「間取りのダイニングってリビングと違いはある?」
「ダイニングの間取りを考えるポイントを教えてほしい」
「実例を見ながらダイニングの間取りの参考にしたい」
など、ダイニングのデザインを考える時は、実際の間取りを参考にしながら工夫するポイントも知りたいですよね。
間取りの成功例を参考にすれば、おしゃれでステキな家づくりの近道になります!
そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- リビングとの違い
- 間取り実例
- 考える際のポイント
本記事を参考にして、理想のダイニングの間取りを実現してください。
ダイニングとは?リビングとの違いもサクッと解説
ダイニングの間取りを考える際に、あらかじめ知っておくべきことは「ダイニング」の意味です。直訳すると「食堂」や「食事室」という、ご飯を食べるのが目的の部屋になります。
ハウスメーカーや不動産の間取り図では「D」と略して表記されることもありますね!
なお、混同しやすいダイニングとリビングですが、リビングは「居間」や「茶の間」を意味するので、ダイニングとは目的が異なります。
間取り図で「居間」ではなく「リビング」または「L」と表記されていると、洋風なデザインになることが多いのも特徴です!
ダイニングは家族団らんのスペースとして設計されることが多く、以下のような組み合わせで広く普及しています。
- ダイニングキッチン(DK):キッチンと合わせたダイニング
- リビングダイニング(LD):リビングと合わせたダイニング
最近では3つをまとめたLDKが、広くて開放感があると人気です。
ダイニングの間取り7選!実例を用いて詳しく解説
ダイニングの間取りについて、7つの実例を用いつつ解説します。
- ダイニングからキッチンもリビングを見渡せる間取り
- キッチンとダイニングが横並びで配膳楽らく間取り
- 自分好みに模様替えがしやすい間取り
- 家族の会話もパーティーも楽しめる間取り
- 料理をしながら家族と話せてテレビも見れる間取り
- 子どもの勉強を見守りながら料理ができる間取り
- リビング独立でリフレッシュしやすい間取り
実用性もデザイン性も優れた間取りばかりを取り上げますので、ぜひ家づくりの参考にしてください。
1. ダイニングからキッチンもリビングを見渡せる間取り
キッチンからダイニングとリビングにいる家族の様子を見やすく、話しかけやすいのが特徴の間取りです。
今にも「ご飯できたよ!」や「いただきます!」の声が聞こえてきそうですね!
キッチンを作る時のポイントは、コンロの周りを壁で囲うことです。2辺(正面と右手側)を囲うことで、換気扇が湯気や匂いをしっかり吸い込むようになります。
正面に壁があれば、ダイニングやリビングに油汚れが飛ばないのもメリットです。
また、ダイニングに対してソファの背を向けることで、間仕切りなくゾーニングができているのもポイントです。
縦長の間取りでは、間仕切りの壁を作らないことで開放感を演出できます。
2. キッチンとダイニングが横並びで配膳楽らく間取り
家事の動線や効率を優先して考えるならば、ダイニングテーブルをキッチンの真横につけるのが良いでしょう。
キッチンから出てきて配膳するドラマやCMをよく見かけるような……
確かにキッチンから料理を持って出てきて、ダイニングテーブルに配膳するシーンはおしゃれに見えます。しかし、料理の配膳時には、歩く距離と曲がりを少なくするのがポイントです。
配膳の動線を単純にすることで、料理をこぼしたり落としたりするリスクを低減できます!
他にも、キッチンの前にイスを配置するのもおしゃれなポイントです。バーカウンターのように使用すれば、夫婦で晩酌を楽しめる憩いの場所としても活躍してくれるでしょう。
3. 自分好みに模様替えがしやすい間取り
LDKをひとまとめの部屋にするメリットは、以下の3つです。
- 家事の動線を自分の好みに合わせやすい
- 後から家具の配置で部屋の雰囲気を変えやすい
- LDKでまとめた分の面積を他の部屋にまわしやすい
自分の好みに合わせて家事動線を作れるため、家事の効率を何倍にもアップできますね!
家族の人数や子どもの成長に合わせて、後から部屋の間取りを家具の配置で変えられます。家具や壁紙を新調すれば、部屋の雰囲気を大きく変えることも可能です。
とりあえずキッチンの位置だけを決めて、後は自分でデザインしたい!と考えている方にもおすすめの間取りですね。
4. 家族の会話もパーティーも楽しめる間取り
ダイニングにもリビングにも、キッチンから配膳しやすいのが特徴の間取りです。
知人とのパーティーなど、来客を呼んで楽しみたい家庭におすすめですね!
キッチンからダイニングとリビングを見渡せるので、料理をしながらでも顔を見やすく、会話にも入りやすいのがポイントです。和室へも料理を配膳できたり、複数の動線でトイレへアクセスできたりする点も工夫されています。
正月や法事などイベント時の利用を考えている方も、この間取りを参考にすると良いでしょう。
5. 料理をしながら家族と話せてテレビも見れる間取り
ダイニングを多目的に使えるのが特徴の間取りです。キッチンで料理をしながら、ダイニングにいる家族と会話がしやすく、活発なコミュニケーションを楽しめるでしょう。
キッチンの対面にテレビがあるので、調理中でもニュースや料理番組を見れますね!
また、シンクの背を収納棚にすることで、スペースを有効活用できているのもポイントです。仕事道具や子どもの勉強道具を入れておけば、ダイニングで多くのことができます。
スナック菓子なども収納しておけば、映画やドラマを一時停止しなくてもすぐに取り出せます!
ダイニングに家族が集まりやすい空間を作ることで、家族間の交流が深まるおすすめの間取りです。
6. 子どもの勉強を見守りながら料理ができる間取り
キッチンとダイニングテーブルを横並びに配置することで、作った料理を配膳しやすい間取りになっています。特徴的な工夫は、キッチンの対面に子どもの学習スペースとしてテーブルを設けている点です。
子どもが宿題をする様子を見ながら料理ができて、勉強も教えられますね!
また、がんばった子どもへのご褒美に飲み物やお菓子を出しやすく、子どもとのコミュニケーションを取りやすいのもポイントです。他にも、来客を招いて会話を楽しみながらのティータイムや、夫婦で晩酌をするのも良いでしょう。
リビングから最も遠い位置にコンロがあるのもポイントです!リビングまで調理中の臭気や湯気が広がりにくくなります!
7. リビング独立でリフレッシュしやすい間取り
リビングが独立した間取りのポイントは、部屋の使用目的をはっきりできる点です。ダイニングは「ご飯を食べる部屋」で、リビングは「リフレッシュする部屋」のように明確に分けられます。
教育上避けたいと考える方の多い「テレビを見ながらの食事」を防げますね!
また、ソファなどの家具に料理の匂いや汚れが付着することを防げるため、リビングに来客を迎えやすい点もメリットです。
さらに、独立させたリビングでは、家事から離れたと感じやすくリフレッシュしやすいのもポイントです。
ここまでダイニングの間取りを実例を用いつつ、工夫するポイントを解説してきました。しかし、自分たちの家づくりにどのように活かせば良いか悩む方も多いでしょう。
悩んだり気になったりしても、誰にどのような内容を相談すれば良いのか、不安になる方も多いはずです。そんな時は、家づくりのプロであるすーさんにLINEで相談してみてください。
ダイニングの間取りで気になることや、ちょっとした家づくりの不安や疑問でも、家づくりのプロである私が解決します!ぜひ、お気軽にご相談ください!
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ダイニングの間取りを考える5つのポイント
ダイニングの間取りを考える上で、重要なポイントは以下の5つです。
- ダイニングとリビングの配置にこだわる
- ダイニングとキッチンの並びを工夫する
- 生活動線やライフスタイルを考慮する
- かぐや壁紙の雰囲気を合わせる
- おしゃれさを開放感で演出する
それぞれ詳しく解説するので、間取りを考える際の参考にしてみてください。
1. ダイニングとリビングの配置にこだわる
ダイニングとリビングの配置にこだわると、家事の利便性や部屋の雰囲気が大きく変わります。例えば、ダイニングとリビングを兼用したリビングダイニング(LD)では、間仕切りや家具を少なくすることで開放感を得やすくなるのが特徴です。
ひとつの部屋にまとめると、他の部屋を増やせたり広くできたりもします!
また、間取りとしては同じ部屋でも、空間的にダイニングとリビングを分けるのも良いでしょう。ソファをL字型やコの字型に配置して、ダイニングに背を向けることで簡単にゾーニングできます。
空間的に分ければ間仕切りが必要なくなり、開放感を得やすくなりますね!
一方で、ダイニングとリビングをそれぞれ独立した部屋にするのもおすすめです。リビングを独立させることで、料理の匂いや汚れが家具や床に付着しなくなり、急な来客にも対応しやすくなります。
2. ダイニングとキッチンの並びを工夫する
ダイニングとキッチンの並びを工夫すれば、料理を配膳する手間と時間を大きく変えられます。
とくに曲がる回数が1回少なくなるだけでも、転倒や料理を落とすリスクを大幅に低減できるなど効果はてきめんです。
例えば、見た目が美しく、開放感もあることで人気のアイランドキッチンを思い浮かべてみてください。キッチンとダイニングが離れていると、料理を配膳するたびにキッチンから出入りして何度も往復する必要がありますよね。
移動距離が長いと熱い料理を運ぶ際は、必ずミトンが必要ですね……
そこで、キッチンの対面にダイニングテーブルをつなげてみましょう。
料理を持ち運ぶ距離が短くなるだけでなく、ダイニングテーブルで子どもが宿題をする様子を見守りやすくなります。カウンターテーブルのようなデザインにすれば、料理をしながら宿題を教えられるでしょう。
他にも、ダイニングをキッチンの横につなげる配置もおすすめです。配膳時に曲がることなく料理を運べるため作業効率が良く、こぼしたり落としたりするリスクを低減できます。
キッチンとダイニングについては、関連記事「【要チェック】オープンキッチンで後悔する理由8選!解決策や採用する魅力を住宅のプロが解説」で解説しています。オープンキッチンに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
3. 生活動線やライフスタイルを考慮する
ダイニングやダイニングリビングは食事だけでなく、家族が集まる多目的なスペースです。人が集まりやすいからこそ、生活動線やライフスタイルを考慮したデザインにしましょう。
家族が動線の障害になると、イライラやケンカの原因になってしまいます!
料理の配膳や洗濯物を干すシーンなどをイメージして、複数の動線を確保しておきましょう。
また、子どもの勉強を見守りたいのであれば、キッチンから見えやすい場所にダイニングテーブルを配置すると良いです。料理など家事をしながらでも、子どもに勉強を教えやすくなります。
子どもが座わる位置からでは、テレビを見れないように工夫するのもポイントです!
生活動線を意識した間取りについては、関連記事「【超快適】生活動線を意識した間取りでノンストレスな生活を!実現に必要なポイントも紹介」で解説しています。効率よく家事の時間を短くして、趣味の時間を楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
4. 家具や壁紙の雰囲気を合わせる
ダイニングやダイニングリビングは家族団らんの場所でありながら、来客スペースにもなります。
突然の来客でも、恥ずかしくない空間にしたいですよね。
製品のラッピングはカラフルなものが多く、部屋の中に色や文字が増えてしまい、ダイニングの統一感がなくなってしまいます。
色や文字が増えすぎると、整頓されていても散らかっているような印象を与えかねません。
したがって、部屋の色の大半を占める壁紙や棚などの色を、同系統でそろえるのがおすすめです。例えば、柄を木目調にそろえる、色をモノトーンに統一するなど工夫すると良いでしょう。
他にも、収納スペースを多く作り、物を扉で隠すのも効果的です。
おしゃれな壁紙(クロス)については、私のInstagramの投稿を確認してください。モノトーンやシンプルなデザインが好きな方におすすめのモルタル風クロスを紹介しています!
5. おしゃれさを開放感で演出する
家族団らんのスペースになるダイニングやダイニングリビングは、開放感があることで家族の様子を見やすくなります。
開放感はおしゃれな雰囲気も演出するため、来客時にも自慢できる部屋になりますね!
天井を吹き抜けにしたり、大きな窓を設置したりすることで、開放感をアップすることも可能です。
ダイニングリビングを大きな部屋にする場合は、間仕切りを無くすことでさらに開放感を得られますよ!
ダイニングの間取りが家族団らんのカギになる
ダイニングは家族が集まって、楽しく食事をできる大切な空間です。間取りを工夫することで、コミュニケーションがより活発になったり、来客を迎えてホームパーティーが開催できたりもします。
デザインや開放感でおしゃれさを演出して、来客を招いても恥ずかしくない空間にしたいですね!
しかし、ダイニングの間取りについて実例やポイントを知っても、初めての家づくりには心配や不安が付きものです。そんな時には「すーさんの相談窓口」を利用してみてください。
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