「住宅展示場の見学に行く前にしておくべきことは?」
「住宅展示場で必要な時間の目安や持って行ったほうが良い物を知りたい」
「営業電話がどんどんかかってくるのではないかと心配」
住宅展示場は実際に住宅を見学できるため、家の具体的なイメージをつけられます。しかし、住宅展示場に行く前にはどのような準備をして行けば良いか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
準備を怠ると、多くの時間を費やした割に必要な情報を得られないリスクがあります。
この記事では、住宅展示場に行く前の準備について以下の内容を解説します。
- 住宅展示場に行く前の準備
- 住宅展示場に行くメリット
- 住宅展示場見学の流れ
- 住宅展示場で見学する際のチェックポイント
- 住宅展示場で見学する際の注意点
必要な準備や見学の際のポイントが理解できる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください!
住宅展示場に行く前に準備すること7選
住宅展示場の見学の際には、情報収集といった準備が欠かせません。こちらでは、住宅展示場に行く前の準備について7点解説します。
- 希望や予算を決める
- カタログを請求する
- 質問リストを作る
- 住宅の工法や性能を学ぶ
- ハウスメーカーを絞り込む
- 筆記用具やメジャーなどを準備する
- 予約する
一つひとつ見ていきましょう。
1. 希望や予算を決める
住宅展示場に行く前に、どのような家を建てたいのかという希望や予算を決めておくことが大切です。建てたい家の方針が決まっていれば、営業担当者から具体的な提案やアドバイスを受けられます。
具体的には、部屋数や間取りなど、家族が生活していくうえで必要な条件の整理が必要です。
「窓の結露に悩んでいる」「洗濯や物干しの場所が狭い」など、現在の住居の具体的な不満点を整理しておくと、これから建てる家のイメージが湧きますよ!
また、予算を営業担当者に伝えておけば、大幅に予算をオーバーしたプランや住宅の見学に時間をかけなくて済みます。
考えがまとまっていない段階で住宅展示場に行くと、何を確認すれば良いのかわからず、時間を無駄にしてしまうので注意しましょう!
2. カタログを請求する
住宅展示場で実物の家を見る前に、カタログで確認するポイントを押さえておきましょう。
住宅展示場では、家の外観や営業担当者の説明にとらわれ過ぎてしまうリスクがあります。事前に見学する住宅の情報を収集することで、自身が確認したいことを整理できます。
住宅展示場に行く前に、モデルハウスを構えているハウスメーカーをチェックして、カタログを取り寄せておきましょう!
カタログの取り寄せの際には、複数のハウスメーカーを一括で取り寄せられるLIFULL HOME’Sの利用がおすすめです。利用は無料であり、コスパ最強です。
LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
3. 質問リストを作る
住宅展示場では複数のモデルハウスを見学するため、確認漏れが発生しがちです。住宅展示場の見学の際には、質問リストを作って確認漏れが起きないように準備しておきましょう。
質問リストを作っておかないと、何を聞けば良いのか忘れてしまいますよね!
4. 住宅の工法や性能を学ぶ
住宅の工法や性能について事前に学んでおくと、中身の濃い見学ができます。
近年の住宅は、省エネ性や耐震性などの技術開発が進んでいます。工法や性能に関する基礎的な知識がないと、営業担当者の説明をよく理解できず、比較検討もできません。
省エネや耐震性に優れた住宅を建てると補助金を受給できるケースも多いため、最低限の知識は身に付けておきましょう!
5. ハウスメーカーを絞り込む
住宅展示場で効率良く見学するには、ハウスメーカーを3社程度に絞り込んでおきましょう!
大きな住宅展示場には、10社以上のハウスメーカーが入っています。1軒の見学には30分〜1時間程度必要であるため、すべてのハウスメーカーを見学しようと考えると1日では周りきれません。
ハウスメーカーを選ぶ際には、その会社が得意としている点や実際の施工例などをカタログで確認してみてください。
なお、ハウスメーカーの選び方については、関連記事「【元住宅営業マンが力説】ハウスメーカーの選び方7選!失敗しないための5つの注意点を紹介」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
6. 筆記用具やメジャーなどを準備する
見学の際には、後からサイズを確認できるように、筆記用具やメジャーを準備しておくことをおすすめします。
メジャーを準備しておくと、家具の設置場所を帰宅後に確認できます。
また、見学時は多くの資料を受け取るため、エコバッグも持参して行くと便利です!
7. 予約する
住宅展示場は通常予約なしでも見学はできますが、待たされることも多いため効率的な見学ができません。十分な時間を確保して営業担当者から説明を受けるには、事前に予約しておいたほうが良いでしょう。
予約なしで行くデメリットや準備店については、関連記事「【もったいない】住宅展示場を予約なしで見学するのは損!デメリットや事前にしておくことを解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
住宅展示場に行く3つのメリット
住宅展示場は、これから家を建てる方にとって実物の家を見学できる貴重な場所です。住宅展示場に行くことは、以下の3つのメリットがあります。
- 住宅のイメージがつかめる
- 複数のハウスメーカーを比較できる
- 家づくりの流れを理解できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 住宅のイメージがつかめる
住宅展示場の見学では、自身の建てたい家のイメージを具体化できます。
住宅の情報はカタログやインターネットでも得られますが、設備や建築素材は実際に見てみないとイメージできません。
家の具体的なイメージがなかなか湧かないという方にとっては、住宅展示場の見学は良い機会になるでしょう!
2. 複数のハウスメーカーを比較できる
住宅展示場には複数のハウスメーカーが入っているため、比較検討しやすいことがメリットです。カタログで見るよりも、家の機能やデザインなどの特徴を良く理解できます。
断熱性や耐震性などの特徴や技術力は、ハウスメーカーによって異なります!
営業担当者の説明を受けながら見学することで、それぞれのハウスメーカーの特徴を理解できるでしょう。
3. 家づくりの流れを理解できる
住宅展示場で営業担当者から説明を受けることで、家づくりの流れを理解できるようになります。
初めての方は、家づくりの段取りがわかりませんよね!
家づくりのプロである営業担当者から詳しい流れを聞いておくことで、今後やるべきことを具体的に理解できるようになるでしょう。
住宅展示場に行く前に見学の流れを理解しよう
住宅展示場では、以下の流れでモデルハウスを見学できます。
- アンケートを記入
- 営業担当者と顔合わせ
- 各部屋を見学・説明
- 着座しての質問・相談
- 後日の相談日の決定
住宅展示場では、初めにアンケートを記入します。
アンケートには後から営業担当者が連絡できるように、自身の連絡先を記入しましょう。
見学では営業担当者の説明を受けながらモデルハウス内を周り、その後着座にて質問や相談をする流れです!
また、必要に応じて、詳しい相談をする日程を決めます。
住宅展示場で見学する際の5つのポイント【行く前にチェック】
住宅展示場で実物の家を前にすると、外観ばかりに目が行ってしまいがちです。こちらでは、住宅展示場で見学する際のポイントを5つ解説します。
- 住宅性能
- 標準仕様とオプションの違い
- 営業担当者との相性
- 生活動線
- アフターサービス・保証
一つひとつ見ていきましょう。
1. 住宅性能
住宅性能は「住宅性能表示制度」の等級を基準に確認しましょう。
住宅性能表示制度とは「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく制度です!
新築住宅では、以下の10のポイントで住宅性能を評価しています。
- 構造の安定
- 火災時の安全
- 劣化の軽減
- 維持管理更新への配慮
- 温熱環境
- 空気環境
- 光・視環境
- 音環境
- 高齢者等への配慮 防犯
以上の基準に対してどの程度の性能を持っているのか確認すると、自身の目だけでは確認できないポイントを押さえられるでしょう。
2. 標準仕様とオプションの違い
住宅展示場のモデルハウスは、標準仕様で建てられているとは限りません。
モデルハウスと同じ家を建てると、価格より高くなることがあります!
オプションがあった場合、ハウスメーカーが提示している価格よりも高額になる可能性があります。見学したモデルハウスのどこまでが標準仕様なのか、確認しておくことが大切です。
3. 営業担当者との相性
営業担当者とは購入前だけでなく、家を建てた後のメンテナンス等で継続的な付き合いになります。
自身と合わない営業担当者であった場合、担当を変えてもらいましょう。
担当者の変更は「年齢が近いほうが良い」「女性が良い」などの理由で問題ありません!
4. 生活動線
住宅見学の際には、部屋や機能の確認だけでなく、実際の生活をイメージして構造を確認して行きましょう!
住宅は生活の場であることから、生活者目線で見ることが大切です。
住宅展示場ではおしゃれな家が並んでいるため「こんな家に住んでみたい」と夢が広がります。しかし、見学の際には生活しやすい家であるかという視点を忘れないようにしましょう。
5. アフターサービス・保証
ハウスメーカーによるアフターサービスや保証について、営業担当者に確認しておきましょう。
住宅の保証は、基礎や土台などの構造部や外壁などの雨水の侵入を防止する部分については、10年間の保証が法律で定められています。
各ハウスメーカーでは、法律に上乗せして様々なアフターサービスや保証を用意しています。
たとえば「クロスが剥がれた」「床鳴りがする」などの、軽微な不具合に対する1~2年の保証が準備されていることがありますよ!
また軽微な不具合だけでなく、法律で定められた保証期間を10年以上に延長するサービスを提供しているハウスメーカーもあります。見学の際には、アフターサービスや保証について営業担当者に確認してみましょう。
ハウスメーカーのアフターサービスや保証について詳しく知りたい方は「すーさんの相談窓口」にご相談ください!大手ハウスメーカーで15年以上住宅営業をしてきた経験から、各ハウスメーカーのメリット・デメリットや選び方をアドバイスできます。
\ ノープランでOK /
住宅展示場に行く際の5つの注意点
住宅展示場での見学の際には、以下の5つの点に注意が必要です。
- 見学は1日3社程度にする
- 営業が不要の場合は初めに断る
- 動きやすい服装で行く
- アンケートはすぐに書かない
- 即決しない
順番に解説するので、一つひとつ理解していきましょう。
1. 見学は1日3社程度にする
ひとつのモデルハウスの見学には、1時間程度の時間が必要です。多くのモデルハウスを見学しても、疲れてしまい集中できません。
また、1日に大量の情報を収集しても、検討項目を整理するのに手間がかかります。
家族で見学に行く場合、長時間になると子どもが飽きてしまうこともありますよね!
2. 営業が不要の場合は初めに断る
家を建てる計画が立っていない場合は、営業やカタログは不要であることを初めに伝えましょう。
住宅展示場は、具体的な計画を持たずに訪れても問題ありません。
しかし、営業担当者は訪問目的がわからない限り、住宅の購入を前提として営業をします!
無駄なやりとりを減らすためにも、訪問目的は初めに伝えることが大切です。
3. 動きやすい服装で行く
住宅展示場の見学は徒歩での移動が多いため、動きやすい服装で行きましょう。ただし、営業担当者に不審感を抱かれない程度に、整った服装で行くことがおすすめです。
営業担当者に「この人大丈夫かな?」と思われない服装であれば大丈夫です!
営業担当者とは、継続的なお付き合いになる可能性があるため、見学時のマナーにも注意しましょう。
4. アンケートはすぐに書かない
住宅展示場では初めにアンケートの記入を促されますが、すべて回答しなくても問題ありません。アンケートに連絡先を記入すると、営業電話がかかってくるようになります。
見学したすべてのハウスメーカーから営業電話がかかってくると、手間が多くなるので注意しましょう!
アンケートの記入を促されたら「検討している段階です」「見学して気に入ったら書きます」と答えて、購入を検討したいハウスメーカーにだけ回答しましょう。
5. 即決しない
営業担当者からは、割引やキャンペーンなど購入を決めてもらうための特典を紹介されます。
その場の雰囲気で即決してしまうのは絶対ダメです!後々後悔することになりますよ。
人生で最も大きな買い物になる可能性がある住宅購入は、持ち帰って比較検討したうえで決めることが大切です。
住宅展示場に行く前には事前の準備が重要
住宅展示場に行く前には、準備が大切です。事前準備をしていかないと、営業を受けるだけで何を確認すれば良いのかわからなくなってしまいます。
カタログ等での事前の情報収集や建てたい家の方針・予算は、最低限必要です。実物の家をすぐに見たいという方は多いですが、購入してから後悔しないように事前の準備をしっかりとおこないましょう。
「ハウスメーカーを絞り込めない」「住宅性能が専門的でよくわからない」と悩んでいる方は、住宅展示場に行く前に「すーさんの相談窓口」にご相談ください!
トヨタホームで15年の住宅販売歴のある私が何でも相談にのりますよ!
\ ノープランでOK /