「どんな種類の照明があるのか知りたい」
「部屋ごとの照明を選ぶポイントってなんだろう」
「よくある失敗例が気になる」
照明は、部屋の雰囲気を大きく左右するインテリアの1つ。日用品のように頻繁に買い替えられるものではないからこそ、どれを選べば良いのかわからない人も多いでしょう。
目指したい雰囲気に合わせて照明を選ぶ必要がありますね!
当記事では、以下の内容を解説します。
- 照明の種類
- 新築照明で失敗した事例
- 新築の部屋ごとの照明の選び方
照明にこだわることで、理想の部屋づくりに一歩近づくでしょう。
新築におすすめ!照明の種類9選
新築におすすめの照明は、以下の9つです。
- ペンダントライト
- スポットライト
- ダクトレール
- シャンデリア
- ダウンライト
- シーリングライト
- ブラケットライト
- フットライト
- エクステリアライト
順に解説します。
1.ペンダントライト
メイン照明としてよく使われることが多いのは、ペンダントライトです。機能性に優れた吊り下げタイプで、デザインのバリエーションが豊富なのが特徴です。
存在感があるので、ダイニングなどの広いスペースに飾るインテリアとしても優秀ですよ!
照明を取り付ける際に利用するダクトレールとセットで設置すれば、部屋のレイアウトを変えたときにも簡単に位置を変更できます。
2.スポットライト
スポットライトは、特定の空間を集中的に照らすライトのことです。局所的に強い光を当てるので、インテリア雑貨を強調する際に便利です。
ライトの角度や向きを変えられるので、光を当てたい場所を自由に調整できます。
特定の場所をピンポイントに照らすことで、コントラストが効いた空間を作り出せます。
サイズが小さいのでメイン照明として使いづらいと思われる方もいるかもしれません。しかし、光量が強いので、複数台を組み合わせることでメイン照明として活用できます。
3.ダクトレール
ダクトレールとは、レール状の照明用配線器具のことです。小さいサイズのライトを複数台設置することで、オリジナリティ溢れる空間が作り出せます。
レール上の好きな場所に照明を取り付けられるので、アレンジの幅が広いのも嬉しいですね!
レールには、ライトだけでなくインテリアアクセサリーを取り付けられます。ライトと組み合わせることで、他の家と被らないオシャレな部屋づくりが可能です。
4.シャンデリア
シャンデリアは、装飾が施された吊り下げタイプの照明器具のことです。きらびやかでゴージャスなものを想像する人も多いかもしれませんが、実はシンプルなものもあります。
一口にシャンデリアといっても、デザインの幅が広いんですね!
他のライトよりも存在感があるので、部屋の雰囲気の決め手になりやすいアイテムです。シャンデリアを選ぶ際は、部屋のコンセプトを明確にしてから選びましょう。
5.ダウンライト
天井に埋め込むように設置している小型照明がダウンライトです。すっぽり天井に埋まっていることにより、吊り下げタイプよりも存在感がないのが特徴です。
吊り下げタイプのものと比較すると存在感はありませんが、空間全体がすっきりとした印象になりますよ!
ライトが天井に埋まっている分、光が広がる範囲が狭くなっているので、リビングなどの場合は複数設置する必要があります。複数台用意することでメイン照明として使用したり、絵画を引き立たせたりするなど、幅広い目的で活用可能です。
6.シーリングライト
天井に直接貼り付ける状態で設置される照明器具をシーリングライトといいます。賃貸のアパートなどで使われるイメージの強いライトです。
インテリアとしての存在感はそこまでありませんが、光量が多いので、1つあるだけで部屋全体をパッと明るくしてくれます。
リモコン操作や光量調整などの機能が付いたものが多く、使い勝手が良いのも魅力の1つです。現代的な雰囲気に仕上げたい場合はおすすめの照明です。
7.ブラケットライト
ブラケットライトは、壁に直接取り付けるタイプの補助照明です。空間のアクセントになるようなインテリア性の高いものから、デスクワーク向きの機能性に優れたシンプルなものまで、幅広いデザインのものが存在します。
コンパクトなサイズ感ですが、1つあるだけで部屋の雰囲気を作り上げてくれる照明です!
また、光を当てるだけでなく影を生み出すことにも優れています。ベッドサイドやテーブルの近くに置くことで、おしゃれな空間を作り出してくれるでしょう。
8.フットライト
廊下・階段・ベッドサイドなどに設置して足元を照らす照明のことをフットライトといいます。夜間の安全な歩行をサポートしてくれます。
廊下などの狭いスペースに置いてあると助かる照明です!
人感センサーが付いているため、人が近づくと点灯し、しばらくすると自動的に消灯します。
後付けで取り付けることも可能ですが、コンセントが1口分埋まってしまうのがデメリットです。新築のときに付けておくことをおすすめします。
9.エクステリアライト
玄関ポーチの照明や表札灯など、家の外に取り付ける照明全般をエクステリアライトといいます。
人が通った時のみ点灯するセンサーライトといった防犯性に優れたものもあるので、置いておきたい照明です!
外観の雰囲気に合ったデザインのものを探してみてください。
「すーさんの相談窓口」では、部屋の雰囲気に合った照明の相談にも乗っています。大手ハウスメーカーで15年勤めた住宅販売のプロが、後悔しないマイホームづくりをサポートしておりますので、お気軽にご相談ください。
\ ノープランでOK /
新築照明で失敗した事例5選
ここでは、新築照明で失敗した事例を紹介します。
- 光量が足りない
- 明るさが調整できない
- スイッチが操作しにくい場所にある
- 模様変えすると照明がずれる
- 常夜灯がない
順に解説します。
1.光量が足りない
デザイン性や部屋全体のコーディネートばかりを優先して照明を選んだ結果、光量が足りずに実用性に欠けてしまうことがあります。
照明の目的は部屋を明るくすることなので、機能性を重視して選ぶべきです!
家具のレイアウトを考慮しつつ、照明ごとの光量を調整しながら、明るい部屋づくりを目指しましょう。
2.明るさが調整できない
家事をする時や仕事をする時、寝る時などで必要な明るさは異なります。照明の明るさが調整できないと、シチュエーションによっては、眩しすぎたり暗すぎたりする事態になってしまうので注意が必要です。
とくに様々な過ごし方が想定されるリビングなどは、明るさが調整できる照明を選ぶことをおすすめします!
メインの照明だけで調整が難しいときは、補助照明と組み合わせて明るさを調整してみてください。
3.スイッチが操作しにくい場所にある
スイッチは生活感が出やすい部分なので、目につかない場所に取り付けたいという意見も少なくありません。ただ、操作しにくい場所にあると、スイッチを押すために移動しなくてはならないので不便に感じるでしょう。
ベッドで寝るときにわざわざ入り口付近までスイッチを押しに行くなど、ふとした瞬間にストレスを感じることもありそうです…
とくに、毎日何度も操作するメイン照明の電源は、利便性の高い位置に取り付けた方がストレスフリーに過ごせるでしょう。どうしてもスイッチが嫌という方は、リモコン操作できる照明を選ぶのも手です。
4.模様変えすると照明がずれる
ダウンライトやスポットライトなどの狭い範囲を照らす照明の場合、家具を動かすと照らしたい場所を明るくできない可能性があります。
模様替えで部屋の雰囲気が微妙になってしまうのは避けたいです!
おすすめなのは、動かせるタイプの照明器具です。照明器具を簡単に付け替えられるダクトレールは、家具の位置に合わせて調整できるので、部屋のレイアウトを変えても対応できます。
5.常夜灯がない
常夜灯は、寝る時も邪魔になりにくいわずかな明るさの照明のことを指します。メイン照明に付いている豆電球もあれば、フットライトのようなものなど、タイプは様々です。
「照明は寝ている際には必要ない」と思われがちですが、不測の事態に役立ちます!
夜に目覚めてトイレに行く際や夜中に地震が起きたときなど、メインの照明をすぐに付けられない場合もあるでしょう。不測の事態に備えて、常夜灯は設備しておくことをおすすめします。
新築の部屋ごとの照明の選び方
ここからは、部屋タイプ別の照明の選び方を紹介します。
- 玄関
- リビング
- ダイニング
- 洗面所
- 寝室
ぜひ部屋ごとに合った照明を見つけてみてください。
【玄関】明るさを重視する
玄関は訪ねた人の第一印象を左右する場所なので、明るい雰囲気になるように意識しましょう。
来客時にゲストとホストが立つ位置を踏まえ、顔が明るく見えるタイプの照明がおすすめです!
また、メインの照明と合わせて、人感センサーが付いているダウンライト・フットライトを活用するのもおすすめです。帰宅してすぐに照明をつけられなくても、人感センサーが付いているタイプなら自動的に照らしてくれます。
【リビング】明るさ調整できるものを選ぶ
リビングのおすすめはシーリングライトです。最近はLEDタイプのものがほとんどなので、電気代の節約にも効果的です。
リビングの照明は、明るさだけでなく調整ができるかも考慮して選びましょう!
家の中でも最も人が集まりやすいスペースなので、光量を調整する必要がある場面も出てきます。朝・昼・夜の時間に合わせて光量を調整できる照明を導入したり、いくつかの照明を使い分けるのがおすすめです。
なお、キッチンで定番の下がり照明について詳しく知りたい方は、「【設計次第】キッチンの下がり天井で後悔する3つの理由!設計のポイントや施工事例を紹介」をご覧ください。設計のポイントや施工事例を解説しています。
【ダイニング】テーブルの形に合わせる
ダイニングで使用する照明の選び方のポイントは、テーブルの形に配慮することです。幅や長さに合わせて、照明の数や色を選択してください。
テーブルの形に合わせて照明を選ぶと、光の当たり方に違和感を抱きにくくなります!
テーブルを買い替える可能性がある場合は、ライティングレールを設置し、照明の位置や向きを変えられるようにしておきましょう。家具のレイアウトを考慮しながら、照明を設置してみてください。
【洗面所】自然光に近い色にする
洗面所は、出勤前などに身だしなみを整える場所です。照明の色や明るさによって、メイクの仕上がりが変わるので、なるべく自然光に近い昼光色のものを選びましょう。
コンタクトの装着や手洗いなどは、手元がしっかり見える必要があるので、明るい照明がマストです!
【寝室】リラックスできる暖色の電球を選ぶ
寝室は寝る前のリラックスした時間を過ごすのがメインになるので、他の部屋とは違って明るさを抑えた照明を選ぶべきです。
ただ、青白い光ではなく、リラックスを促せる暖色系の電球色を選んだり、手元を照らせる補助照明があったりすると快適に過ごせるでしょう。
メインライトだけでなく、補助照明を組み合わせるのもおすすめです!
例えば、シーリングライトやダウンライトをメインとし、ブラケットライトやフットライトなどを補助照明として設置することで、モダンな雰囲気に仕上がります。
新築の照明は目的に合わせて選ぼう
照明の目的は、部屋を明るく照らすことです。部屋の間取りや家具のレイアウトなどを考えていると、どうしてもデザインにこだわりたくなってしまうかもしれません。
しかし、機能性を軽視すると住み始めてからストレスを感じる原因になってしまいます。
実際に暮らしている様子をシミュレーションしながら選択できるのがベストです!
照明は複数個組み合わせたり、明るさや位置を調整できたりするものを選ぶことで、住み始めてからも暮らしに順応させられます。ぜひ、住まいに合った照明を探してみてください。
どの照明を選んだら良いか分からないという方は、すーさんの相談窓口をご利用ください。ハウスメーカーの営業マンとして15年の経験のある私が、あなたのお悩みを解決します!