「ハウスメーカーや工務店との打ち合わせって何を決めるの?」
「事前準備が必要なのはわかるけど、具体的に知りたい」
「打ち合わせ回数を重ねてもなかなか進まないのはどうして?」
夢と希望が詰まった念願のマイホーム。

イメージどおりに仕上げたいですよね!
いい家をつくるためには、ハウスメーカーや工務店といった施工業者との打ち合わせ内容を充実させる必要があります。
しかし、打ち合わせ内容が抽象的になってしまうとなかなか話が進みません。施工業者も具体案がないと何もできないからです。



場合によっては施工業者の解釈で話が進んでしまい、希望どおりにならないことも!
打ち合わせは住宅をつくるうえで非常に重要な工程です。事前準備をしっかりして、お互いの信頼関係を深めながらいい家づくりをしていきましょう。
この記事では、打ち合わせに関する内容を以下のとおり解説します。
- 重要性
- 打ち合わせで失敗しないための事前準備
- 実際の打ち合わせで失敗しないコツ
- タイミング
より具体的な話ができれば、思い描いていたイメージに近い家がつくれるでしょう。失敗しない家づくりをしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。


注文住宅は打ち合わせが重要!いい家をつくるために知っておくべき3つのこと


注文住宅が希望どおりにいくかどうかは、打ち合わせ次第です。いかに施工業者との信頼関係を築けるかによって、いいものがつくれるか決まります。



希望を具体的に伝えるのは大切ですが、その前に施工業者を知ることからスタートしましょう!
施工業者の得意・不得意を把握して、あなたの要望に応えてくれるか、答えようとする姿勢があるかなどを確認します。



信頼できる業者と担当者に出会うことも重要です!
ここでは、いい家をつくるために知っておくべきことを3つ紹介します。
- 施工業者の強みや値段相場を知る
- 複数の施工業者を比較する
- 余裕を持ったスケジュールを組む
順番に見ていきましょう。
1. 施工業者の強みや価格相場を知る
ハウスメーカーや工務店などの施工業者には、それぞれ得意・不得意があります。



施工業者を比較検討する際には、ここを見極めることが大切です!
あなたの要望に合った家づくりをしてもらえるかどうかに関わります。
また、建てたい家のつくりや取り入れたい設備などの価格相場を把握しておきましょう。



相場を知ることで、見積もり金額が高いのか安いのかがわかりますよ!
言われるがままに相手の提示額に応じる場合は、損することがあります。自分で判断できるように最低限リサーチしておくことが大切です。
家を建てる費用の相場を知りたい方は、関連記事「【要チェック】家を建てる費用は3,500~4,500万円!価格別のマイホームのイメージや注意点を解説」で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください!


2. 複数の施工業者を比較する
前述したとおり、施工業者によって得意・不得意が違います。これらは、複数の業者から話を聞かないとわからないですよね。



重要視するポイントを書き出しておき、施工業者の情報を比較できるようにしておくと便利です!
良いところと良くないところをそれぞれまとめておくことも大切です。後悔しない家づくりをするためには、あなたの要望をできるだけ叶えてもらえそうな業者を選びましょう。
また、担当者との相性も大切です。



会社の特徴だけでなく、担当者とうまくやっていけるかも同時に判断しておくのがおすすめですよ!
施工業者の選び方は「【元住宅営業マンが力説】ハウスメーカーの選び方7選!失敗しないための5つの注意点を紹介」で解説しています。気になった方はぜひ参考にしてみてください!


3. 余裕を持ったスケージュールを組む
注文住宅の打ち合わせ期間は、3〜6ヶ月が一般的です。長いと1年近くかかることもあります。
決めることが多く、思うように進まないことがあるでしょう。



かといって、早く進めるために妥協してしまうと、後悔につながります!
打ち合わせでは、納得のいくまでしっかり話し合うのがおすすめです。
コツは「〇〇までに完成させたい」と、期日を決めないこと。
もし、期日が決まっているなら、1年以上前から打ち合わせをはじめるのがおすすめです。打ち合わせが思うように進まなくても焦らなくて済みます。
失敗しない家づくりに必要なことは、丁寧に何度も打ち合わせをすることです。時間がかかってもしっかり話し合っておかないと、後悔することになります。



焦りは禁物ですよ!
【事前準備編】注文住宅の打ち合わせのコツ6選


スムーズに打ち合わせをするためには、事前準備が必要です。



家づくりは、あなたのプランに合わせて決まるから!
どんな家にしたいのかを具体的に説明できるよう、家族間で話し合ってまとめておきましょう。
ここでは、打ち合わせに必要な事前準備のコツを6つ紹介します。
- 予算を決めておく
- 希望や要望を決めておく
- 優先順位を決めておく
- 事前に考えたことを書き出してまとめておく
- 質問チェックリストを作成しておく
- 1回の打ち合わせで何を決めるか明確にしておく
一つひとつ確認していきましょう。
1. 予算を決めておく
地域によって土地代が異なり、施工業者によって建設費用が異なるので注意しましょう。住みたい地域で、注文住宅の費用相場を事前に調べておくことが大切です。



土地代の相場と建設費用の相場を分けておくと、わかりやすいですよ!
何にどれくらい費用をかけられるかを明確にできます。
予算を決めるのと同時に、ある程度支払いのことも決めておく必要があります。
- 頭金はいくら準備できるのか、できないのか
- 収入と貯蓄額に見合った金額なのか
- 夫婦でローンを組むのか、どちらか一方なのか
住宅ローンが払えなくなるリスクを減らすために、無理のない予算を決めておくことが大切です。
2. 希望や要望を決めておく



どんな家に住みたいかを、事前にまとめておきましょう!
頭の中だけで完結せず、文字に起こしてイラストにしてまとめておくことが大切です。表現がうまくできないなら、イメージにあった写真を探しておくのもいいでしょう。
- 2階建てなのか平屋なのか
- 2階建てなら階段のデザインはどうしたいのか
- エレベーターは必要か
- デザイン重視なのか、機能性重視なのか
- どこに何の場所を配置したいのか
- 駐車場は必要か
- 庭は必要か
これらのような希望や要望を表やリストにまとめておくと、非常に便利です。どうしたいのかを整理できて具体化・明確化できます。



施工業者にしっかり説明できるようになるのでおすすめですよ!
3. 優先順位を決めておく
住宅に関する希望や要望をまとめても、すべてそのとおりにできるわけではありません。



設計上や予算の理由で、実行できないこともあります!
希望や要望をまとめたら、どうしても譲れないところと妥協できるところを決めておきましょう。同時に、施工業者からどうしてもできないと言われたときの代替案を、あらかじめ決めておくとスムーズです。
具体案を提示するためには、事前のリサーチが大切です。



自分の理想を詰め込むだけでなく、注文住宅の施工例を参考に決めましょう!
4. 事前に考えたことを書き出してまとめておく
リサーチした内容や住宅に関する要望を書き出してまとめておくと、スムーズに打ち合わせできます。頭の中で考えただけだと、うまく整理できませんしきちんと説明できません。



さらに、リサーチした内容をすべて詰め込むのは不可能ですよね!
リサーチした内容と住宅に関する要望をしっかり書き出すことで、理解が深まり考えが整理されます。



箇条書きにしたり表にしたりしておくのが理想ですが、メモとして書き留めておくだけでも大丈夫です!
余裕があれば、打ち合わせがスムーズに進められる資料づくりをしておきましょう。考えていることが可視化され、施工業者の受け取り方が違うというリスクを減らせます。
5. 質問チェックリストを作成しておく
事前準備をしていてわからないことがあれば、別で質問チェックリストを作成するのがおすすめです。わからないことをまとめただけでは、どの時点で何の質問をしたのかわからなくなってしまいます。



質問したかどうかを確認するためには、チェックリストが必要です!
質問したことに対する回答は、打ち合わせ時にメモしてあとでまとめておきましょう。



打ち合わせのときはわかった気になっていても、ゆっくり考えると新たな疑問に気づくこともあります!
小さな疑問でも「ま、いっか」と、スルーしないことが大切です。わからないことを解消することで、納得のいくいい家づくりができますよ。
6. 1回の打ち合わせで何を決めるか明確にしておく
注文住宅では決めることがたくさんあります。打ち合わせ回数が多くなるため、決めることを明確にしておきましょう。
決めることを設定せずに打ち合わせしてしまうと、だらだら時間が過ぎていくだけになる可能性があります。



長時間かけて話したのに、結局何も決まっていないという事態になることも!
「今回の打ち合わせでは最低限〇〇を決める」と明確にして施工業者と共有しておくと、それに合わせて話を進められるのでスムーズです。
事前準備のイメージがわかないと感じる方は、LIFUL HOME’Sの「はじめての家づくりノート」が参考になります。はじめて家づくりをする方におすすめの1冊です。



必要な情報がまとまっているので、事前準備にピッタリ!
リサーチの手間が省けます。無料でもらえるので、必ず申し込んでおきましょう。
LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!


【実践編】注文住宅の打ち合わせのコツ4選


ここでは、実際に打ち合わせをするときのコツを4つ紹介します。
- 初回は担当者からの話を聞く
- 部屋のイメージはわかりやすく伝える
- わかるまで質問する
- 打ち合わせ内容は録音しておく
事前に準備した資料を元に、担当の方としっかり話し合いましょう。
1. 初回は担当者からの話を聞く
最初の打ち合わせは、自分の話をする前に担当者の話を聞きましょう。ここで聞くことは、以下のとおりです。
- 実際の施工事例はどんなつくりなのか
- こだわりポイントはどこか
- できないことは何か
まずは、施工事例を紹介してもらって、気になる家について質問しましょう。話を聞く目的は、施工業者の得意・不得意やできる・できないを知ることです。
何も聞かずに希望のイメージを話してしまうと、できないことでもできると説明される可能性があります。



話を進めてからできないと気がついても遅いですよね!
まずは相手の話を聞いて、自分のイメージに合った家づくりができるのかを確認しましょう。
2. 部屋のイメージはわかりやすく伝える



建てたい家のイメージは、言葉だけではなかなか伝わりません!
きちんと伝えたつもりでも、全然違うように受け取られてしまう場合があります。ある程度できあがってから「イメージと違う」と気がついても、そのときには修正できないかもしれませんよね。
希望のイメージは、写真やイラストと一緒に伝えたほうがうまくいきます。外観や内装イメージは、事前にリサーチしていくつか写真を準備しておくのがおすすめです。



間取りのイメージは、可能であれば図を書いて伝えられるとわかりやすいです!
イラストは下手でも大丈夫です。伝わればいいので、わかりやすく伝える努力をしましょう。
3. わかるまで質問する
後悔しない家づくりをするためには、少しの疑問も残さないことが大切です。



わからないことは、打ち合わせでガンガン質問しましょう!
担当者からの説明でわからないことがあれば、できるだけその場で聞くようにします。後回しにすると、質問することを忘れてしまいますよ。



モヤモヤしたまま進めても、うまくいきませんよね!
認識のズレや誤解につながり、いいものがつくれなくなることも。
注文住宅を建てる場合は、わからないことだらけです。疑問に思ったことは何でも質問して、信頼関係を深めていきましょう。
打ち合わせをしていて違和感を感じる施工業者は、選ばないことが大切です。
4. 打ち合わせ内容は録音しておく
議事録として施工業者と共有するのもひとつですが、録音しておくのが一番おすすめです。言った言わないの議論になったときの証拠になるからです。



録音するときは、必ず相手の許可をとりましょう!
無断で録音すると、信頼を失ってしまう恐れがあります。
録音だけでなく議事録としての記録もつけて共有しておくと、お互いの理解度がわかります。議事録を読んで違和感のあるところはお互いに質問しあうと、認識のズレがなくなりますよ。



打ち合わせでの立ち振る舞いがわからなくて悩んでいる方は、ぜひ一度すーさんにご相談ください!
すーさんは、大手ハウスメーカーに15年勤めた住宅販売のプロです。知識だけでなく経験豊富なため、打ち合わせの進め方がうまくいかないという悩みを解決できます。
事例を踏まえた回答も得られるので、相談しないと損ですよ!
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注文住宅を建てるときに必要な打ち合わせのタイミング


打ち合わせは、次の3つのタイミングでおこなわれます。
- 契約前
- 契約後
- 着工後
一番回数が多いのが、契約から着工までの間です。
なお、注文住宅の全体の流れについては、別記事「【まるわかり】家を建てる流れ8ステップ!かかる期間や初期費用の目安を解説」で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


1. 契約前
契約前の打ち合わせでは、以下の4つを進められるようにします。
- 予算を決める
- 土地を決める
- 施工業者の得意不得意を確認する
- 自分のイメージに合っているか見極める
この段階で違和感を感じたら、別の施工業者も検討しましょう。いくつかの施工業者と話をしてから、正式に決めるのがおすすめです。
注文住宅を建てるまで、時間がかかります。



信頼できる自分に合った施工業者に出会うことが、後悔しない家づくりの秘訣ですよ!
2. 契約後
契約後は、具体的なプランを決めていきます。
- 間取り
- 住宅設備
- 内装
- 外観
- 外装
商品やデザインを細かく決める必要があるため、想像以上に決めることが多く心が折れそうになることも。
施工業者との打ち合わせも大切ですが、家族間で何度も話し合うことが一番大切です。



予算や期間のことを考えすぎて、妥協しすぎないように気をつけましょう!
3. 着工後
着工後は、打ち合わせ回数が少なくなります。打ち合わせのタイミングは以下のとおりです。
- 棟上げ
- 竣工検査
- 引き渡し
棟上げ(むねあげ)とは、建築における柱や梁(はり)などの基本的な構造が完成したあと、屋根を支える棟木(むなぎ)という木材を取り付けることをいいます。
ここでおこなわれる打ち合わせは、図面と現場が一致しているかどうかの確認です。



一致していない場合は、きちんと修正してもらいましょう!
竣工検査とは、建築工事が終了したあとで外溝も含めて施工状態に不具合がないかを確認する検査です。ここで施工ミスに気がついても、修正するのは難しいです。



そうならないためにも、棟上げの段階でしっかり確認したり、定期的に施工の進捗を確認しに行ったりして、状況を把握しておきましょう!
注文住宅は打ち合わせが命!コツを押さえてスムーズに進めよう


注文住宅は、打ち合わせですべてが決まると言っても過言ではありません。それほど、重要な工程です。



いい家をつくるためには、お互いに納得のいく打ち合わせをする必要があります!
コツを理解して事前準備を徹底しましょう。打ち合わせ時の失敗が減ります。
事前準備だけでもやることが多いですが、実際の打ち合わせでも決めることが多いです。何をどう話し合ったのか、決めたのかを記録して、見返したときにわかるようまとめておくことも意識しましょう。
打ち合わせでモヤモヤしたくない方は、お気軽にご相談ください。
すーさんは、大手ハウスメーカーに15年勤めた住宅のプロです。今まで、たくさんの人の住宅相談に乗ってきました。打ち合わせがどれほど重要であるかも把握しています。



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注文住宅の打ち合わせのコツを知って失敗しない家づくりをしたい方は、ぜひご相談ください。

