「そもそもトイレにはどんな種類があるの?」
「落ち着ける空間にしたい」
「広さはどれくらいがちょうど良い?」
注文住宅でトイレについて検討する際、何を基準に決めるかわからないと迷いますよね。機能だけでなく、間取りを考えて配置場所を設定するなど、決めることはたくさんあります。
選ぶポイントを知らずに決めてしまうと、後悔するかもしれませんよ!
後悔しないために、注文住宅で設置できるトイレについてしっかり調べてから選択しましょう。
そこでこの記事では、大手ハウスメーカーに15年以上勤務した経験のある私が
- 考える際のポイント
- トイレの種類
- おすすめメーカー
- 選び方と失敗例
について紹介します。トイレ選びに困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
注文住宅でトイレの設置を考える際の8つのポイント
ここでは、注文住宅にトイレを設置するときに考えるポイントを8つ紹介します。
- 位置
- 広さ
- 壁紙・床材
- 換気扇・窓
- 手洗い場の設置
- 扉
- 収納
- 排水方式
一つひとつ確認していきましょう。
1. 位置
家の間取りを決める際、トイレの位置をどこにするかは非常に重要です。トイレからは音や臭いが発生するため、家族全員が不快にならない位置に設置する必要があります。
たとえば、食事がメイン用途であるダイニングルームの隣では、後悔することになるでしょう。
寝室の隣もあまりおすすめしません。寝ている家族を音で起こす可能性があります。
トイレの設置場所を決める際には、音や臭いが気にならないかを検討しましょう。
なお、トイレの位置を含めて家の間取りについて相談したい方は、関連記事「【無料あり】プロがおすすめする間取り相談サービス7選!セカンドオピニオンのメリットや注意点を紹介」で解説していますので、ぜひご覧ください。
2. 広さ
一般的なトイレの広さは0.5坪程で、幅80cm、奥行き160cmです。
狭くはありませんが、人によっては少し不満に思うかもしれません!
たとえば、以下のような際には、狭さや不便さを感じるでしょう。
- 怪我や病気の時
- 車椅子での利用
- 子どものトイレトレーニング
広さに余裕があった方が、掃除しやすかったり落ち着いて過ごせたりします。とくに、子どものトイレトレーニングをする際には、必要な道具をトイレ内に置いても狭さを感じない広さがあると便利です。
また、高齢の方や車椅子の方がいる場合には、十分なスペースの確保が求められます。最低でも0.75坪(幅120cm、奥行き160cm)はあった方が良いでしょう。
より安全な介助を考えたいならば、1.0坪(幅160cm、奥行き160cm)は確保するのがおすすめです。
毎日、何度も使う場所なので、誰もが過ごしやすい空間にしましょう!
3. 壁紙・床材
壁紙・床材の色やデザインは、トイレの雰囲気やおしゃれさを左右する重要なポイントです。
木目デザインは温かみのある空間に、石粒柄や白と黒で統一すれば高級感のある空間になります!
また、色やデザインだけでなく、機能性にも注目してください。以下のように、多機能性を備える壁紙や床材があります。
- 抗菌
- 抗ウイルス
- 防臭
- 防汚
いずれも掃除がしやすい便利な機能なので、検討してみてください。
床材を選ぶ場合は紹介した多機能性に加えて、水や汚れがしみにくい素材や加工を選ぶとさらに掃除がしやすくなります!
4. 換気扇・窓
換気扇や窓をこだわって選ぶと、トイレの臭い除去だけではなく利便性もアップします。換気扇を選ぶ際は換気能力だけでなく、音にも注目してください。
稼働中の音はもちろん、オフと同時にいきなり停止する製品には注意が必要です。使用当初に加えて、経年劣化でさらに音が大きくなる場合もあります!
また、換気扇の吸い込み部分(グリル)の汚れにくさや、外しやすさもチェックするのがおすすめです。
吸い込み口にはホコリが溜まるので、掃除しないと換気性能が落ちます!臭いがなかなか取れません!
トイレ内に窓を取り付けたい場合は、中庭がある場合を除いて、前提条件としてトイレを家の外周に配置する必要があります。
設計時には車道(歩道)や隣家など、外の状況を必ず確認しましょう!せっかく窓を取り付けたのに、開けられなければ後悔の原因になります!
プライバシーの観点から高い位置に窓を設置したり、すりガラスにして中を見えなくしたりするなど工夫が必要です。
5. 手洗い場の設置
独立した手洗い場がトイレ内に必要かは、しっかり考える必要があります。手洗い場があることは便利に思うかもしれませんが、メリットばかりではありません。
たとえば、以下のような場面で、後悔する可能性があります。
- 手洗い場の周辺に水滴が飛び掃除の手間になる
- トイレの面積を広くしないと設置できない
- トイレ本体だけではなく追加工事費が発生する
このようなデメリットを把握した上で、独立した手洗い場を設置するかを検討してください。
家族と相談して決めましょう!
6. 扉
トイレ本体や部屋内のデザインに目が行きがちですが、扉の種類やデザインを選ぶことも忘れてはいけません。一般的な片開き戸を選ぶ場合でも、廊下の幅や広さに注意しないと、扉の前を通る人にぶつかる危険があるからです。
最近ではトイレ内で倒れた時のことを考えて、救急隊員が救助しやすいようにスライドドアや折れ戸を採用する家庭も増えてきています。
ただし、どの形状の扉を選んでも、共通した注意点があります。形状の異なる扉へのリフォームは、条件などが厳しく取り替えが困難です。
例えば、片開き戸からスライドドアだと戸袋を増設、もしくは外付けできるスペースなどが必要になります。
ドアの形状は介護などの将来性を考える必要があり、間取りも影響してくる重要なポイントです!じっくり検討しましょう!
7. 収納
トイレットペーパーや、掃除用具をしまう収納スペースを確保しておきましょう。
こだわった空間を作っても、掃除用具やトイレットペーパーが出しっぱなしだと見た目が悪いですよね!
また、収納スペースを確保しておかないと、床に物を置くことになるため狭さを感じます。収納する物をイメージしながら、必要な大きさの収納スペースを確保しましょう。
8. 排水方式
部屋の雰囲気や掃除の手間に影響するのが、トイレの排水方式です。排水方式には、床排水方式と壁排水方式の2つがあります。
床排水方式は、床下に配管を通して水を流します。トイレに入って配管が見えない場合の多くは、床下排水方式が採用されています。
床下排水方式は、一戸建ての家庭で取り入れられていることが多いですね。
一方、壁排水方式は便器の後ろや、壁の内側に配管を通して水を流します。マンションなど、集合住宅で取り入れられることが多い方式です。
ただし、家の構造によっては床排水方式を選べない場合があります。まずはハウスメーカーの担当者にどちらの方式を採用できるか確認して、選べる場合は部屋の雰囲気やトイレのデザインから選びましょう。
注文住宅に設置できるトイレ4種類
注文住宅に設置できるトイレは、大きく分けて4種類あります。
- タンクと便器の組み合わせトイレ
- タンク一体型トイレ
- タンクレストイレ
- システムトイレ
それぞれ確認していきましょう。
1. タンクと便器の組み合わせトイレ
一般的なタイプで、多く普及しているトイレです。
便器とタンク部分は一体になっていますが、便座は別になります。便座については温水洗浄便座など好みのものを取り付けられるので、自由度は高めです。
他のタイプと比較して安価で、修理や交換がしやすいのもメリットです!
ただし、タンクに水が貯まるまで水を流せません。続けて水を流したい場合でも、水量が足りず流せない場合がある点に注意が必要です。
朝の忙しい時間帯は、ストレスを感じそうですね……!
2. タンク一体トイレ
タンクと便器が一体になったトイレです。
凹凸が少ないため、掃除しやすいのがメリットです!
タンクと便器の組み合わせタイプと比較して、デザイン性が高くスマートさを感じられます。一見すると、タンクレストイレに見えるデザインのものもあります。
タンク上部に付く手洗い部分については、あるものとないものを選べます。そのため、タンクがあるタイプにしたいけれど、分割されたデザインなど見た目が好みではない方におすすめです。
3. タンクレストイレ
水を貯めるタンクがないトイレです。水が貯まるまで流せないという不便さはなく、連続して使用する際でも、ストレスなく水を流せます。
タンクがない分、コンパクトでスッキリ見えるのが特徴です!
ただし、本体には手洗い部分がありません。トイレ内に手洗い場が欲しい場合には、別途設置する必要があります。
また、壊れた箇所によっては、本体を丸ごと交換する必要があります。
メリットとデメリットを理解して選びましょう!
4. システムトイレ
手洗い場や収納などがトイレと一体で、タンクの有無を選べるのがシステムトイレです。
おしゃれなデザインが特徴的ですが、全てセットになっているためカスタマイズはできません。カタログに掲載されたトイレが、そのまま家に取り付けられるイメージです。
システムトイレにもバリエーションがあるので、生活スタイルや好みに合わせて選べます!
ただし、トイレや配管系統が壊れた際には、手洗い場や収納を含めて修理しなければならない可能性もあるので注意してください。
故障したときの対処方法は、購入前に確認しておきましょう!
また、手洗い場や収納を取り付けるため、設置面積を検討する必要があります。システムトイレを検討する場合は、間取りを広めに確保しておきましょう。
注文住宅に設置したいおしゃれなトイレのおすすめメーカー3選
注文住宅に設置したくなるような、おしゃれなトイレのおすすめメーカーを3つ紹介します。
- TOTO
- LIXIL
- Panasonic
毎日使うトイレだからこそ、デザインやおしゃれさにこだわって選んでみてください。
1. TOTO
項目 | 概要 |
---|---|
企業名 | TOTO株式会社 |
商品例 | ネオレストNX ネオレストLS/AS/RS GG/GG-800 ほか |
温水洗浄便座のウォシュレットでお馴染み、トイレといえばTOTOのイメージを抱く方も多いでしょう。便器の表面の凹凸をナノレベルでなめらかにすることで汚れを落ちやすく、縁をなくしたことで汚れを付きにくくしているのが特徴です。
他にも、プレミスト(除菌ミスト)発生装置や、使用前にウォシュレットのノズルを自動洗浄するセルフクリーニングなど、数多くの機能が搭載されています。
床から浮かしたフローティングデザインは、間接照明でおしゃれさを演出しつつ、床の掃除がしやすいのもポイントです!
24時間365日、使用するたびに美しいトイレが毎日の生活を快適にしてくれます。
トイレのデザインや機能性については、私のInstgramの投稿をチェックしてみてください!気になる機能やポイントなどを詳しく解説しています!
2. LIXIL
項目 | 概要 |
---|---|
企業名 | 株式会社LIXIL |
商品例 | サティス プレアス フロート トイレ ほか |
お風呂やキッチンをはじめとした水回りの製品などで、日々の生活を快適かつ豊かにしてくれるのがLIXILです。タンクレス・シャワートイレ・キャビネット付きなど、複数の製品からあなたの生活に合ったトイレを選べます。
便器本体は汚れが落ちやすいアクアセラミックを採用し、パワーストリーム洗浄の強力な水流で便器を洗浄することで、掃除の手間や頻度を減らすのが特徴です。
掃除が難しい便器と温水便座のスキマに対しては、温水便座が自動で上がる電動お掃除リフトアップ機能がとても便利です!
LIXILの温水便座に内蔵されるノズルは、ビデ専用とおしり専用の2本別々に搭載している点も見逃せません。汚れを防ぐノズルシャッター、銀イオン水を使ったノズル除菌など衛生対策もバッチリです。
3. Panasonic
項目 | 概要 |
---|---|
企業名 | パナソニック株式会社 |
商品例 | アラウーノL150シリーズ アラウーノS160シリーズ NEW アラウーノV |
家電製品でお馴染みのPanasonicは、住宅の設備資材も豊富に揃えています。エアコンや空気清浄機で有名なナノイーXは、トイレでも大活躍です。臭いや汚れの抑制に効果を発揮し、トイレの不快な空気を清浄してくれます。
便器の内部については、激落ちバブル(洗剤の泡を発生)とスパイラル水流(勢いよく水を流してまんべんなく洗浄)で流すたびに自動お掃除するのが特徴です。
ふたが自動で閉まるのも特徴的で、オート洗浄・クローズ洗浄モードにより使っていない時も自動でお掃除してくれます!
ふちレス設計や、便器のふちにこぼれ防止のタレガードなど、掃除をする手間すら発生させない機能性で、日々の生活を快適にしてくれるでしょう。
ユニークな特徴としては、万が一の停電時にもトイレを使用できる点です!乾電池で給排水、電池が切れても手動でハンドルを回せば発電もできます!
注文住宅で設置するトイレの7つの選び方
ここでは、注文住宅で設置するトイレの選び方を7つ紹介します。
- 価格
- デザイン
- 本体サイズ
- 座り心地
- 機能
- 掃除のしやすさ
- アクセサリー
順番にみていきましょう。
1. 価格
トイレを選ぶときは、本体価格以外にも考慮すべき費用があります。施工費用や水道代も含めて考えて、予算を組みましょう。
ランニングコストは水道代がメインで、カギを握るのは1回に使う水量です。現在販売されているトイレは、従来の製品と比べて水の使用量が少ない、節水タイプのものが主流です。
製品によって水の使用量が異なるので、気になる方は事前に確認するのがおすすめです!
手洗い場や収納が一体になっているタイプを選ぶと、製品価格と施工費用のトータルコストが高くなりやすいので注意してください。
なお、耐用年数について国税庁が15年程と発表しています。本体価格や施工費用のイニシャルコストだけではなく、水道代などのランニングコストも考慮して決めましょう。
参照:国税庁|令和5年分 確定申告書等作成コーナーよくある質問
2. デザイン
トイレは毎日複数回使うため、見た目にこだわることも大切です。形やタンクの有無など、外せないポイントをピックアップしておくと選びやすいでしょう。
また、本体だけではなく、空間をおしゃれにしたい場合もあるかもしれません。
広さや収納、手洗い場の有無なども含めて、トイレの全体的なデザインを検討するのがおすすめです!
3. 本体サイズ
本体のサイズは、間取りをどれだけ確保できるのかを確認してから決めてください。狭い空間に大きなトイレを設置すると、圧迫感を覚えてしまいます。
本体のサイズと間取りのバランスを考えて製品を選ぶのが良いでしょう!
なお、部屋を広く見せたい、おしゃれでスマートに見せたい場合は、タンクレストイレを選ぶのがおすすめです。
4. 座り心地
カタログやインターネットでは、仕様や写真から機能やデザインはわかっても、座り心地まではわかりません。そのため、実際に座り心地を確かめてから購入するのがおすすめです。
以下のような場所に行って、トイレの座り心地を比較してみてください。
- 家電量販店やホームセンター
- トイレメーカーのショールーム
- ハウスメーカーのショールーム
- 住宅展示場やモデルハウス
実際に足を運ぶと、座り心地を確かめられるだけではなく、製品の詳細な説明が聞けます!
すでに候補がいくつかある場合は、該当するメーカーのショールームで話を聞き、座り心地を確かめてください。トイレは機能やサイズが異なるだけではなく、便座の形や操作性などメーカーごとに特色があります。
自分が座りやすい便座の形や高さを確かめてから購入すると、満足度がより高くなりますよ!
5. 機能
トイレにつけられる機能を調べて、何が必要かを考えるのがおすすめです。
- 温水洗浄便座
- リモコン
- フタの自動開閉機能
- 空気清浄機能
- 自動お掃除機能
- ノズルの自動洗浄機能
上記以外にも、メーカーによって選べる機能や独自機能はさまざまです。カタログを見比べたり、ショールームで営業担当者に尋ねてみたりすると良いでしょう。
重視するポイントや機能をピックアップしておくと、スムーズに決められますよ!
6. 掃除のしやすさ
掃除がしにくいと、後悔やストレスの原因につながります。たとえば、便器とタンクのスキマや便器のフチ裏など、汚れが溜まりやすく掃除がしにくいと、手入れを面倒に感じるでしょう。
国税庁が定める、トイレの耐用年数は15年程度です。
10年以上はトイレは買い替えない計算なので、掃除がしにくいと後悔しますね!
自動で掃除をする機能がついている製品もありますが、全く掃除をしなくて良い訳ではありません。ストレスなくキレイに使い続けるためには、掃除がしやすい製品を選ぶのがおすすめです。
参照:国税庁|令和5年分 確定申告書等作成コーナーよくある質問
7. アクセサリー
トイレには、本体以外にオプションとしてアクセサリーの設置が必要です。例えば、トイレットペーパーの備え付けには、トイレットホルダーが必要になります。
トイレットホルダーもトイレットペーパーを1個だけ付けられるものや、2つ横に連ねて設置できるものなど、カラーやデザインもさまざまです!
他にも、タオルを掛けるリングやバー、トイレの掃除道具などを入れる収納棚の取り付けが必要です。
手すりについては、体重をかけても取れないように据付をしましょう。後からDIYで取り付けるよりも、メーカーに依頼する方が確実で安心ですよ!
いずれのアクセサリーについても、抗菌加工や防汚加工など、汚れても掃除しやすい製品を選ぶのがポイントです。
ここまでトイレを設置するポイントや選び方、トイレの種類やメーカーを詳しく解説してきました。選ぶ際には確認すべき項目も多く、なかなか決め切れなくて困ることもあるでしょう。
どのトイレを選べば良いのか迷った時には、遠慮なくすーさんに相談してみてください!
すーさんは、大手ハウスメーカーに15年勤めた住宅販売のプロです。5,000人以上の家づくりに携わってきた経験があるので、成功例も失敗例もたくさん知っています。
LINEを使った無料相談ができますので、お気軽にご連絡ください!
\ ノープランでOK /
注文住宅のトイレで後悔した失敗例と対策5選
ここでは、注文住宅でよくあるトイレの失敗例について5つ紹介します。
- 手洗い場がいらなかった
- トイレの数が足りなかった
- 臭いが気になった
- 夏は暑く冬は寒かった
- 消し忘れが多かった
一つひとつ確認していきましょう。
1. 手洗い場がいらなかった
独立した手洗い場を設置しても、トイレと洗面所が近いと使わない可能性があります。
水滴が床に落ちて汚れるため、掃除を手間に感じて使わなくなるかもしれません!
手洗い場を設置するかは、トイレと洗面所の位置関係に着目しつつ検討してみてください。なお、後から手洗い場を設置したり、システムトイレを導入したりするにはリフォームが必要になります。
手洗い場の後付けには、既存配管の分岐や新規配管の敷設が必要で、予想よりも多くの費用が必要になることもあります!
どうしても決め切れない場合には、手洗い部のついたトイレを検討するのがおすすめです。
2. トイレの数が足りなかった
トイレの数は、家族構成や生活スタイルに合わせて決めるのがおすすめです。
とくに、2階建ての場合は、各階に設置すべきかよく検討する必要があります。家族構成によっては、片方しか使わなくなることがあるためです。
家の中で家族が集まりやすい場所や、生活動線を考えて設置数を決めましょう!
なお、生活動線を意識した間取りについては、関連記事「【超快適】生活動線を意識した間取りでノンストレスな生活を!実現に必要なポイントも紹介」で解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。
3. 臭いが気になった
トイレの換気が不十分な場合、臭いが外に漏れ出す可能性があります。したがって、十分な換気性能を備えた換気扇を選んだり、窓の設置を検討したりしなければなりません。
トイレによっては、消臭機能や防臭機能を備えた製品もあります!
また、掃除の際には床や壁もお手入れしましょう。臭いが染み付いて消えないことがあるため、掃除がしやすい素材を選ぶことも大切です。
水を流しても便器から悪臭がする際は、排水管に原因がある可能性があります。換気も掃除もしたにも関わらず臭いが気になる場合は、施工業者やトイレ修理業者に相談してみてください。
4. 夏は暑く冬は寒かった
窓や暖房器具の有無で、暑さや寒さの快適度は大きく変わります。夏に暑い場合は、窓を開けて換気することで、暑い空気と臭気をまとめて換気できるのがメリットです。
道路(歩道)に面していたり、玄関が近かったりする場合は窓を開けにくいので注意しましょう!
寒い場合には温水便座の温度調節機能や、暖房器具を設置するなど工夫すると良いでしょう。暑い時期を考えて窓を設置する場合には、密閉度や断熱性の高い窓を選ぶのもおすすめです。
臭気が発生して頻繁に換気の必要性がある場所はエアコンなどの空調には向かない空間なので、トイレは暑さと寒さの対策をしましょう。
5. 消し忘れが多かった
毎日使用するからこそ、トイレの照明や換気扇を消し忘れる確率が高くなります。したがって、習慣化を徹底するよりも、システム的に解決するのがおすすめです。
照明の消し忘れ対策には、扉に明かり窓がある製品を選ぶと良いでしょう。照明のオンオフを目で見て確認できるため、消し忘れにくくなります。
製品によって明かり窓の大きさはさまざまです!大きい方が消し忘れに気づきやすくなりますが、すりガラスなどプライバシーに配慮した製品を選びましょう!
一方で、換気扇の消し忘れ対策は、習慣を徹底するよりもシステムを工夫するのがおすすめです。例えば、照明と換気扇の電気回路にオフタイマーを組み込むと良いでしょう。
照明オンと同時に換気扇がオンになり、照明オフから30〜60秒後に換気扇が自動でオフになるような仕組みです!
注文住宅ではトイレにこだわると毎日が快適になる
注文住宅のトイレを選ぶ際には、トイレ本体や間取り以外にも考えることがたくさんあります。そのため、譲れない機能や重視するポイントを決めておきましょう。
例えば掃除の手間を省きたいのであれば、便器には自動お掃除機能、床材は汚れが落ちやすい防汚加工など機能性に着目してください。
また、家族構成や生活スタイルを考えることも忘れてはいけません。共働きや子どもの人数などを考慮し忘れると、朝の通勤通学の慌ただしい時間にトイレ待ちが生じます。
「注文住宅の外装や内装で手いっぱいなのに、トイレまで決めることが多いのか……」と不安な方は、すーさんに相談するのがおすすめです。
すーさんは住宅を知り尽くしたプロ中のプロです!
これまで多くの方のお悩みを解決してきたため、知識や経験に基づいて適切にアドバイスできます。
LINEで簡単に相談できますので、トイレ選びに困っている方はぜひお気軽にご連絡ください。