「洗面台はお風呂場や洗濯機の近くにあったほうがいい?」
「家族がお風呂に入っているときに洗面台を使いたい」
「廊下に洗面台を設置して後悔しない間取りが知りたい」
洗面台は、脱衣所や風呂場にある方がほとんどではないでしょうか!
脱衣所や風呂場に洗面台があることが多いのは、水回りを一つの場所に設置することで同じ配管を使用できるためです。とはいえ、脱衣所にある洗面台が不便だと感じる場合は、廊下への設置も可能です。
暮らしやすい家を実現するためには、各家庭に適した場所に洗面台を設ける必要があります。
そこでこの記事では、洗面台の間取りについて以下の内容を解説します。
- 洗面台が脱衣所にあることが多い理由
- 廊下に洗面台を設置する魅力と後悔する理由
- 後悔を防ぐポイント
- 実例
理想のマイホームを実現したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
洗面台を脱衣所に設置する間取りが多い理由
洗面台が脱衣所に設置されていることが多い理由は、水回りを一ヶ所にまとめて同じ配管を使用することで建築コストが下げられるためです。
トイレやお風呂の位置を離して設置すると、配管が長くなったり追加で増やす必要があったりすることが原因としてあげられます。
水回りが一ヶ所にあることでコストを下げられるのは魅力ですね!
また、脱衣所の床は防水仕様にすることがほとんどなので、水はねした際に掃除しやすいのが利点です。さらに、洗面台で予洗いした洗濯物を洗濯機に入れる際や、風呂上がりのお肌のお手入れなど、利便性の高い動線を確保しやすいことからも、脱衣場に設置されるケースが多いといえます。
廊下に洗面台を設ける間取りにする5つの魅力
脱衣所に洗面台があると便利に使える一方で、脱衣所のほかの箇所に洗面台がないと不便なことがあります。そこでここでは、廊下に洗面台を設ける間取りの魅力を5つ紹介します。
- いつでも気をつかわずに利用できる
- 脱衣所に来客を入れずに済む
- 玄関近くなら帰宅してすぐに手洗いができる
- 家事の途中で利用しやすい
- セカンド洗面台を設ければ混雑解消につながる
実際に導入したときのことをイメージしながら、読み進めてみてください。
1.いつでも気をつかわずに利用できる
洗面台が脱衣所にしかない場合は、家族に気をつかう場面が多くなるでしょう。とくに、家族が多い場合には、不便さを感じる原因となります。
たとえば、以下のような場面です。
- 家族が風呂に入っているとき
- 家族が着替えているとき
- 洗濯中に来客に手洗いをしてもらうとき など
このような場面でストレスを感じるなら、廊下に洗面台を設置するのがおすすめです。好きなタイミングで利用できるため、待ち時間を減らせます。
好きなタイミングで洗面台を利用したいなら、脱衣所ではなく廊下に設置するのがおすすめです!
2.脱衣所に来客を入れずに済む
脱衣所はまだ洗濯していない衣類が置かれていることが多く、生活感が出やすい場所です。洗面台が脱衣所にしかないと、来客に洗濯物や散らかった様子をみられてしまう恐れがあります。
手洗いのためだけとはいえ、脱衣所にお客様を入れるのは抵抗があります…!
一方で、洗面台が廊下にあれば来客が脱衣所に入る必要が無いので、気軽に貸し出せるのが嬉しいポイントです。
来客時のストレスが軽減されますよ!
3.玄関近くなら帰宅してすぐに手洗いができる
玄関近くの廊下に洗面台を設置すれば、帰宅してすぐに手洗いができます。感染症対策になったり、外の汚れを家の中に持ち込まずに済んだりするので、非常に便利です。
お子さんがいるご家庭では、帰ってきてすぐに手洗いをする習慣が身につきやすい点も魅力です!
ただし、玄関の近くは人目につきやすいため、普段からキレイにしておく必要があります。こまめな掃除が必要なので、ストレスに感じてしまうことがあるかもしれません。
4.家事の途中で利用しやすい
廊下に洗面台があることで、家事の際に便利さを実感できるでしょう。
とくに、拭き掃除のときは近くに洗面台があると助かりますよね!
汚れた掃除用具や手を洗いたいときに、わざわざ脱衣所やキッチンに行かなくて済みます。洗面台がいつでも利用しやすい廊下にあることで、家事へのストレスが軽減されることも魅力です。
5.セカンド洗面台を設ければ混雑解消につながる
洗面台を廊下に一ヶ所設置するのではなく、脱衣所と廊下の二ヶ所に設置すれば、混雑解消につながります。
とくに朝は、家族みんなが同じ時間帯に洗面台を使います。限られた時間の中で思うように支度が進まないと、イライラしてしまうでしょう。
セカンド洗面台を設けることで家族が分散して利用でき、効率よく支度ができます!
朝の洗面台混雑がストレスになりそうな場合は、二ヶ所設置するのがおすすめです。
廊下に洗面台を設ける間取りにして後悔する4つの理由
廊下に洗面台を設置することで生活が便利になる一方で、やめておけば良かったと後悔することがあります。
ここでは、廊下に洗面台を設ける間取りにして後悔する理由を4つ紹介します。
- 生活感が出やすい
- 水はねで床や壁紙が汚れやすい
- ドライヤーの音が気になる
- 洗面所から洗濯機までの距離が遠い
一つひとつ確認して、できるだけ後悔のない間取りを実現しましょう。
1.生活感が出やすい
洗面台を廊下に設置すると、生活感が出やすくなってしまいます。
洗面台で使うものは取りやすいように、歯ブラシや手洗い石鹸などが見えるところに置かれることが多いです。廊下の洗面台は誰でも利用しやすい反面、目につきやすい状態であることは考慮する必要があります。
おしゃれさを保ち続けることが難しいため、後悔につながりやすいです。生活感を極力抑えるためには、たくさん収納がある洗面台を選ぶと良いでしょう。
2.水はねで床や壁紙が汚れやすい
脱衣所に洗面台がある場合は床が防水になっていることが多いため、水はねを気にする必要はさほどありません。しかし、廊下の床は防水使用でないことがほとんどなため、水がはねたらすぐに掃除しないと汚れが蓄積されていきます。
壁紙も汚れやすくなるため、こまめな掃除が必要です!
汚れが目立つと清潔感に欠けるため、廊下に洗面台を設置しなければよかったと、後悔が残る可能性があります。廊下に設置する洗面台は、デザイン性を保ちながら掃除がしやすいものを選ぶのがおすすめです。
おしゃれで手軽に掃除ができる洗面台をInstagramで紹介していますので、参考にしてみてください!
3.ドライヤーの音が気になる
廊下に設置する洗面台は脱衣所と異なる環境のため、ドライヤーの音が家中に響いてしまいます。
脱衣所ならほかの空間との仕切りとしてドアが設置されていますが、廊下の洗面台空間にドアを設置するのは難しいでしょう。別の部屋にいるときにドライヤーの音が聞こえてくると、うるさいと感じるかもしれません。
そのため、リビングや寝室の近くを避けるような間取りにしたり、扉を設けて音が漏れないようにしたりして工夫するのがおすすめです。
4.洗面所から洗濯機までの距離が遠い
一般的な脱衣所では、洗濯機と洗面台が隣合わせまたは向かいに配置されていることが多いです。そのため、洗面台で予洗いした洗濯物を運ぶのに大変だと思うことは少ないでしょう。
しかし、廊下に設置した場合には、距離が離れているため床に水が垂れてしまうことが後悔ポイントとしてあげられます。
予洗いする洗濯物がたくさんある場合は、ストレスの原因となる可能性があります…!
床に水が落ちないようにバケツに入れて運ぶなど、工夫が求められるでしょう。
とはいえ、理想の洗面台を設置するには、家庭の状況にあわせて検討する必要があります。
後悔しないように洗面台を廊下に設置したいと悩んでいる方は、お気軽にプロまでご相談ください!
すーさんは、大手ハウスメーカーに15年勤めた住宅販売のプロです。今まで5,000件を超える悩みを解決した実績があるため、あなたに合わせた提案ができます。以下のボタンから、お気軽にお問い合わせください。
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廊下に洗面台を設ける間取りで後悔を防ぐ3つのポイント
ここでは、廊下に洗面台を設ける間取りで後悔を防ぐポイントを3つ紹介します。
- 廊下の幅を広くする
- 近くに収納を確保する
- 音が響きにくいか確認しておく
後悔しないように、事前に対策を練っておきましょう。
1.廊下の幅を広くする
廊下に洗面台の設置を検討しているなら、廊下の幅は広くとるようにしましょう。
廊下の幅が狭すぎる場合、洗面台を使用している背後を人が通れなくなる恐れがあります。10分以上使い続けることがあることから、幅の広さは確保しておきましょう。
廊下の洗面台は便利でも、朝の忙しい時間に通れなくなるのはストレスですよね。
家族でスムーズに支度ができるよう、廊下の幅は広めに設計するのがおすすめです!
2.近くに収納を確保する
廊下に設置する洗面台の近くには、収納スペースを確保するのがおすすめです!
収納が少ないと歯ブラシや化粧水などが、常に見える場所に置かれてしまうこととなります。生活感が出てしまい、おしゃれな印象が薄れてしまうかもしれません。
洗面台の近くに収納スペースを設けるか、収納が多い洗面台を選ぶようにしましょう。外に出ているものが少なければ少ないほど整理整頓されて見え、生活感が出にくくなりますよ。
3.音が響きにくいか確認しておく
廊下に設置した洗面台でドライヤーや電動髭剃りを使用するなら、音が響きにくい間取りにするのがおすすめです。
洗面台付近に扉を設けたり収納を挟んだりすることで、できるだけ音が漏れないように配慮できます!
扉を設ければ音漏れを軽減できるだけでなく目隠しにもなるため、生活感が気にならなくなるのも魅力です。
廊下に洗面台を設置する間取りの実例3選
廊下に洗面台を設置する実際の間取りがどんなものか気になりますよね。ここでは、廊下に洗面台を設置する間取りの実例を3つ紹介します。
- 帰宅後の手洗い習慣が身につきやすい玄関近くの洗面台
- 気兼ねなく使用できる脱衣室の近くに設置した洗面台
- 朝の身支度をスムーズにする寝室近くの洗面台
実例を参考にして、あなたの生活スタイルにあったものを選びましょう。
1.帰宅後の手洗い習慣が身につきやすい玄関近くの洗面台
玄関近くの廊下に洗面台を設置したことで、帰宅後すぐに手洗いうがいができます。誰でもすぐに使用できる位置に設けているため、家族だけでなく来客も気兼ねなく利用可能です。
また、洗面台の一番下に足場を収納できるスペースを作っておくと、小さなお子さんが使いやすくなります。
帰ってきたらすぐに手を洗う習慣が自然と身につく間取りです!
2.気兼ねなく使用できる脱衣室の近くに設置した洗面台
脱衣室の中ではなく近くの廊下に洗面台を設置することで、使いやすい間取りになっています!
脱衣室の中に洗面台を設置すると、家族がお風呂に入っている間に使いづらいことがあげられます。
しかし、脱衣所近くの廊下なら、気兼ねなく使用できるだけでなく洗濯機からの距離が近いため、家事のしやすさを保てるのがポイントです。
3.朝の身支度をスムーズにする寝室近くの洗面台
こちらの事例は、あえて寝室と同じ2階に洗面台を設置した事例です。洗面台を寝室から離した方がドライヤーの音が響かなくて良い一方で、朝の支度がスムーズになります。
なお、洗面台を使用する音が気になる場合には、セカンド洗面台を設けるのもひとつの手です。
家族が多いなら洗面台が2つあると朝の混雑防止につながり、よりスムーズに支度ができるようになります!
廊下に洗面台を設けた間取りで後悔しない家づくりをしよう
昨今では、脱衣所ではなく廊下に洗面台を設置する間取りが人気です。便利になる一方で注意することが多くあり、後悔しないよう対策しておくことが大切です。
気になるポイントを事前に調べておき、生活スタイルに合わせておくことで満足度の高い家づくりができますよ!
とはいえ、具体的にどうしたら良いかわからない方がいるかもしれません。そのような方は、住宅の専門家であるすーさんに相談して解決しましょう。
すーさんは大手ハウスメーカーで勤めた経験があり、多くの方の悩みを解決してきました。あなたに合わせた解決策の提案が可能なため、後悔しないように対策できます。
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