だけのプライベート空間を確保できる
自宅に書斎があると、自分だけのプライベート空間として活用できます。家族と一緒に住んでいると、たまには誰にも邪魔されず自分1人の時間を過ごしたいと思うかもしれません。
共有スペースでは雑音が入り気分が落ち着かないときに、書斎なら自分の時間を確保できるのが魅力です。
忙しい日常の中でひと息つけるプライベート空間があるだけで、心に余裕を持った過ごし方ができます!
書斎というと作業スペースをイメージする方が多いかもしれませんが、自分時間を確保するためのスペースとして使うのもおすすめです。
2. メリハリをつけて作業に集中できる
自分だけの作業空間に活用できるため、周りを気にすることなく集中できる環境を設けられるのが魅力の一つです。同居人や家族と共有する空間での作業は、生活音や会話が気になって集中しづらいでしょう。
円滑に作業を進めるには、集中できる環境として書斎がぴったりです!
個室タイプの書斎を導入すれば、気が散ることなく集中しやすいといえます。
3. 書籍などの物が管理しやすい
間取りに書斎があれば、書籍などの物の管理がしやすいのが魅力です。リビングなどの共有スペースで作業をする場合には、必要な物を管理している部屋から持ち運ばなければなりません。
書斎であれば壁に本棚を設置して書籍を保管できるなど、物の管理が容易にできます。
物の管理と作業を書斎だけで完結できるのが魅力の一つです!
大量の書籍を管理したい、多くの物を必要とする作業が多い方などに書斎の導入がおすすめです。
4. 趣味スペースとして活用できる
自宅に書斎があれば、部屋にこもって趣味スペースとして楽しめます。作業スペースとしてだけでなく、1人で趣味を嗜むための空間としても活用できるのが魅力です。
一方で、自分専用の部屋がない場合は、家族に邪魔されず趣味を楽しむスペースを作るのはなかなか難しいでしょう。
1人で楽しむ趣味が多い方には、書斎があるだけで便利さを実感できるはずです!
5. 作業のたびに準備する手間が省ける
書斎があれば、作業のたびに準備をする手間が少ないところが魅力の一つです。共有する部屋で作業をする場合は、荷物を出しっぱなしにしておけません。
書斎があるだけで、作業を中断してもそのままの状態で放置しやすく再開もスムーズです!
準備に時間をかけたくない人は、作業部屋として書斎の導入を検討するのがおすすめです。
私のInstagramの投稿では、書斎を取り入れた家づくりについて紹介しています!私の実体験をもとにした、オープンタイプの書斎の良し悪しをチェックしてみてください!
書斎のある間取りの注意点3選
書斎のある間取りの注意点は、以下の3つが挙げられます。
- 家族との時間とプライベートのバランスが求められる
- 個室タイプでないと在宅ワークに使用できない
- 目的や間取りに合った設計にしないと使いづらい
書斎を導入してから後悔しないように、注意点を押さえておきましょう!
一つずつ解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 家族との時間とプライベートのバランスが求められる
書斎を設ければ自分の作業時間に活用できますが、部屋にこもりすぎて家族との時間が疎かになりかねません。
プライベートな時間を創出できる反面、使い方次第で家族との時間が減りがちです…
作業する時間を区切るなど、どちらかに偏らない計画的な活用で工夫しましょう。完全個室タイプにすると家族との時間が減少することが気になる方は、オープンタイプを選ぶのがおすすめです。
2. 個室タイプでないと在宅ワークに使用しづらい
書斎のスペースがあっても、個室タイプでないと在宅ワークに使用しづらい点に注意が必要です。
在宅ワークやリモートでの働き方が多い人には、個室の書斎が必要不可欠です!
近年は勤務形態が多様化し、在宅やリモートで仕事をする人も増える中で書斎のような作業スペースが重宝されています。しかし、リモートで繋いで通話が必要なケースでは、周囲の音を遮断できる個室タイプが求められるでしょう。
勤務形態に応じて、導入する書斎の種類を選択してみてください。
3. 目的や間取りに合わせた設計が必要となる
書斎を設ける目的や生活導線を考慮しないと、使いづらい間取りになる点に注意が必要です。
書斎の位置が生活空間から遠かったり生活動線から外れた場所にあると、使用頻度が低いまま活用する機会を失ってしまうかもしれません。
生活動線から逆算して書斎の配置を考えましょう!
書斎の使用目的に合わせて、間取りを設計していくことが大切です。
とはいえ、どのような間取りにすれば後悔しないか迷う方は多いでしょう。そのような場合には、住宅のプロに相談することをおすすめします。
「すーさんの相談窓口」では、家づくりに関するアドバイスを無料でおこなっています。これまで5,000人以上の家づくりに関するお悩みを解決してきたため、成功例や失敗例もお伝え可能です。
必要な設備や費用など、気になることはお気軽にご相談ください。豊富な知識であなたの家づくりをサポートします。
\ ノープランでOK /
書斎に必要な設備と費用目安
書斎を最大限活用するには、必要な設備とそれに伴う費用があります。
書斎の導入に欠かせない設備も押さえておきましょう!
ここでは、必要な設備と費用目安をご紹介します。
1. 必要な設備
書斎に必要な設備としては、以下の一例が挙げられます。
- 机、カウンターデスク
- 椅子
- 本棚
- コンセント
- 空調
導入する設備によって、個性あるスペースに仕上げられます!
書斎の壁一面に本棚を設置すれば物の管理がしやすくなるなど、設備によって書斎の機能性を高められるため、参考にしてみてください。
2. 費用目安
間取りの一室を書斎にする場合には、設備別に以下のような費用が必要です。
設備 | 費用目安 |
---|---|
カウンターデスク | 10万円程度 |
壁紙貼り替え | 5万円程度 |
フローリング貼り替え | 10万円程度 |
コンセント | 3万円程度 |
壁の本棚設置 | 10万円〜 |
個室ではなく書斎スペースのみの場合は、以下のような費用を想定しておきましょう。
- カウンターデスクの設置:10万円程度
- 間仕切り:10〜20万円
- フリースペースへの設置:20〜30万円
- 独立した書斎:100万円程度
書斎にかかる費用は設備によって大きく変わるため、まずは専門家や業者に相談してみてください!
失敗なし!書斎の間取り成功例3選
実際に書斎を導入した間取りの成功例を紹介します。
- 4LDKのスペースに影響しない中2階を活用した間取り
- 家族の気配が感じられる1階リビング横に実現した間取り
- ぬくもり感じる木目調のおしゃれな空間を実現した間取り
間取りの実例を参考にしてみてください。
理想とする間取りに近いものを参考に、書斎の導入を検討してみましょう!
1. 4LDKのスペースに影響しない中2階を活用した間取り
引用:SUUMO
こちらは、4LDKのスペースに影響しない中2階を活用したお家です。限りある面積の中で4LDK+書斎を実現するために、スキップフロアを活用しています。家族と近い距離を保ちながら作業できる環境を生み出した成功例です。
家事や生活上の動きを考慮した回遊性の高い間取りに書斎を設けた成功例としておすすめです!
準備・片付けがしやすい収納場所の確保にこだわった設計なので、LDKの広さを活かしつつ書斎を活用する事例として参考にしてみてください。
2. 家族の気配が感じられる1階リビング横に実現した間取り
引用:SUUMO
上記の間取り図は、家族の気配を感じられる1階リビング横に書斎を導入したお家です。書斎はセミクローズドタイプで、リビングと視線が行き交う設計が施されています。
音楽などの趣味を愉しめる隠れ家として書斎を活用したい人におすすめの間取りです。
書斎と生活空間のつながりが絶妙な事例としてぜひ参考にしてみてください!
3.ぬくもり感じる木目調のおしゃれな空間を実現した間取り
引用:SUUMO
こちらは、ぬくもりを感じる木目調のおしゃれな空間に書斎を導入したお家です。全体的に開放的な設計にヴィンテージテイストを取り入れた、機能性とデザイン性に優れた間取りが実現しています。
横長4.5帖の2階スペースにセミオープンの書斎を設け、内観全体で統一感あるデザインにこだわっているのがポイントです。
おしゃれなデザインで書斎を取り入れた事例として参考にできます!
書斎のある間取りで理想のマイホームを実現しよう
書斎のある間取りを採用すれば、ゆとりあるプライベート空間を手に入れられます。
自宅で時間を有効に活用できるなど魅力がたくさんあります!
魅力がたくさんあるだけに、どのような書斎を導入すべきか戸惑う方がいるかもしれません。間取りや必要な設備などは、業者や専門家に相談することをおすすめします。
書斎の導入には必要に応じて細かく設備や費用が発生するため、まずは専門家を頼りましょう!
「すーさんの相談窓口」では、家づくりに関するアドバイスを無料でおこなっています。書斎の配置や設備など、どのようなことでも相談可能です。以下のボタンから、LINEでお気軽にご相談ください。