「20坪の3階建て住宅の間取り例を知りたい!」
「間取りを決める際は、なにを意識したらよいの?」
「20坪の3階建て住宅はどのくらいの費用がかかる?」
3階建て住宅を20坪で建てる場合、どのくらいの広さになるのか気になる方が多いのではないでしょうか。さらに、どのような間取りにするのかも悩みますよね。
この記事では、20坪の3階建て住宅を建てようと検討している方に向けて、
- 広さの目安
- 必要な費用
- 間取りの実例
などを紹介します。
最後まで読むことで、理想のマイホームを実現する糸口が掴めるでしょう!
「家づくりで後悔したくない」と考えている方は、ぜひご一読ください。
20坪はどのくらいの広さ?建築可能な3階建て住宅についても解説
こちらでは、20坪の家の広さや建築できる3階建て住宅について解説します。
土地が20坪あるからといって、住居のために丸々使えるわけではありません!
マイホーム建築の際には頭に入れておくべき内容なので、ぜひチェックしておきましょう。
1. 20坪は2~4人家族向けの広さ
20坪の家は、おおよそ66平米です。畳に換算すると約40畳となるため、広々とした空間であることがわかります。
1人暮らし向けのマンションの広さは、一般的に20~25平米と言われています。そのため、夫婦2人だとかなり余裕を持って暮らせるでしょう。
子どもが生まれて3~4人家族になっても、十分な広さがあります!
つまり、ファミリー向けの広さということですね!
2. 最大約52.8平米の3階建て住宅が建てられる
20坪の土地を持っていても、丸々住宅の家のために使えるわけではありません。家を建てる際には、建ぺい率を気にする必要があります。
建ぺい率を簡単に説明すると、土地に対して建物を建てられる割合のことです。
住居を建築する場合、基本的に建ぺい率は30~80%の間で定められています。20坪(66平米)の土地では、19.8~52.8平米の3階建て住宅を建てられることになります。
ちなみに計算方法は、
66平米×0.3=19.8平米
66平米×0.8=52.8平米
となります!
3階建て住宅を20坪で建てる際にかかる費用
3階建て住宅を20坪の土地に建てた場合、どのくらいの費用が掛かるのでしょうか?
まずは土地の購入費をイメージするために、各地方の坪単価を見てみましょう!
エリア | 坪単価(2024年5月時点) |
---|---|
全国 | 約84万円 |
関東 | 約162万円 |
関西 | 約72万円 |
中部 | 約44万円 |
東北 | 約25万円 |
中国 | 約31万円 |
四国 | 約21万円 |
九州 | 約43万円 |
坪単価はエリアによって異なり、都市部に近づくにつれて金額が高くなっています。
たとえば、関東で20坪の土地を購入する場合は、3,240万円を目安にすればよいということですね!
なお、住宅金融支援機構の「2022年度 フラット35利用者調査」によると、建築費の平均は3,719万円です。
建築するエリアによっても異なりますが、3階建て住宅を20坪の土地に建てる場合は、4,000~7,000万円の費用がかかることを覚えておきましょう。
3階建て住宅を20坪で建てた間取りの実例5選
こちらでは、3階建て住宅を20坪の土地で建てた間取りの実例を紹介します。
- ビルトインガレージ付きの住宅(4LDK)
- 屋上付きの都市型住宅(3LDK)
- ロフト付き二世帯住宅(2LDKK)
- 吹き抜けを採用した住宅(3LDK)
- 生活動線がスムーズなワンフロア完結型住宅(4LDK)
実際の間取り図もあわせて解説するので、ぜひマイホームづくりの参考にしてみてください!
1. ビルトインガレージ付きの住宅(4LDK)
こちらの間取りは、ビルトインガレージを採用しています。車から降りて家に入るまでの動線がスムーズになっているのが特徴です。
買い物をしたあと、すぐに家に入れるのは魅力ですね!
2. 屋上付きの都市型住宅(3LDK)
こちらの3階建て住宅は、屋上を設けているのが特徴です。約14.5畳と十分なスペースを確保しているため、さまざまな使い方ができます。
たとえば、友人を招いてBBQをしたり、ドッグランを設けたりできます!
3. ロフト付き二世帯住宅(2LDKK)
こちらの住宅は、二世帯住宅となっているのが特徴です!
ロフトを設けているため、十分な収納スペースを確保できています。書斎やテレワークの場所としても活用できるでしょう。
4. 吹き抜けを採用した住宅(3LDK)
こちらの間取りのポイントは、吹き抜けを採用している点です。太陽光が降り注ぎ、日中は照明がいらないほど室内が明るくなります。
開放感が生まれるのもうれしいポイントですね!
5. 生活動線がスムーズなワンフロア完結型住宅(4LDK)
こちらの住宅は、家事動線がスムーズであることが特徴です。
たとえば、1階にガス乾燥機を設置し、家事室やファミリークローゼットを設けています。これにより洗濯してから乾燥、服の収納まで同じフロアで完結できます。
毎日の家事が楽になるのはかなりの魅力ですね!
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3階建て住宅を20坪の土地に建てる際の間取り決めのコツ7選
20坪の土地に3階建て住宅を建てる際は、間取りにも目を光らせたいところです。こちらでは、間取り決めのコツを7点紹介します。
- 将来のことを見据えて間取りを考える
- 老後を視野に入れた設計をする
- 階段下や小屋裏のスペースを活用する
- ビルトインガレージの採用を検討する
- 採光や通風を意識する
- プライバシーや防犯性を高める
- 極力仕切りは取り除く
順番に見ていきましょう。
なお、関連記事「【驚愕】狭小3階建て住宅で後悔する7つの理由!メリットや設計のポイントを紹介」では、3階建て住宅に関する注意点を紹介しています。
間取りに関するポイントもあわせて解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
1. 将来のことを見据えて間取りを考える
間取りを考える際は、長い視点を持つ必要があります。数十年と住むことになるマイホームでは、ライフスタイルが大きく変化する可能性があるためです。
大きな変化の例として、子どもの独立が挙げられます。「上の階に子ども部屋を設けていたけど、独立してからはただの物置になった」というのはよくある話です。
間取りを考える際は、できる限り将来のことを考えておきましょう!
パーテーションで仕切れる部屋を作ったり、あえて使用用途を決めないフリーの部屋を設けたりすると、ライフスタイルの変化にも応じやすいです。
2. 老後を視野に入れた設計をする
3階建て住宅は、平屋や2階建て住宅と比較すると階段の昇り降りが多くなります。そのため、老後を視野に入れた設計をおこなう必要があります。
対策しないと「足腰が弱って2階や3階に行けなくなった」という事態に発展することも考えられますよね!
3階建て住宅を建てる際は、段差を少なくしたり、階段に手すりを設置したりするのが好ましいです。資金に余裕があれば、エレベーターを設けるのもよいでしょう。
なお、老後でも快適に過ごせる3階建て住宅については、関連記事「【土地代を節約】3階建てで老後に後悔する4つの理由!快適に過ごすためのポイントを解説」にて詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
3. 階段下や小屋裏のスペースを活用する
20坪の土地に建てる3階建て住宅は、場合によっては十分な収納場所を確保できない場合があります。そのため、階段下や屋根裏のスペースを活用しましょう。
空間を有効活用できます。特に、階段下や屋根裏は、費用をかけずにスペースを確保できます。
収納場所だけでなく、書斎としても活用できますよ!
4. ビルトインガレージの採用を検討する
ビルトインガレージとは、住宅の内部に駐車スペースを設けた設備です。
敷地面積が限られた土地では、駐車場を確保できない場合があります。建物の1階部分をビルトインガレージにすることで、駐車スペースを設けられるのです。
天候が悪くても車の乗り降りが楽だったり、車を雨風から守れたりなどのメリットもあります!
とはいえ、ビルトインガレージには注意点があることも事実です!
関連記事「【失敗なし】ビルトインガレージの設置で後悔した例を7つ紹介!対策方法や魅力も解説」では、ビルトインガレージの注意点を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
5. 採光や通風を意識する
20坪の土地に家を建てる場合、周囲を高い建物で囲まれているケースがあります。特に都市部では、3階建て住宅も多いです。
つまり、自宅が日影に入る時間が長くなりやすいということです!
そのため、採光や通風を意識する必要があります。吹き抜けや天窓などを採用して、家のなかが暗くなることを避けましょう。
なお、天窓の種類や設置する際のポイントについて知りたい方は、LIVRA 住宅ラボで解説している「天窓はデメリットが多い?天窓を設置するメリットから設置時の注意点も解説」がおすすめです。気になる費用相場もわかるので、参考にしてみてください。
6. プライバシーや防犯性を高める
マイホームを建築する際には、プライバシーや防犯性を高める必要があります。20坪の土地に家を建てると、周囲にも住宅があることが多いためです。
隣人から部屋のなかが見られるのは避けたいですよね!
プライバシーや防犯性を高めるためには、以下のように工夫しましょう。
- 隣家・通行人からの視線を避ける窓の位置や大きさを工夫する
- リビングを2階以上に設ける
- フェンスや生垣を設置する
マイホームで家族全員がくつろげるようにすることが大切です!
7. 極力仕切りは取り除く
限られたと土地に家を建てる場合、できるだけ家のなかの仕切りを取り除きましょう。仕切りがあると、部屋の狭さが強調されて圧迫感を与えやすくなるためです。
どうしても空間を仕切りたい場合は、開閉可能な折戸タイプがおすすめです。急な来客があった際には間取りを閉めることで、生活感が出る部分を隠せます。
部屋を片付けきれなかったときに便利ですね!
3階建て住宅なら理想の間取りを20坪で実現できる
20坪は、2~4人家族向けの広さです。ファミリー向けの理想の間取りを実現させられます。
とはいえ、3階建て住宅を建てる際は、間取りに工夫する必要があります!
ビルトインガレージを採用したり、階段下・小屋裏を利用したりして、スペースを確保しましょう。
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