「間取りの打ち合わせでは何をどこまで決めれば良いの?」
「打ち合わせが多くて嫌がられないか不安」
「打ち合わせがスムーズにいかずイライラする」
間取りの打ち合わせは非常に時間がかかるため、自分は回数が多すぎるのではないかと不安になる方は多いでしょう。回数が多いと見通しが立たずに、だんだん疲れてきてしまうケースも少なくありません。
また、これから打ち合わせが始まる方は、どの程度時間がかかるものなのか気になりますよね!
そこでこの記事では、間取りの打ち合わせ回数について以下の内容を解説します。
- 間取り打ち合わせ回数の目安
- 打ち合わせの流れ
- 注意点
- 疲れる原因と対策
打ち合わせをスムーズに進めるための準備やポイントを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
間取り打ち合わせは5~10回が目安
間取りの打ち合わせは、5~10回程度が目安です。一つひとつの要望を確認しながら進めるため、1回の話し合いに1~3時間かかることが一般的です。
毎週末打ち合わせをしても、2~3ヶ月程度かかりますね。
家づくりの完成までのすべての打ち合わせを含めれば、全体で15回程度は見ておく必要があります。間取りの打ち合わせ5~10回に加えて、施工中に3~5回、完成後に1~3回程度が目安です。
間取りの打ち合わせは、着工前の最も時間がかかる工程です。理想を反映しつつ現実的なプランを決めていくため、多くの時間が必要になります。
間取りの打ち合わせは、ハウスメーカーや設計事務所が回数制限を設けることは原則ありません!
ただし進捗に遅れが出ないよう、目標の完成日を意識しながら進行することが大切でしょう。
間取り打ち合わせの流れ4ステップ
ハウスメーカーや設計事務所との打ち合わせに臨む前に、大まかなステップを理解しておくことが大切です。こちらでは、以下の4つのステップで打ち合わせで決めることを解説します。
- 事前準備
- 着工前の打ち合わせ
- 着工後の打ち合わせ
- 完成後の打ち合わせ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.事前準備
はじめに打ち合わせ前の事前準備のステップです。打ち合わせをスムーズに進めるには、家族で考えをまとめておく準備が非常に重要です。準備段階で決めておくべきことは、以下の4点になります。
- 予算
- 理想の家のイメージ
- 優先順位
- 質問内容
まずは家づくりの大きな制約条件になる予算です。頭金としていくら準備できるのか、住宅ローンではどの程度の借り入れが可能なのか確認しておきましょう。
また、家族で理想の家のイメージを作っておいてください。譲れないポイントや妥協できる点について話し合い、優先順位を決めておくと良いでしょう。
予算や土地などの制約条件がある以上、すべて理想どおりにいきません。優先順位を決めておくことで、打ち合わせがスムーズに進みます!
理想の家のイメージや優先順位を決めるには、ハウスメーカーのパンフレットやインターネットでの情報収集が効率的です。イメージに近いものはコピーや写真をとっておくと、打ち合わせの際に希望を伝えやすくなります。
家づくりについて家族話し合う中で出てきた、疑問点や質問もメモしておくと良いですね!
疑問点を打ち合わせの中で一つひとつ解決していくことで、後悔のない家づくりができます。
間取りを考える際には、私のInstagramの投稿も参考にしてみてください。あったら便利なアイデアを紹介しています。
2.着工前の打ち合わせ
着工前は、間取りをはじめとして資金計画など重要な部分を決める段階です。決めるべきことは、主に以下の6つです。
- 資金計画
- 家を建てる場所
- 家の工法・高さ・位置
- 間取り・内装・外装・設備・外構
- 住宅ローンに関すること
- 地鎮祭の内容(行う場合)
まず資金計画を具体的に決めていきます。準備できる頭金を元に、住宅ローンの仮審査を受けるなど、実際にいくら建築費用を用意できるのかを確認します。また、家を建てる土地も決めていかなければなりません。
間取りを考える前にも色々と決めることが多いですね。
家の設計については、間取りだけでなく、家の工法や高さも相談していきます。家の工法とは、木造なのか鉄筋コンクリートなのかを指します。
設計を決める段階では、予算内でどこに重点を置くかを明確にするとスムーズです。
準備段階で譲れない部分と妥協する部分が明確になっていることが大切ですね!
細かい内装や外構のデザインまで検討する時間が必要です。この段階をしっかりこなすことで、後の工程がスムーズになります。
3.着工後の打ち合わせ
着工後は内装や設備の細かな部分を決める打ち合わせが行われます。主に決めることは、以下の3つです。
- 照明や壁紙などの細かな内装
- 工事の進捗や問題点
- 上棟式の内容(行う場合)
壁紙や照明を選ぶ際には、サンプルやショールームなどで実物を見て決めることが大切です。また並行して、工事の進捗確認についても行います。
予定通り工事が進んでいるのかの確認、問題が発生している場合には対応の相談をします!
図面だけではわからない部分も多いため、実際の進捗を見て調整することは必要です。上棟式を行う場合は、内容についても話し合います。
4.完成後の打ち合わせ
いよいよ家が完成してきたら、最後の打ち合わせです。
- 施工検査
- 引渡し日
- 入居日
- ライフラインの契約に関すること
完成後にはまず「施主検査」が行われます。図面通りに施工されているか、傷や汚れがないか細かくチェックしましょう。修正が必要な場合はこのタイミングで伝える必要があります。
例えば「壁紙がきれいに施工されているか」「コンセントの位置が図面通りか」など、細かな点まで確認が必要です。この段階で見逃すと、後で修正するのが難しくなります。
プロが施工したのだからと安心せずに、自身の目で細かく確認していくことが大切ですね!
ライフラインの契約や引渡し日の調整も、この段階で行います。新生活がスムーズに始められるよう、抜け漏れがないようにしましょう。
家が完成するまでの流れについては、関連記事「【最短例あり】家を建てるまでの期間は1年半~2年!流れや注意点を住宅のプロが解説」で詳しく紹介しています。こちらもチェックしてみてください。
間取りの打ち合わせをする際の5つの注意点
間取りの打ち合わせの際には、以下の5つの点に注意しましょう。
- 完成日の目標を決めておく
- 打ち合わせ内容は記録する
- 疑問点はすぐに確認する
- 設備や内装は実物を確認する
- 適度に休みの週を作る
一つひとつ見ていきます。
1. 完成日の目標を決めておく
完成目標を共有しておくと、打ち合わせがダラダラと長引くことを防げます。例えば、入学や転職などのイベントに合わせてスケジュールを組むと、完成後の生活もスムーズです。
目標がないと、一つひとつの判断をズルズルと伸ばしてしまいがちです。
担当者と具体的な期限を話し合い、共有することが求められます。計画通りに進むことで、精神的な余裕も生まれます。
2. 打ち合わせ内容は記録する
話し合いの内容は、自分でノートやスマホにメモを残しましょう。
担当者も記録はつけていますが、自身でも行うことで、トラブルになることを防げます。記録があれば、担当者と意見が食い違った場合もすぐに確認できるためです。
細かな点では、壁紙の品番や設備のカタログ番号までメモしておくと良いでしょう。信頼関係を築くためにも、自分で記録することを心がけましょう。
3. 疑問点はすぐに確認する
打ち合わせ中に疑問があれば、その場で解決することが重要です。その場で解決できなくても、期限を設けて回答を求めましょう。
専門用語や建築のルールはわかりにくいことも多いですが、曖昧なまま進めると後悔につながります。
例えば「断熱性はどの程度か」や「外壁のメンテナンスは何年置きに必要か」などの具体的な質問をすることで、理想の家に近づけます。遠慮せずに率直に聞く姿勢が大切です。
また、一度決めた内容でも迷いが生じた場合は、変更を依頼してみましょう。最終的に納得できる形にするために、柔軟な対応を心掛けることが成功の秘訣です。
4. 設備や内装は実物を確認する
設備や内装は、実物を自分の目で確認しておくことが失敗を防ぐコツです。特にショールームなどで設備を直接見て触れると、使い勝手をリアルにイメージできます。
実物を見たいと伝えれば快く対応してくれるので、遠慮なく依頼しましょう!
例えば、キッチンの高さや機能はカタログだけではわかりにくいです。実物を見れば、毎日の使いやすさを考慮した選択が可能になります。
壁紙やフローリングの色も、照明の違いで印象が変わることがあります。
カタログと実物では印象が違うということを心得ておくことが大切ですね!
5. 適度に休みの週を作る
毎週打ち合わせを詰め込むと、家づくり自体が負担に感じられることがあります。無理なく進めるためには、適度に休む週を設けましょう。
リフレッシュする週をつくることで、気持ちを新たに打ち合わせに臨めます。休息を取ることで集中力が戻り、良いアイデアが生まれることもあります。
家づくりは楽しく進めるべきです。無理をしないことが満足度を高める秘訣です!
間取りの打ち合わせがイライラして疲れる3つの原因と対策
間取りの打ち合わせがスムーズに進まず、イライラして疲れるという声が多く聞かれます。こちらでは、打ち合わせが疲れてしまう3つの原因と対策を紹介します。
- 先の見通しが立たない
- 希望や不明点が解決されない
- 理想に対して制約が多い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 先の見通しが立たない
次に何を決めるべきかが不明確だと、打ち合わせが進まないストレスを感じることがあります。担当者が計画を示してくれない場合は、自らスケジュールを提案するのも一つの方法です。
例えば「次回は内装の色を決めたい」と具体的にリクエストすると、話がスムーズに進むことが多いです。
必要に応じて担当者の変更を依頼することも視野に入れましょう!
計画的に進行することで、モヤモヤした気持ちを解消し、家づくりを楽しむ余裕が生まれます。
ハウスメーカーの担当者への不満については、関連記事「【悲報】ハウスメーカーの営業に不信感を抱く7つの理由!見分け方や担当者変更の方法を解説」でも詳しく紹介しています。こちらもチェックしてみてください。
2. 希望や不明点が解決されない
打ち合わせで分からないことをそのままにしておくと、不満が蓄積します。特に間取りは専門的で難しいことも多いため、第三者のプロに相談することも有効な方法です。
第三者にアドバイスを求めると、別の視点から解決策を提案してくれることがあります。プロの意見を聞くことで、納得感が増します。例えば「すーさんの相談窓口」に頼ってみるのはいかがでしょうか。
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3. 理想に対して制約が多い
予算や土地の条件で理想通りの家が作れないこともあります。こうした場合は、優先順位を整理し、現実的な選択をすることが大切です。
例えば「広いリビングを確保する代わりに寝室のサイズを調整する」といった形で、妥協点を見つけることが大切です。また高価な設備を見直し、実際の使い勝手を重視することも一つの方法です。
理想を追求しすぎると、無理が生じることもあります。現実的な住み心地を意識して計画を立てましょう!
間取りの打ち合わせは何回するかではなく納得できるまで行いましょう
家づくりは妥協すると後悔につながります。間取りの打ち合わせには時間がかかるものですが、納得できるまで繰り返し相談しましょう。
回数が多くなってきたからと遠慮することはありません!
うまく進まない場合は、プロに相談するのも一つの手です。お悩みの方は「すーさんの相談窓口」をご利用ください。
納得いくまで相談に対応しますよ!
最終的に満足のいく家を手に入れるために、焦らず丁寧に進めていきましょう。